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サンキュー[ハート]ちばフリーパスの旅2020~木村食堂で昼酒編~  [サンキューちばフリーパス]

慌ただしくいすみ鉄道に乗って蘇我経由で木更津に到着したら、
ちょっと早いのですが(11時)昼酒タイムといたします。

自宅を出発した時は、久留里駅の喜楽飯店(きたなシュランに出たお店)で
ビールと餃子、という気持ちだったのですが、車内が意外と混んでいて
買ったおむすびを食べられないまま木更津に到着したので、
空腹状態の私、臨機応変(単にお腹が空いていただけなんだけど)に計画変更。
IMG_0140.JPGあれ?
改札を出て階段を降りたところに以前お弁当屋さんがあったのですが、
なんだかお洒落なお菓子の店に変わっていました。。
(昨年夏にオープンしたBAACUSというお店)
IMG_0141.JPG駅前の元そごう
私が初めて木更津に来たときには既に撤退していたのですが、
駅前よりも郊外のショッピングモールが賑わう今、
やはり駅前の寂れ具合に切ない気持ちになりますね。
IMG_0142.JPGSLつけ麺
ここはずっと営業していますがやはり駅前でラーメン、需要が高いんでしょうね。
IMG_0143.JPG駅前でぶらぶらポイントを探して出発
IMG_0145.JPG広々としたロータリーの近くにいる
IMG_0146.JPG証城寺のたぬきにご挨拶
IMG_0147.JPGホテル三日月の送迎バス
このときはGoToトラベルを実施していたときなので、
県外からのお客さんも多かったんでしょうね。
IMG_0148.JPGこのあたり
木更津駅周辺を歩いていたときに気になっていた「鈴木小鳥店」さん、
今回は看板も見つからず(単に見落としなのかもしれませんが)
シャッターが閉まったままとはいえ、営業はされていたようだったので
どうしちゃったのか気になって仕方ありませんでした。(-_-;)
IMG_0150.JPG光明寺
歌舞伎狂言の切られ与三郎のお墓があって、
歌舞伎役者の方も(演じられる前?)お参りにいらっしゃるそうです。
IMG_0152.JPG見覚えのある看板を見つけて左折
IMG_0153.JPGここも定点観測ポイントのさぬきうどん店
IMG_0154.JPGこの近くに渋い暖簾のお店を発見
このあたり、他にも何軒かお店があって、
IMG_0157.JPGここも定食が美味しそうでした
迷いながら、食堂、という響きが気になって、
IMG_0177.JPGIMG_0155.JPG入店。
(食べログ) https://tabelog.com/chiba/A1206/A120602/12016666/

店内はお店のおばあちゃんがご近所さん?と思しきおばあちゃんとのんびりお話。
もう一人いたおばちゃんが、どうぞと言ってくれたのでテーブル席に着席しました。

IMG_0160.JPG4人掛けテーブルが5つくらい
IMG_0162.JPGほっとするお品書き
IMG_0161.JPG禁煙です
IMG_0169.JPG黄桜♪
木更津まで来たからアジフライもいいなあ、と思いながら、
ラーメンと餃子を注文しました。
IMG_0165.JPGとてもきれいに並べられています
古いお店だとこういうところが年季入り過ぎ、みたいなところも
ありますが、毎日綺麗にお掃除されているんだなあとホッとします。
IMG_0166.JPG自家製と思しき梅干しも置いてありました
IMG_0159.JPGビール♪
大瓶ですけどいいですか?と聞かれたのですが、もちろん無問題。(笑)
レンコンのきんぴらとカブのぬか漬けはサービス。素敵。(^-^)
カブのぬか漬けはよく漬かっていて酸味が効いててビールにぴったり。
IMG_0172.JPGほどなくしてラーメン&餃子IMG_0173.JPG懐かしい感じ
小さい頃に食べた近所のラーメン屋さんを思い出す味。
鶏ガラと鰹節かなって感じのスープ、これだけで日本酒2合はいけそう。
IMG_0170.JPG焼き目がきれいな餃子
外側がカリッカリ、中は生姜多めで美味しい。(^^♪
後から入ってきた地元のお客さん2人組のうち、1人はラーメン&餃子、
もう1人のおばあちゃんはタンメン&餃子。人気メニューなんですね。
見知らぬ土地でこんなに呑んでホッとできるなんて今回は見立て成功です。
こういうお店はいつまでも残ってほしいなあと思いながらお会計。
IMG_0176.JPGごちそうさまでした!
IMG_0178.JPG外から見るとこんな感じのお店です
この後、駅前の地図で見た見番を探します。
かつては賑わっていたから見番があるわけですが、まだ残っているなんて、
って調べたら千葉県内で唯一現存する見番だそうです。
IMG_0180.JPG発見
コロナ禍でお座敷の機会も減っていると思いますが、
芸者のみなさんには花柳文化を続けてほしいものですね。
って、こういう文化がまだ千葉県にも残っていたということに
驚いた私ですが、久留里線にすぐ乗らずぶらぶらしてよかったです。

IMG_0182.JPG見番の近くに「おとみ」
IMG_0183.JPG未成年はダメダメ
IMG_0158.JPGスーパーかな
私が小さい頃、こういうスーパーって色々なものがあって
華やかなイメージで(田舎だったから尚更)
婆1号と一緒に出掛けるのが本当に楽しみでした。
ま、ねだっても買ってもらえませんでしたけど。(^^;
IMG_0184.JPG昔は賑やかだったんでしょうね
IMG_0186.JPG八剱八幡神社でお参りして
IMG_0187.JPGホテル三日月のバスが2台に増えていた
IMG_0188.JPG切られ与三郎
外壁に描かれている元そごうの中に入ってみると、
IMG_0189.JPG毎回見ている気がする
鳳神ヤツルギ(先ほど訪れた八剱八幡神社から命名かな)のドラマから生まれた
超電神スパークルZ、らしいです。
この3人は木更津市役所の何でもやる課に所属しているという設定だそうです。
千葉テレビで放送していたみたいだし、動画を探せば出てくるかもしれない。
(記事を書きながら観ようかなという気持ちになっています) 
IMG_0193.JPG2階の様子
前回見たときよりさらにテナントが減っているみたいで切ない。
IMG_0194.JPG3階にはいけないエスカレータ
駅前を活性化させようと市も努力されているんだと思いますが、
なかなか難しいのでしょうね。(;_:)
と思いながら外に出て、
IMG_0195.JPG以前通った与三郎通りを散策
IMG_0198.JPG以前昼酒した山孝食堂さん
ここでも飲みたかったけれどはしごは無理。(まだ12時前)
と後ろ髪を引かれるように木更津駅に戻ります。

IMG_0200.JPGいたるところにたぬきがいる木更津
IMG_0202.JPGあさりや伊勢海老が有名ですが、
伊勢海老は名前を変えると売れなくなるので千葉でとれても伊勢海老。

ここで酒の肴によさそうな珍味あさりを買ってから久留里線のホームに向かいます。

(つづく)


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サンキュー[ハート]ちばフリーパスの旅2020~いすみ鉄道編~  [サンキューちばフリーパス]

我孫子から成田、銚子まわりで南下していくのと違って、
新松戸、蘇我経由で移動すると住宅がたくさん見える風景が続くのもあって、
テンションがいまいち上がらないまま気づけば大原に到着していました。
この後は、いすみ鉄道に軽く乗りテンションがあがるはず。(^O^)/
(本日の記事では、いすみ鉄道の後、蘇我経由で木更津までまいります)千葉②.jpg

IMG_0087.JPGムーミン列車(黄色)ではなかった
って、wikiで観たら2019年3月末でムーミン列車は終了していました。(今知る)
こういうカラーリングもどこか落ち着きます。(旧国鉄ぽくて)
IMG_0088.JPG国吉から人吉?
(日経記事)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63737220R10C20A9L71000
昨年7月、豪雨で被害を受けたくま川鉄道を応援する形で、国吉から人吉への架空切符を
発売していたそうです。
人吉は全国的に有名ですが、国吉はどのくらい有名なんだろう。。。(。´・ω・)?
(という突っ込みは無しですね(笑))
以前、くま川鉄道で運行していた急行くまがわの車両が、
今いすみ鉄道で使用する旧国鉄のキハ28と同型ということもあっての応援らしいのですが、
旧国鉄車両、くま川鉄道はかつて使っていたけれど、いすみ鉄道は「今」使っているから。
まあ、銚子電鉄に至ってはもっと古い車両を50年落ちで購入して使っているけれど。。。
と、遠い熊本とどこかつながっているような気持ちになって乗車すると、
IMG_0089.JPG坑ウィルスの空調広告
菜の花電車の隣が抗ウィルスって時節柄ですよね。
IMG_0091.JPGつり革がマン丸
この車両、新型だったらしく、いすみ鉄道に運ばれている様子などが
写真で紹介されていました。(2015年に導入されたようです)
車内はほぼ9割が高校生。いや、9割5分くらいが高校生。
平日の7時台の電車ですから当然なのですが、五十路の私、完全に浮いてます。(笑)
駅に着くごとに乗車してくる高校生の数と共にどんどん浮いていく私。( ゚Д゚)
上総東ではブラバンなのかホルンのケースを背負ったJKが乗ってきたり、
ジャージ姿の高校生男子が乗ってきたり、アウェー感が増していく車内です。
IMG_0094.JPGじっと外を観ます
4人掛けのボックス席で目の前がJKなので、
あまりキョロキョロできず写真も撮れず、この1枚のみ。
IMG_0095.JPG国吉駅を通過
ここからも高校生がたくさん乗ってきました。
2両編成の電車が乗車率100%(立っている高校生大量)という、
乗り鉄以外でこんなに混んでいるいすみ鉄道は初めてです。
IMG_0100.JPGIMG_0097.JPG
IMG_0096.JPG大多喜に到着したのでここで下車します
大多喜高校の名前の入った部活ユニフォームを着ていた高校生男子他、
ごっそり降りていきました。
IMG_0098.JPG鉄印帳!
気持ちが盛り上がりましたが、駅の窓口を見ると、
IMG_0099.JPG窓口は8:40から
この時まだ8時過ぎ、5分後くらいの電車で折り返すので無理。(:_;)
鉄印帳はまたこの次かなあ。。。。
IMG_0102.JPG残念ですが折り返します。
帰りは黄色い電車。先頭には大多喜城のマークがついていました。
IMG_0104.JPGデンタルサポート大多喜
いすみ鉄道も駅名のネーミングライツを販売しているんですね。
銚子鉄道のような面白系という感じではありませんが、
ローカル鉄道をサポートしようと共感される方のお陰で、
こうやって私もいすみ鉄道に乗れるわけです。
IMG_0105.JPGで、乗車しようとすると、
車内からおばさんが降りてきて、「この電車、西大原に行きますか?」と
いきなり聞いてきたのですが、大原行なんだし、西大原も停まるでしょ、と思って、
停まると思いますよ、って答えて電車に乗ったのですが、
車内はおばさん1人で誰にも聞けなかったからでしょうかね。
って、いきなり聞かれて私もビックリだよ。(◎_◎;)
IMG_0109.JPGWi-Fi使えるって凄い。
Wi-Fiが使えるとなると高校生とか喜びそうですが、
銚子電鉄ではありえないな、Wi-Fi。(褒めてます)
IMG_0110.JPG車内にあった路線図
おばさん、これ見れば西大原(終点の大原の一つ手前)に停まるって分かるでしょ、
と、自分で車内を確認せずいきなり他人に聞くのはよくない、と、
IMG_0111.JPG車両の向こうの方にいるおばさんに向かって
路線図見ろ、路線図!、心の中でアドバイスしました。
大原に戻る電車は一両なのに私とおばさんだけ。
観光客が県外からくるにはまだ早い時間帯なのでそんな感じですが、
このままおばさんと2人きりで西大原まで行くかと思ったら、
西大原の一つ手前、上総東からおばあちゃんがノーマスクで乗車。
そして西大原でおばさんは降りていきました。。
いすみ鉄道は昭和の終わりにJR木原線が廃止になってから、
民間のいすみ鉄道として新たにスタートしたわけですが、
人口減少などで存続の危機がずっと続く中、異業種からの経営者抜擢や、
ネーミングライツ、新駅開設やムーミン列車など、観光客を呼ぶ仕掛けなどで
10年前に存続が決定したという、地元に愛されるだけでなく遠くからでも乗りたいと
思える鉄道として進化してきたのかなと思います。
訪問したときは、列車でイタリアンのフルコースをいただける企画や、
地元の酒蔵の杜氏さんを呼んでおつまみを食べながら地酒を呑める企画が
実施されていましたが、料金(結構高い)とタイミングの関係で今回は参加せず。
とはいえ、違うタイミングで面白い企画があれば一度乗ってみたいですね。
IMG_0112.JPG曇天の中、電車は大原へ
IMG_0113.JPG車内にも貼ってありました
IMG_0114.JPGこの方法が(笑)
神社やお寺の御朱印もお参りせずにもらおうとする人に対して、
お参りしてから申し込んでください、といった注意書きを見ることがありますが、
御朱印がお参りした印だとすれば、鉄印はいすみ鉄道に乗った印、なので、
車かなにかで駅にきて、鉄印だけくださいっていうのはダメですよ、って
意味で書いてあるのでしょうね。
実際鉄印だけもらいに来る人がいるから注意書きがわざわざ貼ってあるのかと
思いますが、鉄印だけもらう人、気持ちが私には理解できません。。
そのあたりって電車に乗らずに撮るだけの人も同じかな。(^-^;
IMG_0118.JPGのどかな単線を走る電車
IMG_0120.JPG時の流れを感じる駅票
IMG_0128.JPGアッという間に戻ってきた大原駅
この後、JRの乗り換えまで30分くらいあるからとのんびりしながら
開店したばかりの売店を見ると、
IMG_0131.JPG御宿の湯?温泉あるの?(驚)
IMG_0132.JPGティッシュボックス
と、大量の鉄男さんたちがいすみ鉄道に流れてきて、
ああ、JRが到着したんだなあとJRの改札の時刻表を見ると、
あと1分で上りの千葉行が出るところということに気づきました。
私が調べていた電車(30分くらい後に出発)は特急だった。あっぶねー。(汗)
(特急料金を払って乗るのはよほどの時なのです)
IMG_0135.JPG走って写真撮ってから乗車
30分後の特急に乗れば、木更津には13分早く着くのですが、
ひたすらごとごと電車に乗るのが楽しいので(理解しづらいと思いますが)
電車に気づいて乗れたので一安心。
この後、眠くて爆睡していたらあっという間に蘇我駅。
行きでも乗り換えたので戻ってきた気分です。(笑)

内房線の下り(木更津行)に乗り換えたのですが、調べていた電車はまたもや特急。
検索する時、有料特急を条件から外していなかったことが原因ですが、
入線してきた電車を見て「これじゃない(:_;)」と思ったら、
私が乗るべき普通電車はその3分後にやってきました。
車内はそこそこ混んでいたのですが、大きな荷物を広げて大きなヘッドフォンしてる
ちょっと自意識過剰系のお兄さんが目の前に。
こういうお兄さんはどういう音楽を聴いているんだろう、っていつも気になるのですが、
まさか落語とか聞いてるわけないよね。(笑)

蘇我から木更津に行く途中、小湊鐡道の起点、五井駅にも停まるので、一旦下車してから
小湊鐡道で海士有木(一駅)まで行って戻ってくる、なんてことも一瞬考えたのですが、
乗り換え3分で階段のぼりおりしてぜーぜー言って小湊鐡道に乗るかと言われれば、
この年では転ぶ可能性もあるし(五十路にはハードな乗り換えです)、
ぐずぐずしていて乗れない可能性もあるので今回は断念しました。
IMG_0137.JPG
というわけで、車窓から小湊鐡道の車両を見て鉄分補給しました。
この後、姉ヶ崎、袖ケ浦あたりでごそっと乗客が降りてしまいガラガラな車内。
ここで呑めたらいいのにな、なんてことを六角さんの姿を思い浮かべながら
呑み鉄したい自分の気持ちをおさえつつ、
IMG_0139.JPG 木更津到着~。

大原駅からは1時間40分くらいで到着です。(まだ11時ごろ)
この後、当初の予定では久留里線で久留里まで行ってお昼を食べてから、
再度久留里線で終点の上総亀山までいって、、、というプランだったのですが、
おにぎりを食べそびれてお腹ぺこぺこだったので、木更津で早めランチ、
というか昼酒することにいたします♪(気分は六角さん♪)


(つづく)


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サンキュー[ハート]ちばフリーパスの旅2020~大原へ向かう編~  [サンキューちばフリーパス]

万年後手ブログ(笑)なので、
年を越しても昨年の話を平然とアップしておりますが、
今回は2020年のサンキュー[ハート]ちばフリーパス旅の記事。
サンキューちばフリーパスバナー大.jpg

(2016年は内房まわりで鯨を食べた鉄旅)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2016-11-23-2
(2017年は外房まわりで初めて久留里線に乗車)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2017-11-20
(2018年はいすみ鉄道&小湊鐡道で千葉を横断)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2018-12-03
(2019年は小湊鐡道が対象外でショック)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2020-02-25

今回で5回目の千葉一周旅です。
コロナ禍でこの企画切符は発売されないものと思っていたら、
最寄駅でポスターを見て「え、今年もやるの?」と驚きながら、観た途端、
家に帰って2日間の鉄旅スケジュールを組み立てる自分がおりました。
2019年に対象外になっていた小湊鐡道が再び乗り放題区間に復活したので
いそいそ宿を予約して鉄旅したのは2020年11月初旬。

今回のスタートは我孫子ではなく新松戸。
いつもは我孫子から成田にいって銚子、というルートですが、
今回は新松戸から武蔵野線、京葉線、外房線で大原まで向かいます。
(銚子は2日目の帰りルートに組み込みました)

千葉①.jpg

IMG_0064.JPGたくさん乗って鉄分補給します♪
IMG_0061.JPG今回は朝5時台の電車で出発
2日分の鉄旅のスケジュールを組んだ後、通常運行しているか心配になって
出発3日前に小湊鐡道のホームページを見ると、
(-_-メ)ショック
線路陥没で復旧目途が立たず一部区間で不通というお知らせを発見。( ゚Д゚)
大原からいすみ鉄道で上総中野まで行って小湊鐡道で五井まで、という、
小湊鐡道がフリーパスに復活して楽しみだった外房から内房への横断が出来ない。(悲)
不通区間を結ぶ連絡バスの時間があまりよくなくて(いつもそうなんですよね)
結果的には横断を諦めて、大原からちょっといすみ鉄道にに乗って戻ってきたら、
大原に戻ってきて大回りして内房に向かうルートに変更しました。
で、久しぶりだし、折角だからと、武蔵野線で南船橋ではなくわざわざ市川塩浜に
行ってから京葉線に乗り換えて二俣新町を通って蘇我へ。
(普段は決してそんな面倒な乗り方はしませんが、折角の機会なので(^-^;)
IMG_0058.PNGIMG_0059.PNGIMG_0062.PNG鉄旅のお伴は昭和歌謡
今回は加山雄三とか美空ひばりとか、布施明(君は薔薇より美しい)とか、
心の中で歌いながらどんどん南下し、  
IMG_0065.JPG到着。
いつものように成田方面に向かう風景と違い家だらけの景色なので
なんとなく萌えないままあっという間に蘇我に着きました。
当初の計画では、蘇我で駅蕎麦朝食(いろり庵きらくだけど)にしようかと
思っていたのですが、スキップして早く大原に行って木更津まで行けば
久留里線に沢山乗れるかもと思って、そのまま上総一ノ宮経由で大原へ。
IMG_0066.JPG手作り感が素敵
蘇我からなら内房も外房もまあまあ気軽に行ける距離だからかな。
IMG_0067.JPG外房線ホームに移動して 
IMG_0068.JPGこの目印
車両編成によってドアの場所が違うのが慣れていないと困惑します。
とりあえず地元の慣れた人が並んでいる後ろに並ぶようにしていますが、
色々な電車が同じホームに停まるからと分かっていながら、普段の生活では
このサインに関係なく乗車位置が同じなので(常磐線なので)
こういう印を見ても遠出している気分になれたりします。 
IMG_0069.JPGホームから見える景色
マンションやら家がいっぱいの風景。
この駅も通勤客が多い駅(路線)ですもんね。 
IMG_0070.JPGと、京葉線を見ながら 
IMG_0072.JPG外房線 上総一ノ宮行に乗車
この車両(209系)を見るとちょっと遠くに来た気分になりますが、
この先、2日間殆どこの車両に乗るので感激は一瞬で薄れてしまいます。。 
IMG_0073.PNGIMG_0074.PNGIMG_0075.PNG更に昭和歌謡♪
畑中葉子って今なにしてるんだろう、とか木之内みどりって竹中直人と
結婚したんだっけとか、ニッチモサッチモドーニモブルドーッグ♪と
心の中で熱唱しながらコンビニで買ったおむすびを食べようと思ったのですが、
意外と車内が混んでいて結局大原に着くまで食べられず。(:_;)
これが成田線なら空いていて余裕で食べられるのですが。
外房線のことをちょっとナメテました、私。
土曜日の外房線は、高校生、釣り人、ゴルファーが多く、そこそこ混んでいます。
誉田(ほんだ)駅あたりから少しずつ緑が増えてきて田んぼも広がってきたな、
と思ったら、通路挟んで対岸に座るJKが足元におろしたカバンを足で挟んで寝ていて、
足がどんどん開いてきて、でもJKは爆睡しているのか起きる気配もなく、
おばさん(私)、心配で仕方ありませんでした。
今のJK、スカート短いですからからねぇ。
私がJKのスカートの中を見たからといっても何のエロさも感じませんが(笑)、
お嬢さん、変なおっさんもいるんだから気をつけなさいね、と、
遠くから念を送ることしかできない私でした。
といった小さい珍事の後、大網あたりから丘のような小山が見えてきて、
IMG_0076.JPG 終点の上総一ノ宮
同じホームの向かいに停まる安房鴨川駅行(始発)に乗り換えて出発すると、
目の前には緑リュックを背負ったおじさんが着席。
黄色いジャケットが派手だけど見た目は地味。同じ鉄旅?でしょうか。
私もこんな感じで電車が好きそうな地味なおばさんに見えるのかしらね。
(おばさん1人で電車乗ってる光景もそこそこシュールかもしれない(笑))
IMG_0079.JPGのどかな風景を走ること20分弱で 
IMG_0081.JPG無事、大原に到着~。
自宅を出てから3時間弱。
同じ県内とはいえやはり房総半島は遠いような気もしますが、
房総半島の先端に行くほどでもないのでそんなに遠くもないような。 
IMG_0084.JPG改札を出たらいすみ鉄道乗り場へGO 
IMG_0086.JPGこの似顔絵!
鉄印帳の文字にも惹かれましたが、隣のチラシのこの男性、
古今亭文菊さんですね。地元の落語会のチラシでした。
二つ目(菊六)時代はよく落語会で聞いていましたが、
真打になってからは全く聞いていないので久しぶりに聞きたくなりました。
(きれいな言葉遣いで古典を話す落語家さんです)
と、まさか大原で文菊さん(のイラスト)を見かけるとは思わなかったので
びっくりしながら改札を通って、
IMG_0087.JPGいすみ鉄道に乗車します!


(つづく)




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本郷三丁目「朔」であんこう鍋 [呑んだり食べたり(郷土料理&お鍋)]

昨年11月に本郷三丁目の「朔」さんに行ったときの呑み記事です。
今回は、北海道すなお水産さんの美味しいお魚をいただきながら飲む、
事前に幹事さんが朔のともな店長に予算と内容について相談してくれたので
私は何もせずに呑んで食べるだけ。(^-^)
IMG_0617.JPG最初はビールで乾杯♪
(事前に相談した予算に入っていないのですがついつい注文してしまう)

IMG_0616.JPGお通しは鶏皮煮 ぷるぷる美味 
IMG_0618.JPGここでお鍋登場
お店に土鍋がなかったので、店長のともなさんが自宅から運んでくれだそうです。
私たちが鍋を希望したばかりにお手数をおかけしました。<(_ _)> 
IMG_0620.JPGあんこう 
IMG_0621.JPGすなおさんが書いた部位説明
お皿の左側が説明では下になる感じです。 
IMG_0622.JPG胃とか皮 
IMG_0623.JPGあん肝は別盛りで 
IMG_0625.JPG発砲系の日本酒
幹事さん(呑兵衛)の誕生日が近かったせいか、
お店からのお祝いとしてミニボトルをいただきました。
当然主賓ではない私もおこぼれをいただけました。(^-^) 
IMG_0640.JPGあっという間に30分経ち
お知らせとして出してくれるしじみスープをいただきながら、
IMG_0629.JPGぐつぐつです
あん肝を溶かしたポン酢につけていただきながら、
IMG_0637.JPGあん肝 ごま油と塩でもいただき至福  
IMG_0633.JPGふぐひれ(すなおさんから) 
IMG_0645.JPG熱燗でひれ酒も楽しみつつ、 
IMG_0646.JPGわがままいって用意してもらいました 
IMG_0648.JPG鍋の後の至福タイム
2時間くらいの滞在でたっぷり呑みました。 
IMG_0635.JPGIMG_0636.JPGIMG_0638.JPG  
IMG_0642.JPGIMG_0644.JPGIMG_0649.JPGIMG_0651.JPG
あっさりした味付けにしてくれたのでモリモリと食べられました。
(こってりした味噌味のお鍋より好きかも)
こうやって美味しくお魚とお酒をいただけたのも、幹事さんと連携して、
美味しいお魚を用意してくれたすなおさんと、お忙しい中、お鍋を
準備して出してくださった、ともな店長のお陰です。

緊急事態宣言が解除されるまでお店はお休みされていますが、
早く営業再開して私も日本酒を思いきりのみたい!です。

というわけで後手記事を書きながら、
またお魚とお酒で楽しみたいと思った朔さんでありました。


 

タグ:本郷三丁目
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Netflix「ミスター・サンシャイン」を観る② [ドラマ(海外・国内)]

京都に行く度にお世話になっている祇園の割烹中山さんで
イ・ビョンホンが大好きな女将さんから勧められたドラマ
大作過ぎて登場人物についての感想などを書いていたら長くなってしまったので、
今回は続きです。(ご興味ない方はどうぞスルーで)

ミスターサンシャイン.jpg
主な登場人物については殆ど書きましたが、
登場回数は少ないものの私の中では大きな存在感を感じさせてくれたのが、

ゆうぞう

IMG_2348.JPG目力がすごいんです

おそらく勇蔵、なんだと思いますが、Imdbなどを見ると、
Yoojo
って書いてあったりします。

韓国の方が日本語を話すと、ザジズゼゾがジャジジュジェジョ、と、
発音しづらいようなので、こういうアルファベット表記になるみたいなのですが、
ゆうじょう、って。。。。

勇蔵、雄三、祐三、有三、裕三、勇三、、、どれなんだろうって、
イメージ的には勇蔵かな、って思っています。

武臣会メンバーで、朝鮮人ですがク・ドンメと話すときは日本語、
最初、日本人?なのかと思っていたのですが、朝鮮人の設定だと分かり、
どういう経緯で武臣会に入ったのか、ク・ドンメとどこで知り合ったのか、
日本で出会って一緒に朝鮮に戻ってきたのか、彼のバックグランドが知りたい、
でも登場回数は少ないし彼のことを描く余裕は今作には微塵もなかったような、、
結果的には私の妄想(笑)だけが膨らんでいったまま話はどんどん展開していき、
ク・ドンメへの揺るがぬ忠誠心で日本へク・ドンメを追いかけていった結果、
最後は無残な姿でク・ドンメのところに現れる、、、悲しい結末でした。
主軸でもなく脇役の中でも目立たない存在なのですが(セリフ少ないし)、
私自身は彼のスピンオフ作品があってもいいのでは、と思うくらい、
気になってしまった登場人物でした。

また、今作で24話、なんど見ても気になってしまったのが日本語の話し方。

色々なレビューを見ると、30歳近くのエシンの相手役としてユジンを演じるには
イ・ビョンホンが年齢的に上過ぎる、という意見が多かったようですが
(確かに50近くで10歳くらい若い人を演じているので)
朝鮮の奴婢出身(韓国語が話せる)、米国国籍(英語が話せる)、
日本にも行ったことがあるのか?日本語も話せる俳優さんとなると、
選択肢が少なかったんだろうな、というのが容易に想像できました。

イ・ビョンホンの語学力はやはり凄いというか、日本語もきれいに話すし、
英語もハリウッド映画に出ていたくらいなのでそつなく話していた感じ。

その他に、日本語を話す登場人物が多く登場するのですが、
日本軍の津田軍曹や日本政府の林公使などはかなり頑張っていましたが、
(津田軍曹役のイ・ジョンヒョンさんはセリフ丸暗記されていたとか)
やはりネイティブではないなあというのが正直なところでした。
後半に登場する性悪の森大佐(キム・ナムヒ)も上記2人と同じ感じでうまいけれど
ちょっと惜しい、そんな感じ。
彼の英語については日本人あるある的なカタカナ英語をデフォルメした
かなりひどい描き方でした。(悪意があるわけでもないと思うのですが。)
他にも松山医師や花月楼の元主人、芸者などなどもいましたが、独特のくせが
ある日本語だったなあという印象です。

後半登場した伊藤博文役のキム・インウさんは日本語うまいなあって見ていたのですが、
あとで調べたら在日三世の方、渡韓され現在韓国で俳優として活躍されているとのこと、
日本語うまくてもそりゃそうだよね、と納得。

あとは、武臣会の親分、妙に日本語がうまいな、と思っていたら白竜でした。
見ていたとき白竜だとは気づかずあとで調べて知るという。(笑)

フランス人で日本語を話すフランス公使館の書記官のレオ、
まさか稲川素子事務所だったりして(笑)、と一瞬思ってしまったのですが、
Netflixで使うわけないか。(^-^;

朝鮮人で日本語を話す役というと、ク・ドンメ(ユ・ヨンソク)、
キム・イソン(ビョン・ヨハン)、イ・ヤンファ(キム・ミンジョン)、
主な登場人物は日本語のセリフは反復練習されていたそうで、
非常に聞きやすくてよかったと思います。
それ以上に素晴らしいと思ったのは、嫌な態度を全面に醸し出しながら
膨大な日本語セリフを役柄に合わせて話していたイ・ワニク役のキム・ウィソンさん。
一介の通訳から成りあがっていく態度は見ていてイライラするだけなのですが、
この俳優さんは他の作品でも見てみたいと思いました。(役柄は酷いけれど)

よくハリウッド映画で、日本人の役を中国系の方などが演じられていて
いやー、その日本語ないでしょー、と思うよりはどなたも上手に話して
いらっしゃったのですが、やはり日本人の役は日本人が演じるという、
そういう選択肢はなかったのかな、いや、こういう作品に出演したいという
俳優がなかなかいなかったのかもしれませんね。
(Netflix側から日本の俳優へ打診がなかったとしたら残念ですが)
第二次世界大戦を描くハリウッド映画だと日本人俳優が普通に出演していて、
こういう朝鮮の植民地化などが題材だと出演しないのであれば本当に残念。

と、日本語で気になったことをつらつら書いたのですが、
今回のドラマで、登場人物の身分(皇帝や両班、市井の人たち)によって
話し方が違うように聞こえたのですが
(エギシ=お嬢さんというイメージもつかみました)、
日本でも公家と一般民で違うというのと同じなのかな、そんな点でも興味深く
見られました。
また、私自身は韓国語は殆ど分かりませんが、今回のドラマで覚えたフレーズは、
ポゴシポッソ」。
会いたかったとユジンとエシンが言い合う場面があるのですが、
この言葉を聞く度、ユジンとエシンを思い出しそうです。(^-^)

Netflixでこういう話を世界配信(視聴できないエリアもあるとは思いますが)する、
日本人としては複雑な気持ちにもなるほど、朝鮮を美しく、日本を残酷に描く、
そんな印象を受けたものの、自分が知らなさ過ぎたということも題材がショックに
思えた一因なのかもしれません。
日本史だけでなくアジア史、世界史ももっと知ろうとしないといけないかもしれませんね。

今こうやって平和(細かいことは日々ありますが)に過ごせることに感謝しつつ、
こういう作品をみる機会があったことはよかったと思いたいですし、
出演されていた俳優さんたちの他の出演作品も見てみたくなった
「ミスターサンシャイン」でありました。


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Netflix「ミスター・サンシャイン」を観る① [ドラマ(海外・国内)]


ミスターサンシャイン.jpg

あらすじはNetflixさんより。

1871年、辛未洋擾の際にアメリカに渡った青年が、再び祖国朝鮮の土を踏む。
そこで待ち受けていたのは、運命を変える出会いと抗いきれない歴史のうねり。

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大作。 (ダイサクじゃないよ(笑))

1話70分超×24話。( 一一)

同じくNetflixで観た「ラチェッド」が60分×8話だったのでそんなノリで見始めて、
途中からエピソード数を数えたら24話だと知り、一瞬気持ちが萎えたのですが、
在宅勤務のお昼休み(60分しかないから1話見られない(笑))に半分ずつ見て、
登場人物が覚えきれずに1話を2度みながらなんとか見終わるまで2か月半。
そして、懲りずに1話から再度見始めて1か月半。
のべ4か月も見ていた(笑)ドラマです。

1話1話が重い(笑える部分もあるのですが)のでなかなか進まなかったのは、
描かれている時代と舞台が日本人には自ら望んでみたいと思わない部分というか、
日本が朝鮮(大韓帝国)を植民地化していく流れの中、名もなき朝鮮義兵たちが
国を守るために戦う、というあらすじなので、
恐らく韓国の方が見ると、愛国心と反日感情が盛り上がりそうな気がしますが、
日本人の立場で見ると、作中で描かれていることがどこまで本当なのか、
(色々なご意見があると思いますが私はその時代に生きていたわけでも、
 その場にいたわけでもないので意見は言える立場ではないと思っています)

そういう歴史背景は複雑な気持ちで見ていたのですが
(といってもそれが全体のベースになっているので無視も出来ませんでしたが)
軸となるのは主人公2人の愛。

両班の娘コ・エシン(キム・テリ)が、奴婢の息子でアメリカに逃げ延び
アメリカ人軍人として朝鮮に戻ってきたユジン(イ・ビョンホン)と知り合い、
両班と奴婢(の息子)という結ばれない身分差を感じながらも惹かれていく、
そんなどこか甘い恋愛話を絡めながら展開していくので最後まで見られました。
淡い恋心、2人のやりとりを見ているともっとさっさと行かんかい!と
途中イラっとしたのですが(笑)時代が時代で(19世紀終わり~20世紀初め)
思うように会えないときに薬局(漢方)のドクダミの引き出しに手紙を入れて
やりとりするなんて、エシンの可愛らしさを楽しめました。
(そんなエシンが一方では義兵として戦う姿も凛々しかった)

とはいえ、12話まで見たところで再び京都の中山の女将さんに話をすると、
イ・ビョンホンは当然よいけれど、もっといいのはク・ドンメ(役名)だから!
そういわれて途中から自分の見どころの中心が完全にク・ドンメにシフト。(笑)
ユ・ヨンソクさんという俳優さんが演じていらっしゃったのですが、確かにツボ。
白丁という最下層の身分出身で、日本に逃げて武臣会という組織の親分に拾われ
石田翔という名前をもらって活躍(という言葉が適しているのかどうか)、
朝鮮に戻ってきて武臣会として治安維持という名のもと、我が物顔でふるまって
いる嫌な奴だと思って最初は見ていたのですが、白丁の頃、逃げているところで
幼いエシンに助けられ、にもかかわらずエシンに酷いことを言ってしまったことを
ずっと後悔しながらエシンを思い続けるという(実はとても優しい)役柄。

女将さんに言われてすっかりイ・ビョンホンよりユ・ヨンソク演じる、

ク・ドンメ[ハート]ラヴ

主な登場人物の中ではク・ドンメ中心に見るようになってぐっと展開が
面白くなりました。

このク・ドンメが奴婢出身のユジンに同情するというか同じような身の上だと
中盤から心を開いていく(互いに)様子、そこに、両班の息子でエシンの
許嫁のキム・ヒソンもエシンのために彼らとともに戦っていく様子を見て、
男の友情も素晴らしい、そんな気持ちになれました。

ドラマの序盤から”Sad ending”という言葉が出てくるのですが、
悲しい結末になってしまうのかずっと気にしながら見ていると、
エシン以外は皆亡くなってしまうものの(ネタバレになっちゃいますが)
皆のエシンを思う気持ちがエシンを義兵として輝かせていくのかな、
そんな気持ちで見終わりました。

エシンとユジン、ク・ドンメ、キム・ヒソンの他にも
酷い父親のせいで日本人に嫁がされたイ・ヤンファ(工藤陽菜)も
最初は本心を決してみせない心の闇を持つ女性のように見ていましたが、
ク・ドンメを思い、ユジンとエシンを支えようとする姿、
最後に彼らや朝鮮のために自ら持つホテルを爆破(中に日本兵いっぱい)、
それが原因で自らも命を落とすという悲しい結末でしたが、
強さの中にも可愛らしさもある人物として共感しながら見られました。

他にもClown的な存在として登場する、アメリカ公使館の通訳、
(最後の最後までユジンのために尽力する姿がよかった)
逃亡した幼い頃のユジンを追いかけて捕まえようとした堆奴の兄弟、
(その後質屋に転身、成人したユジンを支えます)
エシンの家の爺やと婆やのハマンテ、この2人が、エシンを小さいころから
ずっと大事に見つめ守っていたということを時に笑ってみていましたが、
最後に日本兵に撃たれて命を落としていく姿には私、思わず号泣。
(多分、ク・ドンメが亡くなる場面よりも泣きました)
ちなみに、このハマンテ役、イ・ジョンウンさんが演じていますが、
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焼肉ドラゴンでは、在日一家の肝っ玉母さんを、
パラサイトでは桃アレルギーの先住お手伝いさんを好演されていて、
今作でもエシンに時に厳しくしつつも自分の命を懸けても守り抜く、
その姿が本当にグッときました。

また、パラサイトといえば、ユジンがアメリカに逃げる手助けをした
陶工で義兵のリーダーであるファン・ウンサンのお弟子さんで
日本人のコ(吉野剛という役名)を演じていたLee Si-Hoonさんが
パラサイトの最後の場面、病院で目が覚める息子に質問する刑事さんだった、
そんなことに先日テレビでパラサイトを見て気づいてビックリ。

また、ハマンテと爺やがなくなる場面に次いでの泣きポイントが、
エシンの銃の師匠(で猟師)のチャン・スング(チェ・ムソン)が
義兵の仲間で特別な好意を持っていた飯屋の女将(前宮女)の
ホンパ(ソ・ユジョン)が亡くなったのを見て泣く場面と、
スングが朝鮮を守るために自らの命をかけて日本兵を爆破し亡くなる場面。
この場面でもダダ泣きしました。

日常生活では泣かないのに、ドラマを観ては( ノД`)シクシク…泣く私、
今作でも制作側の演出にきちんとはまって泣きポイントではしっかり泣きながら
作品を堪能させていただきました。

と、だらだら書いていたら長くなってしまったので、
明日も感想の続きを書きます。(^-^)


(つづく)







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日本橋「まえ田」で出汁巻玉子 [呑んだり食べたり(割烹)]

昨年12月半ばごろに行った日本橋まえ田さんでの呑み記事です。
前回行ったとき、板さんが替わっていたのが理由なのか、
お料理が出てくるまでに非常に時間がかかって
残念だったので、今回はそういうことがないといいなあ、と思いながら、
予約してお店に行きました。
この日はカウンターもほどよい間隔がとれる感じでしたが、
年末に空いているのはお店にとっては大変だろうな、、と思いました。

IMG_2350.JPGはい、かんぱい♪ 
IMG_2351.JPGかつお 今回はお刺身で
毎回ポン酢かお刺し身かどうしようかと迷いますが、
お刺身でもポン酢でも厚切りで食べ応えがあって美味しいですね。 
IMG_2354.JPGIMG_2352.JPG日替わりのお酒は貴
IMG_2353.JPG2017年のお酒を熟成させたものだそうです
丸みのある酸味というかスッキリした中にもしっかりとし味わいというか、
古酒でよく感じる香りはなく、呑みやすいお酒でした。
IMG_2355.JPG冬は白子 ぷるぷるです 
IMG_2356.JPG六十餘洲にスイッチ 好きなお酒です 
IMG_2357.JPG牡蠣フライ
カリカリサクサクの衣と中の牡蠣の旨みが美味。 
IMG_2358.JPG焼きナス
自宅では決して作らない(うまく皮がむけない)お料理。
やはりプロが作ってくれると自宅で食べるより何倍も美味しいです。 
IMG_2360.JPG出汁巻玉子
多分、まえ田さんで初めて注文したような、、、ですが、
和食のお店の出汁は美味しいです。終盤なのにペロリ。 
IMG_2361.JPGぬか漬け
胡瓜がないのが残念でしたが、ほどよく漬かっていて日本酒によく合います。 
IMG_2362.JPG鮭ハラス
こんなにたくさん出てくると思わなかったのですが、
脂もしつこくなくて大根おろしと一緒にさっぱりいただけました。

とはいえ、満腹太郎です。(^-^)

今回は板さんが落ち着かれたようで(前回の訪問から2か月経ってるし)
特にお料理の提供が遅くなるようなこともなくテンポよく食べられました。
お酒のメニューから六十餘洲がなくなってしまったのですが、予約しておけば
仕入れてくださるのが嬉しいですね。

というわけで、前回でのモヤモヤがすっかり払拭されたというか、
いつものように落ち着いて楽しく呑んで楽しめたまえ田さんでありました。


 

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権太楼の「うどん屋」 [落語・お笑い]

年が明けたと思ったらあっという間に2月です。(@_@)
私自身は以前記事でも書いたとおり昨年3月からずっと在宅勤務ですが、
最後に出社したのが昨年10月末。(7回目くらいの出社でした)
電車通勤のない楽ちん生活にすっかり慣れてしまいましたが、
今月末で在宅勤務1周年記念。

記念というのか謎ですが、コロナウィルスの終息退散に至らず
気づけば1年過ぎていた、ということなので、おめでたい話ではありませんね。
自分にできることはなにか、自問自答することが増えましたが、
感染して医療崩壊(壊滅)とならぬよう、罹患しないように、
そのために自分ができること真剣に考えないといけないなと思う今日この頃です。

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久しぶりに権太楼師匠の落語をライブで聞きたくて亀戸へ行きました。
(昨年12月中旬の話なので完全に後手)
主催者によって違うみたいで手指消毒はあったものの検温なし。

IMG_2381.JPG
亀戸文化センター(カメリアホール)といえば、
私が落語を聴き始めるきっかけ、三遊亭圓遊さんの独演会できたのがここ。
全席自由で開演近くにくると座るところがなくて大変だったのを思い出します。
今回はこんな時期なので座席は間引きされていて半分入っていたかどうか、
ギュウギュウでも心配といえば心配ですが、ガラガラなホールというのも

どこか寂しさを感じます。
とはいえ、2人組は間を空けずに座れるみたいで近くにいた中年カップルが
開演前ずっと大声で話しているのがうざい。(V)o¥o(V)
ご夫婦ではないみたいで、女性が初落語らしく、それにたいして男性(爺さん)が
自分がいかに長く落語を聴いているかなどを自慢げに話しているのですが、
まあこういうおじさんって意外とアルアルな存在なので珍しくはないとはいえ、
傍で聞いていると自分の価値観押し付け的にも聞こえてしまい
(お気に入りの落語家以外は受け入れたがらないタイプ)
始まる前かなりイラついてしまいました。
(一人でくると周りの音が聞こえて仕方ないです(笑))

19時開演後の開口一番は、
三遊亭歌つをさん
(お写真は落語協会ホームページよりお借りしました)
歌奴さんのお弟子さんの前座さん。
前座でも写真が協会に掲載されているというのは、今年二つ目に昇進するのが
決まっているからかもしれませんね。
噺は「たらちね」。
(終演後の番組表には「たらちめ」って書いてあるのですが言い方いろいろあるのかな)

(嫁いできた女性の言葉遣いが丁寧すぎて意味が分からない)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%A1%E3%81%AD

二つ目に上がるのが決まっているだけに丁寧で聞きやすいたらちねでした。(^-^)

さん光.jpg続いて登場したのがさん光さん 
権太楼さんのお弟子さんですが、前座名はおじさん。(笑) 
さん光は権太楼さんが二つ目のときの名前だそうですが、
おじさんから名前が変わってよかったと仰ってました。
噺は「反対俥」。
(せっかちでうっかりな車引きに振り回されます)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E4%BF%A5
何度か他の噺家さんで聞いたことのあるネタで、そんなに面白くないかと思っていたのですが、
さん光さんの演じる車引きの様子に爆笑。
車引きが爆走する様子を演じるのにかなり跳ねたり体力を使うのですが、
途中、44歳でやるには体力的にきついネタですと言って笑いをよんでいました。
初めて聴くさん光さんですが、話し方など権太楼さんのお弟子さんだなあ、と分かる、
個人的には安心して聞ける好きなタイプの噺家さんでした。
権太楼.jpg続いて権太楼さん♪
マクラでは床屋に行ってきた話。
行きつけの床屋さんはよく喋る方で、この前行ったとき、
髭を剃るときに大声になって、こっちはマスクしていなくて無防備なときに
思い切りこっちに向かって大声で話してくるから心配で心配で、、
と、コロナ禍でステーキ会食にいった某首相のことも腐した後に
始めた噺は「うどん屋」。
権太楼さんの師匠、先代小さん師匠の得意なネタだったようですね。

(こういう酔っ払いにならないように気を付けなくちゃ)https://senjiyose.com/archives/750

鍋焼きうどん屋の屋台にやってきた酔っ払いが大声で同じ話を繰り返し、
(仕立屋の太兵衛の一人娘の婚礼に出席して感激した様子が笑えます)
暖をとって水だけ飲んで帰ってしまう図々しさ、次にお屋敷の奉公人に呼ばれて
うどんを作って奉公人が食べているところは美味しそうだなあと思いながら観ていて
笑ってサゲ。
権太楼さんの面白さって顔芸というか顔の表情が本当に豊かで、
それで話にググっと入っていけるところなのですが、
この噺でも酔っ払いの表情が面白くて大爆笑でした。

この後、仲入り。

場内飲食禁止(一般的にどのホールでもそうだと思いますが)なのに
後ろの爺さんが席に座ったままおにぎりかなにかを食べていたり(V)o¥o(V)
好き勝手だなとイラッとした後、後半の部に入りました。

権太楼さん登場(お着物、替わっていました)し、羽織を脱いで、
まくらなしで「文七元結」。年末だとこのネタ多いのかな。
(この前に、さん喬さんで聞いたばかりだったので)
長兵衛が女房のお兼とケンカしたところに吉原の佐野槌の使いがやってきて
お店に連れていかれた長兵衛が娘お七が長兵衛の借金を返すために
自ら佐野槌にきたことを聞かされてショックを受ける場面から、
借りたお金をもって吾妻橋までやってきて、集金したお金を泥棒に盗まれたからと
橋から大川(隅田川)へ身投げしようとする文七と会い、
文七の身投げを引き留めたりしながら、結果的には佐野槌から渡されたお金を
文七に投げつけた、、、というところで、「お時間となりましたので」と、
まさかの序段で終了。。。

ホールの使用時間の制限なのかもしれませんが終演は20時50分。
あと10分くらい続けてくれればよかったのに残念。。。
IMG_2382.JPG残念なままホールを出て
東武亀戸線で曳舟まで行ってから乗り換え。
IMG_2383.JPGスカイツリーが見えました。
後半の尻切れトンボ感が残念でした。
寄席だったらよくあることですが落語会の後半でまさかこんなことになるとは。
翌日、違う会場で落語会を行った権太楼さん、文七元結を最後までかけたようなので、
あくまでもホールの利用条件が理由だと思いたいのですが、やはり残念。
とはいえ、久しぶりの権太楼さん、丁寧な語り口と表情豊かな顔芸(というのか)、
比較的前の方の席で楽しめた権太楼さん独演会でありました。



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