映画「マラヴィータ」を観る [映画(ま行)]
あらすじはYahoo!映画さんより。
フランスのノルマンディー地方の田舎町に引っ越してきたアメリカ人のブレイク一家。
主人のフレッド・ブレイク(ロバート・デ・ニーロ)は元マフィアで、
FBIの証人保護プログラムを適用されているため、一家は世界中を転々としながら暮らしている。
そんなある日、フレッドに恨みを持つマフィアのドンが彼らの居場所を特定し、殺し屋軍団を送り込むが……。
タイトルはブレイク一家が飼っている犬(シェパード犬)の名前。
ところどころで存在感を示します。(出過ぎずって感じ)
元マフィアの一家が保護されてフランスで暮らすのですが、
フランス人って基本的にアメリカ人が好きでないというか
(っていうかアメリカ人が好きじゃない国の方が多いような気がする)
スーパーで悪口を言われたマギー(ミシェル・ファイファー)がそのスーパーを爆破したり、
娘ベルはナンパしてきた同級生をボコボコにしたり、
転校直後苛められた息子ウォーレンは頭を使って仲間を増やして仕返ししたり。
そんな前半で、「ああ、この後、敵対していたマフィアが追いかけてきてドンパチって感じ?」
という展開が容易に想像できます。(笑)
そんな安心感もありますので、特にドキドキすることもなく普通に楽しく見られるというか、
特に後半は、娘と息子がかなり活躍するので、
あれ、マフィア版スパイキッズ? なんて思ったり。
大筋はこんな感じで可もなく不可もなく。(^_^.)
ここに、細かいエピソードが味付けしてくれている感じです。
ベルの初恋の相手が意外にしょぼくて、こんな男でいいのか?
と画面に突っ込みいれたくなったり、
ブレイク一家の居所のばれ方があまりに偶然過ぎるものの意外に面白く作られていたり、
トミー・リー・ジョーンズはどうしてもFBIなんて役柄がしっくりくるんだなと改めて思ったり、
マギーが素直に告解したら、お前は悪魔だと追い返す教会の神父の心の狭量さに失笑したり。
そんなこんなで最後は(一応)めでたしな感じで終わりますが、
デニーロ先生は本当にどんな作品でも出ちゃうんだなって改めて思いましたね。(笑)
というわけで、デニーロ先生でなければ面白いと思えたか謎ですが、
ハラハラすることもなく、集中しなくてもボンヤリ見られる作品「マラヴィータ」でありました。