映画「トラブル・イン・ハリウッド」を観る [映画(た行)]
デニーロ先生出演作品で未見の作品です。
あらすじはYahoo!映画さんより。
映画プロデューサーのベン(ロバート・デ・ニーロ)が製作、
ショーン・ペン(ショーン・ペン)主演の新作映画が特別試写会で大ブーイングを浴びてしまう。
カンヌ国際映画祭の開幕上映を2週間後に控え、ベンは監督に再編集を命じなければならない。
そんな中、最新作のクランクインが迫り、激太りでひげ面のブルース(ブルース・ウィリス)に
役づくりするよう説得しなければならず……。
原題は“What Just Happend” 。 邦題が相変わらずひどいです。(笑)
実際のハリウッドの映画製作の大変さみたいなものを描きたかったのでしょうが、
飽きる。
途中で見るのをやめようかと思ったのですが、
デニーロ先生が出ているし、ショーン・ペンも実名で出ているし、
なんだかみんなどこか楽しそうに演じているようにも見えたし、
ブルース・ウィリス(超デブ(笑))がヒゲを剃るのかどうなのか、、、、
気にもなったのでなんとか最後まで観ましたが、
これ、デニーロ先生でなければギブアップしていたかも、、、しれない。
大変さを描いているのですが、どこか浅い感じも否めないというか、
デニーロ先生の作品を選ばずなんだかいろんな映画に出演しているご様子を見ると、
お願いですから作品を選んでください、、といいたくなったりします。
ま、そうはいってもデニーロ先生は素敵なので作品がひどくてもガマンします。
出演作品がやたらとあるので、こういう作品があっても驚かないという。(笑)
イギリス人の映画監督役(マイケル・ウィンコット)がジャンキーな雰囲気と服装で、
キース・リチャーズを意識したみたいに見えましたが、
あんな頭のいかれた監督をなだめて試写で散々な評価だったエンディングを
再編集で変更させるのもプロデューサーの仕事かと思うと
映画製作というのはストレスの溜まる仕事なんだろうな、と理解はできますが。
立場としてはプロデューサーって監督や俳優より上なはずなのですが、
興業的に成功させたいので、やたらと機嫌をとらなければいけない仕事なんですね。
おまけに、前妻と前々妻のところに定期的に訪問して子供たちと面会したり
(前々妻との娘がクリステン・スチュワートでビックリ)
仕事で大変な上でプライベートでも気を遣いまくって大変、という話の展開が
どこか散漫になってしまった感もありました。
もっと裏のダークなところをとことん描くか、逆にコメディに仕立てて、
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こういうメル・ブルックス的な勢いで描いてしまうか、どっちかにしてほしかったな。
とはいえ、最後のブルース・ウィリスのヒゲを剃ったかどうかの場面で、
観ながらずっとモヤモヤしていた気持ちの2割くらいはスッキリした気がします。
ま、そうはいっても2割くらいですが。(笑)
というわけで、デニーロ先生に期待して借りてみたもののどこか描き方が中途半端で
消化不良のまま観終わった感ありの「トラブル・イン・ハリウッド」でありました。