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銀座「花蝶」で土佐鶴 [呑んだり食べたり(日本料理)]

取引先と銀座の「花蝶」へ。

東銀座駅から歩く途中、日産ギャラリーで歴代の日産車を眺めました。
期間限定で展示しているようですが、私が眺めたのは以下の9台。
 ブルーバード1200(1965年)
 セドリック スペシャル6<H130型>(1965年)
 初代シルビア<CSP311型>(1966年)
 フェアレディ2000(1967年)
 スカイラインH/T2000GT-X(1972年)
 チェリー2ドアデラックス(1972年)
 グロリア<230型>(1974年)
 ローレル4ドアH/T2000SGL(1980年)
 スカイライン2000RSターボ(1983年)  (8/2~展示内容が変わるようです)

歴代の車がずらっと並ぶ光景はなかなか壮観でした。
一緒に見た同僚も昔乗っていたスカイライン2000RSに感慨一入だった様子。 
という私も、昔マイナーな「スタンザ」に実家で乗っていたことを思い出しました。
非パワステで5速マニュアル(ギア左上がバックの配置)のスタンザ、
今となってはすっかり紙ドライバーの私も当時よく乗っていたものです。。。

日産ギャラリーを通り過ぎ、新橋演舞場が見えてきたあたりの向かいにあるのが「花蝶」。

以前は料亭だったところを宮本亜門がプロデュースしたレストランとして
2年前にオープンした店。
 かなり薄暗いのですが店の外観
横付けされた(写真右にうっすら見える)人力車も風情有り

引き戸を開けて中に入り、靴を履いたまま何だか申し訳ない気持ちで
和風の玄関を上がって中に進み、階段を降りて、
駝鳥の絵が描いてあるメインダイニングを
通り過ぎ、奥に進んだ一角にある会員制「花蝶倶楽部」の個室で食事です。

「会員制」という言葉が秘密めいた感じでドキドキ。

と思っていたら、個室は至って普通、さっぱりした和風の内装でした。
ビールで乾杯後、コース料理が運ばれます。

先付(?)は、
 さっぱりしたヴィシソワーズ
スプーンが小さ過ぎて掬いづらいのでグラスから直にいただきました。

 初夏の前菜盛合せ
マッシュルームのソテー、蛸と水菜の和え物、パテ(魚系?)
味は普通ですが、どの辺りが初夏なのか、、、今ひとつ分からず。

乾杯のビールを飲み終わったところで日本酒にスイッチ。
 本日は純米大吟醸の「土佐鶴」
スッキリし過ぎず、しっかりした辛口のお酒。


 左:水、右:酒
大きめのグラスを頼んだら本当に大きいグラスを出してくれました。
飲んだ日本酒と同量の水(和みの水、と言うそうで)を飲んだ方がよい、と
以前酒造会社の方に聞いたので、チェイサーにいただきました。

 築地鮮魚のお造り
鯛、鮪、烏賊の3点盛り。 新鮮な魚とツンと香り高い山葵が美味。


 魚料理
北海道産帆立貝のムニエル 香ばしい焦がしバターソース シャプリオ添え
バターソースがくど過ぎて帆立の味がしないのが残念。
そして、折角ならもう少し帆立をレアに焼いてほしかったなあ。


 煮物
夏野菜の冷製ラタトゥイユ 赤味噌風味
和洋折衷で面白いなあ、と思って口にすると「超甘」。
新しい試みなのでしょうが、普通のラタトゥイユの方がサッパリしていたかも。

己の高まり過ぎた期待が萎んできたのを感じます。
事前に期待し過ぎたんでしょうか、私。


 蒸し物
雲丹のフラン仕立てコンソメスープ添え
これは、ほんのり雲丹の香りがする茶碗蒸し、という趣。

 肉料理は和牛ヒレのグリル
ちょっと焼き過ぎ?と思ったものの、
 焼加減は◎
大根おろしポン酢を漬けてもそのままで食べてもいけました。

 食事はミニ鰻丼
稲庭うどんの選択も出来ます。

 デザート

和洋折衷のコース料理が食べられると聞いて期待していたのですが、
正直な感想は「普通の味」。今ひとつピンとこない味付けの料理もありましたし。

また、戸を開けて入ってから食べ終わって出るまでのサービスも今ひとつ。
まず、入口の方の案内が無愛想だった上に、
階段を下りたところに立っていた従業員の方々も案内が不親切。

更に、一般席の給仕はきちんと制服を着た従業員が行うのに対して、
会員制の個室に料理を出してくれるのは普通の私服姿の女性。
ノースリーブのブラウスにパンツ姿で料理を出すというのは一体何でしょう?
しかも、こちらから頼むまでナプキン(料亭の名残で赤い手ぬぐい)を出して貰えず。
更に更に、給仕の女性は手が空くと奥のバーで日本酒飲んでいるし。
(トイレに行くときに目撃してしまった私)

一般席は予約で満席、と玄関に張り紙がしてあるほど人気店のはずが、
会員制の席では(運営が別なのかもしれませんが)お粗末な対応で、
しかも、料理も期待していたほどでもなくちょっとガッカリ。
接待なので懐は痛みませんでしたが、自腹だったら怒っていたはず。
隠れ家的な雰囲気を味わうには良いかもしれませんが、
宮本亜門プロデュースという謳い文句&雰囲気先行の店というのも否めない印象で、
(もしかしたら行った日がたまたまそうだったのかもしれませんが)
料理、サービス対応とも、もっと気配りと改善が望まれる花蝶でありました。


タグ:銀座 土佐鶴
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ikkoy

日産は、ハコスカや昔のブルーバード、シルビアなんかに思い入れがあります。実際に乗っていたのはブルーバードだけですが。個性的な車が多かったですね。
飲食店の応対は重要ですね。気にならないのが、一番良い応対なんでしょうけど、気になるお店も多いですね。
by ikkoy (2006-08-06 21:56) 

うつぼ

ikkoyさん、
確かに、日産車といえば個性的な車が多かったですね。
大学時代、先輩がシルビアに土禁で乗ってました。乗せてもらうときは外で靴を脱いでから「失礼します」と言いながら靴を手に乗っていたのが懐かしい思い出です。(今、土禁で乗っている人っているんでしょうか)
飲食店の応対は、過剰すぎても、気が利かなさ過ぎでもイライラします。
今回のお店は手抜きという感じでしたがもう少しプロ意識がほしいものです。
by うつぼ (2006-08-07 20:39) 

ikkoy

シルビアとガゼールの姉妹車の頃ですよね。確かに格好良かったですね。
私の友人にも土禁がいました。たまに靴を置いたまま発車して、自殺のような痕跡を残していました。
by ikkoy (2006-08-08 08:04) 

うつぼ

>たまに靴を置いたまま発車して、自殺のような痕跡を残していました。
うちの兄も以前ホンダのインテグラ(もうなくなっちゃいましたね)を買って
よほど嬉しかったのか、「俺の車は土禁だ」と宣言し、ikkoyさんの友人同様に痕跡を残していたことがあります、自宅前に。
by うつぼ (2006-08-09 08:17) 

そうなんですね、残念ですね。
”土佐鶴”の文字にひかれて読んでいたのですが。
(私の父が、高知出身なもので、土佐鶴はおなじみのお酒なのです。)
雰囲気先行だとこれから先が心配ですよね、改善されるといいですね。
by (2006-08-09 13:14) 

うつぼ

浦島太郎さん、
お店は残念賞でしたが、土佐鶴は美味しかったので救われました。
高知といえば「亀泉」も好きなお酒です。以前、行きつけの焼き鳥屋で亀泉の利き酒会があって参加した時ここの社長さんとお話したのですが、酒造りに対する真摯な姿勢に感心し、それ以来機会があればよく飲んでいます。
by うつぼ (2006-08-09 19:04) 

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