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映画「ラスベガス・イリュージョン」を観る [映画(や・ら・わ行)]

久しぶりに、ロジャー・コ―マン先生関連作品。
(今作も製作総指揮!)



内容はAmazonさんより。

リストラ寸前のカジノ従業員たちが、
冷酷なオーナーとセキュリティシステムに挑むクライムサスペンス。
オーナーのストラトホルムは、従業員をリストラした資金でギャンブルショーを仕掛ける。
ニックたちはその賞金を奪う計画を立てるが…。

(ちゃんと動画があって(@_@))





中途半端な豪華感。
そして、実はB級感たっぷり。


ロジャー・コ―マンだからこれでいいのですが、
最初見ていて、あれ、これってロジャー・コ―マンじゃなかったっけ、
って見続けていたら、ハリウッド大作ではないB級感が出てきて。


ほっとしました。(^-^)


邦題がなんだかどっかのハリウッド大作をパクッていますが、
原題は“Stealing Las Vegas”。 イリュージョンでもなんでもなく。(笑)


雇い主(カジノ)の態度(不当に仲間を解雇する)に腹を立て復讐、って感じですが、
奪う金が2000万ドル(今のレートだと20億ちょい)という、
自分のお財布ではアンビリーバブルな金額ですが、こういう作品では金額が中途半端、
もっと大きく出ちゃいなよって見ながら思いました。

まあ、映画では目新しさもなく(B級だからそれは大丈夫)、
金額もまあ映画にしちゃ地味(一けた違っていたくらいが盛り上がる)、
で、カジノオーナーから金を奪う、と奮起した従業員たちなんですが、
計画が雑というかなんというか、ハリウッド大作ぽく見せているのですが、
登場人物たちが真顔であれこれ議論してああしてこうしてと話していても、


緻密感ゼロ。



おそらくテーマを間違ってしまったような気がします。


コ―マン先生作品なのですから、無理してこういうネタに取り組まなくても
他に私たちを楽しませてくれるネタがあるんだと思うんですよ。


なんだか中途半端に予算があって、ハリウッド大作にココロが向いてしまった、
そんな邪念を感じる作品というか、ロジャー・コ―マンには見た途端、
あ、これってロジャー・コ―マン印、とわかるような作品がいいので(笑)
レンタル200円なら文句はいいませんが、あり得ないコ―マンワールドを
見たいというニーズには残念だった「ラスベガスイリュージョン」でありました。
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