映画「カムバック！」を観る

ニック・フロスト出演というだけで借りた作品です。

カムバック!【Blu-ray】 [ ラシダ・ジョーンズ ]

• ショップ: 楽天ブックス
• 価格: 4,414 円

あらすじはYahoo!映画さんより。

少年時代は天才サルサダンサーとして活躍するも、
いじめが原因でダンスを封印したブルース（ニック・フロスト）は、
至って普通の毎日を過ごしていた。
そんなある日、アメリカから赴任してきた美しい上司ジュリア（ラシダ・ジョーンズ）
に夢中になるが、彼は見つめる以外に何もできなかった。
しかし、ジュリアがサルサダンサーであることを知ったブルースは、
彼女の気を引くため25年ぶりにサルサに挑む。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

微妙な配役だけれどニック・フロストだから許す。（笑）

原題は”Cuban Fury”。　
キューバの怒り、って感じでしょうか、サルサだからキューバ？
怒りがどこにあるのか分かりませんが、それなりに笑えました。
大爆笑した場面もところどころあったのですが、そこは本筋ではなく、
（物まねクイズに出てきたアルパチーノの物まねぶりとか、
　中東系のお釜っぽいお兄さんの身振り手振りとか）
本筋のサルサを踊るブルースが昔取った杵柄的に踊りまくる、、
というまで行かなかったように見えて（頑張ってはいたけれど）
特撮を使いまくって（そうでなければ替え玉使うとか）
おーすっげー、ニック・フロストがこの体型で踊りまくってる！
というところまで自分の気持ちが盛り上がらなかったまま鑑賞終了。

とはいえ、ハッピーエンドで着地するのはお約束でよいですね。（笑）

素敵な上司に近づくために上司がサルサを踊ることをしったブルースが、
小さい頃に封印したサルサに再び取り組むというあらすじで、
封印した理由が男のくせにサルサ踊るなんて、と同年代の男子たちに
サルサの大会に行く途中で苛められ、それがトラウマで大会に行かず、
それっきり封印。。。

大人になれば、そんなことでクヨクヨするなんて、と思ってしまうようなことも、
多感な頃にはそれがきっかけでクヨクヨしてまっすぐな気持ちが折れてしまい、
気持ちを持っていく方向が変わってしまう、そんなこともあるんだな、と
思うわけで、ブルースの体験もそういうものだったのかと思いました。

封印したサルサに再び取り組むのが美人の上司というのが
きっかけとして笑えますが、ニック・フロスト映画なのでそういう展開が
逆にしっくりするのかもしれません。（笑）

途中、
ちょっぴり出てくるサイモン・ペッグ（高級車に乗ってちょこっと顏だすのみ）に
不意をつかれながらもなぜか大爆笑した私ですが、ブルースが同僚クリスと
上司をめぐってライバル意識をむき出しにし合ってダンス対決する場面で、
どこか不気味で気持ち悪いと思いながら笑ってしまったり、
ブルースのサルサ復活を渋く思いながらもそっと応援する友人ゲイリーなどの
キャラクターも主役のブルースを下支えするような存在で面白く、
出場したサルサコンテストで優勝できなかったものの
（確かに明らかにもっとうまいダンサーが多かったし）
小さい頃のトラウマを取り払った姿にはホッとしました。

体型関係なく踊ることは楽しいのかな、とニック・フロストの頑張りを感じ、
私も運動嫌いだけれど少しは体を動かして運動しないといけないわね、と
うっかり己のことを振り返って反省してしまった「カムバック！」でありました。

外苑前「ラザーニャ・ラザーニャ」でオレキエッテ

昨年夏からワイン会の開催がなく訪れることがなかったのですが、
シェフが代わってからのラザーニャ・ラザーニャさんへ久しぶりの訪問です。
（訪問したの3月初旬です）

現在の勤め先で知り合った30代のオネエサンが退職（転職）するというので、
お世話になりましたということで食事会に誘いました。

スパークリングワインで乾杯♪
サラダ
シェフが代わってもボリューム満点と味は変わらず。
チーズたっぷりでモリモリ食べられます。

カルパッチョは
タコ
これは以前よりボリュームが少なくなったような気がしますが、
ぷりぷりのタコでスパークリングも飲み終わり、
白ワインをオーナーソムリエのたい子さんに選んでいただきました。
　すっきりした味わいです
トリッパ
以前はメニューになかったような気がするのですが、
トリッパ、大好きなので迷わず注文しました。

柔らかく煮込まれたトリッパ♪名物ラザーニャ
何種類かありましたがお店イチオシのボロネーゼソースのラザーニャをいただきました。
深くて優しいけれどインパクトもあるお肉たっぷりのソース、
そんなにたくさんあちこちのお店で食べたことがあるわけではないのですが、
ラザーニャといったらこのお店が一番好き。(^-^)

オレキエッテ
以前のシェフのときはパスタメニューがなかったような記憶ですが、
今のシェフになってからメニューに載ったようです。
この日のおすすめ手打ちパスタがオレキエッテ。
丸い形の耳たぶみたいなもちもち感のあるショートパスタで、
ブロッコリとしらすたっぷりのペペロンチーノ、
感激するほど美味しい一品でした。

呑んだワインはこれ
エスプレッソで〆

一緒に食事したオネエサンとはフリーアドレスで同じテーブルに座ったり、
よくお話したりランチにいったりしたのですが、
職場での上司同僚に全く恵まれず、上司には大きな声で不当に怒られ、
（その上司というのが私と同年代でブルドーザーみたいなクソ婆）
他の部署の人たちもさすがにこのオネエサンが気の毒だと思っていたら、
部門内で異動して上司は代わったものの、今度は自分が思ったときに
部下をすぐ呼びつけて指示したり質問したり、おまけにどうでもいいことを
延々しゃべり続けるような面倒くさいおっさん。
オネエサンも転職時に約束されていた業務と全然違うことをやらされて、
上司にも同僚にも恵まれず心身参って転職先が見つかったので無事退職。
彼女のことを心配していた他部門の人たちも寂しくなるけれど
こんなところから脱出できてよかったね、とホッとしたという、
そんなオネエサンには、元気でいてほしいものです。
（って、転職先ではのびのび働いていますので私もホッとしています）

今回、オネエサンにラザーニャを食べてほしくてご案内した
ラザーニャラザーニャさんも現在は営業自粛、ラザーニャの宅配のみ
受け付けていらっしゃいます。

最近、飲み記事を書くと、ああまた行きたい、、、という気持ちに
なってしまうのですが、今回も記事を書きながら、早くお店が再開して、
ラザーニャを食べに行きたいと思ったラザーニャラザーニャさんでありました。

タグ：外苑前

映画「ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」を観る

引きこもり中の自宅でNetflix限定の映画を観ました。

あらすじはNetflixさんより。

アメフト男子から頼まれて、ラブレターを代筆することになった
成績優秀なエリー。
お陰で彼との友情は芽生えたけれど、彼と同じ女の子が好きな心の内はかなり複雑..。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

等身大というか、今のアメリカを描いた映画だと思いました。

一昨日、とその前に、青春映画今と昔、みたいな記事を書きましたが、
なにげなく見たこの映画、華々しさはありませんが、
自分の心の中にも深くしみいるような作品でした。

最近在宅勤務で閉塞感とか孤独感が常に漂っている状態で、
映画といっても深く考えないで見られそうなものばかり選んでいて、
この作品をおススメと表示されても積極的に見る気が起きなかったのに
なぜこの作品を観たのか自分でもよく分かりませんが、
マイノリティと言われるアジア系、LGBTを受け入れない田舎町、
そこで繰り広げられる話です。

主人公（中国系）が通う学校は白人だらけでアフリカ系もいない中、
（カトリックの教会が町の宗教的な基盤みたいなところ）
差別まではいかないでしょうが学校でもレポートの代筆を頼まれて
都合の良い存在として認識されているだけでどこか疎外感があるわけで、
学校に通うときに同級生からチュウチュウポッポーと呼ばれてバカにされる、
苗字がチュウ、父親が電車関連の仕事をしているからポッポーと呼ばれる、
冒頭からそんな場面を観ると、エリーの田舎町での立ち位置が見えるような
気がしました。

恋の経験がないものの、様々な文学からひも解く言葉で、
ラブレターの代筆をアメフト男子のポールから頼まれても対応していたのが、
自分もポールと同じ女子（アスター）が好き、そこから自分の言葉で気持ちを
表現するように成長（というのかな）していく様子が温かく見られました。

ラブレター代筆をエリーに依頼するポールが今作ではコミカルな存在で、
それがエリーの苦悩やアスターとの関係をシリアスに描きながらも、
重くなり過ぎず、エリーが成長していく様子を後押しするする感じでした。

あとは、ヤクルトとかでてきてビックリ。
このあたりもアジア系のエリー、というイメージを出すためのものかと
思いましたが、久しぶりにヤクルトが飲みたくなりました。（笑）

ポールがつくるソーセージタコス（ソーセージも手作り）をきっかけに、
ポールとエリーの父が交流していく様子、ポールのことを前に進めようと
自分のできることをしようとするエリー。

エリー、アスター、ポール、だれもがみんないい人です。

エリーの父は高学歴でありながら英語が得意でないという理由で、
小さなコミュニティの中に溶け込むことができませんが、
妻を亡くしてからふさぎがちだったのが、ポールと交流していくことで
明るい表情を見せるようになるという展開が押しつけがましくなくて、
これもサイドストーリーながら観ていて温かい気持ちになりました。

こういうストーリーがどういう結末になるのか、
こういう感じの映画はあざとく結末を想像できなかったのですが、
エリーもアスターもポールも色々な形で成長していくのだろう、
と思わせるような終わり方でした。

ギリシャ神話の人間は２つの顔と4本の足をもっていたけれど、
神様がそれを引き裂いて、地上に降りた人間は引き裂かれた片割れを探す、
といった話の後に、片割れ探しは無意味とエリーがいうのですが、

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]

• 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
• 発売日: 2017/10/18
• メディア: DVD

ヘドウィグは片割れを一生懸命探していたので、逆なんだわ、と
いろいろな文学が引用される場面になかなか反応できなかったのですが、
この箇所だけは反応できました。（笑）

監督のアリス・ウー氏というと

素顔の私を見つめて… [DVD]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• 発売日: 2015/12/18
• メディア: DVD

この作品が有名らしいのですが、ご自身がLGBTであることからも、
アジア系アメリカ人ということも含めてアイデンティティを表現する、
そういう点からも、結末が想像できてしまうハリウッド映画とは一線を画した、
そう意味ではこの監督作品はチェックしていきたいと思った、
「ハーフ・オブ・イット　面白いのはこれから」でありました。

銀座「三州屋」であさりバター

以前一度だけ呑みに行ったことがある銀座の大衆割烹へ
牡蠣フライを食べに行きました。
3月初旬に行ったのですが、今の外出自粛状況を考えると
もう昔のことのように思えてしまいます。(T_T)
銀座二丁目
昔のプランタンの裏あたりにあるのですが、通り沿いのこの看板を見つけたら
路地に入っていきます。。

このお店の店主と幼馴染という呑み友が予約してくれたのですが、
その呑み友は予約当日、仕事でどうしても参加できず、
私と残り2人の呑み友での飲み会となりました。。。
お通し
あら煮だと思いますが旨みたっぷりです。
今回は2階席
予約すると2階みたいですが、いつもなら満席のこのお店、
外出自粛と言われ始めたころでこんな感じでした。
（このあと2組入ってきましたが、私たちが帰る頃までその状態）
在宅勤務や時差出勤などもあると思いますが、
1階席（テーブル）では、時差出勤で早く仕事が終わって飲んでいる
おじさん達が早く仕事が終わってラッキーといっていました。

かんぱい♪
鳥豆腐
三州屋さんの名物料理で、参加者の呑み友（MGちゃん）が
このお店に10年以上（20年近くかも）通っていて大好きな料理。
春菊の苦手な私は鶏肉とお豆腐のみをポン酢と一緒にいただきますが、
なんとも優しい味です。

メニュー豊富
かきフライも旬メニュー
かにサラダ　
パセリとレモンで隠れてますが結構かにがモリモリです。
かきフライ♪
一つひとつがものすごく大きくて、衣サクサクで中の牡蠣はクリーミーでじゅわぁ～。
新鮮な牡蠣はぷりっぷり、こうやって記事を書きながらまた食べたくなっています。

付け合わせの野菜
コールスローみたいなドレッシングで和えてありますが、
柿なども入っていて具沢山で飽きずに食べられます。

はい、お代わり
いわし刺し
鯵のたたきをお願いしたら注文が通っていないくて、
女将さんに聞いたら鯵はないけれどいわしなら、ということで
いわし刺しをいただきました。脂のりのりで美味。

まぐろ納豆
いか納豆を注文したらいかが売切れということでまぐろで。
魚介を納豆で和える、これは本当にお酒が進みます。（納豆大好き）


熱燗大徳利にスイッチしながら
巨大エビフライ
エビフライと言うと洋食屋さんで食べるものというイメージで
殆ど外では食べないのですが、ここまでおおぶりだと食べ応えがあって
テンション上がりますね。(^-^)

あさりバター
酒蒸しではなくあさりバターにしたのですが、
これがまた醤油をちゅっとたらすと堪らん美味さで、

ライス小を注文し
あさりお代わり
オンザライス
あさりの旨みとバターと醤油が合わさったら最強。（うつぼ調べ）
余った汁をジップロックに入れて持ち帰りたいくらいでした。（笑）

鳥豆腐お代わりして〆

銀座の中で長らく営業されているこのお店、
サラリーマンの味方的存在ながら、この外出自粛要請の中、

訪問時から今はもっと深刻になっているのではないかと心配しています。
緊急事態宣言が解除されても、急に以前のように人だらけの状態に戻るのは
時間がかかるのではないかと思いますが、自分が美味しく食べて飲めるお店、
取り寄せなどで少しでもサポートできればと思いながら（本当に微力ですが）
あの佇まいとお店の雰囲気をまた楽しみたいと思った三州屋さんでありました。

タグ：銀座

映画「すてきな片想い」を観る

一昨日アップしたNetflix限定の青春映画でモリ―・リングウォルドを見たら、
久しぶりに見たくなり、Amazon Primeで探して観ました。

すてきな片想い [DVD]

• 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
• 発売日: 2012/04/13
• メディア: DVD

あらすじはYahoo!映画さんより。

16歳のバースディを迎えたサム。
しかし姉さんの結婚式を翌日に控えた家族たちは
彼女の誕生日などしっかり忘れ去っていた。
朝から落ち込み気味で学校へ行ったサムだったが、
片想いのジェイクには振り向いて貰えず、
帰りのバスではお調子者のジムにまとわりつかれる始末。
挙げ句に帰宅した家にはおじいちゃんおばあちゃんがやって来ていて
イヤイヤ挨拶はしなきゃならないとは正に最悪の一日。
しかしその晩は学校でダンス・パーティーが開かれており、
サムもおめかしして出掛ける……。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


時代を感じる。（笑）


一昨日見た青春映画に比べると40年近く前なのでどこかほのぼのしていますが、
お酒を飲んで泥酔する、大騒ぎすぐ、好きな人のことでどきどきする、
そんなところは時代が変わっても変わらない部分なのかもしれませんね。

この映画でもイケメンの兄ちゃんが親の車と乗っているのがロールスロイス、と
金持ちボンボンの雰囲気を感じさせますが、色々な登場人物が出てきて、
その中で主人公のサム（モリ―・リングウォルド）の恋心がゆらゆらするのは
ああ青春ねぇ、、という気持ちにさせてもらいました。

ま、イライラもするけどね。( 一一)

こんなに可愛いのになんで考え方がネガティブなんだよ、と
思春期がもう遠い昔の話の私にしてみれば、
うまくいくから自信もってガンガンいけよ、って思いました。

でも、サムと同年代の頃にみれば、ああわかるぅ～、って
共感するんだろうな。多分、当時は共感してみていたはず。(^^;

冒頭で、サムの誕生日を忘れる両親、姉弟、
さらに追い打ちをかける祖父母4人まで覚えていない、
自分の誕生日を誰も覚えていない、そこからテンション下がって
片想いのハンサム男子に告白できないモヤモヤして、
ずっとずっとサムの表情は暗いというかモヤモヤのまま、
それがモリ―・リングウォルドの良さなのかもしれませんが、

誰か一人くらい誕生日覚えていてあげなよ。

ま、だれか覚えていたらこの映画は成立しないので（笑）
それはあり得ないのですが、おばちゃんはイライラモヤモヤしっぱなし。

と、青春映画の展開に最早ついていけない私でしたが(^-^;
当時流行っていた洋楽が流れていたのが個人的にはツボで

True

• アーティスト: Spandau Ballet
• 出版社/メーカー: Rhino / Parlophone
• 発売日: 2014/03/04
• メディア: CD

Happy Birthday... Plus

• アーティスト: Altered Images
• 出版社/メーカー: Diablo Records UK
• 発売日: 2004/03/23
• メディア: CD

当時好きだった音楽が聴けたのは盛り上がりました。


と、展開に盛り上がらず音楽に盛り上がるという状態でしたが、
サムの弟役が、

クレイマー、クレイマー コレクターズ・エディション [AmazonDVDコレクション]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• 発売日: 2015/12/25
• メディア: DVD

ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープの息子役だった俳優で
この作品からちょっと大きくなっていたせいか存在感が薄れていました。。

あとは、キューザック姉弟。
そんなに目立ちませんが、今も活躍する俳優がこういう脇役で登場するなんて、
とちょっとしたお宝発見気分になりました。

他には、当時だけではなく、こういう映画に変わったキャラクターでアジア系が
登場するのはよくあるのですが、特に必要がなかったのではないかという役柄で、
謎の中国人留学生（演じているのは日系の人みたい）が出てきて、
なんとなく白人に混ぜておけみたいな印象はありました。
登場するときドラが鳴るのって当時の演出として定番なのかもしれませんが、
おかしなことをさせて笑いを取るような展開にちょっとイラットしました。

公開当時、同年代で心ときめきながらみたはずの映画も、
五十路を過ぎた今となっては己が現実的になり過ぎて
モヤモヤイライラしてしまいましたが、こういうときめきを思い出したという点では、
見てよかったかな、と思った「すてきな片想い」でありました。

赤坂「トレーダーヴィックス東京」でスペアリブ

昔、生保の落語会かに誘われて行ったお店という記憶しかないのですが、
友人に誘われてホテルニューオータニのガーデンタワー4階へ。

降りると目の前にお店

（食べログ）→　https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13000445/

以前きたときは団体が入れる別のお部屋だったので薄暗さもなく、
ふつうに団体で食事をしたという記憶しかないのですが、
今回はポリネシアンみたいな雰囲気の薄暗い（ムーディ）な店内で
中庭が見える席に案内してもらいました。

塩と胡椒
ずっと見てても飽きない。

今回はアラカルトで
スパーックリングワインで乾杯したのですが写真無し。(^^;

カラマリフライ
要はイカフライですが、ワサビマヨネーズがよく合います。

スペアリブ
このお店の名物料理らしいです。
少し甘めのソースが良くしみたポークスペアリブが、
こんがり香ばしくローストしてあるのですが、中はしっとりして、
噛むとじゅじゅじゅわーっと旨みがひろがります。

ヤシの芽のサラダ
ヤシの芽というと、ブラジルで初めて食べてから好きな味。
水煮の竹の子に食感が近いのですが、さっぱりしていて、
濃い味付けの後に食べるといい感じ。

熱々パンも美味
白ワインをいただきました。
そしてまたもやお肉
付け合わせ
シンガポールビーフン（カレー味ね）

サーロイン
NYステーキというメニューを注文したら量が多いので2人で分けても十分ですよ、
と言われて分けたものがこれ。結構ボリュームあります。(^-^)
いい感じのミディアムレア
薄暗いけれど（笑）美味しいお肉、をかみしめる時は本当に幸せですー。

で、お肉に合わせて赤ワインをグラスでいただいたのですが、
〆にはデザートではなくなにかポリネシアンぽいカクテルでも、と、
ドリンクメニューを見たらものすごく種類が多くて迷いました。

限定に弱い
でもちょっと甘そうかな、と今回はパス。

ガリアーノリキュール？

イタリアのリキュールみたいですがどんな感じなんだろう。

で、この器の形だけで選びました。
ネイビー・グロッグ
ラムにトロピカルフルーツを加えた男性向け（笑）の飲みものらしいです。
男性じゃないけど、なんとなく実物（器）をみたかったので。

　斜め後ろから。

ラムに甘いトロピカルフルーツがよく合いますが、
ミントや添えてあるキュウリなどでさっぱり飲める、
でも結構強そうなお酒でした。　

平日だったせいか（2月下旬です）店内はお客さんがぽつぽつ、
ちょっと寂しい感じでしたが、窓の外に見える庭園と、
丁寧なスタッフの方々の対応に美味しい料理とお酒に
贅沢な時間を過ごせたトレーダーヴィックス東京さんでありました。

タグ：赤坂

映画「キスから始まるものがたり」を観る

在宅勤務になってからFire TVを買って大画面でNetflixも観られるようになりましたが、
シリアスな映画を観るような精神状態でもなく、反動で青春映画を観てしまいました。



あらすじは映画.comさんより。

ロサンゼルスの病院で同じ日の同じ時刻に生まれた女の子エルと男の子リー。
母親同士も大親友だったふたりは、まるで双子のように仲良く育ち、
高校生になった現在も常に一緒に過ごしている。
そんなある日、エルは学園祭のキスブースで、最高のファーストキスをする。
その相手は、学校一のイケメンであるリーの兄ノアだった。
ノアへの思いとリーとの友情との間で揺れ動くエルだったが･････。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

青春映画は早口。（笑）

セリフについていくの、大変でした。(T_T)

中学生の頃は、

ラ・ブーム 【Blu-ray】

• 出版社/メーカー: 竹書房
• 発売日: 2013/07/26
• メディア: Blu-ray

高校生の頃は、

すてきな片想い [DVD]

• 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
• 発売日: 2012/04/13
• メディア: DVD

こんなあたりを見ていた五十路ですが(^-^;
まあ、幼馴染のエルとリー（スーパー８の子役だと後で知りびっくり）が
2人の仲が永遠に続くために作ったルールがあって
身内には恋しないというルールにひっかかって揉める、という話。（ざっくり）

リーは彼女を作っちゃうし、じゃあ、エルはリーの兄ちゃんのノアとうまく
いくのかな、と、中盤のリーに隠れてエルがノアと付き合う場面が、
甘酸っぱいというより結構エロいな(ﾟдﾟ)！、とか思いながら
時代の変化を感じた私ですが、エルがリーに隠れて付き合っていることへ
罪悪感を感じていたら、当然起承転結の転のところでばれちゃうわけで、
リーが怒って絶好しちゃうという、えー、自分だって彼女いるんだから
仲良しの幼馴染が兄ちゃんと付き合ってもいいんじゃないの、とか、
繊細な気持ちがみじんもない私は思うわけですが（笑）、
青春映画はそう言ったら映画にならないので葛藤葛藤葛藤が続いて、
でも最後はハッピーに終わるであろうという安心感があるのでドキドキもせず、
はいよかった、みんなハッピーで、と思いながら観終わりました。

みていて驚いたのは文化の違いというか、高校生の青春度というか。
アメリカの高校生は文化祭みたいなイベントでKissing Boothなんてやるんですね。
お金払って学校の人気者とキスができるって、まあその収益をチャリティに寄付する、
というのはわかりますが、キスでお金を集める発想ってすごいなと、
本筋ではないところ、ですが、これがきっかけでエルとノアの距離が縮まる、
というので原題にもなっているみたいですね。（邦題は酷いけれど）

出てくるエルとリーの家族は比較的裕福なお家みたいで、
家にプールはあるわ、高校生でも親のスポーツカーに乗るわ、
同級生を呼んでパーティやっちゃうわ、みたいな感じで、
このあたりはまったく共感が持てず逆に貧乏人の僻みみたいな状態で、
こんなちゃらちゃらしたことしやがってヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝと
観ながら画面に突っ込みを入れながら見ている自分がおりました。

とはいえ、リーの兄ちゃん（ノア）がもうイケメンで、
こういう人と高校時代に出会っていたら、、、と妄想できたのは
ポジティブポイントです。（笑）

時の流れを感じたのは、高校生のころみていた映画として、
上にAmazonリンクを貼った映画で主役だったモリ―・リングウォルドが
リーとノアの母親役で出演していたことでした。
あの女の子がおばさんになっている、、、私も五十を過ぎているはずです。

と、本筋以外にかなり気を取られながら見ておりましたが、
恋をしてどきどきするっていいなあ、って、
たまにはこういう映画もみないと老けるスピード早そうだな、
なんて思った「キスから始まるものがたり」でありました。

浅草「中華ぼたん」でもろきゅう

これは年明け1月初めに仲良しKサンと浅草の中華ぼたんさんで新年会の記事。

お昼は混んでいるだろうと13時過ぎにばらばら集合したら、
テーブル席が一つだけ空いていてラッキー♪と座れました。
（お店のみなさんには呑みに来たのは分かっていた模様（笑））

はい、かんぱい♪
Kサンは中ジョッキ（右）ですが私は大ジョッキ（左）。
以前他のお客さんが呑んでいるのを観てからぼたんさんでのビールといえば、
もつと重たい大ジョッキ。
このサイズ、神谷バーだと中ジョッキです。上には上がありますね。

冷凍だけど安心の枝豆
こういう中華のお皿に何気なくのっているだけでテンション上がりますね。(^-^)

餃子
かなり厨房が慌ただしくてこんな盛り付けですが(^-^;
味はいつもながら生姜が効いていて野菜多め、美味しいです。
レバニラ
もやしがシャキッとした食感で（レバーの大半は埋もれている）、
これまたビールがぐびぐび進む味。

素敵昼酒は紹興酒にスイッチし
もろきゅう
冷しトマトが売り切れできゅうりを注文したのですが、
添えられているお味噌がおそらく味噌ラーメン用の味噌みたいで、
にんにくが効いた味にマヨネーズも合わせると
瑞々しいきゅうり（季節じゃないけど）が更に美味しくなります。(^-^)

お代わり～
Kサン、餃子＆ビールが大好きなので餃子も当然お代わりしました。

そしてきゅうりもお代わり
2人だと炒め物は一皿でいいかなって感じで
（3人だともう一皿いけますが）
終盤になってくるとお酒は止まらないのに食べるものはさっぱりを求める、
そういう年代になったのかもしれませんが、このきゅうり（の味噌）はうんまいです。


〆のチャーハン。
ちょっとしっとりした感じのチャーハン、ラーメン屋さんのチャーハンって感じで
本当に美味しいです。
スープ、２つ出してくれました。(^-^)
〆にホッピー♪

すっかり顔を覚えていただいているようで（笑）
混んでいても心地よく飲める空間が大好きなのですが、
現在、浅草は観光客も激減していて、お店がどうなっているか気になります。
このお店を紹介してくれた昔の勤務先のおじさんが参加している三社祭も中止、
その三社祭でおじさんがベースにしているこのお店、今年は三社祭で
盛り上がることもないのでさらに気になります。
地元の方の利用も多いので、お店が営業を続けていてくれればいいいな、と
思いながら、早く再訪して食べて呑みたい！中華ぼたんさんでありました。

タグ：浅草

映画「ホイットニー ～オールウェイズ・ラヴ・ユー～」を観る

映画館で観ようかどうしようか迷っていたら公開終了していた作品です。

ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー[DVD]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• 発売日: 2019/08/09
• メディア: DVD

あらすじはYahoo!映画さんより。

アメリカのポップスシーンに輝く歌姫、ホイットニー・ヒューストン。
驚異的な歌唱力で世界的な人気を誇り、出演した『ボディガード』は
全世界で4億ドルを超えるヒットを記録した。
しかし、薬物問題や複雑な家庭事情がメディアで取り上げられるようになり、
やがて48歳でこの世を去ってしまう。
陽気なイメージの裏にあった素顔に迫る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

見ない方がよかったかもしれない。。。( 一一)


この映画、

A Song for You: My Life with Whitney Houston

• 作者: Crawford, Robyn
• 出版社/メーカー: Dutton
• 発売日: 2020/11/10
• メディア: ペーパーバック

ホイットニーが亡くなった翌年、彼女の親友のRobyn Crawfordが出版した本、
この本でホイットニーと恋人同士だったことを告白しているそうで、
そのあたりからこのドキュメンタリーが製作されたような印象を受けました。

ホイットニーが同性愛者だったとしても特にそれでどうこうは思わないのですが、
亡くなった人を食い物にした人たち（特に兄弟などの身内）が出てきて、
ホイットニーのことを管理能力のない、若いころから薬漬けみたいな言いかたで、
ホイットニーが存命中に信じていた人たちに亡くなったあと裏切られる、
そんな印象で観終わったドキュメンタリーでした。

成功してからそれに群がる人のせいで薬やアルコールにどっぷり、というパターンは、

AMY エイミー [DVD]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• 発売日: 2017/01/11
• メディア: DVD

エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーで観ながらつらくなったのですが、
ただ歌いたいだけなのに、バカ男のせいで早逝してしまったエイミーと違うのは、
ホイットニーも歌が大好きでデビューできたものの、
彼女を売り出そうとするが故に、貧民街で育ったことは隠し、
違うイメージで固めて売り出したというエピソード。

このあたりから、「今になって知る必要もない」事実をこれでもかと見せられて、
嫌な気分になっていたのですが（映画のまだ序盤）、洗練されたイメージで固めても
貧しい育ちだからぼろが出る、みたいな身内などの発言にげんなりするというか、
この人たちだってホイットニーのお金に群がったくせに何を言うんだと、
腹が立つやら吐きそうな気分になるやら。(V)o￥o(V)

ポップスを歌ってヒットしたことでソウルコミュニティから快く思われず、
結婚したダンナ（ボビー・ブラウン）はDV野郎、それでも夫から離れられず、
薬におぼれて体を壊し、ツアーキャンセル、治療に専念したものの、
復帰したときは、

アイ・ルック・トゥ・ユー

• アーティスト: ホイットニー・ヒューストン
• 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
• 発売日: 2009/09/16
• メディア: CD

このアルバム、私も買ったのですが、ホイットニーの声を聴いて驚きました。
当然、復帰させるにあたってボイストレーニングを行ったはず、それでも
掠れて高音も出ないことに本人の意欲もあったかもしれませんが、
ホイットニーを復帰させてお金を儲けようとうする取り巻きのあざとさも
あったのかもしれないな、と映画が進むにつれそんな気持ちが強くなりました。

彼女を心から支えたいとずっと側にいたけれど、ボビー・ブラウンとうまくいかず、
彼女の元を去っていったというのが、Robyn Crawfordの言い分なのですが、
そうであれば、ホイットニーのことは今でも好きなはずで、こんな本を出版する必要なんて
なかったのではないですか、そっとしておくべきではなかったんですが、
結局のところあなたもお金がほしかっただけじゃないんですか、という気持ちに。。

素晴らしい歌手だから聖人である必要もなく、人間臭い部分もあってよいと思うし、
パパラッチが無理矢理とった写真で私生活を知る必要もないと思うのですが、
登場する身内や関係者のだれもがホイットニーのダメなところを語るばかりで、
本当に心配していたようにも見えずお金むしってただけだろう、と画面越しに
私もどつきたくなりました。

唯一、ホイットニーのボディガードでホイットニーの薬物依存などを心配して、
報告書を提出したら首になった男性だけが仕事とはいえ、彼女のことを本当に
心配して行動して握りつぶされたように見えました。

ボビー・ブラウンは再婚し、本を出したRobyn Crawfordも女性と事実婚、
養子をもらって幸せに暮らしています、みたいな最後の説明も
ずっと見ていた映像やインタビューに加えて私をいらつかせるだけでした。

映像をあつめてこれだけの尺にまとめたとはいえ、
ドキュメンタリーでお金をとって見せるものなのだろうか、
ホイットニーの歌声を汚すようなものでしかないんじゃないか、
ホイットニーが心から信じていた人に亡くなった後まで裏切られる、
なんだか気の毒にしか思えなく悲しい気持ちになってしまった
「ホイットニー～オールウェイズ・ラヴ・ユー」でありました。

日暮里「串まる」で串揚げ

呑み記事も過去の後手分しかありませんが、
ある分は備忘録としてアップしてみます。(^-^)

今回は、年明け、三が日が明けたところで呑んだ話。
暦通りの会社に勤めているので、いつもだと1月4日は仕事はじめですが、
今年は土曜日だったのかな、お休みだったので、じゃあ、と
田端の小さいシアターで（チュプキさんですね）「人生をしまう時間（とき）」という
終活、自分もどうしたらいいんだろうなと思うような映画と監督をまじえての
トークショーに参加した後、このまま帰るのもどうかな、と鶯谷まで移動して、

信濃路
ここ、気になっているのですが、お店の入口から中が見えづらく、
アウェーとしては入りづらくて断念して、日暮里なら大丈夫かな、と
一駅だからと日暮里まで歩いてみたら、
なんとなく入れそうな店構えと
提燈
まあ、老舗ではなく系列店ぽい感じはしますが呑みたい気持ちで入店。

（食べログ）→　https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13167272/

14時過ぎですが、開店して数十分経っていましたが口開け客ぽかったみたいです。
着席

L字カウンターの隅っこに座ろうとしたら、そこじゃなくてこちらへ、と
カウンターの継ぎ目のところに案内されました。
隅っこはしっぽりカップルが座るのかもしれません。（笑）

スタンバイ
二度漬け禁止を何度も言われました。
関西出身ではないものの二度漬け禁止は知っていたので、
そういうことはしないですー、と思っていましたが、
お店の方の言い方だと、二度漬けする人、結構いるのかも。(^^;

HAPPYアワー実施中で290円だったかな
ホッピーも
対象です
結構お得
串揚げメニューいろいろ
1人できてもよさそうな値付け
菜の花のおひたし
お店の黒板メニューから選んだのですが、菜の花より油揚げ多いし。（笑）
薄めの出汁で煮びたしぽい感じ美味しいので、
300円くらいだと良心的。

しめ鯖
ポン酢ジュレがお洒落だなあって思いました。
美味しかったのですが、普通に山葵醤油がいいかな、、、なんて。
そう思う私は昭和なのでしょうか。。。。（呑み始めたのは平成初めですー）

串揚げ
おまかせ5本盛りをお願いしたら、なす、ししゃも、豚ひれ、ささみ、あとなんだっけ。
揚げたてサクサクを食べられるのは楽しいです。(^-^)

フォアグラ？
カウンターの向こうで仕込んでいましたがこれは焼くのか揚げるのか、謎です。

中おかわり。
中はHAPPYアワー関係なく普通に200円らしいです。
でも、高くもないし、そんなもんかな。（量は普通だし）

追加で
ラムカツをお願いしたら、ハムカツが運ばれてきました。（笑）
復唱しないとこんなもんでしょう。(^^;

私一人のときはお店のスタッフのお兄さん2人とも無言でしたが（笑）
その後入ってきた若いカップルやご近所の親子連れにはフレンドリーに接していました。

私がよほど近づくな的な雰囲気を醸し出していたからなのかと思いますが（笑）

近所にあれば夜に通ってホッピーや日本酒を注文して串揚げ、もよさそうなお店。
私が変な時間帯に一人で入ってお店のお兄さんも困惑したかもしれませんし、
常連さんぽいお客さんを観ると地元密着ぽい雰囲気も感じつつ、
また日暮里に行く機会があれば短時間決戦で呑むのも楽しそうかな、と思った、
串まるさんでありました。

タグ：日暮里