NYで「BABY IT'S YOU」を観る [舞台・ミュージカル]
呑み記事に比べて書く時間がハンパなくかかるのですが、
閲覧数は反比例するかのようにハンパなく少ないミュージカル記事。(笑)
少々心が折れそうになっておりますが(-_-;)自分の備忘録としてのブログ、なので
あと2本、頑張ってアップいたします!
NY滞在3日目、2本目に鑑賞したのは“BABY IT'S YOU”。
マチネで観た‘Wonderland’が幕間も入れて2時間きっかりで終わってしまったので
19時からの2本目まで2時間も時間があるので余裕です。。
(前日は2本目から3本目まで1時間くらいしか時間がなくてちょと焦った私(^_^.))
Broadhurst劇場
3/26プレビュー開始
見上げると大きな看板も掛けてあります
このサングラスをかけた女性が主人公のミュージカルです。
真ん中より後ろ気味の座席でした。
懐かしい音楽が聴ける、という大雑把な予習のみで参戦いたしましたが、
周囲を見るとかなりご年配の白人客ばかり。。。
で、ミュージカルの様子は相変わらずのYoutubeでご覧くださいまし。
Florence Greenbergという女性を主人公に描いたお話です。
(彼女についてはこちらで)→ http://en.wikipedia.org/wiki/Florence_Greenberg
NYの隣のニュージャージー州に住む専業主婦でフローレンス(30代)が
高校生の娘に紹介された黒人女子4人組のボーカルグループが気に入り
彼女達を世に出すためにレコード会社(Scepter Records、Tiara Records)を設立し、
1960年代の音楽市場に大きな功績を残した。
って感じの話です。
4人組の“The Shirelles”がフローレンスのお陰でビルボードで1位を取るなど
多くのヒット曲と共に人気グループになっていく一方、
(この曲も彼女たちの歌だったのね、、と今更知りました)
フローレンスは仕事に熱心になるあまり家庭不和から離婚、子供たちも離れていき、と
辛い思いもするわけで(当時、女性が企業トップとして仕事をするのも大変だったでしょうし)
「女一代繁盛記」的なイメージもちらちらしていたのですが、
衣装替えが多過ぎ!
フローレンスがしょっちゅうメマグルシクお着替えするので見ていて落ち着きません。
多分、舞台の見所の一つが
「フローレンスが身にまとうオサレな衣装の数々」
なんだと思いますが、ワタクシ的には鬱陶しかったかな。
他の見所としては「36曲にも及ぶヒット曲」が劇中で演奏される、というあたりですが、
これも忙しないというかなんというか、あらすじにじっくり入る間もなく音楽、そして衣装、と
視聴覚的に「これでもか!」と見せる演出にちょっと辟易。。。
最後の最後に“Twist&Shout”を観客全員と歌う、という演出だったのですが、
ナゼこの曲?(?_?) 非常に不思議でした。。。
(後で調べたらこの曲、元々はShirellsの歌で、そのあとビートルズがカバーしたらしい)
でも、周囲のオジちゃんオバチャン達ほとんどは喜んでいたので、
こういう演出でよかったんだと思います、多分。(ーー;)
フローレンスを演じた、ベス・リーベルというと、
この作品で、
タイトルに掲げられている「常にお酒が入っている状態の(未婚女性)付添い人」を演じ
トニー賞助演女優賞を受賞した後、かなり箔がついたというか、
今回の作品でもベス・リーベル主演!と鳴り物入りだったのですが、
衣装替えが多すぎるし、思ったほど目立ってないっていうか映えないっていうか、
なんだか悶々感の残る演じぶりでした。
ま、トニー賞の主演女優賞にノミネートされたので、世の評判は良いと思いますが。(^_^.)
“Wonderland”と同じく2時間ちょいで終演となった消化不良感もあったり
やはり年代が私はちょっと違うのかな、と思ったり、、と残念ながら再訪はないかな、と
思ってしまった“Baby It's You”でありました。
NYミュージカル鑑賞記、いよいよ明日がラストでございます! (ほっとしたでしょ、みんな、笑)