「94EAST/MINNEAPOLIS GENIUS」を聴く

94EASTの「MINNEAPOLIS GENIUS」を聴く。

　ＣＤジャケットはこんな感じですが、

私が持っているのはカセット。　　　　　　　

今から16年前、留学していた友人に会いに訪れたイギリス(COLCHESTER）の　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レコード屋で見つけて￡２．９９で購入したカセットテープ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　当時はＣＤが普及し始めたとはいえ、プレーヤーもCD自体も高嶺の花、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだまだレコードが主流の頃だったので、ダビングしたカセットテープを　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AIWAのウォーキー(SONYのウォークマンは高価で買えず）で聴きながら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旅行していた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな訳で、旅先で見つけて買うのは常にカセット、ウォーキーで聴きながら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鉄道旅行を楽しんでいたのが今となっては懐かしい思い出です。　　　　　　　　　　　　　　　　　

今回、プリンスの新譜「３１２１」を聴いた時、このカセットの存在を思い出し、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旅行中に買い溜めしたカセットの入ったダンボールから引っ張り出し、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　久しぶりに聴いてみた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大分劣化していると思ったら意外に音がちゃんとしていて（テープが伸びていない）、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　更に、サウンドも全然古くなく、新鮮に聴こえることに改めて吃驚しました。

この９４EASTは、1977年(プリンス御歳１９歳）、当時、地元ミネアポリスで　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　流行していたミネアポリスファンクのセッショングループ。　　

1987年、“Purple Rain”のヒットがきっかけで再発売されたらしく、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　発売元は何故かイギリスのCastle Communications plc社。

メンバーは、PEPE WILLIE, ANDRE CYMONE, ALVIN MOODYとプリンスの4人。

収録されている曲は、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SIDE１（この言い方が懐かしい）が、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1.IF YOU FEEL LIKE DANCIN' 2.LOVIN' CUP 3.GAMES　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
SIDE２が、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4.JUST ANOTHER SUCKER 5.DANCE TO THE MUSICOF THE WORLD 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　6.ONE MAN JAM　の計６曲

6曲の内、殆どがPEPE WILLIE作品で、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プリンス作品は“JUST ANOTHER SUCKER ”1曲。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プリンスは、ギター、シンセサイザー、キーボード、ドラム、クラヴィネットを　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　演奏するなど、当時から多彩ぶりを発揮しています。　　　　　　　

この１年後の1978年に、

For You

• アーティスト: Prince
• 出版社/メーカー: Warner Bros.
• 発売日: 1990/10/25
• メディア: CD

“FOR YOU”でソロデビューしたプリンス、その原点が垣間見えるような　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　94EASTでありました。