映画「17歳」を観る [映画(さ行)]
あらすじはYahoo!映画さんより。
パリの名門高校に通うイザベル(マリーヌ・ヴァクト)は、
バカンス先で出会ったドイツ人青年との初体験を終え、数日後に17歳の誕生日を迎える。
パリに戻ったイザベルは、SNSを通じてさまざまな男性との密会を重ねるようになっていた。
そんなある日、ホテルのベッドの上で初老の男ジョルジュ(ヨハン・レイゼン)が発作を起こし
そのまま帰らぬ人となってしまう。 イザベルはその場から逃げ……。
世代的に、17歳というと、
これなんですが。(古)
森高じゃなくて南沙織の17歳。 だーれもいないうみー♪
はい、映画の17歳、に戻ります。
今って、高校生が普通に化粧して学校に行くような感じで
(私が化粧したのは大学2年か3年くらいになってからです)
色んなことが低年齢化している一方で、アイドルを見ていると(某AKBとか)
30近くでもロリロリした感じで、早く大人になりたいけれど年を食いたくない、
そんな風に見えます。
山本リンダがへそ出してウララーウララーと歌っていたのは22歳。
小さい頃は20歳といったらもう立派な大人だと思っていましたが、
今はそういう考え方じゃないのかしらね。
色々そんなことを思いながら観ていました。
ま、フランスの子供はませてるなって昔のこの映画で思っていましたが、
この映画でも17歳は子供から大人に向かう途中のとても繊細で不安定な時期なのかな、
って思いました。
自分が17歳の頃、彼氏もいなくて高校の女友達と遊ぶのが面白すぎてって感じだったかな、
程度の記憶であんまり覚えていなかったりします。
そんなノンビリした私の17歳の頃と違って、
映画の中のイザベルは精神的に不安定過ぎるというか、
それ故に売春に手を染めていったようにも見えました。
お金が目的でもなく、快楽を求めている訳でもなく、
全く表情を変えず淡々とした表情で売春する姿がどこか悲しげにも見えました。
この映画も17歳、やはりどこか理解できない年頃なのかもしれませんね。
映画自体はそんな不安定さを醸し出しつつ、
最後に大御所シャーロット・ランプリングが登場し、
「おぉ、こんなところにもランプリング先生(笑)」的に終わりますが、
イザベルを演じるマリーヌ・ヴァクトのキレイで脱ぎっぷりもさすがフランス的な
映画「17歳」でありました。