映画「世界にひとつのロマンティック」を観る

借りた理由を思い出せない作品です。

世界にひとつのロマンティック [DVD]

• 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
• メディア: DVD

あらすじはYahoo!映画さんより。

プロポーズ中の事故で脳に釘が入ったアリスは、
手術が失敗して性格が一変し、何もかも失う。
ある日、弱者を救う活動をする政治家のハワードに会いにいったアリスは、
彼と対面した途端に衝動的に愛し合う。
ハワードは、アリスを政治活動に利用しようと考える。

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これはコメディなんですか(?_?)

コメディのようでコメディでないジャンル不明作品。( 一一)
おまけに酷い邦題。（笑）

原題は”Accidental Love”。　
頭に釘が刺さるという事故によって生まれた愛、みたいなもんですか。

最初の30分くらいは結構面白いなあと思ってみていたのですが、
頭に釘が刺さったことが原因で人格が激しく変容する、
さあどうなるんだろうと思うのですが、
事故が原因でも見ていて悲しくなるくらい酷い性格。

見ていて辛くなってくるのですが（脳疾患でも性格が変わることあるし）
どこかに救いがあるのかと期待してみていると、
保険に入っていない理由で手術が受けられない理不尽を訴えるために
かけこんだ政治家（ジェイク・ギレンホール）がまた酷くて、
最終的には保険に入っていなくても医療が受けられるように法案が通って
めでたしめでたしになるものの、政治家としてもできるひとなのか
みていてよく分からないハワード（性格も共感できないタイプ）、
そこにアリス（ジェシカ・ビール）が絡んでいくようないかないような、
でも、自分の思いが通じてハッピーエンドという流れがどこか雑な感じで、
主役2人もいい俳優さんだと思いますが、なんとなく無駄に使われた、
そんな印象を受けました。

ラブコメにしたければもう少しメリハリをつけていいと思いますし、
もうちょっとかたいドラマ系にするのであれば、緻密に描いてほしいし、
邦題のロマンティックが微塵も感じられないのは配給会社のミスリード、
（予告編もよくできていますが本編全然こんな感じじゃないし）
コメディなら振り切って笑える（アメリカ人はこの映画で笑えるのかな）、
そんな映画を観たいなと思ってしまった「世界にひとつのロマンティック」でありました。