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映画「監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影」を見る [映画(か行)]

Netflixオリジナルのドキュメンタリーで探して見つけた作品です。
the social delemma.jfif


あらすじやNetflixさんより。


ドキュメンタリーとドラマを織り交ぜて、
自身が開発したテクノロジーに警鐘を鳴らす専門家とともに、
SNSが人間にどれほど危険な影響を及ぼすのかを検証する。




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怖い。((((;゚Д゚))))


スノーデン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: DVD

以前見たスノーデンでは、作品でネット社会の恐ろしさもありましたが、
それ以上にアメリカ政府の監視の事実を知って怖くなったのですが、
今回見た作品はドキュメンタリー作品、GAFAで働いていた人たちが次々と登場し、
開発当初、使命感に燃えて取り組んでいたことが急速に普及したことで
膨大なデータ収集によって使用する人を監視し操ることに警鐘を鳴らす、
SNS使用者の行動を監視し、膨大なデータ収集を行うことで資本主義を回す、
うっすら気づいていたこととはいえ、自分もデータを抜かれているんだ、と
思うと身震いブルブルで見終わりました。

世の中が便利になる分、それ以上リスクが増えるということは頭でわかっていても
その便利さを享受するとなかなか止められないものですね。

原題は「the social dilemma」ですが、今回は邦題の方が言い得て妙だな、
と思いました。

監視資本主義という言葉は、ハーバード大学のショシャナ・ズボフ名誉教授による造語で、
インターネットサービス使用者個々のデータが商品となって、そのデータ収集と生産が
インターネットの監視に依存する市場主導型のプロセスを説明するものだそうですが、
Amazonを観ていてもやたらとおすすめ商品が表示されたりメールでもお知らせが来たり、
YouTubeを観ていてもおすすめ動画、FBやTwitterでも広告が表示されたり。
あまりにも多くて面倒なのでFBやTwitterで非表示を選択すると、
非表示をリクエストする理由を選ばないといけないのですが、その理由も膨大なデータの
中の1つとして収集されるわけですよね。

以前婚活サイトの広告が何度も出てくるので非表示を選んだ時(実話です)、
理由を「関連性がない」にしようか「購入済み」とするか迷ったのですが、
「購入済み」にすると今度はこれに関連した広告がまた出てくると思って、
「関連性がない」を選んだことを思い出しました。
私がアップした記事やTweetから独身だと推測してそういう広告を私のアカウントに
投下してくるんだと思いますが、関連性がない=余計なお世話だよ、って意味で
選んで非表示にしても、個人がちょっとしたことで何気なく選んだり検索したものが
何十億という人を束ねればそりゃ大きなマーケティングデータになるわけですよね。

インターネットは便利ですが、確かに操られている感はあります。
ギャンブルや違法薬物(酒?)のように依存しがちなものでやめられない、
自分はそうならない、と思っていても電車に乗ればつい時間潰しにスマホを見て、
そんな自分がいることも良くないんだろうなって思います。

Googleで開発担当していた人がインタビューを受けているときに、
50人の白人が作ったもので世界の20億人が操られている、という発言をして、
それを聞いたときに開発する側はまさかそこまでと思っていないでしょうし、
SNSの拡散力(ねずみ講より規模もスピードもすごい(笑))は良いときもあれば、
負の時の拡散力(破壊力)はそれ以上となると、使用する人が依存し過ぎないことが
大事なのだと思いました。

かつてブログを通じて仲良くさせていただいた同年代の方々は、
ブログをご卒業された後、FB,Instgramでいろいろな投稿をされていて
(珍しいケースで最近snorita姐がブログに復帰したけれど)
ああリアルタイムに発信する方がいいのかな、なんて思うのですが、
結局それも誰がどこで何を発信したのか(FBのタグ付けとかチェックイン機能とかも)
データ収集されているんだろうなって思ったりしています。

私自身はInstgramはアカウントを作ったものの開店休業状態で(そこまでやる気ない)
FBも投稿しなければそれはそれでいいかなと思うようになってTwitterで毒を吐く程度、
基本的にはブログです。
「え、まだブログやってるんですか?」と他人に言われても(笑)、
後手でも自分には備忘録として記すにはちょうどいい湯加減な感じで、
ぷららに売却されてSSブログになってからも継続してほしいと思いつつ
記事をあげている状態です。

映画のエンドロールの最後にぞわっとすることが書かれているのですが、
そこはNetflixに入っている方はエンドロールをスキップせずに見て下さい、

SNSって、速報性もある分、フェイクニュースもあふれているわけで、
まして、匿名の書き込みなどによる他人への悪影響も問題視されています。
情報をたくさん得るということは、玉石混交の情報を得ていることであり、
そこから自分の判断で正しいものを取捨選択することが大事、
SNSを使うことに対する自分への警鐘としても目が覚めるような気持ちになった
「監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影」でありました。





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