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映画「カムバック!」を観る [映画(か行)]

ニック・フロスト出演というだけで借りた作品です。



あらすじはYahoo!映画さんより。

少年時代は天才サルサダンサーとして活躍するも、
いじめが原因でダンスを封印したブルース(ニック・フロスト)は、
至って普通の毎日を過ごしていた。
そんなある日、アメリカから赴任してきた美しい上司ジュリア(ラシダ・ジョーンズ)
に夢中になるが、彼は見つめる以外に何もできなかった。
しかし、ジュリアがサルサダンサーであることを知ったブルースは、
彼女の気を引くため25年ぶりにサルサに挑む。



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微妙な配役だけれどニック・フロストだから許す。(笑)

原題は”Cuban Fury”。 
キューバの怒り、って感じでしょうか、サルサだからキューバ?
怒りがどこにあるのか分かりませんが、それなりに笑えました。
大爆笑した場面もところどころあったのですが、そこは本筋ではなく、
(物まねクイズに出てきたアルパチーノの物まねぶりとか、
 中東系のお釜っぽいお兄さんの身振り手振りとか)
本筋のサルサを踊るブルースが昔取った杵柄的に踊りまくる、、
というまで行かなかったように見えて(頑張ってはいたけれど)
特撮を使いまくって(そうでなければ替え玉使うとか)
おーすっげー、ニック・フロストがこの体型で踊りまくってる!
というところまで自分の気持ちが盛り上がらなかったまま鑑賞終了。

とはいえ、ハッピーエンドで着地するのはお約束でよいですね。(笑)

素敵な上司に近づくために上司がサルサを踊ることをしったブルースが、
小さい頃に封印したサルサに再び取り組むというあらすじで、
封印した理由が男のくせにサルサ踊るなんて、と同年代の男子たちに
サルサの大会に行く途中で苛められ、それがトラウマで大会に行かず、
それっきり封印。。。

大人になれば、そんなことでクヨクヨするなんて、と思ってしまうようなことも、
多感な頃にはそれがきっかけでクヨクヨしてまっすぐな気持ちが折れてしまい、
気持ちを持っていく方向が変わってしまう、そんなこともあるんだな、と
思うわけで、ブルースの体験もそういうものだったのかと思いました。

封印したサルサに再び取り組むのが美人の上司というのが
きっかけとして笑えますが、ニック・フロスト映画なのでそういう展開が
逆にしっくりするのかもしれません。(笑)

途中、
ちょっぴり出てくるサイモン・ペッグ(高級車に乗ってちょこっと顏だすのみ)に
不意をつかれながらもなぜか大爆笑した私ですが、ブルースが同僚クリスと
上司をめぐってライバル意識をむき出しにし合ってダンス対決する場面で、
どこか不気味で気持ち悪いと思いながら笑ってしまったり、
ブルースのサルサ復活を渋く思いながらもそっと応援する友人ゲイリーなどの
キャラクターも主役のブルースを下支えするような存在で面白く、
出場したサルサコンテストで優勝できなかったものの
(確かに明らかにもっとうまいダンサーが多かったし)
小さい頃のトラウマを取り払った姿にはホッとしました。

体型関係なく踊ることは楽しいのかな、とニック・フロストの頑張りを感じ、
私も運動嫌いだけれど少しは体を動かして運動しないといけないわね、と
うっかり己のことを振り返って反省してしまった「カムバック!」でありました。




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