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映画「残虐全裸女収容所」を観る [映画(さ行)]

一昨日アップした「ザ・ヤクザ」に続きまして。。
ロジャー・コーマン関連銘柄で借りました。


残虐全裸女収容所 HDニューマスター版 [DVD]

残虐全裸女収容所 HDニューマスター版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2012/08/14
  • メディア: DVD

あらすじはAmazonより。


罪を犯した女たちが送られる巨大女性囚人収容所。
そこでは残酷鬼所長により女囚たちは凄まじい労働とおしおきを施され、
痛めつけられ、殺されていく。
また所長に仕える看守たちはホモで女の色気作戦が通じない!
革命軍のリーダーとその女は、革命仲間を増やす目的で収容所襲撃を画策、
計画を実行にうつした時、女囚たちの欲求不満が炸裂!
ホモ看守への逆レイプ&拷問の果ての決死の脱出劇がはじまるのだった・・・!

 



緊張感ゼロ。


Amazon先生の解説によれば、
「女囚映画の頂点シリーズの最終作にして最高作!」 だそうです。
おまけに、全編フィリピンロケで予算を抑えたらしいです。(笑)

フィリピンロケということで、冒頭のクラブのような場面から
イメルダ夫人ドレス(袖が大きなドレス)きた人が出てきたりして
「ああ、フィリピンロケだからなんだなー」ってどうでもいいところから笑えます。

凄い邦題ですが(全然残虐な感じはしないのにこの邦題)、
原題は“The Big Bird Cage”。
収容所長のジイサンのは発案で作られた藁でつくったような鳥かご状のサトウキビ圧搾機のことで、
サトウキビってあたりが「フィリピンロケだからなんだなー」と納得しちゃったりします。

で、パム・グリアがクレジットでは一番上に出てくるので主役かと思ったら、
要所要所に出てくるもののずっと出ているという感じでもなく、
無実の罪で収容所に送り込まれる女性が主役のように見えました。

ま、主役が誰でもストーリーがどうでも、もうなんでもいいやって感じの作品なんですが。(笑)

2時間近くの映画の割に展開もなんだかゆるくて、
1時間弱くらい経ってパム・グリアが収容所に潜入してからそこそこ動きがあるんですが、
如何せんキャストもどうなのか、棒読みな俳優さんが多くて。

サービスショット的に、女囚たちの泥んこプロレスも出てきます。
フィリピンの山奥の棚田状の田んぼで泥んこプロレスという、
ロケ地をうまくいかした演出。(笑)

看守がホモ(いかにもそんな感じなのがまた笑える)という時点で
ああ、お色気作戦は効かないんだな、ということが分かりますが、
所長は中途半端にホモではない設定なので、いっそ所長からすべてホモにしてしまえば、
清々しく見られるのにな、と画面に笑いながら突っ込みを入れていた私でございます。

で、上にあらすじは書いていますが、
革命軍のメンバーに加えようと女性が何百人もいる収容所に潜入して、、、という設定ながら、
革命軍のところに辿り着いた女囚がたったの2人。

しかもメンバーに加えると思いきや、その2人をジャンク船みたいな船に乗せて
香港に逃がす、、、という結末。

矛盾しているように思えましたが、起床転結の隙のないあらすじなど期待しておりませんし(笑)
パム・グリアのセクシーないでたちを楽しみながら、フィリピンの風景を楽しむという点では
このロケ地は正解だったのかもしれません。

すごいぞ、ロジャー・コーマン。

暫くの間、彼が携わった映画作品をあるだけ借りて鑑賞する気満々になった
「残虐全裸女収容所」でありました。


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