映画版「風が強く吹いている」を観た [映画(か行)]
久しぶりの映画ネタです。 TSUTAYAで借りたので。(笑)
この作品の映画版、
どんな風に映画化されたのか気になったので借りて観ました。
物語の設定や進行などは原作と大体同じです。
ハイジがカケルを竹青荘に誘う冒頭のシーンや、
陸上部メンバーを見守りながらサポートするハナちゃんの実家が八百屋でなく食堂とか、
あれ?あれ?と異なる部分もありましたが、全体的な流れは同じ。
ただ、原作だと、お正月の本選の部分は全体の1/3程度で、
その他(2/3)は記録会から予選会、日頃の練習の中でメンバーの絆が深まっていく様子が
丹念に描かれていたのですが、
映画版では、比率が逆転というか、
1時間程度で本選までを描き、残りの1時間は本選の箱根駅伝の様子が描かれていて
ちょっと拍子抜けしました。。
そのせいか、ハイジとカケルを除いて素人同然のメンバーが
精神面を含めてどんどん成長していく様子や、メンバー同士の心のふれあいのようなものが
スポンと抜け落ちてしまった感もあったかな、というのが正直な感想です。
多分、今作に限らず、
原作を読んでから映画、となると、往々にしてこういう物足りなさを感じると思います。
(時に結末が変わってしまうこともありますもんね)
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この作品も原作で自分が結構好きだった場面がバッサリカットされていたり、
出てくると思った登場人物(というか屋敷しもべ妖精のドビーなんですが)が
演出や時間の関係で出てこなかったり、、、してますもんね。
今作でも、もうちょっと丁寧に描いて欲しいかな、と思う前半部分があっさりで、
箱根駅伝の様子を重点的に描いていたのが原作と違うような気がしましたが、
原作を読まずに映画だけ見る、という人には十分かとも思いました。
毎度思いますが、「原作は原作、映画は映画」なんでしょうね。
ただ、今作、一つだけどうしても・・・・・だったのが最後の場面。
ヒザがダメになって二度と競技できないかも、と医者に言われながら
アンカーのハイジがゴールに向かって苦しみながら走る場面はヤリスギです。
大映ドラマを見ているかと思いました。(笑)
アフリカからの留学生ムタを演じていたのが、
ホワイト家のオニイサン(ダンテ・カーヴァー)でいつかお父さん犬が出てくるんじゃないか、とか
くだらないことを考えたりもしましたが、2時間があっという間で爽やかな気分になれた
(ま、ちょっと原作との違いに戸惑ったりもしましたが)
映画版「風が強く吹いている」でありました。
我が家はホワイト家の分家でございます。
お待ちしておりますよぉ~
by ベアトラック (2010-10-01 21:40)
私も、観てから読んでみようと思います。
by krause (2010-10-02 11:15)
「風が強く吹いている」は映画もいいけどやっぱ本でしょ。
by うっしい (2010-10-03 00:01)
ベアトラック兄さん、こんにちは。
ホワイト家の分家ですか。。私もです。
ところで、さっき大地震があったようですが大丈夫でしたか?
ご無事ならよいのですが震度5弱とテレビで見てビックリ
してしまい。。。。
by うつぼ (2010-10-03 10:24)
krauseさん、こんにちは。
こういうときは別物と考えるか、映画の後に本、のほうが
ガッカリしないかもしれませんね。。。
by うつぼ (2010-10-03 10:26)
うっしいさん、こんにちは。
走る方には気になる映画&本ですね。(^^)
映画だと原作で自分がイメージしていたことと必ずずれが
出るので見なければよかったかな、と思ったりもしますが
もう一度原作本を読んでみたくなりました。
by うつぼ (2010-10-03 10:28)
映画と原作が違うのは仕方ないと思うのですが
たまに殺意を覚える様な作品に合うと
まだまだ修行が足りないのだなぁと思います。
某模倣犯とか某私は貝になりたいとか・・・・アレ?主演が同じ人w
by へろーめ (2010-10-06 07:39)
へろーめ兄さん、こんばんは。
殺意を覚えるほどの経験はございませんが、時間的な
制約があると仕方ないのかもしれませんね。
キャスティングなどは事務所の力などもあるんでしょうか。
自分のイメージと全然違う人が出てくるとそれだけで
気持ちが萎えます。。。。
by うつぼ (2010-10-06 21:02)