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映画「屋根裏のラジャー」を観る [映画(や・ら・わ行)]

一昨日記事を書いたディズニー映画「ウィッシュ」を観た後、
映画のハシゴで観た作品です。
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あらすじは映画.comさんより。


少女アマンダの想像が生み出した少年ラジャーは、
彼女以外の人間には見えない「想像の友だち(イマジナリ)」だ。
ラジャーは屋根裏部屋でアマンダと一緒に想像の世界に飛び込み、
喜びにあふれた毎日を送っていた。
しかし、イマジナリには人間に忘れられると消えていくという、
避けられない運命があった。
アマンダに忘れられれば、世界中の誰からもその姿は見えなくなり、消えていく。
そんな自分の運命に戸惑いながらも、一縷の望みを抱いて歩み始めたラジャーは、
かつて人間に忘れさられた想像たちが身を寄せ合って暮らす「イマジナリの町」に
たどり着く。
そこでラジャーと仲間たちは、彼らの大切な人や家族の未来を懸けた冒険を繰り広げる。
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これってジブリ?(?_?)

絵柄がそんな感じに見えたのですが、ジブリ出身のクリエイターさんで構成される
スタジオポノックの作品なんですね。
それを知ったのは観終わった後ですが、ああそういうことなのね、と妙に納得。

小さい頃に自分の想像の中でしか存在しないもの、ああ自分も小さい頃はこんな感じ
だったかも、、、と懐かしい気持ちになる一方で、どこか既視感があるような、、
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まあ、これは実際のおもちゃが出てくる話ですが、小さい頃はおもちゃで遊んで
想像力を膨らますなんてこともあったのでどこかこの作品が鑑賞中もちらちらして
しまいました。(^^;

ジブリファンで今作を鑑賞する方も多いのではと思っていたのですが、
鑑賞後、ネットで感想を見ていると、ジブリファンでない私と違って期待値が高い分、
なんだかがっかり、みたいなレビューが多くみられたのも、
私が一昨日の「ウィッシュ」鑑賞記事でディズニーなんだからと期待値を上げて
がっかり、みたいなのと同じなのかなあと思ったのですが実際のところは不明です。

観ていてモヤモヤしたのはトイストーリーを思い出したことだけではなくて、
亡くなったお父さんとの思い出がいまいちはっきりしなかったことでした。
現在の状況に至った経営をもうちょっと深く描けば物語に入りやすかったかも、
と思ってしまいました。

あとは、イッセー尾形さんが声を担当されたミスター・バンティング、
このキャラクターだけがやたらと濃くて(嫌な意味でも)他のキャラクターと比べて
印象強すぎてバランスがよくないというか、浮いてしまった感じ、
それとどこかでこんな感じの顔したキャラクターって観たことないかな?と
思って後で調べて、私が観た数少ないジブリ作品に出ていた、
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釜爺でした。手の本数とかは違いますが見た目、似てませんか?
(と鑑賞した人に聞いてみたい)

と、モヤモヤポイントをあれこれ書いてしまったものの、
自分も小さい頃にはこういう体験あったよなあ、という親近感を感じて
全体的には楽しめました。
アマンダのお母さんが小さい頃に想像の世界の中で思い描いていた犬、
(冷蔵庫、と言う名前(笑))
現実の世界、生活に疲れ切っていたお母さんが、アマンダとラジャーのお陰で
この犬を思い出す場面(映画のほぼ最後の方)で、迂闊にも涙腺崩壊しました。

と、ここでめでたし、と思っていたら最後にあれ?という展開になったので
(アマンダが子供なのにラジャーは旅立っちゃうの?という疑問)
涙腺崩壊後、再び正気に戻ってしまった残念感はありますが、
声変わりした寺田心さんのラジャーの吹替もしっくりときていたし
老犬を演じた寺尾聡さんも渋くてよかったし、声優の良さも下支えして、
おそらくジブリファンではない分の期待値もなかったことも奏功したと思いますが
全体的には自分の小さい頃を思い出させてもらえるような温かい作品、
「屋根裏のラジャー」でありました。

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