広島旅行記2013~竹原ぶらぶら編④~ [日本の旅(中四国)]
思わぬところで竹鶴社長にご挨拶できてテンションが上がった後は、
竹原市重要文化財の松阪邸を見学します。
(ガイドさんからもらったクーポンで入場料が200→160円に割引でした)
松阪邸外観
もらったチラシによれば、
「竹原の町並みの中でも独特の意匠をもった建造物で
唐破風の屋根、二階の菱格子の窓、カーブした庇、彫刻を配した出格子、
うぐいす色の漆喰壁、座敷は数寄屋風で統一。
江戸時代末期の建築を明治12年現在の形に改築、「沢田屋」と称し、
薪問屋、石炭問屋、製塩業、酒造業や醸造業も経営、書画に巧みで文化への造詣も深かった。」
と書いてありました。 って、ちゃんと読んだのは記事書くときだったんですが。(^_^.)
入口に飾ってあったのが籠
こういう籠を観ていつも思うのは、担ぐ人はもちろん大変だと思うのですが、
乗っている人も揺れるので結構大変だったんじゃないかな、ってことですねぇ。。。
で、この先を進むと、入口が3つあって、
取引先が使う入口(一番手前)
その次に客人が使う入口があって、
一番奥がお家の人達が使う入口。
この入口だけ段がついていて一番入りやすいように見えました。。
で、客人用の入り口から靴を脱いで中に上がると、
なんとも風流な感じで、
琴 さすがお金持ちの家です
こういうデザインも中国風
かなり中国の文化の影響を受けていたみたいですね
金襴緞子
♪き~んらんど~んすの~♪と歌は知っていましたが、これが金襴緞子とは、初めて知りました。
かなり昔のものですが超高級絹糸を使ってつくられているのであまり劣化していませんでした。
私もこの先、着る機会が来るのかしらね。(-.-)
この廊下
屋根が面白い感じでウェーブしているのですが(写真は後で)
それに合わせて廊下もカーブさせているらしく、
いちいち手間のかかることをするのがお金持ちなんだわねぇ、、と思いました。
なんて庭見て思いながら お隣さんを見たのですが
2階の造りが中国風の建物、以前は同じ持ち主だったのが変わったそうで、
更に違う人が買い取った時、以前の持ち主が2階だけばらして持っていこうとしたのを
買い取った人が反対したので、以前の持ち主も諦めた、、らしいです。
2階だけばらして持っていってどうしたかったんだろう、と思いましたが、
一度だけ中に入ったことがあるというガイドさんによれば、
中国風の細工が施された素晴らしい空間らしいので、持っていきたいのも分かるような。。。
で、広いお屋敷に戻りまして。
当時使われていた高級天袋
蓄音機 箪笥やら
食器やら
当時のお金持ちって質素に見えながら豪華だわ、なんて思いました。
外に出たら井戸
庭から見える普明閣
で、このお屋敷の屋根というのが、
これ。
屋根が一部うねっているように見えるのですが(撮ったつもりが写ってなかった)
この屋敷の主、本当は屋根を二重にしようとしたらしく、反対されて、片側だけ二重屋根、
みたいな感じでつくったらしいです。
お金持ちの考えることはよく分からない。(^_^.)
てな感じで、まだ続きます、竹原町並み観光。
(つづく)