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NYで“GUYS AND DOLLS”を観る [舞台・ミュージカル]

NY滞在中に観た3本目の作品が“GUYS AND DOLLS”。


NYでミュージカルを鑑賞する際の作品の選択基準は、
内容が面白そうか、、、、とぴうのもありますが、
「割引チケットを販売している」かどうか、が一番の基準となるので
(定価高いし、当日のチケットが半額で買えるTKTSに並ぶのもメンドクサイんだもん)
この作品もそんな基準で選んでしまいました。。

gd1.jpg タイトルも聴いたことあったし

DSCF2613.jpg Nederlander劇場

昨年9月までロングラン作品“RENT”が公演されていた劇場ですが、
以前訪れた時、かなり座席がへたっていたのと古い感じが否めず
今回どうかな、と思ったらさすがに改修してあり座席も新しくトイレも明るくなっていました。
トイレにはハンドローションまで置いてあって(以前はそんな洒落たものは無かったの)
ペーパータオル渡してくれるオバチャンまでいたりしてビックリ。。。

と、同じ劇場なのに随分変わるのね、、、と思いながら着席。
gd1.gif右寄りです

入りはほぼ満席。。


1948年のニューヨーク。
賭博師のネイサンはダンサーのアデレイドと婚約中というのに
賭博から足を洗えずNY市警の取締りが厳しい賭場を開く場所を探していた。
そこに前金1000ドルで倉庫を貸そうと申し出るジョーイという男が現れた。
倉庫を借りたいが金のないネイサンは、賭博仲間のスカイ・マスターソンに賭けを申し出る。

「ネイサンが指名した女をスカイが一晩でモノにできるかどうか」

出来ればネイサンがスカイに1000ドル支払うが、
出来なければスカイがネイサンに1000ドル支払う、そんな賭けを受けいれるスカイ。

が、ネイサンが指名した女は、救世軍に所属するサラ。

お堅いことで有名なサラを何とか誘い出そうとするスカイは、
一緒に食事をしてくれたら伝道所の集会に沢山信者を出席させるとサラを誘う。
スカイの言っている事が本当だと思えないサラだったが、
信者の少なさを理由に伝道所の閉鎖を将軍から言い渡されてしまい
仕方なくスカイの申し出を受け入れ一緒に食事に出かけると、連れいていかれたのはハバナ。

羽目を外し酒に酔った勢いでスカイに愛を告白するサラだったが、
酔った女を自分のモノにするような男ではない、とスカイに突き放されてしまう。。

サラがスカイとハバナで過ごしている頃、、、救世軍のメンバーが出かけている間、
伝道所ではネイサンを中心に賭場が開かれ、、それがNY市警に見つかってしまう。。。

NYに戻ってきたサラは、伝道所を賭場に使うために、
スカイが自分を騙して誘ったと思い込んでしまうが、2人はどうなるのー。。。。。



って、紆余曲折というほどではありませんが、

・スカイが賭けに負けた、、、とネイサンに1000ドル支払い、

・スカイが賭博仲間に「自分が勝ったら皆一緒に伝道所に行ってほしい」と賭けを申し出
 大勝ちして賭博仲間を大勢連れて伝道所へ

・それを観て喜ぶサラ、、、教えに打たれて救世軍に入るスカイ

・ネイサンも他の賭博仲間も足を洗って、
 ネイサンとアデレイド、サラとスカイ、、、

gd14.jpg 2組4人、結婚してメデタシメデタシ

という話。



リバイバル作品です。。。

Guys & Dolls [VHS] [Import]

Guys & Dolls [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: MGM (Video & DVD)
  • メディア: VHS

マーロン・ブランド、ジーン・シモンズ、フランク・シナトラが出演している映画版もありますが、
舞台版を映画化したようです。。

舞台版は1950年初演。
作品賞他多数のトニー賞を受賞し1200回公演、4年のロングラン公演となった作品。
1976年には全員アフリカ系キャストで再演、
1992年から3年近く再演、ロングラン、そして今回またまた再演となった人気作品で、
宝塚でも1984年、2002年に月組で上演されたとか。。。

とはいえ、お話がちょっと古いので救世軍とか言われても今ひとつぴんと来なくて。。。

賭博、救世軍、、、同じく古い“CHICAGO”の禁酒時代とどこか自分に響く感じが違うかな。

ただ、アデレイド役のローレン・グラハムがテレビや映画によく出演しているらしく
出てきた途端に大拍手で思わず見入ってしまいました。。
gd12.jpg この人ね。
出番はさほどないのですが、ダンスシーンとか結構きわどくて
gd17.jpg おぉ~っと言いながら観ちゃった。(笑)

リバイバル作品は古さを感じてしまいがちなところをうまく演出で見せると思っていたのですが
やはり古さを拭いきれなかった感が強かったのが正直な感想です。

とはいえ、群舞や歌、、、起承転結なストーリー、笑いどころもツボを押さえているので
もう少し公演が続けばよかったのになあ、と残念な(既に公演終了しちゃったらしい)
“Guys And Dolls”でありました。

(あと一つ、、つづきます)


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コメント 12

おろ・おろし

確か、このストーリー、宝塚でもしてませんでしたっけ?

昔、二度ぐらいしか行ったことのない宝塚ですが、
このような話もあったような気が・・・
by おろ・おろし (2009-07-05 19:37) 

Krause

「Nederlander」という劇場があるのですね。英語でなくオランダ語スペルなので、ちょっと印象に残りました。NYに滞在して、たくさんミュージカルを観劇できる、改めて「羨ましい!」と思いながら読ませていただきました^^。
by Krause (2009-07-06 04:31) 

ばん

最高の贅沢、羨ましい限りです。
by ばん (2009-07-06 11:28) 

cocoa051

本場のミュージカル、じっくり観てみたいですね。
なかなかチャンスが・・・。
by cocoa051 (2009-07-06 13:40) 

hideyuki2007y

最後の写真でびっくりしました。
by hideyuki2007y (2009-07-06 16:11) 

てりー

ブロードウエイですか?
うーん、うらやましい限り!!
by てりー (2009-07-06 20:35) 

うつぼ

おろ・おろしさん、こんばんは。
この作品は、宝塚で70周年、88周年の2度、月組が取り上げたそうですね。
折角なので、宝塚版も今後機会があったら見てみたいですね。(^^)
by うつぼ (2009-07-06 23:54) 

うつぼ

Krauseさん、こんばんは。
この劇場はブロードウェイ三大劇場の一つと言われますが
ここを経営する会社のCEOがネーデルランダーさんなのです。。。
オランダからの移民なのかもしれませんね。 って不明ですが。。(^_^.)
因みにこの会社、昨今のブロードウェイ全体が不振なので、中国にも進出
し始めています。。 すごいですよねー。。
by うつぼ (2009-07-07 00:01) 

うつぼ

ばんさん、こんばんは。
贅沢と言われると・・・ですが(^_^.)、年に一度のお楽しみなんです。
普段のお楽しみは寄席で落語なのですが。。 
東洋館も早く行かないと、、、ですね。(^^)
by うつぼ (2009-07-07 00:03) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
本場でも当たり外れはあるのですが、
日本にもアメリカやイギリスからミュージカルのツアーがやってきてますから
機会がありましたらゼヒ一度はお楽しみいただきたいですね。(^^)
by うつぼ (2009-07-07 00:05) 

うつぼ

hideyuki2007yさん、こんばんは。
ビックリさせてごめんなさい。。。舞台だとこのくらいは普通かも。
“CHICAGO”だとダンサーの腹筋とか間近で見られますし。(^^)
以前観た“FULL MONTY”では、最後に男性ダンサーがタイトル通り
スッポンポンになるのですがさすがにそれは仰天しました。(*^_^*)
by うつぼ (2009-07-07 00:09) 

うつぼ

てりーさん、こんばんは。
一人ですることないから旅行しちゃったりしてるのでー、
ご家族と楽しく過ごすてりーさんが羨ましかったりするんですよー。。。
まずは自炊をもう少し真面目にしようと思います。(笑)
by うつぼ (2009-07-07 00:11) 

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