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映画「ママ、ごはんまだ?」を観る [映画(ま行)]

まとめ借りの中に入っていた作品。

ママ、ごはんまだ? [DVD]

ママ、ごはんまだ? [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

台湾人の父と日本人の母・かづ枝(河合美智子)、そして妹の窈(藤本泉)と
暮らしていた家が取り壊される際に、赤い木箱を見つけた一青妙(木南晴夏)。
その中に古い手紙と共に収められていた、20年前に逝去した母親が記した
台湾料理のレシピ帳をめくってみる。
辛いことや悲しいことがあっても料理を作っていた母の在りし日の姿や、
家族と過ごした日々を思い出す。
ある日、妙は石川県の中能登町にあるかづ枝の墓前で彼女の小さな秘密を知る。
それを機にある思いに駆られ、台湾へと飛ぶ妙だが……。





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有名人の姉妹とその両親(特に母親)を描いた作品ですが、
とはいっても、ごく普通の家族だなあって気持ちで見終わりました。


母親役が河合美智子でちょっと驚いたのですが(久しぶり感が強くて)
台湾から日本戻ってきて母と娘2人で過ごす時間の流れとか、
台所で母がつくる台湾料理の美味しそうな様子など、
台湾の賑やかな風景から、日本ののんびりした風景まで違和感なく見られた、
そんな映画でした。


一青という苗字、北陸に地名でもあるというのがこの映画で分かりましたが、
お母さんも人の子、娘が連れて来た大学の同級生の中で、
医学部だけ特別扱いする(笑)、そんなところもイラッとしつつ、
そういうお母さんもいるだろうな、なんて気分で見ました。


日本に戻ってきて、台湾式のお弁当をもたされた娘、
明日からは日本のお弁当がいい、と同級生と同じようなお弁当を求めるものの、
日本のお弁当は腹持ちしない、という理由で、その翌日から台湾式のお弁当に
戻してくれと再び母親にリクエストする、思春期でみんなと同じものをと思いつつ、
台湾が懐かしくなる気持ち、共感できました。


話自体は実話に基づいているとはいえ、そんなに面白いかと言われると、
映画の流れが若干テンポが悪い感じもあったので、普通、に思えたのですが、
映し出される台湾家庭料理の数々がとても美味しそうで、
特にちまきなど、ほとんど食べたことがないもののムショウに食べたくなりました。


脇役で登場する肉屋の甲本雅裕は相変わらずいい雰囲気をプラスしていましたが、
春風亭昇太は違う人がよかったような気がします。(ちょっとくどい)


妹の一青窈の歌も姉の妙のこともよく知らずに見ましたが、
有名人姉妹の話と意識しないで見た方が楽しめるような気がしつつ、
台湾のちまき、ひき肉の蒸し物、、丁寧につくる母の姿を観ながら、
私も母親を大事にしないといけないな、なんて気持ちなった
「ママ、ごはんまだ?」でありました。






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映画「胸騒ぎのシチリア」を観る [映画(ま行)]

新作DVDを探していて見つけた作品です。

胸騒ぎのシチリア [DVD]

胸騒ぎのシチリア [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

痛めた声帯と疲れた心を休めるべく、
年下の恋人ポール(マティアス・スーナールツ)と
シチリアのパンテッレリーア島を訪れていた

世界的ロック歌手のマリアン(ティルダ・スウィントン)。
まぶしい太陽のもとで優雅な日々を送っていたものの、
そこへ以前付き合っていた
音楽プロデューサーのハリー(レイフ・ファインズ)と
魅力的な娘ペン(ダコタ・ジョンソン)が現れる。
復縁するチャンスをうかがう彼と、どこか退屈なものを感じていたポールの間で揺
れ始めるマリアン。

一方のペンは、誠実で心優しいポールに興味を抱いていた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



まったく胸騒ぎしない。( 一一)


酷い邦題についてはよく映画記事で書いていますが、
この作品も原題は“Bigger Splash”。 それが何故胸騒ぎ。(V)o¥o(V)

青い空に青い海、プールも出てきますがその水しぶきのイメージで
元ダンナが急に現れ水しぶきが更に大きくなる、みたいな意味で
原題つけているのかな、と思ったのですが、
何の胸騒ぎもしない(主人公も一瞬ドキッとするけれどすぐ冷静になるし)、
そんな内容でよくこういう邦題がつけられるな、と配給会社のセンスが疑問。

と邦題について噛みついた後は、本作についての感想ですが。(笑)

太陽が知っている HDマスター版 [DVD]

太陽が知っている HDマスター版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 映像文化社
  • メディア: DVD

アラン・ドロン作品のリメイクらしいのですが、
元の作品は観ていないものの、今作、薄っぺら過ぎ。('Д')


ロケーションはシチリア島で見ていてああいいなあ、行ってみたいなあ、って
観ながら思うのですが、登場人物にどうにも魅力を感じられず、


途中で登場し、場を乱しまくる元夫役のレイフ・ファインズ先生に至っては

ぺらっぺら過ぎ。(゚д゚)!



もうね、ヴォルデモート演じてるんだから、こういう役は引き受けちゃダメだって。


唯一目の保養になったのは、マティアス・スーナールツってベルギー出身の俳優さん。
でも演じている人物は特に魅力があるわけでもなく、彼のルックスに萌えたのみ。


と、何も考えずに借りたのですが、内容が薄すぎて(特にレイフ・ファインズ)、
若くて生意気な娘を演じていたのがドン・ジョンソン(懐)の娘だと後で知っても、
だからどうということもなく、よかったのはシチリア島の風景だけだったという、
残念作品「胸騒ぎのシチリア」でありました。









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映画「MILES AHEAD/ マイルス・デイヴィス 空白の5年間」を観る [映画(ま行)]

以前見た「ブルーに生まれついて」にも登場していたマイルス・デイヴィス関連で
探した作品です。

MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 ブルーレイ&DVDコンボ(2枚組) [Blu-ray]

MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 ブルーレイ&DVDコンボ(2枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray
あらすじはYahoo!映画さんより。

ジャズ界の帝王として君臨するも、
1970年代後半から公の場に姿を見せなくなったマイルス・デイヴィス(ドン・チードル)。
自宅に1人でこもり、慢性の腰痛、ドラッグと鎮痛剤の影響に苦しむ毎日を送る中、
デイヴ・ブレイデン(ユアン・マクレガー)という音楽レポーターが押しかけてくる。
二人は、盗まれたマイルスの最新曲を収めたテープを捜すことに。
騒動の中で、マイルスは元妻フランシス・テイラー(エマヤツィ・コーリナルディ)との
結婚生活を思い出す。





-------------------------------------------------------------------------------



うーむ。( 一一)


どう見てもドン・チードル。(-_-;)



トランペット、というと最近見た、
ブルーに生まれついて [Blu-ray]

ブルーに生まれついて [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray

チェット・ベイカーの映画も実在の人物を描いているのですが、
チェット・ベイカー自身をよく知らないのでイーサン・ホークだー、と
思いながらもあまり違和感がなかった、、、のと異なり、
マイルス・デイヴィスは私もよく見ていたので、
話し方や立ち振る舞いをうまく再現している、、とはいえ、
演じるドン・チードルのイメージが強すぎて最後まで入り込めず。。。


特に面白くない、というわけもなく、まあそれなりには見ていましたが、
マイルスファンだったら逆に期待してガッカリするかもしれませんね。
表舞台から消えたころの話で、演奏場面もあまり出てこないし。


多分、ドン・チードルはマイルスのことが大好きで
自分で監督し、演じたかったのかな、そんな気持ちは伝わってきましたが、
晩年の派手なサングラス姿のマイルスしか知らない私には、
記者を演じるユアン・マクレガーのインパクトの方が強くて、
最後の最後にやっとホッとした(復活したマイルスの演奏が素敵)
「MILES AHEAD/ マイルス・デイヴィス 空白の5年間」でありました。




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映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」を観る [映画(ま行)]

映画館で観そびれた作品です。

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ [DVD]

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

ニューヨークの大学に勤務するマギー(グレタ・ガーウィグ)は、
既婚の文化人類学者ジョン(イーサン・ホーク)に恋をする。
彼の妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)は、家庭のことは二の次で
教授としてバリバリ働いていた。
ジョンはそんな妻に愛想を尽かして離婚し、
マギーと再婚して数年後には娘にも恵まれるが……。





予告編と全然違う。(-_-;)


予告編を見て本編を見ると、あれーあれー??なんだこれー?って
思う映画です。

予告編はかなりコミカルにつくられていて、軽いコメディかと思ってみたら、
イーサン・ホーク演じるジョンも、ジュリアン・ムーア演じる元妻のジョーゼットも、
身勝手で絶対こういう人たち嫌だな、と、共感できず、
三角関係というか、略奪結婚したものの思い描いていた生活ではなく、
元妻に旦那を返そうと策を練り練りして、実行に移す、、
かなりシニカルな展開で、アメリカ、しかも大都会NYだからあり得るのかな、
そんな気持ちで見終わりました。

アメリカの映画だからこういう作品が出来るんだと思いますが、邦画だったら絶対無理。

風変わりな人たち(といってもみんな頭がいい設定、でも社会性があるかというと疑問)が
くっついて離れて喧嘩して仲直りして、、、おしゃれなNYの風景が映し出される、、、
映画の中でちょこっと(なぜか)日本人のクミコというお姉さんが出てくるけれど
特に必要性を感じなくて、それもなんだかモヤモヤしつつ、
最後の展開には、とりあえずホッとした私です。

邦題の「幸せのあとしまつ」って副題が余計なお世話で(笑)
後始末というより、元妻へ返品して、自分は娘と一緒に前向きに生きようとする、
そんな映画に思えた「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」でありました。







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映画「マフィアは夏にしか殺らない」を観る [映画(ま行)]

久しぶりのイタリア映画です。


ヒューマントラストシネマ有楽町の「Viva!イタリアvol.3」という
イタリア映画フェアみたいな中で公開されていたのを鑑賞しました。

マフィアは夏にしか殺らない [DVD]

マフィアは夏にしか殺らない [DVD]

  • 出版社/メーカー: オンリー・ハーツ
  • メディア: DVD
あらすじはAmazonさんより。

1970年代のシチリア島パレルモ。
人々は日常化するマフィアの犯罪を見て見ぬふりをしていた。
風変わりな少年アルトゥーロは同級生のフローラに恋しているが、
告白できないまま、フローラはスイスへ引っ越してしまう。
やがて青年になったアルトゥーロは、
代議士リーマの秘書としてパレルモに戻ったフローラと再会する。






シチリアマフィア

について歴史を垣間見られる映画です。

シチリアのマフィアというと、そのものではなく、
ゴッドファーザー PARTI<デジタル・リストア版> [DVD]

ゴッドファーザー PARTI<デジタル・リストア版> [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD
どうしてもシチリアのコルレオーネ村出身、アメリカ移民のゴッドファーザー、
このイメージが強いのですが、実際にシチリアのマフィアとそれを取り巻く悪、
映画に出てくるアンドレオッティ首相(アルトゥーロが憧れる設定)が
wikiを観ると実はマフィアとべったりしていた人だと知りびっくり。


と、マフィアなので、人がやたらと殺されちゃうのが怖いのですが
(とはいえ、ゴッドファーザーみたいなどろどろなシーンはありません)
人が殺されるのはマフィアの仕業でもそれを子供たちにはわからせない、
大人の世界があるというか、アルトゥーロは大人がいう通り、
マフィアなんていないと信じながら、徐々にマフィアの存在に気づいて
成長していく。。。

最後には正義について子供に教える大人になったアルトゥーロの姿を見て、
マフィアに立ち向かいながら志半ばで殺されていった人たちを描きながら、
正義とは何かを描き、殺された方々を称える映画なのかと思いました。
(実際に殺されてしまった判事などもエンドロールで紹介されます)

アルトゥーロが風変り、しかもスローな性格で、
(どうしてそうなってしまったのか出自も描かれています(笑))
エンディング近くまでかなりとろとろしていて(いい人なんだけど)
大丈夫なのかとイラつき始めたところで最後は若干都合いい感じもしつつ、
そういう結末ならよかった、とほっとしながら見終わりました。

前半のテンポのゆるい感じが少々気になりましたが、
全体的にはシチリアマフィア(数十年前から今まで)について
知る機会になりつつ、アルトゥーロの恋を応援したくなるような、
温かい映画、「マフィアは夏にしか殺らない」でありました。




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映画「モアナと伝説の海」を観る [映画(ま行)]

ディズニーなので間違いないかと思ってみました。

モアナ.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

誰よりも海を愛する少女モアナは島の外へ行くことを禁止されていたが、
幼少時に海とある出会いを果たしたことで運命が決定する。
モアナは愛する者たちの救済のため、命をつかさどる女神テ・フィティの
盗まれた心を見つけ出して再び平和な世界を取り戻そうとする。
未知の大海原へと向かったモアナは伝説の英雄マウイと出会い、冒険を共にする。



 

キャプテンEO?









見終わった後、ええとこういうのってどっかで見たことなかったっけ、
考えながら映画館の外に出て、キャプテンEO?に似ているのでは、という
気持ちになりました。


(思い出深いキャプテンEO)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2011-07-26-2


心を奪われたテ・フィティに心を返しにいくのがモアナ。
暗黒の女王に歌と愛を届けいにいくマイコ―(キャプテンEO)。

そっくりさんではないけれど、方向は似ているような。(笑)


そう思ったら、これってハワイ版キャプテンEOなのか、とか思ったり。
(それは言い過ぎですが、どちらもディズニーですからねぇ)


で、映画ですが、素直に楽しめます。
私自身はディズニーは好き(たとえ商業主義でも)なので
ちょっと突っ込み入れたくなるような矛盾ぽいところがあっても、
(海に選ばれて守られている筈が途中で海に苦しめられるのはなぜ?とか)
話が王道で新規性がないといっても、ハワイ通には描かれ方が納得できないとか
そんなコメントを見ても全然気にしていないで楽しめます。(^-^)


個人的には、


こちらよりは楽しめたかな。(^-^)



今作でスヴェンがちょっぴりボーナス的に登場してたのは
ビックリしましたが。


登場するキャラクターも楽しく魅力的、歌もキャッチ―で楽しくて、
疲れたおばさん(私)にはエネルギーをもらえるような作品でした。


モアナやマウイの主力キャラクターもいいのですが、
個人的には鶏のヘイヘイ、金ぴか蟹のタマトア、
海賊のカカモラ(数で勝負的な、どーも君に似た(笑)ココナツ)とか、
ちょっとした脇役的なキャラクターも結構ツボにはまりました。


エンドロールを見ているとアニメーターの数に驚かされますが、
アナ雪のときよりもさらにCGが緻密でリアルに進化しているのを感じます。


巨額投資でそれ以上のリターンを見込んで製作するというのは、
さすがハリウッド、さすがディズニーですが、
リピートしたいと思った「モアナ 伝説の海」でありました。


(この歌の作曲がトニー賞受賞のLin Manuel Mirandaっていうのも納得)


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映画「マネーモンスター」を観る [映画(ま行)]

昨年の夏休み旅行のJAL機内でみた映画です。

マネーモンスター [SPE BEST] [Blu-ray]

マネーモンスター [SPE BEST] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray


あらすじはYahoo!映画さんより。

リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)が司会を務め、その巧みな話術で
株価予想や視聴者への助言を行う高視聴率財テク番組「マネーモンスター」。
番組ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)の指示を聞かず、
アドリブ全開でリーが生放送に臨む中、拳銃を手にした男
カイル(ジャック・オコンネル)がスタジオに乱入してくる。
彼は番組の株式情報によって財産を全て失くしたと憤慨し、
リーを人質に番組をジャック。
さらに放送中に自分を陥れた株取引のからくりを
白日のもとにさらすようパティに迫るが……。






ジョディ・フォスター監督作品というので期待しすぎてしまった感あり、

つまらなくもない、

 でも、面白くもない。

そんな作品でした。
なんか、見ても見なくてもいいかな、って感じ。(笑)


おそらく、アメリカ人が見たら面白い作品なのかもしれませんし、
日本人でも面白いと思う人は多いのとは思いますが、期待して見ちゃだめですね。。。


伏線がたくさん張られていてその上でハラハラしながら展開するということはなく、
陰で悪を操作する張本人みたいな人がいまいちインパクトに欠けているというかなんというか、
サスペンスを見るときに期待するポイントみたいなものが弱かったような、、印象です。

もともと、ジュリア・ロバーツもジョージ・クルーニーも好きというほどではなく、
好んでわざわざ見ないキャスティング、

オーシャンズ12 [Blu-ray]

オーシャンズ12 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray


これを見たときも内輪で盛り上がっている感じがしちゃったので、
今作でもそんな雰囲気を再び感じてしまったのかもしれません。


今の世の中、ネットを通じて巨額な資金が動きまくるのですから、
こういう話もビックリ仰天なネタではないといえばそれまでですが、
キャスティングを変えてもっと細かくつめていく深いドラマに仕立てていけば
ぜんぜん違うハラハラどきどきな作品になったかもしれないです。


結局のところ、キャスティングと演出でテーマはさほど悪くないのに出来がこうなっちゃうのかな、
と思った「マネーモンスター」でありました。残念。




 


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映画「ミス・ギャングスター」を観る [映画(ま行)]

以前、機内で見たときに大爆笑したのを思い出し、
久しぶりに借りてみました。

ミス・ギャングスター [DVD]

ミス・ギャングスター [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD



あらすじはYahoo!映画さんより。

ハワイへの旅行資金を銀行強盗に奪われた
3人の女性(ナ・ムニ、キム・スミ、キム・ヘオク)。
必死で貯金したお金を強奪された上に、銀行が補償してくれないことを聞き、
悲しみと怒りで震える3人。
旅行資金を取り戻そうと決意し、何と銀行強盗を企てるが……。






焼酎はジュース

ビールは麦茶

マッコリは牛乳



冒頭でこんなフレーズが出てきますが、これだけでもうツボ。(笑)


仲良しおばあちゃん達が銀行強盗、というあり得ないだろうって話ですが、

人生に乾杯! [DVD]

人生に乾杯! [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

80過ぎの老夫婦が銀行強盗って映画を観たのを思い出しました。。

(ハンガリー映画です)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2014-12-30-3


三者三様の性格のおばあちゃん達が互いを思いやる気持ち、
女の友情的な話ですが、深くシリアスになることなく、
サラッと軽めな仕上がりなので集中せずみ見られます。(笑)


おばあちゃんの内の一人が、かしまし娘の正司姉妹のだれかに似ているのでは、
って感じがして仕方なかったのですが(一番ガラの悪いおばあちゃん役)
病でもう長くないから、、というおっとりしたおばあちゃんが、

怪しい彼女 [Blu-ray]

怪しい彼女 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray



主人公の現在の姿(おばあちゃん)役で、
なかなか味わい深い女優さんです。(ナ・ムニという名前らしい)


Yahoo!映画の評価が非常に低いのですが、
狭い機内で最初見たときに結構笑ったので私としては星3.5個くらいは
つけてもいいかなという作品です。


こんな話、あり得ないと思ったらまったく楽しめないので(笑)、
特に色々な設定とか細かいところは気にしなければ意外と楽しめる、
(最後のお涙頂戴はちょっとやりすぎかなと思いましたが)
「ミス・ギャングスター」でありました。



 


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映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」を観る [映画(ま行)]

初めて映画館で観たマイケル・ムーア作品です。

514174.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

これまで政府に目の上のたんこぶ扱いされてきた映画監督のマイケル・ムーアは、
ある日、アメリカ国防総省のお偉方たちにある相談を持ち掛けられる。
彼らの必死の訴えに心を動かされた彼は、国防総省に代わり自分が侵略者として
世界中に出動することを提案する。
ムーアは空母ロナルド・レーガンに乗り込み、ヨーロッパへと向かう。






今までのマイケル・ムーア作品はテーマを1つに絞っていますが、
今回は色々な話を盛り込んでいます。

(ロジャー&ミー)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2013-01-06

(シッコ)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2011-11-19-6

ボウリング・フォー・コロンバイン [DVD]

ボウリング・フォー・コロンバイン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD



こういう作品もありましたが、シリアスになにか掘り下げるという感じはなく。


世の中は広い
。 素直にそう思えた映画でした。


冒頭のマイケル・ムーアがペンタゴンに呼ばれて、という設定が、
合成ビデオじゃん、って失笑したのですが、そのあとは、様々な国に行って
アメリカに持ち帰りたい政策を探すという設定が面白く、
知っている話もありつつ、知らない話もあったりと興味深く見終わりました。


イタリアでは年間の有休が8週間、産休も有給で5か月。
残業も少なく、ランチは自宅に帰って2時間じっくり、、という工場、
その工場の生産効率が非常に高いという事実。
アメリカで労働組合があってもバカンス1か月で出来過ぎというムーアの説明に
それを聞いたイタリア人カップルがびっくりする。

次に訪れたフランスでは、小学校の給食がフルコース、チーズにデザートまで出る、
貧しいといわれる地域でさえ、鱈のムニエルなど、ちゃんとした料理が出るし、
コストはアメリカの気持ち悪いジャンクフード給食より安い。

フィンランドでは、以前は子供の学力がアメリカと一緒で低かったのが今は世界一。
その理由は、宿題をなくし、遊ばせること。
幼いときはあっという間、大人になって幸せになるために通うのが学校という考え。
アメリカのような統一テストも廃止し、テスト自体も記述式、選択肢式は廃止、
その結果、誰もが多言語を理解し学力も上がるという結果になった。

スロベニアでは、大学の学費が無料。
学費ローンを返せなくなったアメリカ人がやってきて学ぶケースもあるが、
アメリカの大学よりスロベニアの高校の方がレベル高いという。
英語の授業も多いが、有料化の動きで大学生がデモを行い、それを阻止するという国。

ドイツでは、週の労働が36時間で40時間分の給料がもらえるほど労働者に厚い。
休みの日に上司からメールを送らないようシステムをシャットダウンする、
労働者が監査役会メンバーになり、不正を未然に防ぎ、経営者にアイデアを出すことで
労使双方に有益な体制をとっている。
また、ナチスについて、、自分の祖先たちが何をしたのかきちんと教育する。

ノルウェーでは、檻のない刑務所が島に建設され、基本的人権が守られている。
5年間の再犯率も20%と低く、重罪の受刑者用の刑務所でさえ、
看守が銃を持ったりすることない。
死刑制度も廃止されたので、大量殺人で実刑となっても最長21年。

ポルトガルでは、コカイン、大麻の合法化で逆に犯罪が減少している。

チュニジアでは、女性の権利獲得のためにデモを行い、憲法改正された。

アイスランドでも女性の社会進出が活発で、アイスランドの銀行が次々破綻する中、
唯一残ったのが女性経営者の銀行のみ。

などなど、ムーアがインタビューしてほほーそれはすごい、
アメリカに持ち帰らせてもらうよ、と喜んで次の国へ、と展開していきますが、
女性の社会進出のところが他の話に比べると長めだったせいか、
隣でビール飲んでポップコーン食べたおっさんが寝てました。(笑)
素晴らしいという政策がアメリカに習って導入したシステムいう国が多いこと。
女性の活躍についてもチュニジアがデモを行うずっと前から
アメリカでも女性の権利獲得の運動があったり(法の改正には至らなかったらしいけど)
何がアメリカをおかしくしたかといえば、未だに戦争して(勝てない)いて、
その費用に所得税なりなんなりが使われていて、国民の為になるようなことに
費用が使えない、それが高額な学費などの要因になっているんだろうと思いました。


もちろん、それを描くために都合のよい部分しか使っていないのは
理解しながらみないと、鵜呑みにするのも危ない映画だとは思います。
イタリアの若者の失業問題などは描かれていないし、学費無料についても
国の税制悪化を引き起こして有料化に向かっている問題もあるし、
いいと思われる裏にもなにかあるというのはどこも同じだと思いますが、
アメリカの破綻ぶりを描くために敢て他国からとりいれたい政策を、、
という描き方は面白いと思いました。


各国の話にアメリカではどうか、という映像が合間に挟まれるのですが、
私にとって衝撃的だったのは、ノルウェーの刑務所と対照的なアメリカの刑務所。
看守による受刑者への暴力はよく聞きますが映像で見ると本当にひどい。
おまけに、時給50セントでできるからと受刑者で運営するコールセンターなど、
大手企業が普通に受刑者を使ってビジネスをしている様子にびっくり。
また、黒人というだけで逮捕され刑が長くなる(要は受刑者は黒人が多い)ので
現代の黒人奴隷、という表現がされています。
未だにアフリカ系への過剰なまでの反応(逮捕や警察官の暴力など)が
日本でも報じられていますが、この場面は怒りがこみあげましたね。


ムーアが、ベルリンの壁に友人と一緒にいって、
昔ここで壁が壊れるのを観たね、と懐かしがる場面で終わるのですが、
絶対壊れることがないと思っていた壁が、ノミとハンマーがあれば壊せるんだよね、
昔、大学もほぼ無料だったしな、おれたち、、みたいにしみじみ話すのを観ると、
どの国もアメリカを見習って色々なことに取り組んできたものの、
その後、アメリカが戦争をやめられず悪い方向に進んでいった、、
ま、日本も悪くなるばかりで他の国のことを言ってる余裕はないのですが、
今度の大統領選の候補者選びの失笑しちゃうような展開を見ていると
この国、大丈夫か、他の国にも影響力大きいのに、、、、なんて思いました。


チュニジアの女性記者が、チュニジアは小さい国だけれど、
アメリカのことを知っているし、アメリカの音楽も知っている、
でも、アメリカの人はチュニジアのことをどこまで知っているのか、
他の国のことをしろうとしないで、
リアリティ番組(キムカーダシアンショーって言った(笑))を見ている。
もっと他国のことを知るべき。と苦言を呈しているのが印象的でしたが、
この映画を見たアメリカ人が自国の酷い状況にちゃんと気づけるのか
いや、気づいてくれないと、日本も我がふり直せだな、、と思った
「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」でありました。


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映画「マイ・インターン」を観る [映画(ま行)]

みたのは11月初旬ですが、記事アップが今頃になってしまいました。。。

173496.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、ファッションサイトを
経営・管理する会社のCEOとして充実した日々を過ごしていた。
仕事と家庭を両立するパーフェクトな女性像そのものの彼女は
まさに勝ち組だったが、ある日、試練が訪れる。
同じころ、シニアインターンとして、
40歳も年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)がジュールズの会社に来ることになり……。





デニーロ先生!


とても好い味出していました。

デニーロ先生は作品を選ばないこともあったりするので
以前記事にしたような、あれー的な作品にも出ていらっしゃいますが、
今作は当初ジャック・ニコルソンで、、って話だったらしいのですが、
そうでなくて、デニーロ先生でよかった、、と思いましたねえ。。。

話の筋がわかりやすいというか、ハッピーエンドになるだろうと
分かっていながら見ているので、途中で何がおきるのか、、
そんなことを考えながらみていたのですが、デニーロ先生演じるベンが、
若い社員とうまくコミュニケ―ションをとりながらうまく溶け込んでいく、
その様子がとても微笑ましく見られました。

特に、先輩社員のJasonを演じるAdam Devineが

ピッチ・パーフェクト [DVD]

ピッチ・パーフェクト [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD



ここで、敵対するアカペラグループのリーダー的存在で
目立っていたので、ああ、この人、この作品にも出ている!と
なんとなく親近感が湧いてさらに作品を楽しく見られました。


他にもジュールスの腹心というかサポートする部下の
キャメロンを演じていたのがAndrew Rannells.

The Book of Mormon (Original Broadway Cast Recording)

The Book of Mormon (Original Broadway Cast Recording)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ghostlight
  • 発売日: 2011/06/07
  • メディア: CD



大好きなミュージカルで主役を演じていた人なのですが、
舞台映えする人なので映画だとちょっとくどい感じがしたかも。。。
(でも私は出演してくれていてうれしかった)


妻と死別して、リタイア生活から脱しようと思うベンがインターンに応募して
ジュールスの会社に採用される、、伊達に長くいきているわけではなく、
上から目線ではなくあくまでも同じ目線で自らの経験に基づいて
丁寧に周囲にアドバイスする姿がとても見ていて心地よく、
そんなデニーロ先生の演技あって楽しく見られました。


ジャンルはドラマに入ると思うのですが、
深いところまで心情を描いているわけでもなく、浅いといえば浅いし、
途中で変なエピソードも絡まっていたりして
(親子の関係を描きたかったのかもしれないのですが、母親へのメール誤送信は
 入れるべきだったのか個人的には謎)
全体で見ると、☆3つ半くらいかなって思いますが、
ベンのような人が身近にいたら仕事も楽しくなるだろうな、なんて思いながら
さらっと楽しく見られた「マイ・インターン」でありました。


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