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映画「Mr.レディ&Mr.マダム」を観る [映画(ま行)]

以前見たミュージカルの元になった映画作品だというので借りて観ました。

Mr.レディ Mr.マダム DVDコレクターズBOX

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

あらすじはamazonさんより。

人気オカマ・クラブ"狂人の檻"を経営する中年のゲイ・カップル、レナトとアルバン。
ある日、20年前の過ちからできたレナトの一人息子が結婚するという―
―相手はこともあろうに、お堅いことで有名な道徳党書記長の一人娘。
慌てふためくレナトとアルバンだが……。


バードケージ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD


この作品の元になった映画なんですよね。


最初にこの映画を見て、その後、

La Cage aux Folles (New Broadway Cast Recording)

La Cage aux Folles (New Broadway Cast Recording)

  • アーティスト: Jerry Herman
  • 出版社/メーカー: P.S. Classics
  • 発売日: 2010/09/28
  • メディア: CD



ブロードウェイで舞台版を観て、それで今回、今作を観たのですが、
ま、時代が古いとはいえ、邦題がなんとも酷い。(笑)


アメリカ版の映画はロビン・ウィリアムズの毛深さが妙に気になって仕方ありませんでしたが、
フランス版はアメリカ版より妙なリアル感があったような気がしました。


だって、アルバンが女装しても全然きれいじゃないし。(^_^.)
(アメリカ版はネイサン・レインの女装が意外としっくりしていたような気がしました。
演技にも大袈裟感がないのが逆にリアルに見えました。
アメリカ版はネイサン・レインの演技の大袈裟な感じが明るく笑えるんですが
フランス版は大袈裟でない分リアル感が増していて、カラッと笑える感じではないものの、
その分、シリアスな部分も多かったような気がします。


一点、ちょっとイラッとしたのは、
息子が両親(レナートとアルバン)にもうちょと感謝を示すべきかな、と思ったことで、
息子を思うあまり色々と努力して、婚約者の両親をもてなしているというのに、
愛情たっぷりに育ててもらった息子がそれに対して態度があまりよくなかったのが気になりました。

アメリカ版の方が息子は良い子かもしれない、という点ではちょっとマイナス。(^_^.)


同性愛というと、欧米(というかヨーロッパ)は以前から寛容なのかと思っていましたが、
映画が製作された70年代、フランスでも色眼鏡というか差別があったんですね。
ちょっとその点が意外だったのですが、
観終わった後の何ともいえない「ほんわか」した感じはフランス版の方が好みです。


今の時代、同性同士の結婚も認められているエリアがあるので、
こういうテーマというのは新鮮味があまり感じられないかもしれませんが、
製作から30年以上経っていて古さも否めないものの、
舞台版を見たことがある人は一度は見た方がいいかな、と思った
「Mr.レディ&Mr.マダム」でありました。

(おまけ)ブロードウェイミュージカルだとこんな感じです。↓


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