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「The Break-Up」を観る [映画(は行)]

ちょっと古いのですが、
昨年のシカゴ出張時、JALの機内で観た「the break-up」。 

  日本ではまだ未公開のようです

(最後まで読むと完全にネタバレ状態で書いてますのでご注意下さいませ)

舞台はシカゴ。
画商のブルック(ジェニファー・アニストン)

観光会社経営兼ツアコンのゲイリー(ヴィンス・ヴォーン)に

野球場でナンパされて付き合い始める。

一緒に買ったマンションで同棲して2年、
お互いの細かい点が気になるものの、
 ラブラブに過ごしていたが、
互いの家族を呼んで食事会を開くことになったある日、
食事の準備で大揉めになってしまう。
 きっかけは非常に些細なことで、
ブルックがゲイリーに買ってくるように頼んだレモンの数が違うということ。
ブルックはテーブルの飾りつけにするから12個買ってきてと頼んだが、
ゲイリーはそんなに売ってなかったからと3個しか買ってこなかった。
レモンの数くらい違っていてもどーでもいいじゃないの、と食事の用意も手伝わず、
テレビでアメフトの試合を見るゲイリーの態度にブッチン切れたブルックは、
日頃のゲイリーの仕草やクセで気に入らないところを列挙し始め、
自分は掃除洗濯料理と何でもやってきたけどもうガマンの限界、
あなたとは別れる!と言ったところで互いの家族が到着し食事会が始まるが、
和やかな雰囲気とは程遠いまま食事会が終了してしまう。。。


因みに、ここで登場するブルックのお母さんが
映画「TOMMY」に出演していたアン・マーグレットでビックリ。。。。


家族が帰って2人きりになると、
ブルックはゲイリーに同棲を解消して別れたいと申し出、ゲイリーも了承する。
それなら話は早いと、さっさと出て行こうとするブルックだったが、
一緒に買ったマンションを売却しないと手元に資金が無いことに気付く。
仕方なく、友人の不動産屋に売却を依頼し、売却先が見つかるまでは、と、
同居生活を続けることにする。
 モー、プンプン!

互いの合意の上、同棲ではなく同居状態となった途端、
今まで互いを気遣って我慢していたことを我慢するつもりはない、と
ゲイリーは家の中を散らかし放題にし、家に置きたかったビリヤード台を買って
友人や綺麗なオネエチャン達を呼んではビリヤードに興じたり大騒ぎしたり。
ブルックも負けじとイケメンのデート相手に家まで迎えにこさせたり。。。

そんな互いに腹を立てるブルックとゲイリーだったが、
実は、そんな互いを意識しながら仲直りする機会を探っていたのであった。
 仲直りのきっかけにと、
ブルックは思い切ってゲイリーをコンサートに誘うが、
OKと言ったゲイリーは会場に現れずブルックは落胆する。。。 

この後、2人の仲はどうなるの?



どうなるの?って、書いておきながらナンですが、
結局2人は別れてしまいます。。。。

互いに気遣って嫌な思いをするよりは離れて自分のやりたいことをやりましょう、
と、別れるのですが、その1年後、偶然にもシカゴの街中で再会し、
互いの成長振りを見ることになります。
ゲイリーは観光会社の業容拡大で毎日忙しく楽しく働くようになり、
ブルックはヨーロッパへの旅行から帰ってきて画商としての仕事に弾みがついて、
といいこと尽くめで互いを励ましあって道端で別れて映画は終わるのですが、、、

なんだか話が余りに現実感たっぷり過ぎちゃって。 

こんなカップル沢山いそうだな、アメリカって、と思ってしまいました。
おまけに、ヴィンス・ヴォーンが妙にデブだったのも気になったりして。

まあ、映画の冒頭で2人が交際を始めてからラブラブなシーンが
延々と続く画面のバックで流れていたのが、

A Night at the Opera

A Night at the Opera

  • アーティスト: Queen
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1991/09/03
  • メディア: CD


このアルバムに収録されているクイーンの「マイベストフレンド」だったので、
こんなにラブラブなシーンが初っ端から長々と続いているけれど、
この後どんな展開になっちゃうんだろう、と少々嫌な予感がしていたら、
やっぱりそうですか、、、という結末でした。

2人がいがみ合うシーンなんて見ていてちょっと辛いもんがあるというか。。

映画がきっかけでジェニファー・アニストンとヴィンス・ヴォーンが交際していると
噂されていたので、そういう視点で見るとラブラブシーンなどは面白いんですけどね。

脇役で面白かったのは、
 クリストファー(ジャスティン・ロング)
ブルックが勤めるギャラリーのアシスタントですが、
ちょっとお釜っぽいキャラクターが1人入るだけで映画らしくなるというか、
出演場面はあまり多くないのですがなかなかいい味出してました。

もう1人は、
ブルックの兄リチャード(ジョン・マイケル・ヒギンズ)
双方の家族が集まる食事会などのシーンで登場するのですが、
ブルックとゲイリーの険悪な空気に気付かず、趣味のアカペラで
イエスの「ロンリー・ハート」やヒートウェイブの「ブギー・ナイツ」を歌いまくります。
唯一馬鹿笑いできるキャラクターだったかなー。。。

そんなわけで、観ながら少々身につまされる気分になってしまった上に、
未だ日本で公開されないのも何となーくわかってしまったような、
レンタルなら観てもいいかな、という感じの「The Break-Up」でありました。 


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ikkoy

この手の映画はハッピーエンドのはずなのに、そうではないのですね。本当に現実感たっぷりですね。ジェニファーさんのスナップのアクションはTVドラマの「フレンズ」を思い出します。前夫のピットは幸せいっぱいそうですね。
by ikkoy (2007-01-18 06:54) 

おもしろかったです。
告白すると、じつはワタシも最初は同棲でした。彼女の母親が来たのは半年ほど経ってから。その日に大喧嘩をやらかしてしまいました。この映画そのものでした。ワタシの場合は別れずして3△年がたちました。いろんなこと、思い出してしまいました。
by (2007-01-18 17:01) 

ta-bo

おお、未公開ですか。ご紹介ありがとうございます。
映画見なくてもこの日記と写真だけで満足しちゃいました(笑)
ほんといかにもアメリカンですね。
もうちょっと若かったらのめりこんだかもなあ、、と
思わず遠い目になってしまったオバちゃんでした。
by ta-bo (2007-01-18 18:10) 

うつぼ

ikkoyさん、こんばんは。
確かにハリウッド映画ならハッピーエンドになってもよいのですが本当に現実的な結末でした。ジェニファー・アニストンの身振り手振りは(実は余り観たことないんですが)「フレンズ」っぽいかもしれませんね。。ピットが幸せになったように見える(カカアデンカかもしれませんが)だけに彼女にも実生活で幸せになってほしいものです。。。
by うつぼ (2007-01-20 00:01) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
今ひとつの記事かなと思っていたのですが、面白く読んでいただきウレシイです。同棲というと、結婚していきなり一緒に住むよりはお互いのことを理解するにはいいだろうなと思うのですが、同棲を始めるには可能な年齢というのもあるかもしれませんね。。。。この映画はとにかく互いが主張しあうが故に妥協点を見出せないままお別れしてしまったのですが、自分が今後どうなるのかなあ、と思っていたら笑うに笑えず観終わってしまった感じです。。。(笑)
by うつぼ (2007-01-20 00:08) 

うつぼ

ta-boさん、こんばんは。
落語以外でコメントいただきビックリしちょります。
>もうちょっと若かったらのめりこんだかもなあ、、
それは私も全く同じです。ウレシイですよー、ご同輩。(笑)
by うつぼ (2007-01-20 00:11) 

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