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メキシコ&ブラジル出張記~ピラミッド観光編②~ [中南米の旅]

(注) 今回もピラミッドはウッスラ登場する程度です。スミマセン。


グアダルーペ寺院を後にして一路テオティワカンに向かうワタクシうつぼ&ホセ。

ホセの運転は相変わらず怪しいのですが(なのでシートベルト着用の私)、
DSCF5925.jpg こういう景色などを観て
DSCF5929.jpg 海外に来たな~、と
DSCF5930.jpg 実感いたします(^・^)
途中、山の天辺から斜面までビッシリ建っている家々を見つけ「あれは何?」と聞くと
「インディオ系の人達が住んでいるスラムだよ」と答えるホセ。
開拓して家を建てれば10~15年で土地が自分の所有物になる、と
政府に言われた人達が土地を切り開いて家を建てて住んでいる集落ですが、
当たり前ながら、開拓当時は電気、ガス、水道などがある訳もなく大変苦労されるようです。
(今でも不便される部分は多いのでは、、、なんて思ったりしたのですが)
そして、これらのスラムに住んでいる人達はバスに乗ってメキシコシティの中心部に通って
工場やスーパーで働いたり、時には道端でモノを売ったりしているそうです。

そんな話をしている時の白人のホセは、少し差別的な口調に思えてちょっと切なくなりました。。。
日本と違って様々な人種が暮らし貧富の差も未だ大きい国だから、なのかもしれませんが。

何だか少々シンミリしてしまったのですが、車は1時間弱走ったところでテオティワカンに到着。

ホセは私の分だけ入場料を支払い(ガイドは無料なのかしら)駐車場に停車。
すぐに降りるかと思いきや「支度があるから外に出て入口のところで7分間だけ待って」といいます。

7分間、、、なぜそんな中途半端なことを言うのでしょうか。
5分間だと短いし10分間だと長すぎる、、そう思ったんでしょうか。ホセの胸中は計り知れません。。

という訳で私だけ先に車を降りて入口に向かい、
DSCF5933.jpg ここが入口
DSCF5932.jpg サボテンを見たりして。
平日だからか地元の小学生や中学生の団体が沢山来ているのを見ながら待ち続け、
本場のサボテンは大きいなあ、と感心していると本当に7分くらい経ったところでホセ登場。

と、一緒に中に入ると「最初にトイレ、行っておいた方がいいですよ」とホセ。

待たせた次は「トイレに行け」か。

ま、ホセの親切心だろう、と思うことにしてトイレに入ると、、、
社会科の授業か何かでやってきた小学生(低学年)のお嬢ちゃま集団に遭遇。
皆ジャージ姿でインディオ系の子が多く(←目鼻立ちくっきりですごく可愛い)、
皆キャッキャッと私を指差して笑っています。(←好意的に笑っている感じです)

東洋人のメガネオバチャン(^0_0^)が珍しいのかしら。

勿論言葉は通じないので、私もスマイルスマイル(^^)でお嬢ちゃん達に笑いかけ。。。

外に出てホセに「子供たちが私を珍しそうに見て笑っていた」と報告すると
「こっちの子は東洋人は普段見ないからねえ」とニコニコ答えました。

ここ、テオティワカンは、紀元前2世紀頃に建造されたメキシコ最大の宗教都市国家。
メキシコの盆地を中心として350年~650年の間に繁栄の頂点に達し、
20万人以上の人口を擁していたと推定されています。
神殿やピラミッドがあるエリアは聖職についていた人のみが住まうことが出来たそうです。
また、この遺跡は、タルー・タブレロという建築様式で造られていて
傾斜する基盤の上に垂直な板面をはめ込んだ基段の積み重ねで巨大なピラミッドを形成しているとか。

で、てくてく歩いて最初に辿り着いたのが、
DSCF5935.jpg ケツァルコアトルの神殿

ケツァルコアトルは、アステカ神話の文化神・農耕神、風の神。
「羽毛のある蛇」の意味で、この神殿にはケツァルコアトルが飾られています。

DSCF5936.jpg ここに生贄が捧げられたそうで
ホセが「生きた人間を生贄として神様に捧げて・・・」と淡々と語るので
「人間?動物じゃなくて?」と聞き返すと、「そう、生きた人間を生贄にね」とホセ即答。

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あれ、、、画像が出ない。。。。(ーー;)
シリーズ2作目で生きた人間の生贄から心臓をつかみ出して、、、、
というシーンを思い出してしまいました。。(;_;)

早速、


DSCF5937.jpg 急な階段を上ることに
ホセも「一緒に上りますよ」とついてきたのですが、数十段の階段でゼーゼーと荒い息遣い。。。
ついてこなくてもいいのに、と思うと、上ったところから見える

DSCF5939.jpg 修復中の神殿について解説
階段にケツァルコアトルが沢山飾られているのが特徴的です。
ユネスコの世界遺産に指定されてから少しずつ発掘を続けているので
新たに見つかるものも多く、それを少しずつ修復しているそうです。
そんな訳で下がオリジナルで上が修復したもの、、と混ざっている、、なんて感じ。

DSCF5940.jpg 遠くに見えるピラミッド

これからあれに登るのね、と思いピラミッドに続く長い道(死者の道)を歩こうと思うと
「遠いから車で移動しましょう」とホセ。

確かに、ピラミッドに登るのに体力使うんだから移動は車が便利かも。

と思った私、ホセと一緒に石段を降り、車に向かおうとすると、
走って寄ってくる地元インディオ系中学生の男子女子達。。。

何事かスペイン語で話しかけてくるのでホセに訳してもらうと
「この子達がセニョーラと写真が撮りたいと言ってます」とホセ。

は?

えーっと私は有名人でも何でもないんだけど、と返答すると
それでもいいから写真が取りたいと若人達。。

訳も分からぬまま数人と各々写真を撮ったのですが、

東洋人のメガネオバチャン(^0_0^)
って珍しいの??

不思議な気持ちのまま、ホセと一緒にピラミッドに向かいます。


(ピラミッド観光編③につづく)


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コメント 12

堀越ヨッシー

ピラミッド、キターーーッ!
...と言っても、まだほんの触りのようですが(^皿^)。
いいですねー、この石畳。ケツァルコアトルの像をもっと詳しく見たかったです...残念。
さあ、早くピラミッドへ!、急げホセ!(笑)。
by 堀越ヨッシー (2008-03-19 06:40) 

kou

私もメキシコ観光の時に記念写真を現地の人と撮ったことはありますが、撮ってと言われたことはなく。目鼻立ちが本当にハッキリしていて、美男美女な子供が多いですよね。
私が行ったのは5年以上前なので、発掘や修復が進んでいるとなると、今は私の記憶とは結構変わっているかもしれません。先が楽しみです。
by kou (2008-03-19 07:27) 

kikuzou

ブラジルには日系人多いけど、メキシコには東洋人少ないんですかね??
モテモテでウラヤマスイですなぁ。
by kikuzou (2008-03-19 09:12) 

satokot

アロエっぽいけどこれもサボテンなんですね。種類豊富そう。
メキシコでは東洋人ってめずらしんですねぇ。うつぼさんがメキシコで有名になったらおもしろいのになー(笑)
by satokot (2008-03-19 11:11) 

うたに

ウチもメキシコにピラミッドがあるなんて、うつぼさんのリポートを読むまで知らなかったし。。訪れる日本人は少ないのかも。
サボテンと言うと、砂漠や岩場にニョキニョキ生えているのを想像しますけど、5枚目の写真にあるアロエっぽいのもサボテンなんですね(^^)
by うたに (2008-03-19 12:52) 

うつぼ

ヨッシーさん、おはようございまっす。
沢山写真を撮ったのでズルズルと書き続けています。
焦らしてゴメンナサイネ。(^_^.)
>ケツァルコアトルの像
本日アップ予定の記事で写真を貼る予定なので観てくださいませ。
>急げホセ!
ダメなんですよ。ホセ、のろくって。(笑)

by うつぼ (2008-03-20 09:36) 

うつぼ

kouさん、おはようございます。
ホントに向こうの子供って顔立ちがハッキリしていて目などクリクリしていて可愛いですよね。
>今は私の記憶とは結構変わっているかもしれません
今でも発掘続けていますから5年10年先だとまた変わっているんでしょうね。

by うつぼ (2008-03-20 09:39) 

うつぼ

きくぞうさん、おはようございます。
メキシコにも日系の人は多いようですがブラジルほどではないみたいですね。
>モテモテでウラヤマスイですなぁ。
嬉しいのですが、出来れば子供より大人にモテたいものです。(^_^.)

by うつぼ (2008-03-20 09:41) 

うつぼ

satokotさん、おはようございます。
メキシコ、、、サボテンだらけでしたよ。今日アップ予定の記事にも登場しますのでお楽しみに。(^^)
>メキシコでは東洋人ってめずらしんですねぇ
このピラミッドに観光でやってくる日本人は多いそうですが、私が行ったのは日本人にとってはオフシーズンだったせいか私以外には東洋人は見かけませんでした。。それで目立ったのかもしれません。。。

by うつぼ (2008-03-20 09:45) 

うつぼ

うたにさん、おはようございます。
中南米は古代文明で栄えたところが多いのでこういう遺跡は意外と多いんですよ。。このピラミッドも日本人観光客は沢山来るそうですし。ただ、会った子供達にとっては日常生活で東洋人と触れ合う機会が少ないのかもしれませんね。無名の私でさえ人気者でしたから。(笑)
>アロエっぽいのもサボテンなんですね(^^)
サボテンだらけでビックリしました。。。
by うつぼ (2008-03-20 09:48) 

michael

もてもてセニョーラうつぼですね。
このあたりのピラッミドや神殿の歴史大変興味があります。同じつくりのものが西表島の海底に眠っているのです。一体太古の時代に何があったのでしょう。
by michael (2008-03-21 11:28) 

うつぼ

michaelさん、またまたこんにちは。
西表の海底にもあるんですか。流れ流れて流れ着くものなんでしょうか。。。私自身は日本史も世界史も苦手なのですが(学校での勉強が嫌いだったというか)、実際にこういう地を訪れるとワクワクしますね。
by うつぼ (2008-03-22 11:09) 

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