映画「クリスマスのその夜に」を観る [映画(か行)]
借りた理由を思い出せないのですがまとめ借りに入っていた一本です。
冒頭にどこかの紛争地域らしき風景と女性狙撃手が登場して、それがなんなのか分らず、
そのまま舞台がノルウェーに切り替わり、イスラム教の少女ビントゥと一緒にクリスマスを
過ごすトマスの話になるのですが、このエピソードから、いろいろな形のクリスマスが
映し出され、最後にその狙撃手が誰だったのか、、、わかって映画が終わります。
話はいくつかのエピソードで構成されていて、
・イスラム教の少女ビントゥとクリスマスを過ごす少年トマスの話
(ちょっと地味目な話)
・妻トネに家を追い出されたパウルが子供たちになんとかクリスマスプレゼントを
渡そうとサンタクロースに扮してなんとか家に入り込む話
・パウルの友人で医師のクヌート、子供をほしがる妻に仕事が忙しいことを理由に
子づくりに踏み切れず、クリスマスも往診の依頼を聞いてでかけていく。
・クリスマスが終わったら離婚するといわれ続け、それを信じ続けて不倫相手カリンと
付き合うクリステンセン
・クリスマスに故郷に帰ろうと思いながらそのお金もなく、
大雪の中さまよって一台のトレーラーをみつけて近づく元サッカー選手のヨルダン。
(中から出てきたのは昔の恋人という偶然)
・コソボから逃げのびてきたカップル
どのエピソードも地味というか淡々としているというか、ですが、
それが逆に素直な気持ちで見られました。(大げさな展開もなく)
不倫で嘘つかれっぱなしのクリステンは、見ていて
「ああもうこういうダメ男なんて捨てちまえ」って見ながらイラッとしましたが、
(奥さんと愛人に同じもんをプレゼントするようなダメっぷり)
クヌートが往診するコソボから逃げてきたカップル、この話が冒頭につながるのを知って、
ああ、そういうことなのか、納得。
ヨルダンの話もなんだか切ない話でしたが、
一番印象深かったのは、コソボから逃げてきたセルビア人とアルバニア人のカップル。
旧ユーゴが分裂して民族紛争が起きて、自分の国にいたら決して結ばれない2人が、
スウェーデンの知り合いを頼ってなんとかノルウェーまでたどりつき、
そこで新しい命が誕生する、、って話なのですが、この女性が冒頭の狙撃手。
その時、狙っていた子供を撃たなかったのですが、
自らが命を授かってあの時撃たなくてよかった、と思っているのではないかな、
なんて思いながら、見終わりました。
最後に映し出されるオーロラで心洗われる気持ちなりましたが、
クリスマスイブにお祝いするわけではない私でも、
人間の気持ちは国や地域に関係なく同じなのかもしれないな、なんて
いろいろなエピソードに共感したりいらっとしたり、、、
楽しめた「クリスマスのその夜に」でありました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
とあるノルウェーの町では、クリスマスイブを迎えていた。
その夜、以前のわが家に潜入する、サンタに変装した男がいた。
一方、男の友人の医師は、コソボ出身のもう帰郷することができないという
カップルの赤ちゃんを取り上げようと奮闘。
また、ある少年は、イスラム教徒のためクリスマスを祝うことがない女の子と
一緒に過ごしていた。
冒頭にどこかの紛争地域らしき風景と女性狙撃手が登場して、それがなんなのか分らず、
そのまま舞台がノルウェーに切り替わり、イスラム教の少女ビントゥと一緒にクリスマスを
過ごすトマスの話になるのですが、このエピソードから、いろいろな形のクリスマスが
映し出され、最後にその狙撃手が誰だったのか、、、わかって映画が終わります。
話はいくつかのエピソードで構成されていて、
・イスラム教の少女ビントゥとクリスマスを過ごす少年トマスの話
(ちょっと地味目な話)
・妻トネに家を追い出されたパウルが子供たちになんとかクリスマスプレゼントを
渡そうとサンタクロースに扮してなんとか家に入り込む話
・パウルの友人で医師のクヌート、子供をほしがる妻に仕事が忙しいことを理由に
子づくりに踏み切れず、クリスマスも往診の依頼を聞いてでかけていく。
・クリスマスが終わったら離婚するといわれ続け、それを信じ続けて不倫相手カリンと
付き合うクリステンセン
・クリスマスに故郷に帰ろうと思いながらそのお金もなく、
大雪の中さまよって一台のトレーラーをみつけて近づく元サッカー選手のヨルダン。
(中から出てきたのは昔の恋人という偶然)
・コソボから逃げのびてきたカップル
どのエピソードも地味というか淡々としているというか、ですが、
それが逆に素直な気持ちで見られました。(大げさな展開もなく)
不倫で嘘つかれっぱなしのクリステンは、見ていて
「ああもうこういうダメ男なんて捨てちまえ」って見ながらイラッとしましたが、
(奥さんと愛人に同じもんをプレゼントするようなダメっぷり)
クヌートが往診するコソボから逃げてきたカップル、この話が冒頭につながるのを知って、
ああ、そういうことなのか、納得。
ヨルダンの話もなんだか切ない話でしたが、
一番印象深かったのは、コソボから逃げてきたセルビア人とアルバニア人のカップル。
旧ユーゴが分裂して民族紛争が起きて、自分の国にいたら決して結ばれない2人が、
スウェーデンの知り合いを頼ってなんとかノルウェーまでたどりつき、
そこで新しい命が誕生する、、って話なのですが、この女性が冒頭の狙撃手。
その時、狙っていた子供を撃たなかったのですが、
自らが命を授かってあの時撃たなくてよかった、と思っているのではないかな、
なんて思いながら、見終わりました。
最後に映し出されるオーロラで心洗われる気持ちなりましたが、
クリスマスイブにお祝いするわけではない私でも、
人間の気持ちは国や地域に関係なく同じなのかもしれないな、なんて
いろいろなエピソードに共感したりいらっとしたり、、、
楽しめた「クリスマスのその夜に」でありました。
いくつかのエピソードがあって、
それが実は繋がってるって言う構成、
結構好きです。
観てみようかな~。
by lovin (2015-08-15 10:24)
lovin姐さん、こんばんは。
私もエピソードがつながる系、好きなのですが、
これは、変な演出もなく楽しく見られました。
盛り上がりもない分、落ち着いて見られます。
冒頭の場面が最後につながるのはホッとしますので是非!
by うつぼ (2015-08-15 21:20)