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映画「はりぼて」を観る [映画(は行)]

Amazon Primeのおすすめに出てきた映画です。
はりぼて.jpg
あらすじやYahoo!映画さんより。

2016年8月、ローカル局のチューリップテレビが
「自民党会派の富山市議 政務活動費事実と異なる報告」というスクープを
報道したことにより、
およそ半年で14人の市議会議員が辞職した。
富山市議会は政務活動費の使い方についての厳しい条例を制定するが、議員たちは不正が
発覚しても開き直って辞職せず、居座るようになってしまっていた。

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赤信号みんなで渡れば怖くない。(笑)

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故郷に銅像が出来たニュースで久しぶりにお姿を観たスガちゃんの映画とか
(令和に銅像ってあとは勲章と肖像画がほしいのかな、なんて思ってしまった)

妖怪.png
最近見た岸信介のお孫さんの映画とか、

国会議員もそうですが、一度なってしまえばあとはやりたい放題に見えてしまいますね。
人口減なのだから議員数を減らすべきなのにそういうところには触れないし、
報酬はちゃっかり引き上げたり(一般庶民の収入は上がらないのにね)、
領収書の要らない経費を使えたり、新幹線もグリーンに乗れちゃったりするし、
ごく一部なのかもしれませんが選挙で勝てばやりたい放題だと、投票した国民にも責任が
あるのだろうと思っています。

こういうことは全国各地の自治体の議員でもないわけないだろうと思っていたのですが、
この作品を見て怒りながらあまりに酷くて笑ってしまいました。
(とはいえ、これが自分の住む自治体だったら怒りしかないと思いますが。。。)

今作は、最初は有耶無耶にしようとする議員がどんどん証拠を突き付けられて、
起訴されていく、しかも一人ではなく次々と、、議会の浄化を図っていく過程でも、
私はそういうことはないという議員が実はおまえもやっていたのではないかという結末、
人間って隠せると思って嘘をついてそれが暴かれる、その場面がいかに愚かで間抜けか、
そう思ってしまう映画でした。

冒頭に登場する富山市議(60代後半)は、議員報酬の引き上げ(10万円)について、
国民年金が2ヵ月で6万円しかもらえないでどうやって生活するんだと取材する記者に
上から目線の偉そうな態度で切れるのですが、一般の人たちはそれでも生活しようと
バイトしたり努力するのにこいつは報酬上げて当然なんだと思って口あんぐりでした。

また、市議が除雪作業を行ったりすることもあるし、金沢市議並みに働いているから、
彼らと同レベルの報酬をもらうべき、という無理矢理こじつけたような理由を
当然とする態度は、自分たちさえよければいいのかと思ってしまいますね。

富山市議会の様子も頻繁に映し出されるのですが、この報酬引き上げについて
何度も質問される富山市長(当時)の態度が観ていてこれまたムカつく感じで
制度上コメントする立場にないと逃げようとする(その表情が悪代官みたい)、
質問する記者にも傲慢な態度で接しているように見えるのが嫌な気分になりました。

まあ、こういうのって作り手(メディア)側の作為も働きがちですので、
反対側(取材対象)をよく見せないような力も自ずと働いてしまうかもしれませんね。
(とはいえ、取材対象(議員)側から描いても今回はダメだろうな、と思います)

今回に限らず、人間ってこれまでの生き様が顔に出やすいように思うのですが
出て来る人の大半が既得権益享受で市民を上から見下ろす感じが顔に出ている、
そんな人ばかりでした。

議員報酬を正当化する議員の大半が自民党(議会に占める割合が富山市は多い)、
政務活動費を100%使い切る(⇐使い切らない自治体が多い中目立つ)、
その使い切りが不正だらけというのを数多くの地元のチューリップテレビの記者が
山のように積み上げられた領収書を地道に調べて不正を炙りだして議員たちに切り込む、
忖度&偏向報道が当たり前に行われる腐れメディアの中にもこういう真実を暴く行動力の
ある記者がいることにホッとしました。

最初は不正を指摘されても否定し続けていて真実が暴かれると記者会見で頭を下げる、
10年近く前に城崎温泉にカラ出張していたことが暴かれて号泣会見していたののちゃん
これも彼だけでなく他にもやっている人いるだろう、とメディアが取材を進めなかった、
そんなことも全国の自治体や国会議員が不正を働く温床をつくっていたことにつながる、
と思いました。

不正が暴かれていく中で、役所内での責任のなすりあい、情報請求者は匿名なのに
逮捕前の議員に役所が連絡するという愚行まであらわになっていくのを見て、
公務員や議員、どこを向いて仕事をしているんだ、自分自身の利益やそのために
逆らってはいけない上司などの方を向いて(市民や国民のためにという目線なく)
行動するようになっていく中で良心の呵責とかなくなっていくのかもしれませんね。

それが暴かれていくうちにお詫びの連鎖が広がっていく様子に、
悪事は隠し通せるわけないのになあ、と思いながら観ていたのですが、
10人の議員辞職(⇐不正した人が辞職)後も不正がまだまだ炙りだされていって
自民党最大会派が大きな力を持つ富山市議会も映画の中で描かれた不正が裁かれる
ことによって議員の若返り(要は当選回数の多い高齢の議員の不正が多い)、
政務活動費の使用が100%使いきりから62%まで下がったという効果、
この不正を暴いていった五百旗頭幸男さんというキャスターが監督した今作ですが、
彼はその後、拠点を石川テレビに移し、ドキュメンタリー制作をされているそうなので、
今回のような骨太(でもかなり笑える)の作品を今後も見たいと思いつつ、
この作品が警鐘になって悪いことをばれなければ、みんながやっているからいいだろう、
と行っている議員が少しでも減ってほしいと思った「はりぼて」でありました。




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コメント 4

溺愛猫的女人

何をするために議員になったのか、真摯に考えて欲しいです。
by 溺愛猫的女人 (2023-05-30 13:07) 

夏炉冬扇

なってしまえばやりたい放題。
役所は責任のなすりあい。
おっしゃる通り。
by 夏炉冬扇 (2023-05-30 20:41) 

うつぼ

溺愛猫的女人さん、おはようございます。
国や自治体をよくしたいという気持で議員になる人がどれだけいるのか、
最初そう思っていたけれどその内私欲にまみれていくのか、真面目な議員も
当然いると思いますがこういうのを見ると真剣に考えて投票しないと
という気持になります。(^-^;
by うつぼ (2023-05-31 08:38) 

うつぼ

夏炉冬扇さん、おはようございます。
議員も役人も国民住民のためではなく私欲や自分より力のある人への
ごますり、保身で行動するようになってしまうのでしょうね。
悪いことをした人には相応の厳罰を受けてもらいたいものです。
by うつぼ (2023-05-31 08:39) 

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