映画「アメリカン・ドリームズ」を観る [映画(あ行)]
ヒュー・グラント作品ということだけで借りたような記憶です。
あらすじはYahoo!映画より。
辛くも再選を果たした合衆国大統領はめずらしく新聞を読んだばかりに、神経衰弱に。
見かねた首席補佐官は、人気番組“アメリカン・ドリームズ”に大統領をゲスト審査員として
出演させることを思いつく。
一方、当の番組では、視聴率が全ての冷徹な司会者マーティンによってかつてない
個性的な出場者が集められていたのだが…。
なんだこれ。
ヒュー・グラントもいろんな作品に出たいんだろうけど選んでくれよ、といいたくなるような
駄作でございました。
駄作といっても笑えるツボもあったので、どこか中途半端感漂う駄作なのですが、
ま、アメリカのテレビ番組ってこんなもんなのかな、なんて思いながら観ましたねぇ。
おそらく、この番組を題材にしているというか、
こういうオーディション番組に関連する人を皮肉るために作られた作品なのかと。
アメリカなので、色々な人種の出場者が出てくる中で、
ユダヤ教(頭に小さい帽子&左右に縦巻くるくるの髪)のオニイサンが歌うヘビメタも笑えたのですが、
中東の反米組織から送り込まれたオマールが実はミュージカル大好きで
仲間にそっと黙ってコーラスラインの件を歌って踊る場面とか、
その従弟がオマールにこれこそクールだぜ、と自ら指導して歌わせるのが、
リック・ジェームス先生の「スーパーフリーク」だったりして、
この作品でも使われていたのですが、コメディなのかまじでクールなのか、
どっちなんだ、って思いましたが、どっちなんだろう。。。
失業者の多い田舎町から出場したサリー演じるマンディ・ムーアは
主人公ラプンツェルの声を担当していた人なので当然歌はうまく、
田舎娘が勝ち残っていってだんだん洗練されていく様子は見ていて面白かったのと、
大統領の首席補佐官を演じていた強面ウィレム・デフォーが意外にはまっていたいたのが印象的。
と個々にツボにはまった人はいたものの、大きなあらすじはブラックコメディとはいえ、
中途半端な感じのまま、
え、そんなエンディング?
で、唖然としたまま終了。
というわけで、出演者ばかり気にしてみると失敗することもあるんだな、と思った
「アメリカン・ドリームズ」でありました。
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