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高円寺「ノラや寄席400回記念」~夜の部編~ [落語・お笑い]

急いでお寿司つまんでビール飲んで、再び座・高円寺2に戻ってきたら、


ノラや寄席.jpg 夜の部です♪

開口一番は前座の橘家門朗さん。
文蔵さんのお弟子さんで、ネタは「道灌」。

(山吹の花がでてくるのになぜか笑える噺)→http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/11/post_23.html

前座さんにしては丁寧で上手な印象。
これからどんな噺家さんになっていくのか楽しみな感じ。


古今亭 菊之丞 続いて古今亭菊之丞さん
昨今の落語ブーム、菊之丞さんも、今の大河ドラマで落語の指導を
行っているそうですが自分が出られるわけでなく、クレジットも一瞬。
瞬きしていたら見逃すくらい短いです、と笑いをとったところで
ネタは「金明竹」。
骨董屋に上方からやってきた使いが一気にまくしたてるところが見どころで、

(私も未だに全部は聞き取れません)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%98%8E%E7%AB%B9

とてもきれいに何度も何度も同じフレーズをテンポよくまくしたてていて
場内大盛り上がり。


続いて、
扇辰.jpg入船亭扇辰さん
ネタは、「紫檀楼古木」。以前も聞いたことがあるネタです。

(羅宇屋さんの話)→ http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2008/06/post_cc6a.html

前回聞いたのもあって、狂歌の意味も少しわかったような、、、

そして、
文蔵.jpg橘家文蔵さん  
今回も昼の部の頃から落語会チケット販売など、
私服でファンの方と気さくに話していたのが印象的。

ネタは「子別れ」。

以前聞いたのが「時そば」で当り矢を当り屋にする当たりが
元ヤンキー風の風貌で納得でしたが、今回の子別れはなかなかぐっときました。

ここで仲入り。

そして、後半は、

 春風亭一之輔さん 
静岡の落語会に行ってからここに来たといっていましたが、
疲れていたのか、ネタは「噺家の夢」。
おいおい、夢オチかよ、って思ったのですが、
隣にいた態度の悪い爺さん(自称落語通ぽい感じのタチの悪そうなタイプ)が
ちゃんとやれよ、と大き目の声で言っていて、まあそうなんだけど、
金払ってんだちゃんとやれって上から目線な態度が感じ悪。(V)o¥o(V)

次の演者が出てくる前に前座さんが座布団を返して
めくりを次の演者にめくるわけですが、
これを担当していたぐんまさん(昼の部の開口一番)の態度が悪いと
出てくる度にあいつ態度がぞんざいなんだよ、ったくと隣で怒ってました。
たしかにぞんざいというか、ちょっと雑な感じはありましたが、
やたらと偉そうな態度がイラットするというかなんというか、
こういう爺さんの隣になった自分がちょっと運が悪かったかな、なんて思っていたら、


寒空はだか.jpg 寒空はだかさん登場
実際はかなり白髪が増えいて、十数年前に晴乃ピーチク師匠の独演会に
ゲスト出演していたはだかさんを初めてみたときの衝撃から時の流れを実感。。。

相変わらず、東京タワーの歌などで盛り上がりましたが、
今回、高輪ゲートウェイの歌が個人的にツボ。
ゲゲゲの鬼太郎の主題歌で、げ、げ、げーとうぇー♪とおどろおどろしく歌う
はだかさんの姿になんだかはまってしまいました。

来月もはだかさんの出演するお笑いの会のチケットを会場で買ってしまったので(笑)
それも楽しみ。(^-^)


喬太郎.jpgそして主任に喬太郎さん。 

なんだか妙にテンション高いな、と思ったまくらから入ったのが、
池袋を舞台にした「すなっくらんどぞめき」。
初めて聞くネタで調べちゃったのですがこんな名前みたいです。

多分40分近く話していたのですが、要は池袋を舞台にしたネタで、
ある商家の大旦那の跡取り息子(若旦那)が夜な夜な池袋に遊びに行っているのを
心配した父親が将来店を継いだときにちゃんと遊びを知らないといけない、
遊びにいくなら赤坂六本木、青山あたりにいけと叱り、店の小僧の定吉を若旦那の
見張りにつけたところで、小僧が若旦那に何故池袋に?と聞くと、
若旦那から池袋愛の話が止まらない。という噺。

私も大学時代に通っていた場所なので、なんだか懐かしく聞きました。
東池袋が雑司ヶ谷の近くなのにオフィス街と都会ぶっている、とか、
池袋といっても要町はいなか、池袋は御膝元とはいえファミマだらけ、
東口もいいけれど、西口もいい、と取り上げたのがロサ会館。
ここ、映画館からボーリング場、飲み屋に喫茶とごったなビルで
私も大学時代に団体の宴会でこのビルとか近くのお店に行きました。

で、要町にドムドムバーガー、西口から歩いたところに立ち食いそばの君塚、
なんて話から、昔東口方面の地下道にスナックランドがあって、、、
というあたりで私もあったあったそれ!と心中盛り上がり。

様々なものを立ち食いできるコーナーで、池袋なのに原宿ドック、
衛生的に食べてはいけないような気持ちになる立ち食い寿司、
とんかつが一切れしかのっていないのに、とんかつピラフという店などなど。

スナックランドを懐かしむ若旦那にそこまでいうなら店の2階に作っちゃいましょうか、
という定吉に後押しされ、今はなきスナックランドを再現してしまう、、、、。

もう荒唐無稽過ぎて大爆笑。

池袋がよくわからないと笑いが割り増しにならないかもしれませんが、
私は知っている場所だけに割り増しで笑えました。

どこまでいくんだろう、この噺と喬太郎さんの暴走ぶりを多少心配していたら、
今日はいいんだ自分が楽しければ、とか、今から芝浜できるわけないだろう、って
いいながらどんどん池袋愛が暴走していった上に、最後、激しく動き回って
着物(袖部分)がビリッと破れるハプニング付き。

隣の爺さんも初めて聞くネタだったようで「どうしちゃったんだよ今日は」と
ずっと不満そうでしたが、喬太郎さんの面白いのは古典もやれば改作もあれば、
創作もある、何が出てくるか分からないところ。

今回は弾けた創作で大爆笑できました。

というわけで、昼の部、夜の部を楽しんだ後は、再び呑みに繰り出します♪






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