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メキシコ&ブラジル出張記~ピラミッド観光編④~ [中南米の旅]

お待たせした感たっぷりですが、、今回の記事ではちゃんとピラミッドに登ります。。



ホセのせいで土産物屋で精力モリモリのサボテン話を聞いてタイムロスし、
やっと辿り着いたケツァルパパロトルの宮殿で神秘的な世界を垣間見た後は、

DSCF5963.jpg ピラミッド

最初に登ったのは「月のピラミッド」です。
350年ごろに作られたピラミッドで大きな宗教儀礼は月のピラミッドを中心に行なわれていたと
推定されるそうで、高さは太陽のピラミッドに敵いませんが重要なピラミッドだということは理解しました。

DSCF5973.jpg 高さ42メートル
DSCF5965.jpg おぉ、、急勾配。。。
と怯みながらもエッサエッサと階段を上がると、
DSCF5966.jpg ここから先は立ち入り禁止
天辺まで登れないのが残念。。。
階段の数を数えようとしていたのに途中で分からなくなってしまいました。(ーー;)
それにても、高地のメキシコ、途中までしか登れないというのに、、、

息、ゼェ~ゼェ~ です。

ま、私の体力不足もあると思われますが。(笑)

でも、見下ろす景色は実に爽快でございました。
DSCF5968.jpg 左に見えるは太陽のピラミッド
ホセが「1時間15分」かかると言ったので絶対それより短い時間で登ってやる、と
意地を張った私も私なのですが、急いで次にまいりましょう。

そんな訳で月のピラミッドを下り(ヒザガクガク)、太陽のピラミッドに向かって
DSCF5975.jpg 「死者の道」を歩いていると
またもやインディオの子供達に沢山遭遇。
やっぱり東洋人のメガネオバチャン(^0_0^)はかなりの注目を集めました。
更に、土産売りが沢山いて、

セニョリータ! オミヤゲ、オモイデー、ヤスイヨー!

と声をやたらとかけられました。

どうやって見てもワタクシは既に「セニョリータ」という年齢ではございません。(ま、未婚だけどね、笑)
フランスに行って「マドモワゼル」、日本で「そこのお嬢さん」と呼ばれるようなものです。
ちーとも嬉しくないわい、とそのまま無視して前進前進、、、で、
DSCF5977.jpg 太陽のピラミッド
高さ65メートル、底辺の一辺が225メートルの巨大な神殿でテオティワカンでは最大の建造物。
世界でも3番目の大きさとか。
このピラミッドの内部にはもう1つのピラミッドがあるそうで、
古い神殿を覆うように今の神殿が作られたそうです。
DSCF5980.jpg 正面から見るとこんな感じ

明らかにさきほどの月のピラミッドより巨大です。
しかし、2つとも登ると決めたからにはゼッタイ登るんです!と意気込みながら近づくと

DSCF5984.jpg 
ここで怯んだらいかんのだ、うつぼ! と己を鼓舞し、登り始めました。

早速、激しく息切れがしました。。 ぜーぜーです。 でもこの程度登ったところで、

DSCF5985.jpg 景色は地面に近い
まだまだ、まだまだ登らないといかんよ、うつぼ! と更に己を鼓舞して登ります。

DSCF5986.jpg 本当に急です

ぜぇ~ぜぇ~。(:_;)

DSCF5987.jpg 景色はちょっと変わったかな
ここまで来たからには登りきるもんね、と息切れする上に大汗をかきながら見上げると
(当日の気温は30度)

DSCF5988.jpg 急な上に今度は手すり無し 不安です(ーー;)

膝ガクガク、息切れ切れ。。。

DSCF5989.jpg でも見晴らしがよくなってきた
DSCF5990.jpg 近くでハトが呑気にクルックーと鳴いてました

あともうひとふん張り。

DSCF5991.jpg あと少し、、あと少し。。。

ぜぇ~ぜぇ~ぜぇ~ぜぇ~。 ぐぇ~。

DSCF5992.jpg おぉ、結構な眺め。
でも、
DSCF5995.jpg もうちょっとあるんです。

階段がないので積み上げた石の上を何とか登り、

DSCF5997.jpg 登頂!
DSCF5996.jpg !!
遠くに月のピラミッドが見えました!

DSCF5998.jpg !!!
酸素が薄い中、大汗かいて若干モーローとする私でありましたが、
アドレナリンがジャンジャン出ていたらしく、妙な征服感に酔っていました。(笑)

所要時間は2つのピラミッドで45分。
ホセ予測の1時間15分を下回ったので「フフン、ホセが言ったより短い時間で登ったもんね」と得意げな私。
満足感たっぷりにホセの車が停まる第二駐車場に向かうと、、、ホセの車が見つかりません。。

まさか、トンズラしたんじゃ。。。

不安になって駐車場を探すと、

DSCF6003.jpg 遥か遠くに停めていました。
手前には日差しを避けるものがなかったからといって木陰を求めてあんな遠くに停めることないじゃん、
再び怒る<`ヘ´>ワタクシ。

しかも、ホセは私が車に近づくまで全く気づかず。
ドアをゴンゴン叩くと「オー、早かったですね」と半分寝ていたような目で私を観て急いでドアを開けてくれました。

そんなホセと一緒に車で1時間、メキシコシティのホテルに戻ったのはお約束の12時半。
上司に置いていかれないで済んだ、、、と思いホッとしました。。

という訳で、仕事して食べて呑んでピラミッドに登ってのメキシコ滞在もここでおしまい、
次回からブラジルに移って出張記はつづきます。。。

(移動編につづく)


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飛騨の忍者 ぼぼ影

古代の人達はこんな大規模な建造物をどあうやって人力のみでつくったのでしょうね。

by 飛騨の忍者 ぼぼ影 (2008-03-22 13:44) 

gohan

ガイドさんが車を日陰に止めた話は面白いです。この辺りも車の駐車中に社内の温度がとてつもなく上がるので、車を止める時はいつも日陰を探してます。うまく日陰が見つからない時は、ハンドルをつかむことが出来ないほどに車内の温度が上がってます。うつぼさんは好奇心というか知識欲がるのか、さすがですね。経験や見識が広いなと思いました。ブラジル編も楽しみにしています。
by gohan (2008-03-22 16:20) 

bonheur

「うつぼさんと古代遺跡」という組み合わせがなんとも面白いです。
ピラミッド登頂、おめでとうございます。私は高所がやや怖いので、急な階段は無理そうだなあなんて思いながら記事を拝見しました。
ホセ。。。なんとも現地人らしいですね。
by bonheur (2008-03-22 20:50) 

堀越ヨッシー

話を聞いただけではやっぱり精力モリモリにはなりませんでしたか。せっかくだから例のサボテン食して精力満タンにしてから登れば、ひょっとしたら疲労も半減したのでは!?(苦笑)。
それにしても記事を読んでるだけで一緒に登ってるような気がしてきて、なんだか疲れてしまいました。やっぱりそのサボテンを最近疲れ気味なオイラに下さい(^皿^)。
なにはともあれ登頂お疲れ様でした!。さあ、次はブラジルだッ!。
by 堀越ヨッシー (2008-03-22 22:12) 

ken

その昔、エジプトのピラミッドがまだ登頂可能だったころ、
小池百合子がてっぺんまで登ったんだそうです。
なぜ現在禁止されているかと言うと、夜に登って転落死する観光客が
相次いだかららしいです。
…なんの関係も脈絡もないハナシでスイマセン。
オミヤゲ、オモイデ、ヤスイヨ~、は笑えるフレーズですねえ。
by ken (2008-03-22 23:05) 

南雲しのぶ

息が切れてしまったのも「高地」だったからですよね。
私なら体力不足で登り切れなかったですよ。
登頂後の「征服感」が人を惹き付ける魅力なのでしょう。

それにしても「ホセ」にトンズラされなくて本当に良かった。
by 南雲しのぶ (2008-03-23 06:25) 

うつぼ

飛騨の忍者 ほぼ影さん、おはようございます。
エジプトのピラミッドもそうですが、本当にどうやって造ったんだろう、と登ってみて思いました。これから発掘がまだ進めば古代都市としての形がもっとはっきりすると思いますので、機会があればまた足を運んでみたいと思っています。。。
by うつぼ (2008-03-23 09:21) 

うつぼ

gohanさん、おはようございます。
日陰駐車、、理由は分かるのですがヘトヘトで戻ってくる客(私)のことを考えれば少しでも歩く距離を短くするように手前に停めておいてほしい、、というのが日本人の感覚なんですよね。実際、手前にも木陰があったので。(笑)
>経験や見識が広いなと思いました
褒めていただき有難うございます。(^^) 百聞は一見に如かず、ですね。
by うつぼ (2008-03-23 09:28) 

うつぼ

bonheurさん、おはようございます♪
出張でお忙しくされているbonheurさんには大変申し訳ないのですが、こんな感じでオノボリ観光しちゃいました。(^^)
bonheurさんは高所が苦手ですか。。私も高いところは嫌いではないものの好き、というほどでもないので、下りはちょっとプルプル怯えながら、、、でした。
>ホセ。。。なんとも現地人らしいですね。
異文化の方との貴重なふれ合いだと思うことにいたしました。。。(笑)

by うつぼ (2008-03-23 09:31) 

うつぼ

ヨッシーさん、おはよございます。
>サボテン食して精力満タンにしてから登れば
いーえ!根性あるから食べなくてもいーんです!(意地)
人間、高いところがあると登りたくなるもんですね。私なんか単純だからコーフンしちゃいました。(笑)
>さあ、次はブラジルだッ!
観光はしてませんが結構盛りだくさんでしたよ。お楽しみに。(^^)

by うつぼ (2008-03-23 09:33) 

うつぼ

kenさん、おはようございます。
暗いのに登ろうとする人の気持ちが理解し難いのですねえ。とはいえ、エジプトのピラミッドの方がずっと高さがあるようですが、登れるのであれば多分登っていたと思います、昼に。(笑)
観光地の土産売りはどこもすごいと思いますが、セニョリータはないだろう、、と思わず売り子に突っ込みいれようとしてしまいました。。

by うつぼ (2008-03-23 09:38) 

うつぼ

南雲さん、おはようございます。
息切れは私の体力不足も多分にあるような。。。
とはいえ、天辺から見る景色には大満足でした。(^^)
>「ホセ」にトンズラされなくて本当に良かった。
街の中心までバスも出ていますが、多分集合時刻に間に合わず上司に置いていかれたと思います。まあ、ホテルが紹介するガイドなのでボッタクリはないと思いますが、もしトンズラされたらホテルに抗議して料金返してもらいますヨ。

by うつぼ (2008-03-23 09:41) 

うたに

写真で見ているだけでも、かなり険しそうです。階段の連続ですし、更に空気が薄いとは、ナメてかかると痛い目にあいそう…(^_^;)
しかし、ホセ氏はホントマイペースですね。これもお国柄なのかなぁ。。
by うたに (2008-03-23 17:58) 

kou

私はチェチェン・イッツァーの遺跡の方で、テオティワカンの遺跡は行ったことがなかったので、興味深く、読ませてもらいました。
上に登るの、結構大変ですよね。
2つのピラミッド登頂、足腰と心肺が元気な人でないと挫折しそうな…。
by kou (2008-03-24 08:01) 

Yakoha

ピラミッド、お疲れ様でした。
「神々の指紋」(←インチキ書籍)で出てきそうな名前がたくさん出てて、面白く拝見しておりました。正直、羨ましい・・・でも、降りる方が怖そうですね。(笑;)
ホセ様は(記事を読んでいる限りは)いい味出してますねー!

by Yakoha (2008-03-24 23:06) 

うつぼ

うたにさん、おはようございます。
見上げてあまりの険しさに止めようかと思ったのですがやっぱり登ってよかったと思っています。(^^)
ホセ、ある意味異文化コミュニケーションだったかと。(笑)
by うつぼ (2008-03-25 06:46) 

うつぼ

kouさん、おはようございます。
チェチェン・イッツァー、どの辺にあるんでしょうか。。
場所柄あちこちに遺跡がありますから、もしまたいく機会があれば、もう少しゆっくり回ってみたいですね。
その前に体力つけないと、、、ですが。(笑)
by うつぼ (2008-03-25 06:48) 

うつぼ

Yakohaさん、おはようございます。
こちらはインチキじゃありませんよ。(笑)
歴史に興味のなかった私ですが古代文明についてベンキョウしてみようかな、なんて今回のことで思いました。(^^)
by うつぼ (2008-03-25 06:50) 

michael

史跡はのんびり見ないとね・・・
by michael (2008-03-30 22:55) 

うつぼ

michaelさん、こんばんは。
本当はもっとゆっくり、、、と思ったのですが短い時間で無理矢理入れた観光でしたので致し方なし、、です。日本人の出張は余裕がなくてイヤですね。(笑)
いずれ個人で訪れてもう少しノンビリ見学してみたいですね。(^^)
by うつぼ (2008-03-31 21:30) 

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