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映画「さかなのこ」」を観る [映画(さ行)]

テレビチャンピオンの頃から見ているさかなクンをのんが演じる、
どんな感じなのかな、と思って観に行きました。
さかな.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

魚類学者でタレントのさかなクンが、幼いころから魚に夢中だった自身の半生を
つづった著書を映画化。魚が大好きな少年がさまざまな出会いを経ながら、
好きなことを究めようとまい進していく。『子供はわかってあげない』などの
沖田修一が監督・脚本を務め、同監督作『横道世之介』で組んだ前田司郎が共同で
脚本を担当。子供のように真っすぐに大好きな魚を追い続ける主人公を、
『私をくいとめて』などののんが演じる。

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コタツ会長!!

(本筋の感想そこじゃない)


俺の家の話 DVD-BOX

俺の家の話 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/08/13
  • メディア: DVD
昨年初めに私がどっぷりはまり、骨折入院中もAmazonプライムで観返して
笑って泣いたドラマですが、主人公の寿一(長瀬智也)が所属していたプロレス団体の
掘コタツ会長(試合ではレフリー兼務)がこのドラマの中で結構いい役回りで、
セリフをやっとこなす長州力をサポートしていたのですが、
この役を演じていた三宅弘城さんがミー坊(のん)の父親役ジロウを演じていて、
最初の頃に登場して、コタツ会長がお父さん、なのにあまり目立たないかと思ったら、
海でミー坊がつかまえた巨大タコを(ミー坊は家で飼いたかった)の頭をぐりっと外し、
足を全力でコンクリートにたたきつける荒業を見せる、という衝撃的な場面を演じ
観客を驚かせ笑わせてくれて、そこからすっかり映画の世界に入り込めました。

のん演じるミー坊(幼少期を演じた西村瑞季ちゃんもよかった)をとりまく同級生、
大きくなって大人になってもその関係性が続いていく、
(ももちゃんは離れていったけれど遠くでつながっていたように見えた)
年月が経っても変わらないさかなクン(ご本人もギョギョおじさんとして登場)、
のんとさかなクンを重ねてみても違和感がないのが不思議というか面白いというか、
冒頭で「女か男かはどっちだっていい(記憶曖昧ですがこんな感じ)」という言葉が
描かれた後に、ミー坊が女のコっぽかったり、学ランを着て男の子ぽかったり、
それがのんが演じていると全く違和感なく、逆に彼女以外が演じたら、この世界観は
描けなかったのではないかと思いました。
この冒頭の言葉、さかなクンが男であっても女であってもさかなクンはさかなクン、
さかなクンという一人の人間を描く中で語られた言葉だと思いました。

で、この映画、ミー坊を演じたのん本人も当然よいのですが、
ミー坊を取り巻く人たちもとても好演されていて、お母さん役の井川遥、
総長役の磯村勇斗(この人は作品によって物凄く変わりますね)、
幼馴染のヒヨ役の柳楽優弥(高校生時代の狂犬と呼ばれる不良姿に爆笑)、
高校の理科の先生(さかなクンと同級生の鈴木拓也⇐ドランクドラゴン)、
のんを中心に周囲との相乗効果というか化学反応というかで2時間あっと言う間で
観終わりました。

個人的には高校の総長グループ、敵対する他校のヤンキーたちのやりとりが
かなりツボに入ったのですが、ヤンキーホーンをつけた魔改造の原付(笑)、
強がっているけれど(短ランに時代を感じました)実は優しい人たち、
ミー坊が釣ったばかりの鯵を総長の子分で気が弱そうな青鬼からナイフを借りて
えらの下にナイフを入れて〆ると、総長が何やってんだよというのですが、
「〆てるんだよ、総長だってシメタことあるでしょ?」とミー坊が切り返し、
総長が答えに窮する場面、両隣が同年代おじさんたちだったのですが、
この場面、3人でほぼ同時に噴いてしまいました。
(アオリイカの件も後日に続いて笑ったりじんわりしたり)

また、先日記事にした「サバカン」とおそらく同時代を描いているので、
家の中にある掃除機や麦茶ポット、コップの再現力にも驚いたのですが、
ミー坊が履く上履き(青と灰色を混ぜたような色、私も履いていた)、
大学時代まで実家で使っていたオレンジ色のデスクライトに思わず目が
釘付けになってしまった私です。(昔を懐かしむ世代にはドンピシャ)

冒頭から音楽を聴いていて、え、パスカルズ?と思ったらやはりそうだったのですが、
昨日記事にした「川っぺりのムコリッタ」と同様、のんの魚が大好きでひたむきな姿、
海、たくさんの自然、優しいひとたち、音楽がそれをまとめていく効果も大きかったと
思います。さかなクンも本編でバスクラリネットを演奏していますが、本当に温かい、
聴いていてほんわかする音楽でした。

ひとつだけ残念だったのが、エンドロールで流れた曲が急にアップテンポで
(違うアーティストだったみたいです)
それまでの世界観にふわふわ浸っていたところから急に現実に引き戻された感じで、
ここだけが本当に残念でした。(:_;)

テレビチャンピオンに出ていたころのさかなクンが高校生だということを
今更知ったのですが、好きなことをやりなさいといつも見守ってくれたお母さんのお陰で
大学には行けなかったけれどその後、唯一無二な魚博士となっている姿を見ると、
反対ばかりしないで本人の気持ちを尊重することの大切さを学んだ気分です。

さかなクンの魚愛(魚を愛でるだけでなく、美味しく食べることで更に魚を愛する)は
観ていて凄すぎて想像が及ばないときもありますが、これだけ長い間さかなクンと呼ばれて
親しまれている人って他にはいないな、と思いながらたくさん笑って見ることができた
「さかなのこ」でありました。


 

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映画「セイント・フランシス」を観る [映画(さ行)]

予告編を観て気になっていた作品です。
セイントフランシス.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

大学を中退し、ウェイトレスとして働きながらぱっとしない日々を送る
34歳の独身女性ブリジット(ケリー・オサリヴァン)。
ある日、知人から夏限定のナニー(子守)の仕事を紹介された彼女は、
同性カップルの両親(チャリン・アルバレス、リリー・モジェク)に代わり、
6歳の少女フランシス(ラモナ・エディス=ウィリアムズ)の面倒を見ることになる。
当初は軽い気持ちで仕事をするブリジットだったが、
フランシスや彼女の両親をはじめ、皆それぞれに葛藤を抱えて生きていることに気付き、
気持ちが変化し始める。


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ジョーン・ジェット。

久しぶりに聞いた名前にあのアイラインの濃いお顔が浮かびました。
THE RUNAWAYS

THE RUNAWAYS

  • アーティスト: THE RUNAWAYS
  • 出版社/メーカー: CHERRY RED
  • 発売日: 2015/07/05
  • メディア: CD
このジャケットに写っているのはボーカルのシェリー・カリーですが、
「チェリー・ボンブ」のシングル盤、実家にまだあると思います。(うつぼ兄所有)

主人公は34歳で大学中退、バイト暮らしのブリジット、
パーティで知り合った年下男性ジェイスとは体の付き合い、で、妊娠、
(この人もバイト暮らしでちょっと頼りないが血を見ても怖がらないのはいい人)
同性カップル(マヤと兄―)の娘フランシス(6歳)の子守を請け負いながら
躊躇することなく中絶(薬で行うみたいでした)したら、
その後、体調が思わしくなくなります(やたらと出血してしまう)。

ブリジットとフランシス、この2人を軸に話が展開していくのですが、
フランシスも最初は可愛げが無くてブリジットもバイトがちょっと手抜き(に見えた)、
かみ合わない中で色々なエピソードを通じて2人が心を通わせていく、
その中のエピソードにジョーン・ジェットの名前が登場し、
更に、同じ名前の女性(態度悪い)が出てきてフランシスがジョーン・ジェットと
同じ名前ね、という場面がどこか印象的でリアルタイムで聞いていた私には
ちょっと懐かしい気持ちになりました。

今までありそうでなかったような題材(生理、妊娠、中絶+同性愛)を
リアル生活にありそうな演出で描いているので、血をみるのに慣れていないような
男性にはちょっとというかかなり引いてしまいそうな気がしたのですが、
私自身はきれいにさらっと描くのではなく結構リアルに描いているのが興味深く
観ていました。

また、細かいことは分からないのですが、宗教(カソリック)に関することも
盛り込まれているような(マヤが敬虔なカソリック教徒)感じでした。
このあたりは自分に知識があったらもっと深く見ることが出来たかもしれません。

子供が生まれる前の同性カップルは将来ある子供を授かったことで明るいのですが、
出産した女性(マヤ)は常に疲れていて、パートナー(仕事継を続するアニー)は、
外出している間にマヤが浮気しているのではと疑って関係がぎくしゃくしていく、
そこにブリジットの存在がほどよく絡んでいくのが私には心地よく感じられました。
(途中までは浮気を疑うアニーにイラついてしまいましたが(^-^;)

アニーもただ神経質なのではなく、出血したブリジットが中絶したことを聞き、
それ自体ではなく病院に行かないことを責めてブリジットの体を心から心配する、
その優しさが垣間見える場面(後半)にホッとしながら、マヤとアニーが互いを
理解し尊重する流れにブリジットがさりげなく存在していたこともいい終わり方に
なっていたと思います。

高齢出産と言われる35歳まであと1年、焦りつつも愛していない人の子供は中絶、
離れて暮らす母親に結婚、出産のプレッシャーをかけられつつも、
自分を育ていたときの母のイライラ(子供を痛めつける妄想場面は結構怖い)を
聞き子供を産み育てることの大変さを感じる、私自身はそういう機会に恵まれず
気づけば五十路になっていましたが、未婚の30代、こんな感じだろうな、
共感しながら見られました。

主役を演じたケリー・オサリヴァン自身の体験も盛り込みつつの脚本らしく、
少々盛り込みすぎな感じもなくはなくはなかったのですが、
ブリジットが最後の場面でフランシスに語る言葉にジワって観終わりましたが、
(I'm smart, I'm brave, I'm the coolest!)
大学中退から社会的にはバイト暮らしから脱出できず
(同級生でセレブな生活を送る嫌な奴が対比するため登場する演出も(笑))
なんとか這い上がりたい、脱出したいと思うブリジットがフランシスとの
出会いで成長?変化していく様子はほほえましく、難点を挙げると、
しょうもないギター教室の講師はエピソードとしても不快で要らなかった、
という感想ですが、それ以外は34歳と6歳の成長記といった感じで
フィクションながら共感出来て応援したい気持ちで見られた
「セイント・フランシス」でありました。


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映画「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」を観る [映画(さ行)]

田端のチュプキさんで鑑賞した映画です。
寂聴.jpg
内容はYahoo!映画さんより。

100歳を目前にこの世を去った僧侶・作家の瀬戸内寂聴氏。
死の直前まで月刊誌や新聞の連載をこなし、亡くなる直前まで
月に1回の法話を続けていた。
自らの体験を私小説として赤裸々につづり、51歳で出家した寂聴氏は、
何歳になっても女性であることを忘れず、人生を謳歌(おうか)していた。


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死ぬときは一人。

寂聴さんの法話の場面が何度か登場するのですが、
そこで語られた言葉で印象的だったのが死ぬときは一人、でした。

中村裕さんというディレクターによるドキュメンタリーで、
中村さんと共に語り食事する寂聴さんはどこか可愛らしいのですが、
プライベートな場面を公開して儲けなさいと言う寂聴さんの気持ちに反して
いないとはいえ、中村さんという人に共感できたかというとよく分からず、
(話し方があまり好きになれなかったのかもしれません)
晩年、中村さんを頼りきっているように見えてしまう寂聴さんの姿を見て
羨ましいとは思えないというか、少々モヤモヤの残る作品でした。

悪くはない、でもなにかあまり響いてこない。そんな感じです。

夏の終り (新潮文庫)

夏の終り (新潮文庫)

  • 作者: 寂聴, 瀬戸内
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2022/08/30
  • メディア: 文庫
30代前半くらいのころこの本を読んで、
情熱的な、自分の気持ちに正直な人なんだと思った寂聴さん、
出家したことについても語っていますが禁欲だけは守っている、
戒律の1つはずっと守っていると語り、もし出家していなければ、
もっと大変なことになっていただろう、とと語る場面は
自分の気持ちに正直に生きてきたことにどこか折り合いをつけようと
していたようにも見えました。

法話でも参加者を笑わせ、親身になって考える姿、は心に響くのですが、
中村さんとの会話の場面は最初から最後までしっくりこない、
中村さんが最後にもらった留守電メッセージについても、
私たちが聴くものなのかな、という気持で観終わりました。

2人が長年の交流を通じて築いた関係を垣間見せてもらっている感覚ですが、
映像からはうかがえないものもあると思いつつ、
その関係を見ても憧れたり羨ましかったり共感することがなくて、
17年間追い続けてきた寂聴さんだからこそ、晩年ともに過ごしていた
秘書の瀬尾さんについてもう少し描いてほしかったかな(登場時間ごくわずか)
寂庵を管理する馬場さんももうちょっと描いてほしかったかも、と思いました。

今作自体が中村さんの視点で描いた寂聴さん、なのだろうと思いますが、
中村さんに共感できないがために寂聴さんの姿を素直に受け入れられない、
お肉を食べお酒を呑む寂聴さんの姿は観ていて豪快でしたが、
中村さんがそこに入ってくるともやッとしてしまう、全編そんな感じでした。

老いていく寂聴さん(普通にできていたことができなくなっていく)を観ると、
自分の母(婆1号)と重なってしまい、歳をとるとはこういうことなんだろうな、
母の次は自分が辿る道なのだろう、と途中から自分寄りの目線になってしまい、
そこでウルルとなってしまいました。

ドキュメンタリーは作り手の編集や描きたい形に寄るのかと思いますが、
(見る側の求めるものや好みにもよるのかと思っています)
寂聴さんのドキュメンタリーを観たい、でもどちらかといえば、若いころの映像に
晩年の瀬尾さんとの交流を描いた映像が見たかったかもなあ、と思ってしまった、
「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」でありました。
(全体的にモヤモヤな感想になってしまいすみません)



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映画「サバカン」を観る [映画(さ行)]

何も予習せず、タイトルだけで選んで鑑賞した映画です。
サバカン.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

1986年、長崎。小学5年生の久田(番家一路)は、
愛情深い両親(尾野真千子、竹原ピストル)と弟と共に
時にはけんかもしながら暮らしていた。
彼はあることを機に、家が貧しいためにクラスメートから避けられている
竹本(原田琥之佑)とイルカを見るためにブーメラン島に行くことになる。
この冒険をきっかけに二人の絆は深まっていくが、ある事件が起きる。


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またねー!

じわり。(:_;)



主役の2人(久ちゃんと竹ちゃん)が互いが見えなくなるまで
またねー!と言い続ける場面を見て、私も昔は友達とバイバイする時にまたねー!って
言ってたなあ、いつから言わなくなっちゃったんだろう、と思いました。

長崎というと大学生の頃、1度しか行ったことのない場所ですが、
今作を見て長崎にって島原鉄道に乗りたくなりました。
(舞台の長与駅はJRですが映画で使われたのは島原鉄道の古部駅)

映画の舞台は1986年、私はそのひと昔前位に小学生だったので、
映画と時代がずれているものの、それでもどこか懐かしい風景は変わらず
自分が小学生の頃のことを思い出しました。

個人的にツボにはまったのは、
LARKの傘立て(同じものが実家にあった(笑))、
久ちゃんのひもぐつ(私は同じようなデザインで緑色の靴を履いていた)、
リュック(紐でキュッと絞るタイプ)にチェック柄の水筒、
麦茶ポットにストライプ柄のベルトに自転車、、あたりです。

あと、ブーメラン島にイルカがいる、という噂、
ヤンキーが言ってるから間違いない、と真顔で言う竹ちゃんに
ヤンキーを信じるなんて、と思わず噴いた私です。
そして、イルカに乗る、という竹ちゃんの発言に、
海のトリトン DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2001/09/21
  • メディア: DVD
海のトリトン、懐かしいなあ、と思い出しましたが、
それより早く頭に浮かんだのは城みちるでした。(^-^;

漁師の父親を亡くした竹ちゃんが、貧乏を同級生にからかわれて笑われて
でも、久ちゃんだけが笑わなかったという理由で夏休みの冒険に誘う、
竹ちゃんがタンクトップ2枚を着まわしていることから貧乏といじめられるのですが、
その後の場面でいや、タンクトップ以外も持ってるじゃん、という、
若干冷めてた自分のツッコミもあったのですが(心が汚れた大人です(笑))
急こう配のタンタン岩、ブーメラン島、長崎の海と山とミカン畑、
自然が少年たちの夏休みを盛り上げて見せてくれるような心持でした。

この2人の冒険と友情を育んでいくのを周りで盛り上げるのが、
久ちゃんの両親(尾野真千子と竹原ピストルの掛け合いが楽しかった)、
久ちゃんの弟(久ちゃんを演じた番家一路君の実弟だそうですね)、
感激屋の小学校の担任、みかん畑を所有する内田のじいさん(岩松了が好演)、
ヤンキーに絡まれる2人を助ける金山とブーメラン島で出会う由香、など、
悪い人が竹ちゃんをいじめる同級生くらいで、他はみんないい人で、
もちろん久ちゃんと竹ちゃんをたくさん盛り上げてくれました。

竹ちゃんを演じる原田琥之佑君が原田芳雄のお孫さんというのを鑑賞後に
インタビュー記事で知ったのですが、彼が見たおじいちゃんの演技(作品)で
挙げていたのが
大鹿村騒動記【DVD】

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  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2012/01/21
  • メディア: DVD
この作品で、今後俳優の道を進むのであれば楽しみだなと思いました。

2人の夏休みがある事件で終わってしまい、離れ離れにという展開に
驚きつつ、その後の2人(久ちゃんのその後は草彅君)についても描かれていて
温かい気持ちで観終わりましたが、忘れかけていたころの気持ちを思い出させて
もらったような「サバカン」でありました。



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映画「シンクロ・ダンディーズ!」を観る [映画(さ行)]

Amazonプライムに勧められるまま鑑賞した作品です。
シンクロ・ダンディーズ! [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2020/03/11
  • メディア: DVD







あらすじはYahoo!映画さんより。

妻と仲が悪く息子にはバカにされてきた会計士のエリック(ロブ・ブライドン)は、
なじみの公営プールで中年男性ばかりが集うアーティスティックスイミングチームと
出会う。
メンバー入りすることになった彼は、仲間と一緒にイギリス代表チームの一員として
世界選手権に出場することになった。
エリックは、厳しい特訓に励むうちに生きがいを見いだす。

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おじさんたちの成長記。

シンクロ(今って、アーティスティックスイミングっていうんですね)ものといえば、

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2020/02/04
  • メディア: DVD
中年おじさんたちが奮闘するシンクロ映画とか、
(”Easy Lover"に合わせて泳ぐ姿に笑いながらじわり)
シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち DVD(特典なし)

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2021/12/03
  • メディア: DVD
お釜ちゃんたちが世界最大のLGBTQスポーツ大会に出場する映画を思い出しますが、
今作も結構同じような時期に公開されていて、中年おじさん(お釜ちゃん)の
ユルめなスポコンものって流行っていたのかなと思ってしまいました。(^-^;

ま、それを無意識に3本も見ている己もどうかと思いますが。(笑)

どの作品も、個々に色々な悩みや問題を抱えている人たちが集まって
時にぶつかり合いながらも同じ目標に向かってがんばっていく、という結末を
期待しながら見られるというのが同じ中年(おばさんですが中身はほぼおじさん)と
して共感しやすいのだと思いました。

今作の主人公エリックも会計士(節税策を考えるのが得意ぽい)で、
個室で仕事しているくらいなのである程度のポジションなのだと思いますが
(とはいえ、日中うとうとしている光景が多い気もした(笑))
仕事帰りに公営プールで泳いでいた時にみかけたおじさんたちのシンクロ練習に
出会って気づけばメンバーになって世界大会にも出場する、という話。

家に帰ると議員に当選した妻に思春期の息子、妻が不倫しているのではと勘違いし、
息子にもバカにされて家を飛び出しホテル暮らし。
宿泊代がベラボーに高いロンドンのホテルで暮らせるくらいのお金はあるのだな、
と思うと、エリックの生活レベルが垣間見えつつ、銀行口座の残高が減っているのを
妻が見つけて怒られる場面では、ま、当然だよな、とエリックに共感できそうな、
場面場面で出来なさそうな、どっちにも気持ちが振れながら見続けていきましたが、
ハッピーエンドになるはずなので(毎度そういう目線で映画を見る自分がいます)、
シンクロを通じておじさんたちがぶつかり合いながら互いを尊重しあうようになって
最後の世界大会につながっていきます。

数字に強い会計士のエリックならではの提案(偶数がおさまりがいい)で、
様々なフォーメーションを考えていくのが面白いのですが、途中咲いた花が
しおれていく様子をシンクロで表現しようとするのが、
つぼみから咲くのではなく、咲いた花がしおれていく様子を表現するって、
と笑ってしまいました。(発想がどこか湿気のあるイギリスぽい(笑))

上に書いたフランス映画でもそうでしたが、こういう時にパンチをきかせるのが
女性の鬼コーチ、今作でも登場しますが、シンクロチームのバツイチおじさんの
鬼コーチへの切ない片思いもほんわか漂わせていて、この結末も想像できましたが
本筋を盛り上げるエピソードとしてはよかったと思います。

ハリウッド映画と違ってイケメンが殆ど出てこないので(すみません)
実際こういうおじさんたちのシンクロチームがあったりして、と思わせるような
親近感を感じる(しょーもないところも見ていると許せる感じ)メンバーでしたが
中年だから諦めることなくやってみることが大事なんだろうな、と思わせてくれた
「シンクロ・ダンディーズ!」でありました。






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映画「シング2 ネクストステージ」を観る [映画(さ行)]

1作目を見て物凄く面白いと思ったわけでもないのですが、
続編はどうなんだろうと思って字幕版で鑑賞しました。
Sing2.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

コアラのバスター・ムーンが運営するニュー・ムーン・シアターは連日満席で、
ブタのロジータとグンター、ヤマアラシのアッシュ、ゾウのミーナら出演者は大人気。
地元で成功を収めながらも、バスターには聖地クリスタル・タワー・シアターで
新しいショーを披露するという夢があった。
そのためにはクリスタル・エンターテイメント社のジミーのオーディションに
合格しなければならなかった。


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1作目より断然面白い!

続編は1作目ほど盛り上がらないパターンが多いような気がしますが、
(予算は増えるものの凝り過ぎてうまくいかない)
もともとあまり画風というかキャラクターの雰囲気がそんなに好みではなく、
1作目も面白いとはいえ(音楽はよかった)★3つくらいの普通に面白い、
という程度の感想だったため、続編にもさほど期待していなかったのも
逆によかったのかもしれません。(けなしているわけではないよー)

1作目は歌合戦(賞金を二桁多く書いてしまうことでドタバタする)、
少々散漫な感じもあったような気がしますが、
2作目は大きな舞台でショーを作り上げていくという大きな目的のもと、
想定外のことが起きて頓挫するかと思いきやハッピーエンド、という
分かりやすい展開で入りやすかったようにも思えました。

冒頭で、王子様の”Let's Go Crazy"から始まるだけでワクワク感が盛り上がった
昭和世代ですが、ショーに出演する豚(グスターとロジータ)、ゴリラ(ジョニー)、
ヤマアラシ(アッシュ)、象(ミーナ)たちの苦手意識を乗り越えようとする姿、
最後のショーまで盛り上がり続けて高揚感に包まれて見終わりました。

バスター・ムーンのついた大嘘は一歩間違えば犯罪レベルですが
(とっさについた嘘で大勢の人に迷惑をかける、巨額なお金を失う可能性もあり)
それより、存在自体が極悪な狼(ジミー)がいるのでバスター・ムーンの所業は
無責任に見えないようにも思えました。

なにより、バスター・ムーンの嘘を嘘に終わらせず実現させる牽引力となったのは
アッシュと秘書のミス・クローリー(カメレオン⇐監督自ら声優担当)のお陰が
大きい様にも思えました。
ミス・クローリーがバスター・ムーン不在時にショーの演出をつけていく場面、
鬼コーチ的な様子が見ていて笑えたのですが、クレイ・キャロウェイの居所をつかみ、
果敢にアプローチする姿もどこか愛らしく見えました。

今作、吹替の上映館の方が多く字幕版の上映館が少ない中で時間を調整して
観ることができましたが、個人的には歌詞ののせかたやオリジナルの声優が歌う方が
(リース・ウィザースプーンやタロン・エガ―トン、スカジョーなどなど)
しっくりきた感じです。

幻の歌手、クレイ・キャロウェイ(バスター・ムーンが知り合いだと嘘ついた歌手)、
吹替え版はB'zの稲葉さんというのが宣伝されていたのですが、どちらかといえば、
U2のBONOの方がいいかなと思ったのですが、これはもう好みの問題なので、
好みによって字幕版でも吹替え版でも楽しめると思います。

字幕版で声を一番楽しめたのはゴリラのジョニー(タロン・エガートン)、
ロケットマン [Blu-ray]

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声ですぐ分かりましたが、ショーを盛り上げていました。
他にも悪徳社長ジミーの声がボビー・カナヴァルというのも
ナイスキャスティングだと思いました。

その他、先日見た映画の監督、ウェス・アンダーソン監督が、
夜警のミニ猿の声をやっていたと後で知り、先に知っていたらもっと注目したのに、
とちょっと残念な気分でした。(このミニ猿が大活躍します)

キャラクターの画風は最後まで好きになりづらかったのですが(ごめんなさい)
それでも話が途中ダレることなくテンポよくハッピーエンドに向かっていく展開には
期待していなかった分更に楽しく見られた(実際あんなショーがあれば観てみたい)
「シング2 ネクストステージ」でありました。



















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映画「355」を観る [映画(さ行)]

YouTubeの広告で流れていた予告編で気になっていた作品です。
355.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

ある秘密兵器の存在を追う、CIAのメイス(ジェシカ・チャステイン)。
彼女は同じように秘密兵器を捜すドイツ連邦情報局のマリー(ダイアン・クルーガー)、
MI6のコンピュータースペシャリストであるハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)、
コロンビアの諜報(ちょうほう)組織に所属する心理学者グラシー(ペネロペ・クルス)、
中国政府で働くリン・ミーシェン(ファン・ビンビン)と出会う。
スパイチーム「355」を結成した彼女たちは、第3次世界大戦勃発をもくろむ
国際テロ組織に戦いを挑む。
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ほどよい感じのアクション映画。

タイトルの「355」は、18世紀のアメリカ独立戦争時代に実在した女性スパイの
コードネームだそうで、そこになぞらえて現代の女性スパイが活躍する映画のタイトルに
採用したみたいです。

今作、アクション映画大好き!みたいな人には物足りないかもしれませんが、
そんなに得意ではないけれど見てみたいと思う私のような人には、
ハラハラしすぎずドキドキしすぎない、みていて安心のアクション映画。
女性版007という感じでもなく、チャーリーズエンジェル系、という感じでもなく、
豪華俳優陣による豪華エンタメ系、面白かったのは、
出会いは敵対関係だったのが、ターゲットが同じと知って手を組んでいく
CIAのメイス(ジェシカ・チャスティン)と
ドイツ連邦情報局のまりー(ダイアン・クルーガー)、
そこに乗り気でないのに巻き込まれていく、
コロンビア諜報局の心理学者グラシー(ペネロペ・クルス)と、
元MI6のコンピュータスペシャリストのハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)、
追いかけていたターゲットを盗んだと思っていたら事情が全然違っていた
中国人エージェントのリン(ファン・ビン・ビン⇐ちょっと白塗り過ぎた)、
性格や立場が異なる5人がだんだん噛み合って行く姿は見ていて痛快でした。

とはいえ、途中、つらい目に遭うハディージャとマリーの様子を見ると
切なくなったのですが、その悲しさを怒りに変えて敵と戦う姿には
何が何でもここで敵を倒してほしいという気持ちで応援している己がおりました。
(まあフィクションなんですがこういうとき結構すんなり入れる性格(笑))

5人の中でも印象的だったのは、メイスとマリー。
女神の見えざる手

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大きな力と戦う女性を演じたジェシカ・チャスティンが演じる強い女メイス、
イングロリアス・バスターズ [DVD]

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  • 発売日: 2012/04/13
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ドイツ人女優で英国スパイを演じたダイアン・クルーガーが演じる強い女マリー、
この2人が敵対しながら少しずつ互いを信頼していく様子にちょっとジワリました。

ペネロペ・クルス演じるグラシーも終盤まで自分は闘いたくない、と
逃げ腰続きでちょっと見ていてイラっとしたのですが、
終盤気持ちが切り替わるというかスイッチが入ったように活躍して一安心。

007シリーズ初期のアナログ感と真逆、現在の諜報部員は顔の画像でその人のデータを
ここまで調べることが出来るのか、
スノーデン [DVD]

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  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: DVD
この作品Netflixで観た作品などでデジタル社会の便利さと引き換えに
自分のデータがなんぼでも吸い取られて売買されたり監視されたりするのだろう、
と思っていたのですが、ハディージャがPC一台もっているだけであらゆることを
調べ上げ、敵と戦うための情報収集を行う、途中、それが通信障害(敵の策略)で
苦境に陥るという場面もあったりするので電波が届かないとそこは厳しいんだな、
と思いましたが、様々な方面に長けた5人がそれぞれの長所を生かして戦うのが
(しかもアジア系、アフリカ系と昨今のダイバーシティに配慮)
ほどよいドキドキ感にほどよいアクションにジワリ場面も盛り込まれて、と
スピード感に乏しい私も十分楽しむことができました。

メイスが経験する仲間の裏切り、というのも想定していた通りでしたが、
その裏切り野郎を演じていたセバスチャン・スタン、
見ている時に気づかなくて見終わった後調べて分かって驚いたのが、
アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル[Blu-ray]

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トーニャの元夫(クズ)を演じていた人だ!、見た目が全く違うものの、
クズっぷりはどちらも似ているか、と思うと妙に納得してしまいました。(笑)

と本筋で関係ないところへのツッコミもありますが、
パリ、モロッコ、上海と007ばりの豪華ロケ(と言っても上海設定は台北で撮影らしい)、
豪華俳優陣がそろっての知能と戦闘力を駆使して敵を倒していく光景に
見終わってスッキリ満足の「355」でありました。



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映画「スズさん~昭和の家事と家族の物語~ 」を観る [映画(さ行)]

今年初めて田端のChupkiさんで観た映画です。
スズさん.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

東京郊外の一角に、終戦後に建てられた小さな民家。
この家で主婦として家族の暮らしを支え続けた小泉スズさんは、
1910年に横浜で生まれ、関東大震災で母を亡くした後、1932年に結婚する。
育児や家事に奮闘する一方で、建物疎開など戦争の影響は小泉家にも及び、
1945年5月29日に横浜大空襲に遭う。
戦禍を生き延びた一家は横浜から東京・大田区に移り、スズさんの夫が設計した
住宅で暮らし始める。



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懐かしい昭和の風景に思わずじわり。(:_;)

スズさんの人生を紹介(長女の和子さんが語るのがまた味わいあり)し、
後半は、スズさんの昭和の家事を和子さんが協力者と共にフィルムにおさめた様子を
一部ですが紹介しています。

横浜生まれのスズさん、20歳で徳川慶喜の甥の家に奉公に行き
(こういう奉公は、箔づけと花嫁修業が目的だったそうですが、
 スズさんは、この方をお殿様と呼んでいたそうです)
お針子として勤めた後、お見合い結婚、子供を産み育て、関東大震災、横浜大空襲、
その後、昭和26年、下丸子に建てられた文化住宅で暮らす
(どちらも当時の光景が映し出されますが、あまりに酷くて衝撃でした)
和子さんが「昭和の専業主婦」と呼ぶスズさん、朝早く起きて朝ごはんを作り、
日中は大量の洗濯(手洗いしてから干す)、掃除が一段落したら、
着物の繕いなどの針仕事、夕方に買い物にいって家族の夕食を作り、食後片づけたら
編み物や翌日の準備、これを毎日繰り返すスズさん。
同じ時代の専業主婦はこういう人が多かったのだと思いますが
家電が普及する前は特に労力が大きい作業を休みなく行う、スズさん自身はそれに
ついて愚痴や文句を言うことがなかったと和子さんが映画の中で語っていますが、
スズさんは家族のために家を守り、そのことで家族が幸せに思う、さらにスズさんも
幸せに思えたのではないかな、と映画を見ながら思いました。

私の母(婆1号)は和子さんと同じくらいの年齢なので、私のおばあちゃんが
こういう暮らしの中で家事を行っていたのかなと想像しました。
(父方の祖母は私が生まれる前に亡くなっていますが)

私の実家は(父方の祖父母が早逝したので)私が小さい頃から核家族状態、
父母、兄、私の4人で東京郊外に造成された団地に建てた家で暮らしましたが、
母の作る朝ごはん、夕飯、お弁当、小さい頃に縫ってくれた洋服や和服、
(不器用な私と違って母はとても器用な人です)
あたりまえに思っていたというか改めて感謝、みたいなことがなかったのですが、
この年になってから老いた母(こういうとき婆1号と呼びづらい)を観ると、
感謝の念が足りない己に気づいたのですが、今作のスズさんを見ていると、
その気持ちがもっと強くなってしまい、観ながら母の姿が浮かんでしまい、
途中からウルウルしながら見ておりました。(;_:)

和子さんが3年かけて撮影したスズさんの家事の一部として紹介されたのが、
洗濯、着物の洗い替え、こしあんづくりなどですが、どれも手のかかることを
丁寧に(でも効率よく)行う姿に、自分が生まれたころも(昭和40年代)
まだこういう家事が行われていたのかな、と、生まれた時に住んでいた
新宿の木造家屋(庭に柿の木とか井戸があった)で行われていた様子を
想像しました。

上映終了後、この日は特別イベントとして、スズさんが住んでいた家、
現在は、「昭和のくらし博物館」として公開されているところを
水口マネージャーがオンライン中継してくれました。

(博物館ホームページ)http://www.showanokurashi.com/
(イベントの様子) https://twitter.com/cinemachupki/status/1480098413379489801?s=20


水口マネージャー、私もChupkiさんで知ったのですが、
あまちゃんの頃からのんを応援している男性で、彼女の出演作品を紹介するイラストを
描いていらっしゃる方で、あまちゃんのマネージャーの役柄名からこの名前で
活動されているそうです。
私も以前、この作品上映時に水口マネージャーの描いたはがきをいただきましたが、
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今回、水口マネージャーが登場したのは、
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この映画で主役の声を担当されたのんさんが訪れた博物館、
というか、この映画もすずさん、で、下丸子のスズさんの人生(家事)を
参考に描かれているそうで、のんさんも博物館やスズさんの映像で
役作りされたそうです。未見なのでこれは観ねば。

私が生まれた時代よりも前のこととはいえ、私にも多少記憶のある昭和、
(新宿区に住んでいたころは練炭ごたつだったのは今でも覚えてる)
今の時代は技術の進歩で便利で効率よく家事を行えますが、
昭和のどこか温かい空気(ご近所さんなども含めた人間関係も)が
薄れてしまったようにも思えたりして、よくも悪くも、なのかなと思いつつ、
スズさんの映像によって昭和という時代が記憶(記録)として繋がっていけば
いいなと思った「スズさん~昭和の家事と家族の物語~」でありました。


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映画「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」を観る [映画(さ行)]

期待せずに見て思わずじわって泣いてしまったすみっコぐらし
続編が公開されたので思わず観に行ってしまいました。
すみっこ.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。


秋のある一日。すみっコたちはキャンプに出かけていた。
夜になり、ぺんぎん? が月にまつわる伝説を思い出す。
それは、5年に一度の青い大満月の夜、すみっコたちが暮らす町に
魔法使いがやってくるというものだった。
空に巨大なブルームーンが浮かんでいたその夜、町全体に魔法がかけられる。
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ほんわか。(*^^*)

続編で勢いが落ちるパターンもよくありますが、
今作は泣かなかったものの、すみっコたちの世界を十分楽しめました。
(とかげに重点が置かれ過ぎていたような感もありますが気にならないレベル)

こういうほんわかしたキャラクター(個人的には最初サンリオに見えた)、
苦手な人は映画に入り込めないで終わってしまうと思いますが、
私自身もこういう雰囲気のキャラクターは自ら近づいていかないものの、
シネコンのポイント有効期限を延ばすために上映時間だけで選んだ前作のお陰で
食わず嫌いもいけないと思いました。

それぞれのキャラクターがそれぞれの事情を持っていて
(食べてもらえないとんかつの端っことかなんだか切ない)
大人が観てもキャラクターの誰かに自分を投影できそうな、
そんな気がしなくもないのが私にも違和感なく見られるのかと思いましたが、
すみっコが大好きな人にはこの続編、残念に思えたようで、
そういう感想をネットでも結構見ました。

私はそこまで熱狂的なファンでもないせいか続編も悪くないというか、
前作の「ひよこ」ちゃんのような泣きのツボはないものの、
青い大満月の夜にやってくる魔法使いたちの中でも修行中のような
魔法をうまくつかえない「ふぁいぶ」が成長しようと頑張る姿に
スクリーンに向かって応援している自分がおりました。
(エンドロールはちょっとジわっときましたが全体的にほんわか)

前作のような衝撃の事実に泣いてしまうようなドラマチックな展開はなく、
ほんわか見始めて、ゆるゆるな起承転結の展開で、ほんわかとハッピーエンド、
見ている私もホッとする、イノッチと本上まなみさんのナレーション、
もうちょっと少なくてもいいかなと思いつつ、ほんわかした世界観を全面に
打ち出して、日頃イラついてばかりで心が汚れている五十路の私でさえも
ちょっとは心が洗われたような、そんな気持ちになれた、
「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」でありました。





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映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」を観る [映画(さ行)]

深く考えないで楽しめそうだと思って鑑賞した映画です。
純烈ジャー.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

NHK紅白歌合戦に3年連続で出場したムード歌謡コーラスグループ「純烈」は、
スーパー銭湯のアイドルとして人気を集める裏で、温泉施設の平和を守る
ヒーロー“純烈ジャー”として戦っていた。
あるとき、全国の温泉でイケメンが相次いで失踪するが、事件性は見当たらず
警察の捜査は見送られてしまう。人々の憩いの場である温泉の危機を察した
純烈のメンバーは、独自に捜査に乗り出す。


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幸子より綾子!

久しぶりに戦隊モノ(一応カテゴリーそこかと思った)を観ましたが、
素直に楽しめる映画でした。

今回W小林(幸子と綾子)が出演していますが、幸子についてはポスターでも
いかにもラスボス感漂う雰囲気を醸し出しているので予想通りでしたが、
ポスターにそっと載っている綾子については登場時の地味なキャラクターが
まさかそんな、という意外性を持っていたので久しぶりに観た綾子(おしん)の
演技を心から楽しめました。

予想通りだった幸子については、若い男のエキスをのんで生きながらえているという
キャラクター設定もホラーにならず笑えてしまう、紅白の衣装で刷り込まれた幸子の
イメージそのままなので安心して観られました。

他にもやる気なさそうなスーパー銭湯の店長を演じていた前川清、実は、、、みたいな
設定でしたが、できれば東京砂漠を劇中で歌ってほしかった。(笑)

純烈というとリリコの旦那がいるグループ、とか、以前、女性問題でメンバーが脱退した、
とか、大江戸温泉物語、とか、
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潤 沢 とか。その程度のイメージでしたが、戦隊モノ経験者(後上さん以外)らしい
中年になってもそれなりにヒーローぽい雰囲気を醸し出していたのが面白く、
単なる企画ものというより、出演者がみんな楽しんで演じているのが伝わるような
純烈以外の出演者や登場する兵器のようなもの(個人的には銭湯機のつくりがツボでした)、
意外と派手な爆破シーンに幸子のど派手な紅白ばりの衣装、どれもが真剣に作った感があって
面白くてたくさん笑えてちょっとほろっとするような、そんな気持ちで観終わりました。

敢えてツッコミを入れると、15年前になくしたアレ、そんなに簡単に見つからんだろう、
(何がどうしたかは書きませんが綾子絡みのエピソード)
見つからないと話が進まないので仕方ないかー、と思いながら観ていましたが、
細かいツッコミどころを気にしないでみれば素直に楽しめます。(笑)

純烈ファンの方はもちろん楽しめると思いますが、私のようなファンではない人にも
戦隊モノに馴染みのある人であれば楽しめる、ちょっとオトクな拾いものをしたような
気分の映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」でありました。










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