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映画「64ーロクヨン」を観る [映画(や・ら・わ行)]

遅い夏休みで旅行したときにJAL機内で見た映画です。

64-ロクヨン-前編 通常版DVD

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64-ロクヨン-後編 通常版DVD

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あらすじはYahoo!映画さんより。

(前編)
わずか7日で終わった昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件、
“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。
そのロクヨンの捜査に携っていた警務部秘書課広報室の広報官・
三上義信(佐藤浩市)は、記者クラブとの不和、刑事部と警務部のあつれき、
ロクヨンを模倣したような誘拐事件に直面し……。



(後編)
 諸事情によりストーリーを記載しておりません。

 ↑
こういう表記あるんですね。(笑)






lovin姐さんの記事を見て気になっていたので機内で一気に見ました。


(姐さんの記事)→ http://lovin-tiger1.blog.so-net.ne.jp/2016-05-18
        → http://lovin-tiger1.blog.so-net.ne.jp/2016-07-03


狭い機内で一気に見るって疲れる。(=_=)



とはいえ、昭和64年、自分が何していたかな、なんて思い出そうとしながら
見られました。


って、実は覚えてないんだけど。(笑)


大学生で年明けに昭和天皇が亡くなって、小渕さんが「平成」って掲げて
大喪の礼のときに寒くて雨降ってて(もうこのときは平成元年)、
検査入院していた父を迎えにいくというので母を最寄り駅まで送ったら、
実は家の鍵を持っていなかった私、中に入れず、しかもパジャマ姿(笑)、
当時携帯もないので連絡できず、自宅前に車を停めて、
(車庫入れ下手くそ過ぎて入れられず路上に停めて)
車のラジオで大喪の礼の中継を聴きながら親が帰ってくるのを待っていた、
そんな思い出はあるのですが、昭和64年のことは、、覚えていません。


そんな私の昔話はさておき。


昭和天皇崩御で大きく報じられることがないまま時効を迎えようとする事件、
その事件で娘を殺された父を演じていた永瀬正敏の静かな中に存在感を出す演技が
なんともグッときました。


前編は事件が起きた当時刑事だった三上(佐藤浩市)がその後広報官になって
起きたロクヨンの模倣誘拐事件をきっかけに記者クラブとぶつかり合う様子、
そのあたりはあんまりグッとこなかったのですが、
(というかメディアの傲慢な態度が見ていてすごく嫌だった)
三上と一緒に誘拐事件を捜査しながら刑事を辞めてさっていった部下を演じる、
(北の国から)、じゃなくて、吉岡秀隆の演技(というか役柄)が、
前編でちょっとうとうとしてしまった私もかなりスピード感をもって
ドキドキ見ることができました。


個人的には配役にはぁ?って人が結構いたのですが、
永瀬正敏と吉岡秀隆2人で私は十分満足。


時効近くの事件の犯人をなんとか捜したいと思う男の執念、
その男が使った電話ボックスの風景が非常に印象的でした。
長年の無念を果たす、そんな結末にジンときたのですが。

でもlovin姐さんが原作とドラマ(も?)結末がちがうというので、

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

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64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

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64 ロクヨン DVDBOX

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原作読んでドラマ版も見ちゃおうかな、と思っています。


1週間で終わってしまった昭和最後の年に起きた事件、という
非常に印象的な時代の話、フィクションとはいえ、
こういう設定で描かれる作品はやはりその時代に生まれて大人に
なっていたからこそ、個々の思い入れを含めてみてしまうのかな、
と思った「64ーロクヨン」でありました。




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