八王子「うかい鳥山」へ行く① [日本の旅(関東)]
外国人の知人(50代のオッサン、白人)が「日本的なものが見たい」というので、
景色も食事も和風がよいかな、、と思って八王子の「うかい鳥山」に連れて行きました。
最近、フランスのミシュランガイドで高尾山に☆がついているとテレビで見たのですが、
都心から1時間くらいで自然を楽しめるスポット、、、と評価が高いらしいし、
きっと喜ぶだろうと思って連れて行ったのですが、今回は山には登らず呑んで食べるだけ。(笑)
といっても私自身、うかい鳥山に行ったのは学生時代の一度きり。
大学のセミナー合宿の打ち上げで先生が奮発して連れていってくれた記憶が薄らボンヤリ。
あれから大分時間も経っていて自分の記憶も殆どないし、、、と思いながら知人を迎え
地下鉄と京王線で移動しまーす。。。。。
新宿駅を過ぎると人もまばらな車内。
大雨の中、車窓の景色も今ひとつの中、ずーっと同じ電車に乗っていると、、
知人が小声で言いました。
ストレンジッ! (strange!)
知人が何を指してストレンジッ!と言っているのか、、知人の見る方向に視線を移すと、
ビューラーでマツゲをクルクルさせているオネエチャンでした。。
周囲の視線など全く気にせずマツゲのカーリングに余念がないオネエチャン、必死の形相です。
こういうのはどうやって説明すればよいのでしょうか。(-_-;)
えーっと、最近は若い人にはオネボウさんが多くてね、
特に女性は彼とデートする時はちゃんと化粧して彼に会いたいと思っていて
起きて急いで家を出て、、時間がなかったから、電車で化粧しているのかも。。。。。。
と色々考えたのですが、車内で化粧するオネエチャンを私自身が普段から不快に思っているのに
それをフォローするのもオカシイよなあ、と思い、
「私も変だと思うよ。最近の若い人に多くて私は嫌。」とだけ答えると
「そう・・」とビューラーでマツゲをギューギューカールしているオネエサンを凝視する知人。。
こういうのは無理に説明しない方がいいのかもしれません。
更に、アレは何?と指差したのが、
この線
私も初めて見たのですが、一体何でしょう?
「座っている人はこの線から向こうに足を出しちゃいけないの?」と知人。
この知人、身長190㎝近くあるし足も長いので、この線の手前に足を置くのは不可能。
「他の電車では見た事ないけれど、車内マナーの為かもね」と答えながら
線の内側に足を納めるコンパクトな私でありました。。。。
と、不思議な国ニッポンを楽しみながら、1時間くらいで高尾山入口駅に到着。
雨は更に強くなっています。。。
駅前は、昭和の香り漂う雰囲気。。。
懐かしい感じのレストランやら、土産物屋さんやら、
ド派手な色合いのラ○ホテルやら、トリックアート美術館やら。。
(といってもトリックアート美術館は平成になってから出来た模様)
駅前からは、うかい鳥山のマイクロバスで移動します。
8割くらいの乗車率のバスは細い道をクネクネと器用に曲がりながら、
最初に「うかい竹亭」に到着し、続いて「うかい鳥山」に到着します。
バスを降りる時、和服の女性が傘を差してお出迎えしてくれます。。
これぞ日本のおもてなし、、なのか、「随分丁寧なのね」と感心しました。。。
予約の時間まで少々あったので、雨の中庭を散策します。
離れ 風情がありますな
池の水は残念ながら濁り気味。。
栄養がいいのか鯉は大きめ
外で岩魚をせっせと焼いています
お茶室もあり
雨ですが心和みます。。
と、このあたりで巨大ミミズを発見
30㎝くらいはありそうなロングミミズに「ひぃーっ!」と驚く私に対し、
知人は「オー、ビューティホー!」とミミズの写真を撮っていました。。。
この辺りの感覚も文化の違いでしょうか。。。(ーー;)
一通り見てから入口に戻る途中
これは何(右)?と知人が質問
道祖神なのか何だろうか、、、よく分からない私。
「住民を守る神様、だと思う」とテキトーに答えたら納得されちょっとした罪悪感。
受付に戻り名前を告げると、「こちらです」とさっき散策した道を逆戻り。。(笑)
そして、途中で右に曲がって大広間に通されました。
(本当は離れがよかったのですが人気高く残念ながら取れず)
畳敷きの大広間には4人掛けのテーブルがゆったり10卓。
ここでお待ちかねの地鶏炭火焼コースをいただきます。 あ、お酒もね、勿論。(笑)
(つづく)
ミミズを見て「オービューティフル」とは、その方きっとウナギ釣りをするのでしょう。
by michael (2007-10-25 00:53)
いい風情のお店ですね。
いつもと一味違うレポ、と読んでましたが相変わらずの毒舌で一安心です。
by kikuzou (2007-10-25 07:02)
ニッポンのおじさんおばさんも見て見ぬふりをせず、ストレンジッ!とつぶやいて凝視すれば、傍若無人なオネエチャンも減るのかも…
うちにも来て、ケータイに溺れて暮らしている高校生にストレンジッ!と言って欲しいですよ、はー。
by Kayoko (2007-10-25 15:21)
わ~お☆こんなに素敵なお食事どころが高尾山にあるのですね・・・!
日本人の自分も、行ってみたくなります。
ミミズがビューティホーなんですね。ほー。ニシキヘビとか首に巻いて嬉しそうな外国人男性を連想しました・・・
by (2007-10-25 19:58)
michaelさん、おはようございます。
ウナギってミミズで釣るのですか。。。 ベンキョウになります。。(笑)
知人は温和なオジサンなので、ミミズまで友達、、という雰囲気でした。。。
by うつぼ (2007-10-26 07:30)
kikuzouさん、おはようございます。
>相変わらずの毒舌で
今回は控え目だと思っていたのに。。。。
電車の中で化粧する、あの感覚だけはどうしても理解できない昭和の女でございます。。(笑)
by うつぼ (2007-10-26 07:33)
Mimikoさん、おはよございます。
>うちにも来て
いやいや、富山に行く前に関東にもいっぱいいるので、まずはその辺から攻めないと。。。(笑)
当日は化粧だけでなく携帯をいじる若者も沢山いて、知人は「日本人ってそんなに携帯すきなの?」とも言ってました。書くの忘れてました。。。
by うつぼ (2007-10-26 07:36)
bonheurさん、おはようございます。
うかい鳥山自体はかなり昔からあるんですが、都内にも系列店が結構あるみたいですよ。土曜日に行ったせいか大広間もほぼ満席でしたが、庭を散策して食事するだけでも和めますよ。
>ニシキヘビとか首に巻いて嬉しそうな外国人男性
いつもニコニコして非常に温和なオジサンですが、きれいな和服女性にも反応していて、こういうのは万国共通、、と思いましたよ。(笑)
by うつぼ (2007-10-26 07:40)
こんにちは。
人前でお化粧・・・は、私も違和感あります。外国人にとっては確かに「すとれいんじ」なんでしょうね。。。トリックアート・・・って、多分山形県にもあったように思います。(似て非なるものかな?)うろ覚えですが、意外と「こんなもの?」っていうガッカリ感を覚えています。。。(確か解説員が後をついてきて、一つ一つ解説された記憶があります。)違ったかな・・・?
by YaCoHa (2007-10-26 23:05)
Yakohaさん、おはようございます。
トリックアート、意外とあちこちにあるんですね。私は栃木県の那須で見た記憶がありますが、ちょっと笑っちゃいますよね。アートとして確立されている作品もモチロン沢山ありますが、こういう美術館の作品はちょっと、、と一度行ってから思ってしまったのでそれっきりです。。。
by うつぼ (2007-10-27 09:13)