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アダム・アントを聴く [音楽・コンサート]

バウ・ワウ・ワウを聴いたら今度はアダム&ジ・アンツが聴きたくなりました。 

Antics in the Forbidden Zone

アダム&ジ・アンツはパンクムーブメントの中、1977年にロンドンで結成。

ボーカルのアダム・アントについて調べていたら、
結成当時、セックスピストルズのシド・ヴィシャス(のベースの弾き方)をバカにした為に
寝起きのところをシドに襲われ殴られた、などという記述を発見しました。
アダム(右)が  シドに殴られる。。
想像するだけで凄そうな話です。

その後、セックスピストルズのマネジャーだったマルコム・マクラレンに
1000ポンドでマネジャーを引き受けてもらい、
ブルンジビートを使った音楽と海賊(やインディアン等)ルックを提案されるが、
その2週間後、マルコム・マクラレンは、「年を取り過ぎていて踊れない」という理由で
アダムを捨て、残りのメンバー(ジ・アンツ)を引きつれバウ・ワウ・ワウを結成してしまう。

アダムは当時25歳。
それで年を取り過ぎていると言われるのも何だか気の毒ですが、
マルコム・マクラレンが次に仕掛けたバウ・ワウ・ワウのボーカル、アナベラ嬢は
15歳だったのですから何をかいわんや。

今回彼らについて調べて初めて知ったことですが、結構ドロドロしたもんですね。

因みにブルンジは、アフリカのルワンダやタンザニアに隣接する共和国。
Flag of Burundi ←ブルンジの国旗
ブルンジビートとはダブルドラムで紡ぎ出すかなり激しいビートのようです。

マルコム・マクラレンに捨てられたものの、
その後メンバーを集め新たにバンド活動を開始したアダム・アント。
唯一覚えているメンバーは、
 ドラム担当のマルコ・ピローニ(Marco Pirroni)
「ピロリ菌」という言葉を聞くたび彼を思い出します。。。

改めてアダム&ジ・アンツとして次々発表したアルバムが大ヒット、
1980年代、ポストパンクとして台頭したニューロマンティックブーム、
MTVの登場で、画像と音との融合(相乗効果?)で世界を席捲したといっても
過言ではないブームだったと思うのですが、
その中でも、デュラン・デュラン、スパンダー・バレエ、カジャグーグー等を凌ぐ
勢いがアダム&ジ・アンツにはあったのではと記憶しています。
(といっても、私はデュラン・デュランが一番好きだったのですが)

絶好調のアダム・アントは、
海賊ルックになったり

王子様ルックになったり、と
ビジュアルを重視しつつも、ヨーデルでも歌えそうな独特の声で歌いまくる姿に
人気も爆発でしたが、1982年にはソロ活動宣言しバンド解散。
(売れるバンドにはよくありがちな結末です)
最近は、テレビや映画に出演するなど俳優活動が多いらしいのですが、
ロンドンのパブで暴行&武器所持で逮捕されたりとお騒がせぶりは健在の模様。

 因みに近影、、、、、
この写真を見てなんとなく雰囲気が似ていなくもない(と私は思っている)田原俊彦も
アダム・アントと同じ道を辿るんじゃないだろか、と余計なことを考えてしまいました。

私が持っている(一番上の)アルバムはベスト盤ですが、
ビートの利いたドラムにメロディアスなギターの旋律が融合したヒット曲が
散りばめられていて、ずっと聴いていると、当時の海賊ルック、王子様ルック、
レザーファッションに身を包んで歌うアダム・アントの姿が目に浮かびます。
20年以上の時を経ても尚耳にずしりと残るサウンドで、今回久々に聴いたら
再結成、新譜発表後にヅラ着用で来日公演してくれたらきっと行っちゃうのになあ、
と思ってしまったアダム・アントでありました。


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TOMTOM

唐突ですが、ちょっとアダム・アントの写真を捜していて、ここにたどり着きました。
実は正月第二弾公開のソフィア・コッポラ監督キルスティン・ダンスト主演作『マリー・アントワネット』に、アダム・アントもBowWowWowもバリ使われてるんです。きらびやかな仮面舞踏会のシーンではなんと「ホンコン・ガーデン」が!いやー恐れ入りました、音楽プロデューサーはブライアン・レイツェルさん。
他にもTheCureやNowOrderからエール、ラジオ・デプトまで、非常にバラエティに富んだ楽曲で大胆な演出になっています。
ご期待下さい!
by TOMTOM (2006-11-02 13:39) 

うつぼ

TOMTOMさん、はじめまして。貴重な情報とコメント有難うございます。
映画「マリー・アントワネット」にアダム・アントとBOW WOW WOWの音楽が使われているんですか。それだけでも観る価値大ですね。必ず劇場で観ます。
by うつぼ (2006-11-02 22:27) 

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