映画「香川1区」」を観る [映画(か行)]
以前見た「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編というか、
衆議院議員の小川淳也さんのその後を追いかけたドキュメンタリー、
気になってヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞しました。
(ちなみ今年初めて(1月初旬)見た映画です(^-^))
映画の内容はYahoo!映画さんより。
2003年に初出馬した衆議院議員の小川淳也は有権者からの支持を得てきたが、
選挙のたびに苦戦を強いられ、小選挙区では敗北を喫してきた。
そんな彼が7度目の選挙となる第49回衆議院議員総選挙に挑むが、
選挙区となる香川1区には自民党の平井卓也議員が立ちはだかる。
デジタル改革担当大臣も務めて知名度が絶大であり、
四国新聞と西日本放送のオーナー一族の出身という平井とは対象的に、
小川には盤石な後ろ盾があるとは言い難かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨年の衆議院議員選挙の結果が分かった上で観ていてもハラハラします。(^-^;
国会での発言力を大きくしていくためには比例ではなく地方選挙区で勝つことが大事、
でも小川さんがこれまで勝つことができなかった、そのために、衆議院が解散する、
ずっと前から小川さん、政策秘書、地元の後援会のみなさんが地道に活動していく姿、
途中、野党を一本化できない(ギリギリのタイミングで維新の会が候補を立てたり)
自分が住む地区から遥か遠くの香川県の話ではありながら、というか、自分が住んでいる
選挙区の活動もさほど(候補者の演説とか)見ることがなかったのよりずっと細かく、
時間を追うごとにどんどん香川の人たちを巻き込んで大きく渦のようになっていく、
そんな様子を垣間見せてもらった気分です。
地元の選挙区でずっと勝ち続けているのが自民党の平井さん。
デジタル庁の初代大臣として忙しいため選挙区になかなか帰ってこられない、
まあ、それは仕方のないことなのですが、地元の新聞社や放送局を経営する一族で
先代、先々代から選挙地盤を引き継いでいるだけにそりゃあ強いよなあ、
投票率が低ければ低いほど有利なんだろうな(それはどこの地域も同じですが)、
平井さんと小川さんの集会を比べると、一般のボランティアの人たちが小川さんに
惹かれて集まるのと、動員した感じが漂いまくる平井さん、という感じがしました。
もちろん、小川さんを主軸に描くドキュメンタリーなので、あくまでも小川さん、と
応援する人たちの側から見ている映像となるわけで、観ている人もそういう目線で
みるということを差し引いても、撮影しているスタッフを排除する平井陣営、
いくらモザイクがかかっていても堅気に見えずに怖かったのは確かです。
また、平井さんが小川さんの追い上げに危機感を感じたのか、地元での演説で、
自民党は嫌い(でも損得勘定やこれまでの実績で投票する人もいることは分かる)、
立件民主党は嫌い(でも小川さんのような熱い人は応援したい)、
自民党並みに大きな野党があればこんなに選挙で毎回迷うこともないと思うのですが、
この映画で少しでも多くの人が自分のもつ1票の重みを感じて政治に関心を持ってほしい、
そう思った「香川1区」でありました。
(映画と直接関係ない話)
映画はよかったのですが、隣に座る老夫婦がひどくて。(V)o¥o(V)
映画が始まる前から喋っていて家でテレビを見ている感覚でしょっちゅう話し、
途中で婆さんは何度も大きな音で鼻をかむ始末。
周りが見えなくなっちゃうのかな、と思ったのですが、映画館で観ていることを
忘れないでほしい!
衆議院議員の小川淳也さんのその後を追いかけたドキュメンタリー、
気になってヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞しました。
(ちなみ今年初めて(1月初旬)見た映画です(^-^))
映画の内容はYahoo!映画さんより。
2003年に初出馬した衆議院議員の小川淳也は有権者からの支持を得てきたが、
選挙のたびに苦戦を強いられ、小選挙区では敗北を喫してきた。
そんな彼が7度目の選挙となる第49回衆議院議員総選挙に挑むが、
選挙区となる香川1区には自民党の平井卓也議員が立ちはだかる。
デジタル改革担当大臣も務めて知名度が絶大であり、
四国新聞と西日本放送のオーナー一族の出身という平井とは対象的に、
小川には盤石な後ろ盾があるとは言い難かった。
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昨年の衆議院議員選挙の結果が分かった上で観ていてもハラハラします。(^-^;
国会での発言力を大きくしていくためには比例ではなく地方選挙区で勝つことが大事、
でも小川さんがこれまで勝つことができなかった、そのために、衆議院が解散する、
ずっと前から小川さん、政策秘書、地元の後援会のみなさんが地道に活動していく姿、
途中、野党を一本化できない(ギリギリのタイミングで維新の会が候補を立てたり)
自分が住む地区から遥か遠くの香川県の話ではありながら、というか、自分が住んでいる
選挙区の活動もさほど(候補者の演説とか)見ることがなかったのよりずっと細かく、
時間を追うごとにどんどん香川の人たちを巻き込んで大きく渦のようになっていく、
そんな様子を垣間見せてもらった気分です。
地元の選挙区でずっと勝ち続けているのが自民党の平井さん。
デジタル庁の初代大臣として忙しいため選挙区になかなか帰ってこられない、
まあ、それは仕方のないことなのですが、地元の新聞社や放送局を経営する一族で
先代、先々代から選挙地盤を引き継いでいるだけにそりゃあ強いよなあ、
投票率が低ければ低いほど有利なんだろうな(それはどこの地域も同じですが)、
平井さんと小川さんの集会を比べると、一般のボランティアの人たちが小川さんに
惹かれて集まるのと、動員した感じが漂いまくる平井さん、という感じがしました。
もちろん、小川さんを主軸に描くドキュメンタリーなので、あくまでも小川さん、と
応援する人たちの側から見ている映像となるわけで、観ている人もそういう目線で
みるということを差し引いても、撮影しているスタッフを排除する平井陣営、
いくらモザイクがかかっていても堅気に見えずに怖かったのは確かです。
また、平井さんが小川さんの追い上げに危機感を感じたのか、地元での演説で、
前作をPR映画と連呼して小川さんを批判する場面に、監督の大島さんが激怒して
平井さんに反論しに行く場面(当然後援者の人たちに大島さんは排除されます)、
平井さんもプライドがめちゃくちゃ高そうで(地元の名士っていうのもあるんでしょうね)
世襲制による地元への利益誘導の構図が出来ている(それをよく思わないけれど
自分の仕事で悪影響が出るからと応援せざるを得ない人もいる)わけで、
自分がどれだけ中央政界で力を持っているか、香川に大きな功績を残しているか、
ひたすらアピールするのを見て、こういうタイプって昭和時代の政治家ぽいな、
(自分の地元に高速と新幹線をいち早く開通させただみ声の方とかをふと思い出し)
世の中がこれだけ変化していっても多くの議員にデジタルなどのITリテラシーがなく、
コロナ禍でも強いリーダーシップや決断力が感じられなかったこと、
誰も経験したことがないことだから、とはいえ、国民がどこに向かっていけばいいのか、
リーダーとして信じてついていこうと思える人がいないというのが現実で、
そんな中でああいう演説をしているのを見ると(私の選挙区もこんな感じですが)
既成概念にとらわれず新しいことに取り組んでいく、
ちゃんと国民のことを見て苦労や悩みを理解して、少しでもよくしていこうとする、
そんな姿勢の人を見ればおのずと応援したくなるものだと思います。
前作で小さかったお嬢さん(映画の後半(17年後)はすっかり大人)、
友菜さんと晴菜さん、お父さんを今度こそ当選させたいと社会人で忙しい中、
週末に一生懸命選挙活動を応援する、あれだけ小さい頃嫌がっていたのに
こうやってお父さんの姿を見て頑張るお嬢さんたちの姿にもじわり。(:_;)
平井さんに反論しに行く場面(当然後援者の人たちに大島さんは排除されます)、
平井さんもプライドがめちゃくちゃ高そうで(地元の名士っていうのもあるんでしょうね)
世襲制による地元への利益誘導の構図が出来ている(それをよく思わないけれど
自分の仕事で悪影響が出るからと応援せざるを得ない人もいる)わけで、
自分がどれだけ中央政界で力を持っているか、香川に大きな功績を残しているか、
ひたすらアピールするのを見て、こういうタイプって昭和時代の政治家ぽいな、
(自分の地元に高速と新幹線をいち早く開通させただみ声の方とかをふと思い出し)
世の中がこれだけ変化していっても多くの議員にデジタルなどのITリテラシーがなく、
コロナ禍でも強いリーダーシップや決断力が感じられなかったこと、
誰も経験したことがないことだから、とはいえ、国民がどこに向かっていけばいいのか、
リーダーとして信じてついていこうと思える人がいないというのが現実で、
そんな中でああいう演説をしているのを見ると(私の選挙区もこんな感じですが)
既成概念にとらわれず新しいことに取り組んでいく、
ちゃんと国民のことを見て苦労や悩みを理解して、少しでもよくしていこうとする、
そんな姿勢の人を見ればおのずと応援したくなるものだと思います。
前作で小さかったお嬢さん(映画の後半(17年後)はすっかり大人)、
友菜さんと晴菜さん、お父さんを今度こそ当選させたいと社会人で忙しい中、
週末に一生懸命選挙活動を応援する、あれだけ小さい頃嫌がっていたのに
こうやってお父さんの姿を見て頑張るお嬢さんたちの姿にもじわり。(:_;)
自民党は嫌い(でも損得勘定やこれまでの実績で投票する人もいることは分かる)、
立件民主党は嫌い(でも小川さんのような熱い人は応援したい)、
自民党並みに大きな野党があればこんなに選挙で毎回迷うこともないと思うのですが、
この映画で少しでも多くの人が自分のもつ1票の重みを感じて政治に関心を持ってほしい、
そう思った「香川1区」でありました。
(映画と直接関係ない話)
映画はよかったのですが、隣に座る老夫婦がひどくて。(V)o¥o(V)
映画が始まる前から喋っていて家でテレビを見ている感覚でしょっちゅう話し、
途中で婆さんは何度も大きな音で鼻をかむ始末。
周りが見えなくなっちゃうのかな、と思ったのですが、映画館で観ていることを
忘れないでほしい!
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