NYで「LITTLE MERMAID」を観る [舞台・ミュージカル]
NY滞在2日目はお昼前からも含め3本のミュージカル鑑賞。(無謀)
1本目はオフブロードウェイのThe Players Theatreで“Little Mermaid”です。
オフブロードウェイなので劇場街から離れているというか
マンハッタンの南の方なのでホテルからノンビリ地下鉄に乗ろうとしたらなかなか来ず、
おまけに電車を降りてから劇場に向かったはずが道に迷い。(汗)
11時開演なのですが、不慣れな場所というか殆どきたことがないヴィレッジ地区。
迷いに迷ってThe Players Theatreに辿り着いたのが開演3分前。
間に合った。。。(^_^.)ホットシマシタ
入口でチケットを受け取ろうと名前を伝えると、
簡単なパンフレットに「F-1」と座席番号を記入して渡してくれました。
F-1は前から2列目の真ん中。
確かプレミア席、といって最前列を予約したような。(・・?
チケット手配時の控えを見ると予約した席は確かに最前列の「E-1」。
が、最前列のE列、既に金髪ママさん2人とチッチャイオコチャマ4人で占拠され、
私が予約した席が一席だけ空いています。。。
和気藹々な一角に一人で混じる、、イマイチ気持ちが乗らず、そのままF列に着席。
この劇場、大変こじんまりした劇場です。
劇場サイトによれば、1960年代からお芝居やリハーサルなどで使用されているようです。
最大248名収納のオフブロードウェイ劇場、50名収容のオフオフブロードウェイ劇場、
リハーサル室、アート団体用スペース、カフェ(というよりナイトクラブっぽかった)が併設。
建設されたのは1907年。
1940年代後半に劇場に改装され、ロングラン作品も多く上演されたとかで、
8歳当時のブリトニー・スピアーズとか、ナタリー・ポートマンも出演したことのある劇場らしい。
とはいえ、そういう劇場だと知ったのはこの記事を書くとき調べたから。
ダメですね、ちゃんと予習してから行かないと。(反省)
で、開演時間になると、ひとりの中年女性が壇上に上がり挨拶。
・来場のお礼
・春になり、演劇界にとってベストシーズンに突入したこと、
この劇場でも今後様々な作品を上演するのでまた見に来てください。
・出演者の一人に日本からやってきたダンサーがいます。
今回の震災・津波で被災された日本の皆さんの少しでもお役に立てるよう
終演後に義援金を募るので協力してください。
・これから人魚姫が始まります。
みなさんはお家でテレビを見ているときは皆どうしてますか?
(お話してまーす、と答える子供たち)
それはテレビに映っている人に聞こえないからいいのですが
ここは舞台の人たちが目の前にいて皆が話していたらどうなりますか?
(聞こえてしまいまーす、と答える子供たち)
そうですね。ですから、皆、静かにしてみましょうね!
ああ、そういう言い方で子供たちを静かにさせるのね。。なーんて感心しました。
この後、女性は「目を閉じて。ここからは海の世界です。。。」といいながら、
波の音が出る楽器を演奏しながら劇場後方へ去っていきました。。
で、ミュージカルの筋書きは、小さい頃に読んだ「人魚姫」そのままでした。
ま、ディズニーだと主人公の名前が「アリエル」なんですが、
この舞台では「コーラル(珊瑚)」とか、その程度の違いはございますが。
で、リンク貼ったサイトみてもらえると分かりますが、
衣装はちょっとパンクな感じなので、(主人公以外の人魚&海の魔女)
最初に見たときは面食らってしまいましたが、結構意外とすぐ見慣れました。(^_^.)
舞台が小さいので出演者は10人くらいだったような気がするのですが、
時に人手が足りないと王子様役の男性まで人魚に扮して群舞の一員で踊っているので
「ああ、小劇場も大変なのねぇ。。。」と要らぬ心配までしてしまい。
また、王子様がイケメンでなく(^_^.)、逆にそれで親愛の情が湧いた気も。。。
出演者の中では、王様役のErik Fletcherさんという方が物凄い声量でインパクトが大きく
私の中では一番印象に残りました。
で、終演後、入口で出演者の皆様方がご挨拶しながら義援金を募っていたので
10ドルほど募金した後、日本人ダンサーのYUKA IBIさんにご挨拶。
「ありがとうございました」と日本語で挨拶すると、「あ!日本の方なんですか!」とIBIさん。
中年日本人女性が一人で観劇に来る、、と思わず、非常にびっくりされたようです。
小柄で外国人に囲まれるとちょっと気の毒な気がしなくもないのですが、
とても頑張っていらっしゃる舞台でのお姿に感激し、写真を撮らせていただきました。
白い衣装の方がIBIさん。 右に王様がちゃっかり写ってた。(^_^)
パーカッション3名の演奏で、マイクなしの歌、と非常に密着度の高い舞台で
大劇場にないアットホーム感もありました。
週に1度(か2度)の公演なので、出演なさっている方々は他にもお仕事されているのかしら、
なんて要らぬ心配をしてしまったのですが、時に、こういう小さい舞台の演目も楽しいな、
と思った“Little Mermaid”でありました。
ちなみに、記事をアップしましたが5月で残念ながら公演は終了しております。。。。
(ミュージカル編、まだつづく)