SSブログ

映画「最強のふたり」を観る [映画(さ行)]

映画館で見そびれちゃった作品です。

最強のふたりコレクターズ・エディション(2枚組)(初回限定仕様) [DVD]

最強のふたりコレクターズ・エディション(2枚組)(初回限定仕様) [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD


あらすじはAmazonさんより。

ひとりは、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス。
もうひとりは、パリの邸に住む大富豪フィリップ。
何もかもが正反対のふたりが、事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接で出会った。
他人の同情にウンザリしていたフィリップは、不採用の証明書でもらえる失業手当が目当てという
フザケたドリスを採用する。その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まった。
クラシックとソウル、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタ──
だが、ふたりとも偽善を憎み本音で生きる姿勢は同じだった。
互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、
ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。
だが、ふたりが踏み出した新たな人生には、数々の予想もしないハプニングが待っていた──。
人生はこんなにも予測不可能で、こんなにも垣根がなく、こんなにも心が躍り、
こんなにも笑えて、涙があふれるー。



観終わった後、すっきりと、更にほんわかした温かい気持ちになれる作品でした。


障害者となった大富豪のフィリップは介護の担当に心を許すことなく
次々にクビにしていくのですが、そんな中、面接にやってきたドリスは生活保護をもらう為に
就職活動をしています、という証明がほしいだけなので、
面接で長時間待たされることにイラつき、証明書にサインしてくれと詰め寄る、、、
それを気に入ったフィリップはドリスを採用します。

生活保護をもらうつもりが採用されたドリスは、
渋々ながらフィリップの家で住み込みで働くのですが、
フィリップに対する接し方が障害者だから、と変に気遣うこともなく接していきます。
障害者ネタのブラックジョークも平気で言い放つドリスに
フィリップも面喰いながら2人の距離は近づいていきます。

芸術を語るフィリップに下ネタで返すドリス。

元々住む世界がまったく異なる2人が 互いを認め惹かれあい、
信頼関係を築いていく様子に笑ったりほろっとしたりしながら観ましたが
(2人がマリワナでハイになるシーンにも何故か笑ってしまい)
フィリップがドリスのことを考え、
家を出ていくように勧めるシーンでは思わずジンときちゃいましたね。

その後の2人の様子が、映画の冒頭につながる訳ですが、
海が見える場所で、ドリスがフィリップのヒゲを剃ってあげる場面に、
2人の固い絆をみた気分です。(^_^)

実話を基に映画化したそうですが、エンドロールで実際の2人の様子が映し出されます。

2人が今でも友人でいるという結びにさらにジンときたのですが、
お涙ちょうだいになることもなく、非常に楽しくみられる作品です。
障害者を描くにはサラッとし過ぎ、という批判もあるかもしれませんが、
この作品は障害者を描いているものの、男の友情を描いている作品なので、
サラッとしていて、それでいいのだと私は思います。

障害者というとどうしても、体が不自由で可哀相、、、という
先入観を持ってしまう自分がいますが、こういう形で人を信じ、
付き合っていける2人の関係が羨ましくなった「最強のふたり」でありました。


観終わった後は、この曲で頭がいっぱいになりました!


nice!(7)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画