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NYで「WONDERLAND」を観る [舞台・ミュージカル]

NY滞在3日目は、2本鑑賞しました。

滞在中に見られる作品があれば(時間帯って意味ですが)観ようと思ったので
日曜日の昼の部、夜の部2本を鑑賞した次第ですが、
前日のトリプルヘッダーの余韻がまだ残る昼過ぎ15時からのマチネ。


で、観たのは“WONDERLAND”。

RIMG0008.JPG タイムズスクエア真ん中のMARQUIS劇場

RIMG0010.JPG
観ただけでも楽しそうな作品です。


この劇場はMarriott Marquisというホテルの中に入っている劇場で
トイレも劇場外、ホテル内で少ないのが分かっていたのでちょっと早めに劇場に到着。
結局用が済むのに20分くらいかかり(想定内)、すっきりしてから劇場内へ。


Wonderland.jpg真ん中あたりに着席

作品が作品なのか、日曜日だからなのか分かりませんが、
結構お子さんも多くてシネコンのように座席にのせて高さを調節するプラスチックの椅子も
希望すれば配布されていたようです。。。。





舞台の幕には昔英語の教科書でみたような「不思議の国のアリス」の挿絵がいっぱい。
開演時刻が過ぎると、トランプ(ハート?)の女王の声で、鑑賞の注意。
「携帯電話の電源を切らないと、首を刎ねるわよ!」というアナウンスに場内爆笑。

続いてオープニングの音楽とともに、
舞台幕の挿絵がトランプの兵隊に変わって動き出し、、、と非常に凝っていました。


ただ、記事にしていてなんですが、この作品、残念ながら5/15で終わってしまいました。。
多分、トニー賞に全くノミネートされなったのと批評がよくなかったから、みたいで。(-_-;)





作品自体は、

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  • 作者: ルイス キャロル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1994/09
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この2作をベースに作られた、と予習したwikipedia先生に書いてありました。

舞台の様子はちょっと長いんですがYoutubeでどうぞ。。。

こうやっていると楽しいミュージカルに見えるんですけどねぇ。。。

私もそれなりに楽しめた作品だったので、
3/21にプレビュー、4/17に正式オープンで5/15にクローズ、というのが残念です。


あらすじは、予習したwikipedia先生の内容から更にアレンジされていたので、
プレビュー中に修正したのかな、と思いましたが、

アリス(不思議の国のアリスの末裔)がNYのアパートで
自分の書いた作品が採用されなかったのを知ってがっかりしていたところに現れた白兎、
このうさぎに導かれ迷い込んだ不思議の国。

そこで、

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ディズニーのアリス(ステレオタイプ)大勢に囲まれた後、
芋虫や猫(チェシャ猫ならぬ(ラテン系なので)チェ猫)、白い騎士に出会いながら、
マッド・ハッターの策略に娘クロエともども陥れられそうになるのですが、
皆に支えながらそれに打ち勝ち、NYのアパートに戻り、ぎくしゃくしていた夫ジャックとも仲直り、
娘クロエとも分かり合えてメデタシメデタシ。

ってかんじの 話。

wikipediaを読むと、
最初、フロリダ(タンパ)で作品を立ち上げ試行錯誤しながらブロードウェイにやってきたものの、
資金不足なども問題もありながら何とかブロードウェイでプレビューを開始したとありました。

脚本を直したり、キャラクターを増やしたり削ったり、キャストを変えたり、というのは
ブロードウェイに上がってくるまではよくあることかと思いますが、
wikipediaに記述されていた内容と私が観た冒頭が違っていたりしたので、
かなり苦戦したのかも、、、、と思えました。

確かに、話の流れが??って感じのところもあったし、
(アリスの原作者、ルイス・キャロルが出てくる場面は要らないかなと思ったし)
かなりキャラクター設定が面白いし、音楽がよかったりしたので、

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思わずサントラも買ったくらいですが、
批評家のコメントにも左右されてしまうのでしょうし、クローズといのは残念で。。。

あと、非常に短い作品でした。

15時開演、途中の幕間をはさんで17時は終了、と通常のミュージカルに比べると
かなり短い時間の作品で、子供も鑑賞するという前提で短くしたのかもしれませんが、
ちょっと物足りなさもあったかな。

アリス役のJanet Dacalは残念乍ら高音の声がちょっとしっくりこなかったのですが、

マッドハッター役のgallery-017.jpgKate Shindleにはまったワタクシ。
gallery-016.jpg ど迫力
この方、ブロードウェイでかなり活躍されている女優さんのようなので、
今後は要チェックです。(^_^)

gallery-009.jpgあとはDarren Ritchie(真ん中)
白い騎士として登場し、途中ルイス・キャロルやアリスの夫ジャックも演じ多彩。
白い騎士のナンバーは、バックストリートボーイズのノリでベタ甘な旋律に大爆笑でした。


ラテン系チェシャ猫のチェが歌うナンバーもサンタナ風で楽しかったし、
もうちょっとあらすじがしっかりしていたらこんなに早くクローズすることもなかったのに
(プレビュー33回、正式オープン31回の公演でクローズですもん)
もったいないなあ、と思った“Wonderland”でありました。

そうそう、ここまで書いて思い出しました。

ハンプティ・ダンプティ、出演してなかった!!

(もちょっとつづく)


タグ:NY
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