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フランス旅行記07~シュノンソー城編~ [欧州の旅(フランス)]

アンボワーズ城とクロ・リュセを観た後はシュノンソー城へ行きました。
夕方到着したので空いているかと思いきや、入場券を求める長蛇の列。。。。 
日本人観光客の団体さん(お城めぐりのツアーでしょうか)も沢山いました。
15分ほど並んで入場券(€8.5)を購入。
 ここのオーディオガイドはipodです 進んでますな
一瞬借りようかと思ったのですが、
お城巡りも3つ目になると段々自分の勢いが落ちてくるというか、、で借りず。。 (笑)

 木立の中を歩いて進んでいくと
 シュノンソー城が目の前に
シュノンソー城は、ロワール川の支流シェール川の上に建っていますが、
15世紀の城塞の名残の独立塔(右手前に建っている塔)と
シャンボール城より早い時代に建てられた川岸近くの棟、
対岸にまで渡っている橋上の3層建ての建物の3つで構成されています。
16世紀の創建以来19世紀まで代々の城主が6人の女性だった為
「6人の女の城」と呼ばれているそうです。
有名なのは2番目の城主でアンリ2世の寵姫だったディアンヌ・ド・ポアティエで
アンリ2世より20歳年上ながら寵愛を受け続けていたものの、
アンリ2世死去と共に正妻のカトリーヌ・ド・メディシスによって城を追い出されたとか。
そして、追い出したカトリーヌは3番目の城主になったという、
まるで昼メロになりそうなドロドロ劇が繰り広げられたお城でございます。

 角度を変えるとこんな感じ
 橋上の建物で
 落ち着いた雰囲気のお城です

 独立塔を見上げたら
 大量のツバメの巣
見辛いと思って矢印を書いたら何だかしつこくなってしまいましたが
ツバメの巣がびっしりと隙間なく並んでいるのがちょっと気味悪かったので思わず掲載。(笑)

城内は非常に混雑していて人の熱気で汗が出るほど暑かったのですが、
 窓から見える運河でちょっと涼みました
 こういう長い回廊を歩いていくと
実際使っていた道具などを展示している調理場などの部屋にたどり着きました。
 沢山のお鍋や
 水汲み用のポンプ?
 使ったところがリアルに凹んでいる巨大まな板と包丁
 薪で炊いていたのでしょうか
 ふと見上げると壁には熊ヘッド
 水汲み場
 ケーキの型?
 たこ焼き 卵などの料理に使ったのでしょうか
一通り調理場を見学した後は上階に移動すると寝室がありました
 豪華です
 ルイ14世の絵もありました
 また廊下には現代アートの展示
パット・アンドレアという画家の作品が沢山飾ってありましたが
 ちょっとシュール(ーー;)
全ての作品が不思議の国のアリス、、、のようなイメージがなくもないのですが
ちょっとエロチックな作品もあったりして、「ナゼお城にこのようなアートが?」。。。 

また、
 茨を被ったキリストの絵や
 木の像(壁の模様も茨でした)など
キリスト教徒の多い国らしい装飾だなあとしみじみ。。。。

城内には、あちこちにお花が飾ってあったのですが、
 全て生の切花で 
 大量の花を綺麗に活けてありました
 巨大な寄せ植えのようなものも綺麗でしたよ

お城自体はさほど広くないのであっという間に見学終了しましたが、
お城の両側に2つの庭園、「カトリーヌの庭」と「ディアンヌの庭」という
上述したドロドロ愛想劇を繰り広げた城主2人の名前を冠した庭園があるので
ぶらぶら歩いて回りました。
 こちらがカトリーヌの庭 
 青や紫色のお花が多く
 ちょっとだけ赤みのあるお花も
 こういう刈り込み方は面白いですね

ぐるっと一周した後は反対側の庭園「ディアンヌの庭」へ。
 涼しげな噴水を見ながら中に進むと
 植木の模様が面白く
 こちらは赤みのある花がいっぱいで
 綺麗です 
 ふくよかな女性にもお会いしながら
 庭園越しにお城を見て
お城めぐり終了。 

出口付近でノンビリしていた
 子ロバに挨拶しながらお城を後にしました。

さすがに貴族の豪華なお城てんこもりでお腹いっぱいになりましたが(笑)
三者三様というか各々の雰囲気を堪能したお城めぐりでありました。

(「帰国編」につづく)


タグ:フランス
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コメント 14

こんばんは!
あわただしいツアーだったためゆっくり見られなかったシュノンソーの内部を、うつぼさんのブログにて堪能できて感謝です。
最後のロバの好物は「チョコ」だということを、ガイドさんが力説してました。
by (2007-09-01 02:14) 

kikuzou

うわぁ~ツバメの巣というよりフジツボっぽいですね~
しかし、古城にアートがあるというのは、なにかこの地域にゆかりのある作家の方なんでしょうか?
小物をたくさん写すところはうつぼさんらしいですね(w
by kikuzou (2007-09-01 06:20) 

おはよう。
歴史とか文化とか・・・すべてが日本とは比べ物にならない拡がりと奥深さを感じます。やはりヨーロッパ文明は生きてましたね。
by (2007-09-01 08:31) 

foret

フランスには滞在したことがあるのに
ロワール地方は行ったことがありません。
今思えばすごくもったいないことをしたなぁと思います。
素敵なお城がたくさんありますね。
by foret (2007-09-01 08:33) 

kou

植木の模様が曲線中心で、日本ではあまり見ない形ですね。
それにしても、日本のお城とフランスのお城とでは、方向性がずいぶんと違いますね。
こんなに広い庭園を造るのは日本では土地の問題があって無理ということもあるのでしょうけど。規模の差は相当なものだなあと思います。
by kou (2007-09-01 10:52) 

堀越ヨッシー

並んでる包丁が、陰影のせいもあってかちょっとホラーな雰囲気。
お城で現代アートって、ちょっと微妙ですね。城内を美術館代わりに使用しているって事なのでしょうか?。
お城のデザインも素敵ですが、庭がこれまた素敵ですね♪。
  
追伸...あせも、治ってよかった、よかった♪(^皿^)。
by 堀越ヨッシー (2007-09-01 11:47) 

Catcat44

やはり豪奢な寝室に反応してしまいました(苦笑)←こんなのばかりで、スンマソン。
でもピンクは嫌いなんです。女性のほとんどはピンク好きという統計もあるらしいですが・・・
庭からの全景が、とてもキレイですね♪
by Catcat44 (2007-09-01 19:21) 

うつぼ

bonheurさん、こんばんは!
やはりツアーだと時間が限られていてあわただしいようですね。私がみかけたツアーの方々も駆け足で回っている感じでしたのでちょっと気の毒かなあなんて思ってしまいました。。。
ロバの好物はチョコですか。近くにいた子供達はスナック菓子のようなものをあげていたようですよ。
by うつぼ (2007-09-02 19:49) 

うつぼ

kikuzouさん、こんばんは。
ツバメの巣をフジツボ、と仰るkikuzouさんに私と同じ寄席のニオイを感じてしまいもした。(笑)
>古城にアート
理由は分かりませんが何だか不思議な気分になりましたよ。
by うつぼ (2007-09-02 19:53) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
仰る通り、日本とは歩んだ文化も歴史も違いますから面白いのかもしれませんね。貴族が狩猟用にとか、愛人用にとかお城を作るというだけでスケールが違うなあなんて今回しみじみ思いました。
by うつぼ (2007-09-02 19:56) 

うつぼ

foretさん、こんばんは&はじめまして。
ロワール地方はパリからも比較的移動しやすいところだと思いました。
ワインにお城に意外と楽しいところですのでforetさんも機会がありましたら足を運ばれると楽しいと思いますよ。
by うつぼ (2007-09-02 19:58) 

うつぼ

kouさん、こんばんは。
庭も日本と海外では違いますね。日本は自然の形を生かしてというイメージですが、フランスは模様を描いたり刈り込んだりで、日本と違いますよね。
お城の方向性も確かに。愛人の為にお城を建てる日本の武将はいたかなあなんて考えてしまいました。。。(笑)
by うつぼ (2007-09-02 20:02) 

うつぼ

堀越ヨッシーさん、こんばんは。
包丁は必須ですね。やっぱり。(笑)
>お城で現代アートって
フランスならではなのかもしれませんね。それにしてはシュールでしたが。

あせも、お気遣いいただき恐縮です。あせもがひどいなら酒飲むなって話ですがやっぱり無理でつ。。。
by うつぼ (2007-09-02 20:06) 

うつぼ

LICCAさん、こんばんは!
やはり豪奢な寝室に反応されましたか。。
いいんですいいんです、どんどん反応してください!(笑)
私もピンクは嫌いなんですけどね。子供の頃から反抗的で青が好きとか言ってたくらいで。。。。
by うつぼ (2007-09-02 20:08) 

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