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青森旅行記2021~出発編①~ [日本の旅(東北)]

呑み記事はないのですが、旅記事はぽつぽつと書くことがあったりして、
今回は6月に訪れた青森の旅です。

青森といえば、毎年雪深い時期に訪れている場所ですが、
最初に飛行機で訪れたとき(調べたら11年前の2010年でした(驚))
単に寒いときはツアー代金が安いからという安直な理由で訪れたものの、

(といっても4月だから春初めって頃ですね)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2010-04-09

寒い時の旅も意外と好きだなと思ったりして(理由は汗をかかないからです(笑))
それから年に一度は青森へ、と、主に寒い時期に訪れています。
今年も1月に訪れようとツアーを予約したものの感染状況を観ると控えた方がいいか、
と、一旦キャンセル、3月に改めてツアーを予約したものの状況が改善されていない、
と、再度キャンセル、そして、6月に改めてツアーを予約してギリギリまで悩んで
静かに旅しようと決行しました。
この時期の遠方への旅行について賛否(というか否ですね)ご意見あると思いますが、
他の方にご迷惑をおかけしないよう、私なりに留意して旅してまいりましたので
暫く記事をアップしてまいります。

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今回も松戸駅からバスで羽田空港に向かいました。
何度も乗換するのが面倒なのでお値段高めと分かっていながら楽な方法を選ぶ、
ぐーたらな性格だな、と思いながらバスに乗車。
IMG_5273.JPG朝日をぼんやり見ながら移動です
IMG_5276.JPG日曜日、朝6時ちょい前の羽田空港
最初にチェックイン機でクラスJにアップグレードしようと思ったのですが、
クラスJはかなり混んでいて窓側の席がとれないので早々に諦め、
空席がいっぱいの普通席の最後列の窓側をアサインしました。
早く降機しないといけない理由もないし、混んでいるクラスJよりは空いている普通席、
という気持ちで最後列にしました。

営業時間短縮でも6時開店のカレーうどんのお店(CUUD)という気持ちではなく、
(今回は二日酔いではありません!(笑))
空弁工房が6時半に開くまで待とうかなと思ったらシャッターが閉まっていて??と
空港案内の看板を観ると、
IMG_5278.JPGショック(´Д`)
じゃあ、保安検査の後になにか買おうと思ってJGCカウンターに向かう途中で
IMG_5277.JPG手話フォン 初めてみました
ビデオ電話で手話で会話できるのかな。
と思って調べてみたら、日本財団が設置(しかも4年前)した設備
聴覚障碍者の方がスマホやタブレットを使ってオペレータと手話で会話し、
電話を利用できるサービスらしいです。
確かに電話で問合せするしかない場合、聴覚障碍者の方にとってみたら
難しいですから、こういう設備があるというのは便利なのだと思います。
こういう意味でもバリアフリーという形が広がっていくのでしょうね。

と、今まで気づかなかった設備にやっと気づいた後は、
保安検査で小声過ぎて何をいっているか分からない女性スタッフの対応が
若干イラっとしましたが、ピー音なることなく通過して、売店で朝ごはん調達。
IMG_5279.JPGヨネスケ増殖中
ヨシカミさんとのコラボも結構スペース大きかったです。
食べたかった地雷也さんはまたも販売されておらず、かつサンドもなあ、と
いつもと違うものを調達しました。
IMG_5280.JPGラウンジも空いてます
日曜日なのでビジネスマンがいないというのもありますが、
時節柄やはり少ないということなのだと思います。
そんな中、旅して申し訳ない気持ちもあったのですが、
IMG_5282.JPG朝ごはん
ラウンジもアルコール提供が中止されていましたので綾鷹をいただきました。
おにぎりはお初、やまや(辛子明太子のお店)のものです。
書いてある通り出汁の味がほんのりするおにぎり2個に唐揚げ、辛子明太子、
高菜と玉子焼きのセットで700円くらいだったような記憶です。
高い感じもしますが空港価格と思えば許容範囲内かな。
空弁工房の握りたてにはかないませんが、出汁の味わいが美味しいおにぎり、
ちょっと辛子明太子を付けるとこれまた美味。
ここでビールが呑めないのが残念でした。(;_:)
IMG_5281.JPG目の前に飛行機
IMG_5284.JPG窓開けてました
と、カウンター席で朝ごはんを食べながら飛行機を見てまったりしていると、
一席空けたところにおっさんがやってきてPCあけてビニールから出したパンを
食べているのがものすごくうるさくて。(V)o¥o(V)
他にも空いているところがあるんだから空いているところにいけばいいものを、
なぜそこに座って周囲に騒音をまき散らすのか、と呪いの念を送りましたが、
往々にしてそういう人は気づかないもので、私が退散することにしました。

洗手間でハミガキした後は、ターミナルの端っこのゲート21へ。
幹線でないのでゲートは遠いのですが、沖止めでないだけまだよいかもしれません。
IMG_5285.JPG待機します
事前改札が一人だけで、次に優先搭乗のコールがあったので、ありがたく機内へ~。


(つづく)

タグ:JL
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映画「シンデレラ」を観る [映画(さ行)]

映画記事ばかりを続けていると本当に引きが悪いので(笑)
本日までにします。明日からは旅記事をアップする予定です。(^-^)
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昨日アップした映画と比べてお気楽すぎる気がしているのですが
大好きなビリー・ポーターが出ていると知り公開すぐ鑑賞しました。
(記事をアップしている時点ではAmazonプライムのみでの公開です)
シンデレラ.jpg
作品の説明はAmazonさんより。

「ピッチ・パーフェクト」の脚本家ケイ・キャノンが、有名なおとぎ話を大胆に作り変えた
現代風ミュージカル映画「シンデレラ」。
大きな夢を抱く野心家のヒロイン(カミラ・カベロ)が、
ファビュラス・ゴッド・マザーの魔法の力を借りて夢を実現させようと奮闘する姿を描く。
イディナ・メンゼル、ミニー・ドライヴァー、ジェームズ・コーデン、
ニコラス・ガリツィン、ビリー・ポーター、ピアース・ブロスナンと、
共演者の顔ぶれも非常に豪華だ。


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楽しくない訳じゃないけれど。( 一一)

シンデレラ、と思ってみると素直に楽しみづらい、というか、
シンデレラみたいなもの、いや、別物、と思えばそこそこ面白いかな、
という作品でした。

監督にとって意欲作なのかもしれませんが、雰囲気としては、
グリーとピッチ・パーフェクトを足したような感じ、に思えました。(^-^;

シンデレラ、といえば、
シンデレラ スペシャル・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD
やっぱりこのディズニーのイメージが強いのですが、

シンデレラ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2019/05/25
  • メディア: Blu-ray
実写版で観たこれは色々と突っ込みどころがあってそんなに楽しめず、

Rodgers & Hammerstein's Cinderella (1997)

Rodgers & Hammerstein's Cinderella (1997)

  • 出版社/メーカー: Walt Disney Video
  • 発売日: 2003/02/04
  • メディア: DVD
ホイットニー・ヒューストンがフェアリー・ゴッドマザーを演じていた、
このシンデレラは楽しかった、という記憶。

懐かしい洋楽とオリジナルぽい音楽のミックスでミュージカル仕立てに展開していく、
ジャネット・ジャクソンの「リズムネイション」、クイーンの「愛にすべてを」、
マドンナの「マテリアルガール」(イディーナ・メンゼルが歌っていた!)などが
出てきて結構もりあがるのですが、オリジナルの曲と交互に出てくるので
逆に散漫な感じがしてしまいました。
オリジナルならオリジナルだけ、懐かしいポップスならポップスだけ、とか
揃えた方が私自身はもっと集中して聴けたような気がします。

Amazonの説明の通りかなり大胆にアレンジしているので、
シンデレラが強い女性というか、物おじしない態度に王子が惚れる、
いまの時代なのか(でも女性の地位が低い設定)昔なのか、
夢見るシンデレラが強い割に中途半端に気弱になるので
どっちなの?と見ながら少々イラっとしたのは内緒です。(笑)

配役については、王様が元007のピアース・ブロスナンのちょっと足りない感じ、
王妃のミニー・ドライヴァーの素っ気ない態度、2人はよかったと思いますが、
王子があまり好みではなく(すみません)、というかシンデレラも実はあまり
好みな感じではなかったので(もっとすみません)、おそらくアメリカで人気の
ある俳優を起用したと思うのですが、この2人が恋に落ちるのかあ、という
どこか冷めた目で最初から見ていたのも作品に没入できなかった理由かもしれません。

継母のイディーナ・メンゼルはミュージカルでは安定した存在ですが、
継母が優しいのか優しくないのか、この設定も中途半端で、おそらく苛め抜くと
今の時代には許されない演出になってしまうのでマイルドにしたのかな、
(最後の方では自分の叶わなかった夢の話をしてシンデレラの背中を押す)
そんな歪んだ見方をしてしまいました。

3匹のねずみのうちの1匹を演じたジェームズ・コーデンもピーター・ラビットの
声の方が活き活きしていた感じですし(今作では出番が少ないのでそこも残念)
唯一、ものすごい存在感を見せていたビリー・ポーターだけが今作で大満足、
のポイントでした。
所謂シンデレラを変身させ、カボチャを馬車に、ネズミを御者にする魔法使いの
おばあちゃん(ディズニーでは)の役ですが、フェアリー・ゴッドマザーならぬ、
ファビュラス・ゴッドマザーという役柄で、
ビリー・ポーターにピッタリ。(笑)
魔法をかけるときに歌う曲がEW&Fの「シャイニング・スター」でこれは思わず
唸ってしまいました。ビリー最高!

と、おそらく映画館で観たら画面の大きさに圧倒されてもうちょっと違う感想に
なったかもしれない(と思いたい)のですが、自宅のテレビで観ると、
あれー?な感じがして残念感の方が多かった「シンデレラ」でありました。


(こっちの方が個人的には面白かった)↓


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映画「ブレッドウィナー」を観る [映画(は行)]

タリバンによるアフガニスタン制圧のニュースに理不尽さを感じますが
そのタリバンに関する作品がNetflixで観られるのを知り鑑賞しました。
ブレッドウィナー.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

タリバンが支配するアフガニスタン。
荒廃したカブールの町で生活している11歳のパヴァーナは、
足の不自由な父親が話してくれる、アフガニスタンの歴史を伝説に見立てた物語を
楽しみにしていたがある日、父親がタリバンに連行されてしまう。
タリバンは女性だけで外に出ることを禁止しているため、残された家族は働くことも
食料を買うこともできない。
パヴァーナは家族のために父親を捜そうと決意し、長かった髪を切って少年に変装して
町に向かう。



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( ノД`)( ノД`)


日頃の小さいことにイラついたり怒ったり不満を言ったりする私、

この作品を見てそんな自分が恥ずかしくなりました。
日本に生まれて当たり前のように平和な中で水もガスも電気も使える
環境で暮らしている私が日頃の不平不満を言ってはいけないくらい、
そのくらい理不尽な環境で生きのびようとする主人公のパヴァーナ、
彼女自身はフィクションですが、パキスタンの難民キャンプで
アフガニスタンの女性や少女に取材して書かれた原作を元に制作された
作品なので、パヴァーナのモデルになった女性が多くいるのだと思うと
なぜこの理不尽な世界が許されているのかと思ってしまいました。

日本では「生きのびて」という邦題で公開されましたが、
原題の「Bread Winner」は一家の稼ぎ手という意味だそうで、
父を理不尽な理由(女に本を読んだ)で刑務所に連れていかれ、
母、姉、小さい弟だけとなり(兄は亡くなったものの理由は不明)
女だけでは買い物に行けないとパヴァーナが髪を切り、
少年を装って
行動するようになります。
女というだけで一人で行動すると叩かれ、買い物にいっても売ってもらえない、
それが少年のふりをして出かけるとそれまでひどい態度だった人たちが
ころっと態度を変える様子を見て、パヴァーナ自身も理不尽な気持ちのまま
家族と共に生きのびるために行動していきます。
とはいえ、家族のために髪を切り、さらに理不尽な気持ちになっていく、
そういう光景にずっと怒りしか感じられませんでした。
ほぼ全てといっていいくらい男性の態度は酷いのですが(特にタリバン)
パヴァーナに手紙を読んでほしいとやってくる文字が読めない男性ラザク、
(亡くなったラザクの妻の名前(ハウラ)の意味を聞いて思わずジワリ)
最初はパヴァーナを男子だと思って刑務所にいる父のことも心配してくれますが
終盤でパヴァーナが娘であることを告白しても助けてくれようとする、
そこに全てではない、ごくごく一部でもそういう心のある人がいること、
同じく男子のふりをして外に出る同級生ショーツィアとの出会い、
これらがパヴァーナを前に押し進めていったように見えました。

映画は、パヴァーナが生きのびるために行動する場面と、
パヴァーナが弟などに語る物語が交錯するのですが、物語の主人公を
亡くなった兄の名前(スリマン)として語っていく中で、
最後の最後、スリマンが繰り返し語る言葉、パヴァーナが知らなかった
兄の亡くなった理由なのですが、これもタリバンによるものだと思うと
信仰の自由があるとはいえ、教義といえば何をしてもいいのか、
タリバンが侵攻してくる前の平和な時代を語るパヴァーナの父の言葉から
一転した様子が映し出されると本当に怒りしかありませんでした。

アメリカ軍撤退に合わせて再びタリバンがアフガニスタンに侵攻し制圧、
20年前とは違う、と、女性の権利は守るかのような発言も真実味を感じられず
この先アフガニスタンの女性たちはどうなるのだろう、またブルカの着用を
義務付けられ自由な行動ができなくなってしまうのではないだろうか、
そんな心配も感じながら見終わりました。

と、私自身は怒りと心配、悲しみばかりで観た作品だったのですが、
パヴァーナが最後に言う言葉が心に沁みました。

怒りではなく言葉を伝えて 花は雷でなく雨で育つから 私は生きる

パヴァーナがお父さんを助けてどこに行くのか、
お母さんとお姉さんと再会できるのか、
ショーツィアとの約束(海で会おう)は果たされるのか、
パヴァーナの言葉の強さを考えると時間はかかってもまた会える、
そうなってほしいという気持ちになりましたが、
いまのこういう事態だからこそ多くの方に観て欲しいと思った
「ブレッドウィナー」でありました。








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映画「復活の日」を観る [映画(は行)]

lovin姐さんの記事をみて今の時代を予見するような内容だと知り(未見)
(lovin姐さんの記事)https://lovin-tiger1.blog.ss-blog.jp/2021-08-29-1
Amazonプライムで鑑賞しました。
復活の日 角川映画 THE BEST [DVD]

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

小松左京の同名SFを映像化。
1982年、東ドイツの研究所から猛毒ウイルスMM-88が盗まれた。
ところが盗み出したスパイの乗った飛行機はアルプス山中で事故に遭い、
ウイルスが蔓延した地球は、南極にわずかな人類を残して滅亡する。
その生存者の一人、地震研究者吉住は、さらに大きな危険が近づいていることに気づく。
アメリカ東部に大地震がおきる可能性があり、それは核ミサイルの発射を誘発する
ものだった……。



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40年前(1980年公開)のフィクションが、今のコロナ禍では現実になりかねない、
と思えてしまいぶるぶる震えてしまいました。

原作は小松左京、SFというジャンルに苦手意識があってこの方の作品も
読まずに今まできてしまいましたが、原作も読んでみたくなりました。

今作は、細菌兵器が事故で世界中に拡散してしまい南極基地以外の人が
亡くなる事態(世界滅亡)になった前半(ここまでで1時間20分)、
近く起こると予想される地震の衝撃を核攻撃と判断して作動してしまう
アメリカの緊急事態用の自動報告装置(ARS)、
その攻撃に対抗する措置としてソ連が設定している自動報告装置も作動すると
目標に南極基地も入っているので何が何でもARSを止めねば、と
草刈正雄(地質学者)とアメリカのカーター少佐が南極基地からワシントンDCに
向かう後半で2時間40分くらいとかなり長尺な作品です。
(インド映画ほどではありませんが(笑))

前半には、医師の緒形拳、妻の丘みつ子、吉住の元恋人で看護師の多岐川裕美、
他にも有名どころの俳優さんがいたと思いますが、MM-88の威力には勝てず
命を落としていきます。
病院が戦場のような状態ですがマスクや防護服もつけていない、見えない細菌から
身を守る、そういう観念が当時はなかったのかと思ってしまったのですが、
島国の日本にさえはるか遠くから細菌が拡大して人々を殺してしまう、
最初はただの風邪の症状があっという間に肺炎を引き起こして亡くなる、
このコロナ禍で観ると現実に起きていることであり、SFとは思えない、現実と
重なる状態の映像がデジャブのように思えました。

映画の中でも感染しないために必要なのはワクチンだ、とフランス人研究者が訴え、
ワクチンを終盤で完成させるのですが、コロナのワクチン、感染リスクはあるものの
重症化を抑える役割を果たす、というのであればやはり接種はした方がよいのだな、と
改めて思いました。

世界滅亡の中生き残った南極基地でも絶望感から自殺する人が出てくるわけですが、
辰野隊員(渡瀬恒彦)も無線でつながったニューメキシコ州の少年が亡くなる様に
自らの命を絶ってしまう。(トビーと連呼する姿が切なかった)
日本基地は辰野だけで、そのほかの隊員は生き残るのですが、その後の存在感は
あまりなかったような印象でした。
夏八木勲や千葉真一、角川春樹もなぜか映っていたり、あとは県知事でなくなり存在を
忘れかけていた森田健作までいたので敢えて自分の視界から消そうとしていたのかも
しれません。

ノルウェー基地でも自殺者(と巻き添えで殺され)で一人生き残ったマリト、
彼女を演じていたのがオリビア・ハッセ―。
彼女の顔を観た途端、「君は薔薇より美しい」の熱唱が聞こえたのは内緒です。(笑)

南極基地の残った女性が少なかったので襲われる事件が起きると、種の保存のために
ルールを決めようという男性たちの身勝手な発言(一応、女性隊員も参道する体でしたが)、
このあたりは何だかみていて不愉快だったのですが、マリトと心を通わせていく吉住、
でも、ルールがあるから、みたいな悲しい場面も、素直に見られませんでしたねぇ。

ワシントンDCへARS作動を止めに行き、でも結局それが叶わずにARSが作動し、
ソ連の自動報復装置も作動して南極基地も全滅。
女性、子供、ワクチンを開発した博士など一部の人たちが南米(チリ)へ逃げ延びて
そこに、ワシントンDCからはるばる歩いてやってきた草刈正雄(吉住)、
オリビア・ハッセ―(マリト)と感激の再会、で映画は終わります。

これがタイトルの復活の日、ということなのかと思ったのですが、
40年前に小松左京の原作でここまで壮大なスケールで映画がつくられていたとは、
角川映画にあまり興味のなかった自分を反省しました。

南極基地内に置いてあった、クリープやダルマなどを観ると昭和だなあ、と
思って古さを感じますし、演出上の突っ込みどころは色々ありましたが、
(多岐川裕美はなぜいきなりモーターボートに乗っていたんだろう、とか)
そういうざっくりな感じも昭和らしい映画なのだと思えば気にならないと思います。

主題歌(ジャニス・イアン)がオープニングとエンドロールに流れるのも
映画を盛り上げていてよかったと思います。

モリケンだけはおそらくまた見てもイラっとすると思いますが。( 一一)

古い映画を自ら見ようという気持ちになかなかなれない人も多いと思いますが、
今だからこそ見た方がいい、いや見るべき映画だと思った「復活の日」でありました。
(紹介してくれたlovin姐さんに感謝!)









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映画「フリー・ガイ」を観る [映画(は行)]

YouTubeの広告で頻繁に出てきたので刷り込みされたように映画館に行って
観た作品です。(配給会社の思うツボです(笑))
freeguy.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

銀行の窓口係ガイ(ライアン・レイノルズ)は、平凡で退屈な毎日だと感じる一方で、
連日強盗に襲われていた。
疑問を抱いた彼は、襲ってきた銀行強盗に反撃を試みると撃退でき、
さらに強盗から奪った眼鏡を掛けると、街の至るところにこれまで見たことのなかった
アイテムやミッション、謎めいた数値があった。
やがてガイは、自分がいる世界はビデオゲームの中で自身がモブキャラであることを知り、
愛する女性と街の平和を守ろうと正義のヒーローを目指す。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

爆笑!

予告編で観ていたよりも私には楽しく思える作品でした。(^-^)

おそらく、オンラインゲームを普段から楽しんでいる方にはもっと親近感が湧く、
というか身近なこととして(ゲームに埋没する感覚で)楽しめるのではないかと
思います。(私はオンラインゲームはやりませんがそれでも楽しかった)
逆にゲームが好きすぎて突っ込みどころ満載で楽しめない人がいるかもしれない、
でも私はそういう知識がない分素直に楽しめたというのが正直な感想です。

オンラインゲームに現実の人がアバターを使ってオンラインゲームで戦う、
戦う街もゲーム上の架空の街なら、周囲の人たちもゲーム場の架空の人々。
英語ではNon Play Character(NPC)と表現されていますが、
字幕ではモブ(背景)キャラ、と和訳されていて、背景なので毎日同じ行動パターン、
そうやってプログラミングされているのですが、ゲームのプログラムにAIを組み込んで
あるので、ゲームの背景キャラ(それぞれキャラ設定されている)がAIによって
進化して、プレイヤーと戦ったりするのですが、戦うだけでなく困っている人を助けたり、
ゲーム上ではありえない行動をとるたえ、プレイヤーの間で話題になるという展開が
ゲーム未経験の私には展開が読めずにドキドキな感じで、最後の最後、
ああそうなっちゃうのー、でもそれがいいかもー、的な想像していない結末ながら
ホッとして見終わるという映画でした。

ゲームを開発者のキーズがモブキャラのガイを設定する時に、マライヤの古い曲が好き、
好きなアイスはバブルガムアイスなど、それがゲームに入り込んだミリーのツボに
はまるというのも、キーズがゲームの共同開発者だったミリーを念頭に設定した、
ということに気づくのが本当に遅かった私ですが(もっと早く気づけよお前と自分に突っ込み)
ゲームの中でも人間らしい場面があったりするとホッとしますね。
(とはいえ、ゲーム自体は殺し合い、武器の奪い合いばかりなのですが(笑))

キーズとミリーが開発したゲームを買い取って莫大な利益を上げるゲーム会社の社長、
アントワンを演じていたのがどこかで観たことあるなと思ったら、
ジョジョ・ラビット [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2020/12/02
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この作品でアドルフも演じていたワイティティ監督でしたが、
これがまた金に目が食らうしょーもないキャラクターを好演されていました。

後半でツボにはまったのが、ゲームの続編に投入するためにつくったキャラター、
ガイがゲームに隠された秘密を見つけにいこうとすると知って、
まだ半分も出来上がっていないうちにアントワンが投入すると、
セリフが(TBD)⇐To Be Decided、みたいな表示になったりするのが
メチャクチャツボでした。

制作会社の20世紀FOXがディズニーに買収されたことで、
キャプテンアメリカの盾や、超人ハルクの腕、スターウォーズのライトセーバーが
次々と出てくる場面はアメコミもスターウォーズも縁遠い私にもわかる演出で
テンポよい展開の中で爆笑できました。

AIによって背景キャラに自我が芽生えるのがよいことなのかどうか、という
疑問はありますが(ゲームの中だからいいだろうって話なんですが)
ガイだけでなくガイをとりまく他の背景キャラたちが活き活きとしていく様子を
観るとなんだか私まで楽しい気分になってしまった、予告編からは想像できない
内容で最後まで楽しめた「フリー・ガイ」でありました。


(映画を観終わった後もこの曲が耳から離れない(笑))


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映画「明日に向かって笑え!」を観る [映画(あ行)]

普段あまり見ることの無い中南米映画(アルゼンチン映画)、

ヒューマントラストシネマで鑑賞しました。
明日に向かって笑え.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

隣人たちとのつながりが深いアルゼンチンの小さな田舎町。
2001年、元サッカー選手のフェルミン(リカルド・ダリン)ら住民たちは、
放置状態の農業施設を復活させるべく皆で貯金を出し合う。
その資金を銀行に預けた翌日、金融危機に見舞われ預金は凍結されてしまう。
さらに混乱につけ込んだ銀行と弁護士に金をだまし取られ、
無一文になった彼らは奪われた財産を取り戻すため、ある作戦を立てる。


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痛快!

原題は”LA ODISEA DE LOS GILES/HEROIC LOSERS”。
まぬけたちの一連の長い冒険、という意味だそうですが、
今回はちょっとパクった感はありますが(笑)邦題が意外とよいかな、と思いました。
ただ、Odiseaの語源は古代ギリシャの長編叙事詩「オデュッセイア」なので、
紆余曲折の長い旅、という意味なのかと思うと、邦題、もうちょっと考えても
いいのかな、とも思いました。

善良な市井の人たちがアクドイ奴に騙されてしまう、
アルゼンチンのデフォルト、金融封鎖、本当に大変だったと思いますが、
自国通貨を信用せず米ドルで蓄えていたのを全て奪われる、
フィクションの作品とはいえ、こういうことが実際国内であっても
不思議ではないだろう、と思えるような作品でした。

元サッカー選手のフェルミンを中心として、地元に農協を作ろうと
夢を描いて集めたお金、が奪われて、一人だけ(トルコ移民のおじさん)
怒って引っ越していなくなってしいまうものの、他の出資者はフェルミンや
参謀役のような立ち位置のアントニオを中心に集まって、銀行に預けた米ドルを
奪っていった悪い奴(弁護士)からどうやってお金を取り返すのか、
そのためにアナログというか緻密でないというかかなりざっくりな感じで
計画を進めていく様子、スパイ大作戦とは真逆な感じの展開が逆に新鮮で、
セキュリティ装置の仕組みが分かったところで、頻繁な停電を演出して
セキュリティ装置をかいくぐろうとする、観ていてやはり悪徳弁護士を
やっつけてほしいのでがんばって!と思いながら応援しているのですが、
これでうまくいくのかなー、という心配も同時にモヤモヤと心の中に
渦巻いたまま話は展開していき、途中でまさかの事態、
(ありえねー、そんなことありえないから!と画面に突っ込み)
その後、とにかく勢いで突っ切ってしまえ、とばかりに前進するおじさんたち。

そして、奪還成功。(^O^)/

細かい突っ込みどころを気にすると楽しめないので、そのあたりは無視して(笑)
観るのがおススメです。

個人的に面白かったのは、セキュリティ装置が作動する度に携帯に連絡が入り、
悪徳弁護士が猛スピードで車を走らせ金庫を確認していく様子。
何度も何度もそれを繰り返し、金庫を確認しても異常なし、停電による誤作動、
と信じさせる彼らの作戦に躍らせる悪徳弁護士の様子がおかしくておかしくて、
この場面、最後の最後には勧善懲悪でやられてしまうところまで続いて
見終わった後、ざまーみろ、と、すっきりした気持ちになりました。

主人公のフェルミンは、元サッカー選手で地元にサッカー選手時代の姿の
銅像が飾られているくらいの英雄だったのが、時の流れと共に、
銅像(銅じゃないかも)も埃を被って汚れた姿、フェルミンの華やかな時代が
いまとなっては、、という描き方にも見えましたが、演じていたリカルド・ダリン、
どこかで観たことがあったと思ったら、
人生スイッチ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2016/12/23
  • メディア: DVD
唯一理解できたエピソード(駐車場を爆破する爆破職人)
爆破職人を演じていた人で、
しあわせな人生の選択 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2018/03/02
  • メディア: DVD
病で余命短い男を好演していましたが、
今作のフェルミンが一番観ていてなじんだキャラクターでした。

おじさんおばさんたちの米ドル奪還劇の話が主軸ですが、
この作戦をサポートするフェルミンの息子ロドリゴと、
悪徳弁護士マンシーの秘書、フロレンシアのやりとりが
若者のふんわりした恋として、主軸の作品を暴走させずに
うまく盛り上げながら進行させる良いエピソードだったと思います。

2001年のアルゼンチン、金融封鎖、ペロン主義、
フォークランド紛争(テレビで報じられている)、サッカー、トルコ移民、
色々なことが盛り込まれているのを観るのも興味深かったのですが、
対岸の火事ということではなく真面目に働く市民から搾取する人々(政治家とか)、
日本でもあり得るんじゃないかななんて思いながら見るのもアリ、かなと
思いつつ、勇猛果敢に悪に立ち向かう人たちの姿に元気をもらえた
「明日に向かって笑え!」でありました。








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映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」を観る [映画(さ行)]

現在の勤め先で在宅勤務前にはフリーアドレスで近くに座っていた
アニメ好きの会社のおじさんが勧めてくれたアニメ作品を鑑賞しました。サイダー.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

ある夏の地方都市。チェリーはコミュニケーションが苦手な少年で、
代わりに自分の思いを句にしていた。
一方、矯正中の大きな前歯をマスクで隠すスマイルは、カワイイと思ったものを
動画で配信し人気を得ていた。
偶然知り合った二人は、バイト先に来たフジヤマという老人が思い出のレコードを
探していることを知る。


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若いって素晴らしい~。

といっても、自分が若い頃に戻りたいわけではありませんが、
主人公のチェリー(名前でなんか違うものを想像する汚れうつぼです(笑))と
スマイル、同年代の方はこの作品をどういう気持ちでみるんだろうう、
そんな気持ちで観ていました。
そう思う私自身は今更キュンキュンすることもなく(笑)、
出っ歯がコンプレックスって若いときはそうだよなあ、とか、
人付き合いが苦手で俳句にはまっているというのも今の若い人であり得るのかな、
色々な気持ちが絡んでいましたが、主人公の言動はおそらく想定内の範囲で展開し
想定内の結末に着地する、という想像を前提に見ていたので、そこから逸脱するような
奇想天外な展開もなく落ち着いて見られました。

個人的にツボにはまったのは、細野晴臣似のおじいちゃん、フジヤマさん。
LPのケースを大事に持っているおじいちゃんですが、中のピクチャーレコードが
紛失してしまい、それを一生懸命探している、ちょっとぼけかかているものの、
(チェリーがバイトしているデイサービスに通っているような年代)
そのレコード探し、レコードを一生懸命探そうとする思い出話、
そして見つかったレコード(ネタバレすみません)をプレイヤーでかけて
流れてきたのが大貫妙子の歌声。

ダダ泣き。

私と同年代の方であれば、フジヤマさんにツボりながら見ていたのは
私だけではない、と思います。絶対。
フジヤマさんの思い出で登場するレコードプレス工場、
そこで働く若い頃のフジヤマさんの思い出。

(;O;)

途中からチェリーとスマイルのことは完全に脇に追いやって観ておりました。

フジヤマさんが探していた「YAMAZAKURA」は山桜なのですが、
その意味、チェリーが詠む俳句の世界からもうかがえるオチもついていて
田舎の風景の移り変わりと、どこか懐かしいドラマなどの展開ぽい感じ、
目新しさよりも懐かしさに浸って楽しめるような(私くらいの世代には)
爽やかで楽しく、ほろっとできて温かい気持ちにもなれる
「サイダーのように言葉が湧き上がる」でありました。


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映画「エイサーどんどん」を観る [映画(あ行)]

lovin姐さんが紹介されていた映画です。
(姐さんの記事)https://lovin-tiger1.blog.ss-blog.jp/2021-08-14-01
既に無料公開期間が終了してしまったので後手でタイミングの悪い記事と
なってしまいましたが(反省)折角みたので感想をアップします。
エイサーどんどん.jpg
あらすじは沖縄市観光物産振興協会さんのホームページより。


沖縄全島エイサーまつり65周年記念特別動画「エイサーどんどん」は、
全島エイサーまつりに出場する青年達の成長と、
そこに関わる家族の絆をえがいたドラマ。
訳あって内地に行っていた息子がフラっと沖縄に帰ってきた。
地元で何かしたいとモヤモヤした先はエイサー。
かつては一緒に遊んでいた地元の仲間達が汗を流す姿に…。


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沖縄に行きたくなりました。(^-^)

沖縄には30年くらい前(しかもツアー代金の安い冬)に一度しか行ったことがなく、
ホテルのロビーで観た沖縄舞踊くらいしか沖縄らしいものを見ていないということに
この映画で気づきました。

ブログを始めてlovin姐&スージー兄のライブに行ったことはあるものの、
根本的なところからの沖縄民謡(沖縄文化)への理解もなく、
楽しいなー、と思っていた程度だった自分が残念過ぎると思えたくらいです。(^-^;

この映画を観たからといって、沖縄のことが全てわかるわけもなく、
先日記事にした「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」で観た米軍基地の問題、
カタブイ」で観た先祖を敬う沖縄の人々、本当に一端ではあるものの、
こういった映像を通じて沖縄のことを知る機会が持てたことに感謝しているのですが、
今作は、ドラマ仕立てとはいえ(突っ込みどころはぽつぽつありましたが(笑))、
沖縄の人にとってのエイサーはお盆に先祖を送り迎えするもの、
その伝統を頑なに守っていくのか、創作のエイサーも織り込みながら、
沖縄の人にとってのエイサーの大切さを少しだけですが知るよい機会となりました。

私自身、新興住宅地(昭和40年代だけどね)に引っ越して、地元の伝統行事が
あるのかどうか(町内会のお祭り程度しか記憶なし)、実家のお盆(7月)に
歌を歌いながらご先祖様を家の中に入れる、そして送りだす、みたいなことを
やっていたことはあるものの、何かそれが自分にとって一大イベントということもなく、
毎日、仏壇にお線香をあげて輪を鳴らす、というのと同じレベル、日常ではないけれど
年に一度、会ったこともない祖父母(私が生まれる前に他界)を迎えて送る、
そんなイベントだっただけに、沖縄の人にとってエイサーという大事な文化があるのが
羨ましく思えました。

映画のドラマ部分で、主役(息子 小浪津正光さんというお笑い?の方が演じていた)と
お母さん(沖直未さんという方が演じていた)の見た目の年齢差があまりない感じで
不自然ではないのか、とか、米軍憎しで外人見て怒るキャラが若干理解しづらい、とか、
手をケガしても気合で太鼓をたたく主人公はその後きちんとケガが治ったのか、とか、
そんな突っ込みどころはあったのですが、従来男性が演じるサナジャーをやりたいと申告して
活躍する女性(赤嶺かなえさんという方が演じていた)のエピソードは個人的には
観ていて温かい気持ちになりました。

お母さんの恋人役が吉本のクリスさん(ありんくりんというコンビ)という方で、
この方がいい感じにドラマを盛り立ててリラックスして笑わせる役割だったのが
よかったと思いますが、最後のエイサーの場面、他のグループと鉢合わせしたときの
バトルの様子も含め、先祖を大事にする沖縄のエイサーについて知ることが出来て
(いつもlovin姐さんの記事でエイサーというのは知っていましたが今回は意味も含めて)
紹介してくれたlovin姐さんには感謝感謝の「エイサーどんどん」でありました。





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映画「モロッコ、彼女たちの朝」を観る [映画(ま行)]

銚子電鉄と久しぶりの成田空港への旅記事を書き終えたのですが、
こういうご時世なので呑み記事のストックはございません。

というわけで、映画記事をちょっと続けたらまた旅記事をアップする予定です。
ブログからお酒の香りがあまりしておりませんが、家で呑んでいますので、
ガス欠ということは全くございません。でも、早く外で呑みたい!

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予告編で観て気になっていた作品、シャンテシネマで鑑賞しました。
adam.png
あらすじはYahoo!映画さんより。

妊娠中のサミア(ニスリン・エラディ)は美容師の職と住む場所を失い、
大きなお腹を抱えてカサブランカの街をさまよっていた。
ある晩、幼い娘ワルダを一人で育てながら小さなパン屋を営む
アブラ(ルブナ・アザバル)が、路上にいた彼女を家に招き入れる。
夫を亡くして以来孤独だった母娘二人の生活に、
おしゃれ好きでパン作りが上手なサミアが加わり、暮らしに明るさが戻る。

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辛さを背負うサミアとアブラに思わず涙。(;O;)

今回は邦題は酷くはないというか、映画の内容に即した邦題だったと思います。
原題は”Adam”。
どうしてかな、と思って観ていると最後の最後で、その意味が分かります。
(だからネタバレはしません)

アフガニスタンの緊迫した情勢をニュースで見ると
イスラム社会での女性の立場というのは非常に低く見られていて、
性差のない(それ以外のことでも差別のない)社会を目指していこう、という
世界的な動きとは全く連動しない、イスラム教の教義に基づく解釈によって
いつまで経っても変わらないように見えるのが残念ですが、
今作もイスラム教の多いモロッコが舞台、ブルカを強要されている地域に比べると
服装などはまだ自由度が高いように見えますが、映画の中でも描かれていたり、
wikiにも書いてあるように人工中絶が禁止されている国。
未婚で妊娠、夫を亡くした寡婦、どちらも社会的地位が特に低い、
サミアがどうして妊娠したのか描かれてはいませんが、
望まない妊娠であっても中絶することができず産むしかない、
世間はそんなサミアに手を差し伸べず冷たく接するだけ、という冒頭の場面、
そこでサミアを一旦追い返したものの、夫を事故で亡くし、
一人で娘を育てるアブラがサミアを無視しきれなかったのも、
つらい立場であることを同じ女性として理解できたからだったのだろう、
と思いました。

やっと雨露を凌げる場所を見つけたサミアもお礼のつもりなのか、
モロッコの伝統的なパンを焼き、アブラや娘のワルダと心を通じさせていく、
(ルジザというパンが美味しそうで画面を見ながら食べたくなりました)
3人にとって穏やかな時間が流れていくのを観ながらホッとしたものの、
サミアのお腹がどんどん大きくなって出産となるとどうなるのか、
サミアは未婚の母の子が自分と一緒にいても幸せになれるわけはないので
産んだらすぐ養子に出せばいい、養子縁組を探してくれる人に子供を預ければ
自分の手から離れて子供は幸せになると信じていますが、
そんなサミアに対して、アブラは、養子縁組先を探すといっても、
中には物のように子供を売り飛ばす人もいるから施設に連れて行こうと諭します。
ちょうど出産がモロッコのお祭りの最中、自らの心の中に母性が芽生える前に
自分の産んだ子供をすぐ養子に出したいサミアに対し、お祭りが終わって施設が
開いたら連れていこうというアブラの言葉にサミアが葛藤する場面には
思わずダダ泣きしてしまったのですが、お腹が大きくなってからずっとずっと、
中絶することもできず、実家(田舎)に帰ることもできず、親戚にも電話しても
嘘をつき通して一人で考えて悩んですぐ養子に出そうと決めていた気持ち、
それがお祭りが終わるまでの間、サミアに母性が芽生える場面、それを温かく見守る
アブラの表情がそれまでずっと悲しげだったのに急に明るく見えて更にジワリました。

お祭りが終わった翌朝、サミアは赤ちゃんと一緒にアブラの家を去りますが、
この後、サミアがどうしたのか、子供を施設に預けて実家に帰って結婚するのか、
それとも違う道を歩むのか、敢えて描いていないのですが、出発する時の
サミアの明るい表情を見ると強く生きていってくれるのではないかな、という
気持ちになって観終わりました。

日本でもまだ給与格差や会社での昇進でも差があったりするという認識ですが、
レディースデーなんて逆に恩恵受けたりすることもあったりして、
差別だ差別だと声高に言うばかりの活動家たちをみるとゲンナリしますが
教義によっていつまで経っても社会的地位が低いままという状況の他国を見ると
自分の意見を言える世界、教育を受ける、望むところで働く権利、
未婚だから、寡婦だからといってそのこと自体が罪であるといわれてしまうことが
なくなって、女性だからという括られることなく自らの意思を尊重されるような世界が
少しずつでも実現していくべきだと思った「モロッコ、彼女たちの朝」でありました。



(映画と全然関係のない話)
モロッコといえば、私にとってはカルーセル麻紀がお直しに行った国というイメージが
ずっとあったのですが、wikiを見ると担当していたお医者さんが亡くなってからは
お直しの主流がタイになったと書いてあったのを見て、ああ、それで最近テレビに
出ているタレントさんなどはタイに行きましたと言っていたんだなあと納得しました。
ホント、映画とまったく関係のない話で恐縮です。(^-^;



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銚子&成田で鉄旅2021~あとは帰る編~ [日本の旅(関東)]

沢山の飛行機(本物や模型)を見て満足したらバスで成田山に向かいますが、

IMG_6579.JPG
屋外もちょっと見ようと思ったもののあまりに暑くてすぐ心が折れて写メを撮って終了。
IMG_6580.JPGタコ焼き&かき氷、販売していました
(バイトぽいお兄さん、屋外で暑いせいかやる気いまいちに見えた)
IMG_6581.JPGこれは無理
乗ってみたいけれどささすがに一人で乗っている光景は自分で想像しても怖い。(笑)
IMG_6584.JPG建物の裏がバス停IMG_6585.JPGまたね
バスで移動していると、
IMG_6586.JPG道の駅
こういうところで野菜とか買いたいのですが、やっぱり自動車に乗れないと
不便に思えてしまいます。(といっても運転する機会はもうなさそう)
航空科学博物館から30分くらいバスで揺られて成田山に到着。
IMG_6588.JPG人もまばらなところを歩いて
IMG_6589.JPG米屋の羊羹(地元で超有名)IMG_6590.JPG大門をくぐってIMG_6591.JPG露店
露店も日によって多かったり少なかったりですが、この日は少なめでした。
入ってすぐのところのドライフルーツやさんは営業していました。
試食どうぞーって声をかけられるのですが、剥き出し状態で盛り付けられていて、
こういう時期なのでちょっと手を伸ばす気にはなれず。( 一一)
IMG_6592.JPG亀石を見て
急な石階段を上ると、
IMG_6593.JPG三重塔
この近くのお線香を焚いて煙を体(よくなってほしいところ)につける場所で
(なんていうのか分からないけれどそんなところです)
顎マスクのおばさんが、お金も入れないでお線香をわしづかみにして焚いているのを
間近に見て、お金入れてから線香焚けよ、とイラついてしまいました。(V)o¥o(V)
(私はちゃんとお金を入れてからお線香を焚きましたよー)
IMG_6594.JPGお参りして
本堂を正面に観て左手に進んで、
IMG_6595.JPG噴水広場IMG_6596.JPGあ、休み(´Д`)
ここでもつ煮にビールと思って汗だくできたのですが、残念、お休みでした。
IMG_6598.JPG帰りまーす
IMG_6600.JPG川豊さんの煙が遠くからも見えます
川豊さんは持ち帰り用は20分くらいで出来るみたいでしたが、
かんばらやさんがお休みだったショックで待つ気になれず、そのままスルー。
IMG_6601.JPG夏らしく向日葵
IMG_6602.JPG成田、一年中鰻のイメージです
IMG_6603.JPGと、駅について
IMG_6604.JPGノンアルコールの泡でリフレッシュして
IMG_6607.JPG田んぼを見ながら
IMG_6608.JPG帰りましたIMG_6609.JPG我孫子到着~
IMG_6610.JPG唐揚げそば、今回もパスパス
最後が私の旅らしく(笑)尻すぼみな感じになってしまいましたが、
銚子電鉄に乗って映画を観て、美味しい鯖に鰯にお酒を楽しんで、
成田空港とド迫力の飛行機を楽しめたので結果オーライです。
銚子も日帰りばかりでしたが、1泊するのも楽しいのでこれからもたまには
お泊りしながら楽しみたいと思った、成田&銚子の鉄旅でありました。


(成田&銚子で鉄旅2021 これにて終わり)



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