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浅草「むぎとろ~天空」から東京スカイツリー [呑んだり食べたり(日本料理)]

以前書いた「トモコさん」で、


智子②.JPG 

って案内が届いた食事会のご報告です。

 

今回は建設中の「東京スカイツリー」を見ながら食事しましょう!ってことで
食事会がセッティングされたのですが、場所は浅草の隅田川沿い(駒形橋近く)
浅草むぎとろ」の一番上にある屋上ラウンジ「天空」です。

バーのような雰囲気というか、ちょっとしたテラス席もあって、
DSCN0358.JPG 窓から見える景色は首都高とか
DSCN0361.JPG 駒形橋とか
DSCN0360.JPGニョキニョキ
目の前の建物(公団住宅)がちょっとジャマですが、なかなかの景色で良うございます。

これですっかり気分がMAXというか「帰ってもいっか」な気分になってしまったのですが、
DSCN0359.JPG まだ食事もセッティングされたまま

元々あまり気の進まなかった食事会ですが、これもお仕事お仕事。(^_^.)

ほどなくして会食スタート。

DSCN0365.JPG 先付 
じゅんさいや鱧(多分)など夏らしい料理が並んでおりました。

DSCN0372.JPG カンパイはビールどす

DSCN0375.JPG ほおずきの中からなにやら出てきました
チーズのような味わいの練り物をサーモンで巻いたみたいな一品。
残念ながら味わうほどの量はなく、あっという間に食べ終わり。(^_^.)

あとは人数が多かったので大皿料理から取り分けてもらいました。
DSCN0376.JPG 焼魚 まあ普通かなぁ。。
DSCN0373.JPG で、シャルドネの白ワインをキリッといただきました♪
DSCN0386.JPG これですが、名前は既に失念 
DSCN0379.JPG えぇ?? お弁当かと思ってしまったよ(ーー;)
懐石コースもあるような「浅草むぎとろ」でナゼこういう料理が??? 不明です。 

で、今回ちょっとしたお祝いもあったので
DSCN0383.JPG お店から、、、と小さい赤飯むすびが一人に一個。

お店から、、って料金に入ってるんじゃないかと疑っていたのは私です。(笑)
DSCN0388.JPG 薄暗くなってきたところでロウソクの火が点され
枝豆も一テーブルに一皿、、出されました。
これは、冒頭に出してほしかったにゃー。

DSCN0391.JPG お造り これもまあ普通に美味しいというか

多分ね、気持ちがイマイチ乗っていなかったのもあって、
何を食べても普通かな、と思ってしまったダメな私です。(^_^.)

DSCN0394.JPG 夕暮れと屋形船と東京スカイツリー
DSCN0402.JPG暗い中で食べるローストビーフは硬かったヨ~~>゜)~~~
DSCN0412.JPG普通にサラダ 
このあたりになってくると、和食?洋食?どっちなの??なんて思います。

ま、どっちでもお腹一杯になればいいんだけど。(ーー;)

食事会場ではキーボードの生演奏によるBGMが心地よく
DSCN0414.JPG料理よりも酒だな、なんて思う自分もおりましたが、

そんな時、「トモコさん」と書いてきた取引先の女性が近づいてきて、

「うつぼさん!この度はごめんなさいね!
         お名前間違っちゃって!!!」


いつになく神妙な面持ちで謝ってきました。


同席していた同僚が案内状を受け取った私の怒り&呆れぶりを見て、
そっと彼女に間違いを指摘していたようです。

私の中では受け取った時が怒り&呆れのMAX状態だったのですが、
それから時間も経って結構どうでもいいような気もしておりました。

ブログに記事書いちゃったのもあるし。(笑)

なので、今更感もあったりして、

「あーあー、いいんですよ。
 同じ苗字でトモコさんというお名前の方が○○さん(←間違った人)の
 お知り合いにいらっしゃるのかなー、思って。」 と私。


「そういう方いないんですけど間違っちゃって。。本当にごめんなさいね。」と○○さん。

 

え?  同姓で智子さん、、、いないんだ。。。 ぢゃーナゼー???



ま、いっか。案内もらった私はちゃんと日時間違えずに来てるんだしさ。

 

と、ナンだかよく分からないまま、トモコ事件は落着していたような気がする。。。。



DSCN0418.JPG 何だかのオランダ煮
長いもの輪切りの上に茄子がのっていて横には海老。 ちょっと甘めの味付け。

DSCN0429.JPG 〆に入りました。
DSCN0431.JPG つくねと鮑のスープ これもちょっと甘め
DSCN0430.JPG とろろご飯 名物ですから食べないとね
芋の粘りに出汁の加減が私好みでズルズル完食。。。

DSCN0432.JPGスイカは苦手なので上司に進呈

そんな訳で、気が乗らないまま参加した私でしたが、
一応お詫びしてもらったし、ちゃんとお腹いっぱい食べたし(呑みはまあまあ)
東京スカイツリーも見えたし、で、まあ満足できたかなー、と思った
「むぎとろ~屋上ラウンジ天空」での食事会でありました。


タグ:浅草
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銀座「徒然茶寮」でカラオケ接待② [呑んだり食べたり(日本料理)]

そんなわけで(どんなわけだ)、
チビチビ呑みながら、食べて、ホイホイと合いの手入れて、、、、の私に
先生からカラオケの誘いがやってきました。。。

「いやー、先日の電話でも申し上げたとおりカラオケ苦手で。。。。」と答える私に



「うつぼさん、一曲歌ってくださいよ!ね!ね!」と明るく反応する先生。。。

 

仕方なく同僚を誘って歌ったのが、

ポプコン・マイ・リコメンド あみん

ポプコン・マイ・リコメンド あみん

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: CD

「待つわ」 

 

わたし、まーつーわー、いつまでもー、まーつーわー♪ あぁ、なんて暗い曲。。

 

ハモリ対応のカラオケなので、上手なデュエット(コーラス)が自動的についてくれます。
ま~、フルコーラスが終わるまでの時間の長いこと長いこと。。。。

私の場合、音程はある程度取れるのですが情感を入れて歌うというのが苦手で
かなり棒読み的な歌になってしまいます。
なので、フンフン鼻歌くらいならいいけれどマイク持って歌うのは苦手なんす。(ーー;)

 

わたし、まーつーわー、いつまでもー、まーつーわー♪

 

やっと終わって先生の拍手を受けながら一安心して着席。


DSCF9224.JPG 喉を潤してくれました。。。。。

DSCF9227.JPG お造り 春らしい盛り付けで
DSCF9228.JPG 菊姫の大吟醸をいただきましたが、
DSCF9230.JPG 一年ものということでかなり濃い目でした。

DSCF9231.JPG 近江牛(だったかな)のグリル
DSCF9232.JPG もちょっと赤いくらいが好きかもかも。
とはいえ柔らかくて美味でございました。。

DSCF9234.JPG 「くどき上手」と「酔鯨」を呑んでいると、、

先生が「うつぼさん!『3年目の浮気』、歌いましょう!」とお誘いしてくれます。

 

一曲歌ったので、もう放免してほしいのですが、先生には逆らえません。

 

ワタクシも社会人としての責務を果たすべく、

 

ばかいってんじゃないわ~♪

 

フルコーラス、棒読み的に歌いきりました。。。 

 

中年殿方はコの手の曲がお好きなんでしょうか。 疑問です。。



DSCF9235.JPG 煮物
DSCF9236.JPG 海老しんじょうを高野豆腐ではさんだもの

DSCF9238.JPG 蟹酢 別皿の酢につけていただきました

DSCF9239.JPG カラオケ歌いまくりで楽しそうな上司 

DSCF9240.JPG 田酒

DSCF9241.JPG ふぐの握り

DSCF9244.JPG ああ、やっとデザート出てきた、とホッとしていたら、

先生が「じゃあ、〆に歌います!」と、

Train-Train/無言電話のブルース

Train-Train/無言電話のブルース

  • アーティスト: THE BLUE HEARTS,真島昌利
  • 出版社/メーカー: トライエム
  • 発売日: 2002/02/06
  • メディア: CD

ブルーハーツ「TRAIN TRAIN」を元気に歌い始めました。。


これは私も乗らないといけないようです。(V)o¥o(V)

思わずお店のオネエサンから渡されたタンバリンを叩いたり
TRAIN!TRAIN!走ってゆけ~♪ なんて一緒に歌ったり。。。。

DSCF9245.JPG 終わったところで小さいチーズケーキと
DSCF9246.JPG お抹茶

気付けば宴会スタートから約4時間。。。。。


 

お店の感想ですが、

お料理はごく普通の懐石で美味でしたが飛びぬけて美味しいということもなく
普通に美味しいかな(結構いいお値段のようですが)という程度です。

和服のオネエサンが何度も何度もオシボリを替えてくれるのがせわしなく(多分5回くらい)
そんなに要らないよ!とか心中思いましたが、これもサービスなんでしょうかね。
また、和服のオネエサンは客にリクエストされるとデュエットでもソロでも歌ってくれますが、
こんなあたりはクラブというかスナックというかそんな雰囲気にも思えました。
(個室担当のオネエサン、非常に歌がお上手で感心することしきりでしたが)

面白かったのは女性トイレ内にある「PRIVATE」と書かれたドア。
文字を見ずに出口と勘違いして開けてしまったら洗濯機が数台置いてありました。
これでおしぼり用のタオルを洗濯してるのかしら、、なんて思ったり。(^_^.)

個人で食事に来るには多分高い割に、、な感じもしますし、
社用接待で中年のオジサン達が集うにはちょうどいい感じのお店かな、と思います。



さすがに4時間も経てばお開きです。。。ホッとしました。。。

「またやりましょうね!」と満足な様子の先生にお礼を申し上げ帰途に着きましたが、
見た目が非常に真面目で仕事のできる雰囲気満点の先生が、
ああやって弾けるというのは凄いな、人間、オン&オフの切り替えが大事なのかもな、
と思った「徒然茶寮」でカラオケ接待でありました。

 

(おまけ)
DSCF9247.JPG 帰り道に見つけた「めざましくん」
フジテレビのアンテナショップ?「メザマルシェ」に飾ってありましたが、
ブランドがたくさん並ぶ通りに店置くなんて、フジテレビ儲かってるよなー。(笑)


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銀座「徒然茶寮」でカラオケ接待① [呑んだり食べたり(日本料理)]

接待(会食)とは殆どご縁のない私ですが、
今回珍しく接待に同席するように、なんていわれて銀座「徒然茶寮」へ招かれました。。。


といっても、皆様の期待に違わぬ「呑み要員」ですが。(笑)


 

世の中に「先生」と呼ばれるご職業の方は多々ありますが、
今回招いてくれたのは「先生」と呼ばれるご職業の方で(勿論カタギの方)
勤め先がお世話になっている先生なのに、その先生がナゼかうちの人達を招いてくれる、
という、、なんと懐深い方なのかしら、、、と感心したのですが、


「うつぼさん!会食場所は食事しながらカラオケも出来るところですからね!
 うつぼさんも頑張って歌ってくださいね!」と先生から激励のような事前電話。。。

 

でもね、、、、、

 

わたし、  カラオケが、  超苦手です。。。。 (鼻歌くらいが関の山)

 

「あー、私はカラオケがあまり得意じゃないもんですから、
 うちの○○(上司)が私の分まで弾けて歌いますので。(^_^.)」

と苦し紛れの返事をして迎えた当日。



 

銀座のクラブが立ち並ぶ8丁目のG8ビル6階にある「徒然茶寮」へ。

UIWというクラブ経営も行っている会社のお店ですが、
中に入るなり若い和服の女性が明るくお出迎えしてくれてビックリ。


料亭などとは違うというか接客がちょっと水っぽい感じがしなくもありません。。。。

おまけに、入口横にガラスケースが置いてあって美術品が陳列されているのですが、

 

エミール・ガレ


 

とかワープロ打ちした(少々くたびれた風の)ラベルが一点一点に添えてあったりして
いくら美術品販売も行っているUIWのお店だとしてもナンだかなあ、な雰囲気。

お値段書いてありませんが、聞けば教えてくれるんでしょうね。


 

今回は10人くらいは入れそうな個室に案内していただきました。

先生の他、上司、私、3名の同僚、で6名での宴会です。

事前に同行者に確認したところ、同僚3名共「いや、カラオケは苦手・・・」と言っていたので
ここは上司にリサイタルばりに歌ってもらわないといけないな、と思う私。。。

最初はグラスビールでカンパイし、
DSCF9219.JPG メカブポン酢を食べていると

先生が「うつぼさん!お好きなお酒、選んでくださいね!」と優しいことを言ってくれます。。

DSCF9217.JPG ぢゃ、最初は磯自慢の純米大吟醸をいただきまっす。(^^)

DSCF9221.JPG うまいわね~。

DSCF9220.JPG 紫芋 葛で固めた感じの一品 
少々ネットリしていてこれも美味しいな。

 

と、先生がいきなり谷村新司の「FAR AWAY」を元気よく熱唱しています。
(注:先生は50代前半です)



あ~、なんだか落ち着かないわね~。(ー_ー)!!

と思いながら顔は笑って(^^♪合いの手合いの手。

DSCF9223.JPG 続いて白子豆腐 これもネットリしていて美味

DSCF9222.JPG 獺瀬 にスイッチ

参加者6人中4人で2合の日本酒を分け合っているのですから呑み終わるのも早い。
だからアッというまに違う酒が目の前に。。。


個室担当のオネエサンが料理を運びながら私の空いたグラスにも酒を注いでくれるので
「どーぞお気になさらず、手酌でオッケー」と言いたかったのですが、
お酒の入った徳利(というのかしら、ガラス製の容器)が遠くに置いてあったもんで。(^_^.)

DSCF9226.JPG 続いて寳劔  広島のお酒ですよ、へろーめ兄さん♪

DSCF9225.JPG 寳劔名水を洗米から仕込水まで使用とは。
なかなか呑み応えがあってようございます。(^^)

DSCF9224.JPG あ~、うまい♪

私が食べて呑んでいる間も、先生や上司はマイクを握って歌っています。。。

 

と、先生が「うつぼさんも何か歌ってくださいよ!」急に名指ししてきました。

 

ひゃー、歌いたくねー。

 

(つづく)


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神楽坂「石かわ」で懐石 [呑んだり食べたり(日本料理)]

幸運なことにミシュラン☆☆☆三ツ星店で食事する機会にお招きされました。

普段はリアルな庶民なりに庶民派ですが、ごくごくたまにこんな機会があったりします。

ミシュランというと

ミシュランガイド東京2009 日本語版

ミシュランガイド東京2009 日本語版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本ミシュランタイヤ株式会社
  • 発売日: 2008/11/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


グルメ本としては今ひとつ面白くないというか、、、個人的にはあまりピンとこなくて
良い店もバッサリ斬りまくるZAGAT↓

ザガットサーベイ 東京のレストラン〈2009〉

ザガットサーベイ 東京のレストラン〈2009〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: CHINTAI
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本


こちらの方が面白いと思う派なのですが、
やはり☆のついた店にいけるというのは嬉しいものですな。

飯田橋から神楽坂の坂を上り、肉まんでおなじみ五十番を過ぎたあたりを左折。
細い道を進むと、DSCF2250.jpg こんな静かな佇まいのお店が見えます。
DSCF2251.jpg で、中に入りまっす。

石かわ
新宿区神楽坂5-37 高村ビル1F ℡.
03-5225-0173

4人での食事会だったので個室に案内されDSCF2252.jpg着席。

と、個室の入口に立つ丸刈りのおじさん。
「本日はどうも有難うございます」と小さめの声で挨拶するおじさんは、
このお店のご主人、石川さんでした。。 ちょっとビックリです。(@_@)

DSCF2253.jpg まずは、生ビールでカンパイ♪
知人曰く、このグラスは今流行しているデザインで、
美術館のショップなどでも販売されているとか。(既に名前失念)
薄手のグラスなので欠けやすいんじゃないかと思わず心配。。。(^_^;)

で、ほどなくしてコース料理がテーブルに。。。
(メニューは口頭で説明されたので料理の名前は少々適当です。悪しからず。。。)
DSCF2256.jpg 先付け?
「ごま豆腐 京都産竹の子と雲丹添え」

ごま豆腐がちょっぴりで竹の子がメインかと思いましたが(笑)
雲丹が甘くて美味でした。 でも上にかかっている餡が味濃い目で甘かったかな。

DSCF2258.jpg 揚げ物
「稚鮎とコシアブラ、ヤングコーンの天ぷら」

えぇっ、ここでいきなり揚げ物??? 再びビックリ。(@_@)
稚鮎はさっきまで泳いでいたんですよ、と仲居さん。
DSCF2259.jpgそりゃ有り難くいただかないと。。
と、稚鮎、コシアブラは昆布塩でいただいて美味でしたが、何故にヤングコーン?
同席者達と「ちょっと不思議な組み合わせね」といいながらいただきました。。。

DSCF2260.jpg 椀物
「すっぽんと玉子のお吸い物」

これは順番通りでほっとしましたが、スッポンよりも玉子と白髪ネギが多すぎて
折角のスッポンが楽しめないというか、ごちゃごちゃした感じ否めず。。。
おまけにこれも醤油を使った濃い目&甘めの味付けでくどいかな。

DSCF2262.jpg ここで日本酒にスイッチ♪
静岡の「喜久酔」を二合注文しました。 
DSCF2270.jpg 錫の徳利 珍しいですね (でも注ぎにくかった)

DSCF2268.jpg 切子のグラスで冷たく辛めで美味しくいただきましたが、
お値段「かなり高い」です。

5種類か6種類の品揃えでさほど多くない上に
日本料理の店なのですからお酒の回転はいいはず。。。
その割に値の付け方が大胆に思えなくもないような。
錫の徳利(職人さんがつくるような高価なものでしょう)とか切子などのお値段込み、かも。
ま、私が支払った訳ではないのでナンともいえませんが。(^_^;)

DSCF2266.jpg 続いて向付
DSCF2264.jpg 「鯛の昆布〆」
DSCF2265.jpg コリコリネットリな味わい
これも普通に美味しいのですが、二種類くらいお魚食べたいかな。
ってこれまた同席者全員の気持ち。。。

DSCF2274.jpg これも向付?
「北海道産 毛蟹」

出汁とポン酢を合わせたようなジュレがかかっていてサッパリしていますが、
蟹のスジ(というの?)がちょろっと入っていてウムムムゥー。(-_-;)

DSCF2276.jpg 鉢魚(焼物)
「太刀魚の幽庵焼 春キャベツ添え」

最初仲居さんが「シラウオの・・・」と説明したので
一同「は?白魚ですか?」と聞き返してしまいました。(笑)
これは美味しくてよかったのですがナゼに春キャベツ??? (キャベツ好きだけどね)

一々ビックリしちゃったけど、既成概念を打ち破る日本料理なのかもしれないよ、と
互いに言い聞かせながら食べ進み。。

DSCF2279.jpg で、日本酒お代わり。今度は福井の「黒龍」。
これは冷ではなく常温で提供します、と説明されたのですが、ナゼ?

DSCF2281.jpg 花瓶のような二合徳利
DSCF2280.jpg 私は濃い目で美味しいと思いましたが
同席者3人は「うーん、冷やしたほうが美味しかっただろうな」という感想で。

予想外の料理の流れとお酒に全員テンションが上がらぬままコース料理も中盤に。

DSCF2283.jpg 止め肴
「蛤、白アスパラムース、あん肝、トマトの土佐酢ジュレ」

DSCF2284.jpg 獅子? 熊? が器の両端についてます。

トマトも入っていたりと不思議な組み合わせで、またビックリ。(@_@)
個人的にはあん肝を入れない方がさっぱりしていて好みかな。

で、これで食事かと思っていたら、
DSCF2288.jpg 強肴? 煮物??
「さくらますと竹の子の鍋仕立て」

桜鱒はサッパリしていますが、竹の子は一番最初の向付にも入っていたので
「材料かぶってるね(-_-;)」と一同。。

DSCF2293.jpg で、〆の食事。 お釜が登場。

DSCF2294.jpg ゴハンを盛ってもらい

DSCF2297.jpg いただきます
「小鯛の炊き込み御飯」

ちょっと味付け濃い目でしたが、これは美味でした。。。
軽くお代わりしましたが、そのときはオコゲもあったりして。(^^)
でも、DSCF2292.jpgお漬物に味の濃い昆布佃煮
もう少しさっぱりしているお漬物がよかったかも。。

DSCF2296.jpg あさりの赤だし
油揚げ、、要らないんじゃないか、という一同意見です。
DSCF2298.jpg 水菓子
DSCF2299.jpg 「グレーププルーツムースとココナツミルク」
普通に美味しいのですが果物でサッパリしたかったかなあ。。。。
ほうじ茶のあと、DSCF2300.jpgDSCF2301.jpg緑茶。
で、コース料理終了。。

出てくるお皿は皆ユニークで面白いのですが、
味はちょっと濃い目(醤油味が多い)&私が苦手な甘めで
コースの流れもやや???な感じで(食事前の鍋の量が多いとか)
インパクトの強いお料理がなかったというのが正直なところ。
(一番美味しかったのは炊込みご飯というのが全員の感想でした)

良質だからといって、素材を合わせ過ぎちゃっているような印象で
折角の素材がちょっと勿体無いかな、とも思いました。

今まで食べに行った会席料理というと、
先付(前菜)、椀物(吸い物)、向付(刺身)、鉢魚(焼き物)、強肴(煮物)、油物(揚げ物)、
止め肴(酢の物とか)、食事、水菓子、、、、という順番のイメージだったのですが、
揚げ物が序盤に出てきてちょっとびっくりしちゃったり。。

あとは、仲居さんが2人がかりで個室にやたらと入ってくるので
落ち着いて話も出来ないというか、もうちょっとそっとしておいてほしかったのもありまして。
帰り際、再びご主人の石川さんが登場して「いかがでしたか?」と聞いてきたので
同席のオジサン(会食の主催者)が「全て味が濃すぎるんじゃないかな」と答えてしまい、
石川さんが「はあ、そうですか」と予想外のコメントに驚かれていたのが印象的でした。

また、食べ終わってから色々とネットで調べたのですが賛否両論のようですね。

同じ頃に同じコースを召し上がった方のサイトでも↓

http://daydiamond.blog45.fc2.com/blog-entry-2406.html
http://daydiamond.blog45.fc2.com/blog-entry-2407.html
同様の感想でしたが、

自腹でいけるところでもないので、多分今後足を運ぶことはないだろうな、
とも思いつつ、ミシュランの☆の付け方を信じ込む側にも問題あるんだろうな、
ミシュランの☆がついていなくても手頃で美味しいと思えるお店は沢山あるし、、
と色々考えさせられた「石かわ」でありました。


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八王子「うかい鳥山」へ行く② [呑んだり食べたり(日本料理)]

雨の中「うかい鳥山」の庭を散策した後、大広間のテーブル席に案内されて着席すると、
 窓の外には緑がいっぱいです
 で、目の前に橋があるのですが
お運びの女性が和服姿で傘を差しながらこの橋を渡って
各々の離れに食事を運んで戻ってくる姿が知人(50代のオッサン、白人)には珍しく
何度も何度もデジカメで写真を撮っては「オー!」と言っては大喜び。。。

和服姿というだけで感動していたようです。。。。

食事は地鶏か和牛の炭火焼コースが各々3種類ですが、
知人が「チキンがいい」と言うので「庵コース(6830¥)」をいただききました。

はるか昔に「うかい鳥山」に行ったことがあるという会社先輩によれば、
以前は、雉などの鷹匠料理だったような気がするんだけど、、、ということでしたが、
比較的お手頃値段に抑えて一般客を取り込むようになったんでしょうか、
ここでは鷹匠料理のメニューはありませんでした。。。

生ビールでカンパイと同時に料理が運ばれてきました。

 里芋田楽 黒胡麻 
左のきのこは「丹波湿地酢浸し」と書いてありました。 
少量で非常に上品なお味です。

 うかい地鶏つくね旨煮 (右上は生ビール)
手前の茄子は「赤茄子揚煮 べ甲庵」とありましたが、これまた薄味でお上品。
つくねは軟骨入りなのか、ほわっとしながらコリコリで美味でございました。。。 

 お造り 本日の港より
手前が平政で、奥が鯛。 コリコリプリプリです。。

で、こういう料理が続けばビールなどすぐに飲み終わってしまうので(笑)
 青竹酒、プリーズ
竹の注ぎ口に切れ込みがないので小さいお猪口に注ぐのに一苦労いたしましたが、
なかなかスッキリしたお酒でようございます。。

 きのこ汁
網茸、なら茸等のきのこと里芋、茄子の御碗ですが、
知人が「日本食ではスープは最後に出てくるけれど、ここは違うの?」と質問。

確かに懐石などのコースではご飯と一緒に味噌汁などの御碗が出てきますが、
今回中盤でスープが出てきた理由は私にも良く分かりません。。。 ので、
「分からないけど、きっと最後にもスープ出てくるよ」、適当に答えておきました。。

 岩魚
散策中に外でオジサンが焼いていたものと思われます。
 ←雨の中せっせと焼いてたオジサン
小ぶりでホクホクと身が柔らかく、思わず頭から尻尾まで完食。。。
そんな私の食べっぷりを見た知人、「これは全部食べないといけないの?」と不安顔。
「いや、頭や尻尾は残していいよ。」と答えると本気でホッとしてました。
以前、オランダ人のオネエチャンを居酒屋に連れていったら「魚の目が苦手」と言って、
ししゃもだけでなく、しらすまで「私を見てるようで食べられない」と敬遠されたことがあるのですが、
それよりはマシかな、と思った私。
オランダ人ネエチャンは頭からししゃもを食べる私を恐怖に満ちた目で見ていたように
この知人も私のことを見ていたかもしれません。。。。(笑)

そしてお待ちかねの
 地鶏が登場
 炭火でレッツ焼き焼き♪
 プリプリジューシー美味でございます
 あ~ウマイ♪

かなりのボリュームの地鶏を食べつくした後は、
 〆の麦とろごはん
お腹一杯といいながら、これも完食してしまいました。
 デザートは胡桃餅
庭の緑を見ながら美味しい食事とお酒で満腹満足、、、となった後は、
送迎バスを待つ間、
入口の 合掌造りの家を見学。

 入口はこんな感じで
 水車が回っています
中に入って2階に上がると、
 鉄砲や
 鎧兜などの武具の他に
 酒樽を発見
 どぶどぶどぶ (←狂言のつもり)

と、庭園の緑に心洗われ(ホント)、美味しい料理とお酒に心癒され(コレもホント)、
ちょっと足を伸ばしただけで和を感じるところがあるのね、
と実感した「うかい鳥山」でありました。


(おまけ)
高尾山から都心に戻って解散、、、かと思いきや、「もう一杯飲みましょう」と知人。。
え、、まだお腹減ってないんだけど、、、、と思いつつ、そのまま居酒屋へ。。。
 海鮮珍味を炭火で炙りつつ
 生ビールに日本酒で二次会
埼玉の「神亀」純米酒をいただきましたが。いやはや長い一日となりました。。(笑)


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北千住「泊舟」で忘年会 [呑んだり食べたり(日本料理)]

会社OBのオジサン達との忘年会は北千住丸井9階で開催。


「明日香 泊舟」
足立区千住3-92 北千住マルイ9F ☎03(5284)3601

年末に予約せずに行った為、禁煙なら小上がり席、喫煙席はカウンターのみと言われ、
喫煙者のオジサン1名がタバコが吸いたいと渋ったものの、
小上がりの方がゆったりできますから、、、と説得して禁煙席へ。

まずは生ビールかな、注文しようとすると、案内された後誰も来ない。。。
「すいませーん、注文したいんですがー」と声をかけると
5分経ってやってきたのは研修中と思しきオネエチャン。

「いらっしゃいませ、泊舟へようこそ、おしぼりでございます」と
覚束ない手つきでおしぼりを配ってくれた後、
「こちらがメニューでございます。少々説明させていただきます」というので
本日のおススメでも説明してくれるのかと思ったら、
「こちらがコースメニューでございます、ふぐのコースもおススメです。
 こちらは一品料理の数々で、こちらがお食事とデザートの、、、」
ページをめくって指差して大雑把に言うだけの説明。。。
むむむ、魚の説明とかしないの?これって必要な説明なの?と思いながら
「あ、もう説明いいですから生ビールください」と注文する私。

セッカチなんです、私。

と、乾杯の生ビールがテーブルに持ってこられる気配、全くなし。

さっき注文したオネエチャンは新たに入ってくるお客さんをテーブルに案内し、
おしぼりを出してメニューの説明をしています。

「すみません、ビールはまだでしょうか?」

セッカチでないオジサン達もちょっと怒り始めていたので、オネエチャンに催促。

「あ、少々お待ちください・・・」 慌てるオネエチャン。

結局ビールがきたのはそれから5分後。 

本当はすぐ乾杯したかったのですが、
オネエチャンが去ったら二度と注文を取りに来ないような気がして、
「注文取ってもらえますか?」と乾杯をガマンして先に料理の注文。
最近外食店でよく見かけるハンディターミナルのような端末を持っていながら、
操作ができないらしく、自分用のメモに注文内容を書き取っていました。
「刺身盛り合わせは何の魚が入っていますか?」と聞いてみたら
「あ、ちょっと聞いてきます」とどこかへ聞きに行きそうになったので
「あ、いいです、いいです。持ってきたときに説明してください」と引き留めたのですが、
注文通りに料理がくるのかどーか。(一応復唱していたけれど)

 オネエチャンが去ってからビールでやっとカンパイ
オジサン達とあれこれ話していて気づきました。

料理が全然来ないよーん。。。

注文して既に20分。 これはさすがにヒドイ。。。

途中、オネエチャンが隣のテーブルに乾杯のビールをやっと持ってきたので
(隣の女性2人組もちょっと呆れ顔だった)
ビールも飲み終わりそうだったので「日本酒の国稀2合ください」と注文しつつ、
「料理が全然来ないんですけど注文通ってます?」と聞いてみると
「あ、すぐお持ちしますのでお待ちください」という。

だいじょーぶか?と思っていたら、さっきのオネエチャンではないベテラン風の女性が
「お待たせしました~」と持ってきたのが
 ゴマ豆腐。
「ええっと、ゴマ豆腐は注文してませんが」と答えると
「こちら、つき出しでございます」と女性。

つき出し、今頃出てきたの? だって私ビール飲み終わっちゃってるぜ。

「すみません、席に案内されてからビールが出てくるまで時間がかかって
 お料理出るまで更に時間がかかって、この先もっと時間がかかるなんてこと、
 ありませんよね?」

と聞くと、「他のお料理もすぐ出ますから」と平身低頭の女性。

すると本当に怒涛の勢いで頼んだ料理がドドドドドーッと出てきました。
 まぐろとアボカドのサラダ
さっぱり鮪赤身とネットリアボカド、シャキシャキ水菜が合ってて美味。

 手作り豆腐
豆の味が濃くて付合せの塩、アミの塩辛、もろみ味噌と食べると美味です。

日本酒「国稀(くにまれ)」 

北海道のお酒で度数は±0。
本醸造の割にはすっきりした飲み口、
錫の片口に入っているお陰でずっと冷たくスイスイ進みました。  

 刺身盛合わせ
魚の説明をお願いすると「聞いてまいります」と女性が言うので
「じゃ、説明要りません」と言ってしまった私。
分かったのは、平目、鯛、つぶ貝、海老。 あとは鰤?不明ですが新鮮でした。

 天ぷら盛合わせ
海老、ししとう、サツマイモ、舞茸、野菜かき揚げ。 サクサクです。

 こりこり鶏つくね

〆に海苔茶漬けをいただき、
 お茶でさっぱり。

北千住の割烹「明日香」の支店なので期待して入ったのですが、
料理の美味しさに反比例するような接客の拙さにかなりガッカリ。
コースで頼めばこういう目に遭わなかったのかもしれませんが、
席に通す限りはどの客に対してもきちんと対応してもらいたいものです。
また、研修生に複数の部屋を担当させるのは気の毒な話で、
店側の考えが甘かったのかもしれませんね。

とはいえ、豆腐も美味しく、他の料理もなかなか良かったので、
次回来てみてからきちんとお店の評価をしてみたいと思った「泊舟」でありました。
本年、沢山食べて飲んで落語と映画で笑ってウルウルして遠くに旅して
あっという間の一年となりました。
そんなことを綴った拙ブログに沢山の方に来ていただき多謝多謝です。
皆様も佳い年をお迎えくださいませ。

 


タグ:北千住 国稀
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日比谷「伊勢長」で秋の懐石 [呑んだり食べたり(日本料理)]

ちょっとした食事会に呼んでいただき、帝国ホテルタワーB1階の「伊勢長」へ。
(行ったのは少し前ですが、上海旅行記事が長々続いたので今頃なってしまい・・・)

 同じフロアになだ万や吉兆もあります
創業290年の京料理のお店で、昨年一度来たことがあるのですが、
店員の感じがあまりよくなかった記憶があり、今回はどーかなー、と思ったら
入り口での対応はまずまずで、四畳半くらいの個室に通されました。

 部屋の一角にはさりげなく花が飾ってありました。

 まずは生ビールでカンパイ
生ビール(中)と頼んだものの、普通の(小)くらいのサイズでアレレって感じです。
友人の頼んだ(小)は本当に小さいグラスに一杯。

今回いただいたのは、懐石コース「嵐山」。

 まずは前菜
烏賊紅葉(=明太子)和え、菊花とほうれん草のおひたし、
マスカット(黄味酢のようなものがかかってました)、鯵寿司、焼舞茸、
鮟鱇肝寄せ、いくら

秋らしい盛り付けと上品な味にこれから何が出てくるのかしら、と楽しみにしていると、
個室近くのテーブル席で食事中の子供(3~4歳くらい)が走り騒ぎ出しました。
親は話に夢中になっているのか注意せず、店側も放置しているので、
子供は好き勝手に走り回って騒いでいます。

夜、こういう店に小さい子供を連れてくる親の感覚も理解に苦しむのですが、
老舗を名乗る店のスタッフが全く注意もせずにほったらかしにしているのが
これまた理解に苦しみます。

そんな喧しい中、
 御椀の松茸土瓶蒸しがテーブルに
 鱧が入ってます
 香り高くて非常に美味 秋を感じます

ここでビールも飲み終わったのでワインにしましょう、とメニューを見ると
赤、白3種類ずつ。
ブランデーなども置いている割には日本酒も1種類(青森の菊駒)しかないので、
お酒にはあまり力を入れていないのかな、と思いました。

 一番無難そうなシャブリをいただきましたが、
白なのでキリッと冷やしてあるかと思って飲むと、ちょっと温かった上に、
ワインクーラーもボトル半分以上が空いてしまった後に持ってくるなど、
店側の対応に疑問が残ります。。。。

ま、気を取り直して。

 向附
鮪、平目、しまあじのお造り。 しまあじが美味でした。

 焼肴は宝楽焼
海老、かます、銀杏、里芋、玉子、トマトを昆布の上で焼いています。
こういうところに玉子とトマトを使っているものなの???なんて思ったりして。

ここで、騒いでいた子供が帰ったらしく、店内が急にシーンと静かになりました。
ほっとしました。。。。。

焚合せは、
 吹寄せ煮
里芋、かぼちゃ、栗、しめじ、人参の焚合せでとろみがついていて温まります。

続いて揚げ物は、
 餅蓮根
蓮のすりおろしの入った餅を揚げたもので美味しいのですが、
既にお腹がいっぱいになってきたところで揚げ物はちょっときつい感じ。

鮭、りんご、大根、ざくろの入った酢の物をいただいた後は、〆の御食事。

 松茸御飯と赤だし、香の物
松茸、もう少し入れてほしかった、、かな。

果物は、
 代白柿
奈良県西吉野特産の江戸柿という渋柿を、2~3日掛けて室という部屋で
渋味を抜いた柿で、初めて食べたのですが、
完熟でトロトロ溶けるような味わいで非常に甘く美味しくいただきました。

料理は前回の冬の懐石の方がよかったかな、という感じですが、
全体的には薄味、上品な味で楽しめました。

ただ、店員の対応は昨年より更に悪くなっているような気がしました。
ワインを注文する時に辛口はどれですか?と聞くと、
若い店員はたった3種類のメニューなのに答えることができず、
「ちょっと他の者に‘お伺い’してまいります」という変な言い方で聞きに行って、
なかなか帰ってこなかったり、
うるさく店内を走り回る子供も注意しないし、
料理の出てくるタイミングがちょっとちぐはぐだったり。

居酒屋でもサービス対応に力を入れている昨今、
長い歴史を持つ老舗、しかも帝国ホテルに入っている店であれば尚更のこと、
もう少しきちんと対応してほしいな、と思う「伊勢長」でありました。


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銀座「花蝶」で土佐鶴 [呑んだり食べたり(日本料理)]

取引先と銀座の「花蝶」へ。

東銀座駅から歩く途中、日産ギャラリーで歴代の日産車を眺めました。
期間限定で展示しているようですが、私が眺めたのは以下の9台。
 ブルーバード1200(1965年)
 セドリック スペシャル6<H130型>(1965年)
 初代シルビア<CSP311型>(1966年)
 フェアレディ2000(1967年)
 スカイラインH/T2000GT-X(1972年)
 チェリー2ドアデラックス(1972年)
 グロリア<230型>(1974年)
 ローレル4ドアH/T2000SGL(1980年)
 スカイライン2000RSターボ(1983年)  (8/2~展示内容が変わるようです)

歴代の車がずらっと並ぶ光景はなかなか壮観でした。
一緒に見た同僚も昔乗っていたスカイライン2000RSに感慨一入だった様子。 
という私も、昔マイナーな「スタンザ」に実家で乗っていたことを思い出しました。
非パワステで5速マニュアル(ギア左上がバックの配置)のスタンザ、
今となってはすっかり紙ドライバーの私も当時よく乗っていたものです。。。

日産ギャラリーを通り過ぎ、新橋演舞場が見えてきたあたりの向かいにあるのが「花蝶」。

以前は料亭だったところを宮本亜門がプロデュースしたレストランとして
2年前にオープンした店。
 かなり薄暗いのですが店の外観
横付けされた(写真右にうっすら見える)人力車も風情有り

引き戸を開けて中に入り、靴を履いたまま何だか申し訳ない気持ちで
和風の玄関を上がって中に進み、階段を降りて、
駝鳥の絵が描いてあるメインダイニングを
通り過ぎ、奥に進んだ一角にある会員制「花蝶倶楽部」の個室で食事です。

「会員制」という言葉が秘密めいた感じでドキドキ。

と思っていたら、個室は至って普通、さっぱりした和風の内装でした。
ビールで乾杯後、コース料理が運ばれます。

先付(?)は、
 さっぱりしたヴィシソワーズ
スプーンが小さ過ぎて掬いづらいのでグラスから直にいただきました。

 初夏の前菜盛合せ
マッシュルームのソテー、蛸と水菜の和え物、パテ(魚系?)
味は普通ですが、どの辺りが初夏なのか、、、今ひとつ分からず。

乾杯のビールを飲み終わったところで日本酒にスイッチ。
 本日は純米大吟醸の「土佐鶴」
スッキリし過ぎず、しっかりした辛口のお酒。


 左:水、右:酒
大きめのグラスを頼んだら本当に大きいグラスを出してくれました。
飲んだ日本酒と同量の水(和みの水、と言うそうで)を飲んだ方がよい、と
以前酒造会社の方に聞いたので、チェイサーにいただきました。

 築地鮮魚のお造り
鯛、鮪、烏賊の3点盛り。 新鮮な魚とツンと香り高い山葵が美味。


 魚料理
北海道産帆立貝のムニエル 香ばしい焦がしバターソース シャプリオ添え
バターソースがくど過ぎて帆立の味がしないのが残念。
そして、折角ならもう少し帆立をレアに焼いてほしかったなあ。


 煮物
夏野菜の冷製ラタトゥイユ 赤味噌風味
和洋折衷で面白いなあ、と思って口にすると「超甘」。
新しい試みなのでしょうが、普通のラタトゥイユの方がサッパリしていたかも。

己の高まり過ぎた期待が萎んできたのを感じます。
事前に期待し過ぎたんでしょうか、私。


 蒸し物
雲丹のフラン仕立てコンソメスープ添え
これは、ほんのり雲丹の香りがする茶碗蒸し、という趣。

 肉料理は和牛ヒレのグリル
ちょっと焼き過ぎ?と思ったものの、
 焼加減は◎
大根おろしポン酢を漬けてもそのままで食べてもいけました。

 食事はミニ鰻丼
稲庭うどんの選択も出来ます。

 デザート

和洋折衷のコース料理が食べられると聞いて期待していたのですが、
正直な感想は「普通の味」。今ひとつピンとこない味付けの料理もありましたし。

また、戸を開けて入ってから食べ終わって出るまでのサービスも今ひとつ。
まず、入口の方の案内が無愛想だった上に、
階段を下りたところに立っていた従業員の方々も案内が不親切。

更に、一般席の給仕はきちんと制服を着た従業員が行うのに対して、
会員制の個室に料理を出してくれるのは普通の私服姿の女性。
ノースリーブのブラウスにパンツ姿で料理を出すというのは一体何でしょう?
しかも、こちらから頼むまでナプキン(料亭の名残で赤い手ぬぐい)を出して貰えず。
更に更に、給仕の女性は手が空くと奥のバーで日本酒飲んでいるし。
(トイレに行くときに目撃してしまった私)

一般席は予約で満席、と玄関に張り紙がしてあるほど人気店のはずが、
会員制の席では(運営が別なのかもしれませんが)お粗末な対応で、
しかも、料理も期待していたほどでもなくちょっとガッカリ。
接待なので懐は痛みませんでしたが、自腹だったら怒っていたはず。
隠れ家的な雰囲気を味わうには良いかもしれませんが、
宮本亜門プロデュースという謳い文句&雰囲気先行の店というのも否めない印象で、
(もしかしたら行った日がたまたまそうだったのかもしれませんが)
料理、サービス対応とも、もっと気配りと改善が望まれる花蝶でありました。


タグ:銀座 土佐鶴
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コンラッド東京「風花」で懐石 [呑んだり食べたり(日本料理)]

汐留のコンラッド東京「風花」で懐石をいただく。

といっても、流行に疎い私、汐留に来たのは未だ3度目。

お上りさん気分で新橋駅から地下道を歩いて移動。
日テレの“be TARO”の真っ赤な看板と、岡本太郎の壁画「明日の神話」の
宣伝看板が目立つ地下道を歩くこと10分弱でコンラッド東京に到着。

落ち着いた雰囲気の入口から直通エレベータで28階に上がると、
ちょっと前までサラリーマンの聖地 新橋に居たのがウソのような静かな空間。
天井の高さに驚きながら、バーを通り抜け、「風花」に入って窓際の席に着席。

 店内イメージ
梅雨時の天気の悪い日に行ったのであまり期待していなかった夜景ですが、
手前に浜離宮恩賜公園、遠くにレインボーブリッジがぼんやり見えました。
 昼間の浜離宮恩賜公園 

風花は、カウンター席で鮨や鉄板焼、窓際の席で懐石が楽しめる店で、
今回は、コンラッド東京 開業一周年記念スペシャル・アニバーサリー・コースを注文。

予約時に、シソが嫌いな人が一名(私)がいると伝えておいたのですが、
着席時に「他にお嫌いなものはありますか?」と聞かれたので、
シソ、三つ葉、茗荷、梅干がダメ(柚子、生姜、葱は可)と答えたところ、
同行の友人に「そんな嫌いな物が多い奴は食べなくてよい」言われ、
「確かにその通りかも、、、」と少々凹んだ気分のまま懐石コーススタートです。

尚、今回いただいた日本酒は、土井酒造場の「開運」純米吟醸。
キリッとすっきりしたお酒でした 
土井酒造場
静岡県掛川市小貫633 (☎0537-74-2006)


コースの最初に出てきたのは、
 雲丹の寒天寄せ
甘い雲丹と燻製した鱧が非常に上品な味。
但し、付合せのジュンサイがつるつるして箸で食べ辛いのが難。

続いて、のどぐろの昆布〆、じゃが芋の摺り流し、飯蒸し


じゃが芋の摺り流しは超薄味でザラザラとした舌触りに少々ガッカリですが、
のどぐろの昆布〆は新鮮で、昆布の旨味とのどぐろのプリプリ感が美味。

 ぷりぷり
友人達の分は梅酢のようなものがかかっていて、
私の分にはかかっていないものの(私だけ皆と器が違う)、それでも微かに香る梅酢。
のどぐろ自体は非常に美味しいのですが、苦手な梅酢に反応してしまい、 
とはいえ、そもそも好き嫌いの多い自分が悪いのであって、
梅酢も本当に微かに香っているだけだから、と葛藤の中、完食。

続く御碗は、私の分だけ、 

 梅干抜きのサインで乗っている葉

 鱧ぷりぷり

鱧の吸い物は、鱧が肉厚で食べ応えあり、柚子が効いていて薄味で美味。
ただ、抜いた梅干の代わりに何か入れてくれたら嬉しいのにな、と
少々図々しいことを考えてしまいました。

苦手な食材を伝えておくとこういうお店では親切に抜いてくれるのですが、
抜いた食材の代わりに何か入れてくれるかなあ、と期待しても、
代わりに入れてくれるということは余りありません。(という薄ボンヤリの記憶)
とはいえ、以前、日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテル「源氏香」で、
にゅうめんに梅干の代わりに「海老天」が入っていたのをふと思い出し、
今回も、もしかしたらもしかして、と期待したのですが。。。。 残念。  

お造りは、夏らしく朝顔を使った盛付。

中とろ、烏賊、さざえ
真ん中の黄色い細切りはカボチャでシャキシャキ。

そして、「鱧」。

湯引き(たれは梅肉、辛子酢味噌、ポン酢の3種)、天ぷら、塩焼、タレ焼、刺身の
5種類から調理方法を選べるので、 塩焼きを選択。

 肉厚でホコホコしてます
湯引きを選んだ友人は、たれの味を変えながら食べて満足の様子でしたが、
塩焼を3切れ食べた私は、同じ味が続いて最後の方で少々厭き気味。
天ぷらを選んだ友人も、3切れ食べるとクドイ、と言う。
調理方法が選べるのは嬉しいのですが、塩焼とタレ焼を半分ずつ、など
2種類選べると厭きずに食べられてもっと嬉しいかも。

そして、鱧を食べた後に何故か八寸のような料理。
大きな器に入っているものを各々に取り分けてくれました。


牛肉八幡巻、小倉蓮根、山桃、魚のすり身と玉蜀黍、沢蟹

 玉蜀黍と戯れる沢蟹
沢蟹の香ばしさは美味ですが、小倉蓮根は歯応えも味も殆どなく、
折角の見た目のきれいさに味が付いていっていない感じ。

続く煮物は、

夏らしく冷たくヒンヤリ
里芋、茄子、プチトマト、南瓜、冬瓜、オクラで冷たいせいか、
さっぱりというか、かなり薄味な感じ。

サッパリした後に出てきたのが、

  ローズポークの西京焼
柔らかくてジューシーな豚肉ですが、既にお腹いっぱいになってきたところで、
脂身こってり+濃厚味付けにガッツンとやられました。

コースの品書きを出してほしいと最初に頼めばよかったのですが、
頼まなかった為、いつまで食べればいいのか分からず。

そして、ガツンとやられた後にやっと食事。

 白米か発芽玄米が選べます

炒り米を炊いたスープをかけてお茶漬けにして召し上がって下さい、と言われたので、
お漬物と、山椒を振った鱧を乗せた発芽玄米にスープをかけたのですが、



 乗せた漬物はシソ風味

うおぅっ、何故シソが入ってるの。 慌ててシソ風味の漬物を皿に出し、

 違う漬物を乗せて再挑戦
炒った米が香ばしいので香りはよいのですが塩気がないスープで、
漬物(薄味)を足しても塩気が足りない感じ。
個人的な好みでいえば薄味のだし汁か、ほうじ茶の方が良かったなあ。

と、折角の好ロケーションでブツブツ言いながら食べ続けた最後にデザート。

 フルーツ盛合せ

齊藤章雄料理長の下、新鮮な素材で作られた料理で美味しいとは思うのですが、
味よりも綺麗な器の印象が残ってしまった、というか、
「うぉー、これはスゴイ」と思えるような山場(メインの料理)と
全体の流れを感じられぬままコースが終わってしまった感あり(満腹なのに)。

念の為、
これは、私の好き嫌いとは関係なく、一緒に行った友人も同意見でした。

また、料理だけでなく接客スタッフの対応もあまり丁寧ではなかった印象あり。
料理が出されるタイミングがチグハクで、
デザートの時に緑茶を1杯持ってきたら終わり、という感じで
(最後の最後にほうじ茶を出してくれましたが)
そっとお代わりを入れてくれるような気配りが欲しいな、と残念に思いました。

更に、今回、日本酒を四合瓶のボトルで注文しましたが、
本来割安感があっていいはずの四合瓶価格にかなりの上乗せ感を感じたのも事実。
四合瓶で5万円という純米大吟醸酒もあったので非常に驚いたのですが、
もう少し価格を下げて回転率を上げた方が、
(ワインリストも充実しているようですがこちらもかなりお高めの値段設定)
お客さんにとっても気軽に状態のよいお酒が楽しめるのではないかと思いました。
(日本酒もワインも開栓したら数日で飲み切らないと味は急降下しますしね)

というわけで、
今回奮発してよかったと思えたのは高層の窓から見える夜景だけだったかも、
同じお金を払うんだったら違うお店(老舗)に行けばよかったかも、
かもかも、かもかも、と思うばかりの食事会となりました。


タグ:汐留 開運
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日本橋「遊菜懐石はなや」の春懐石 [呑んだり食べたり(日本料理)]

先日と違う友人2人が株式売却益還元夕食会と称してご馳走してくれるという。            

フランス料理に続いて今度は懐石。。。心の広い友人が沢山いて有難き幸せ。    

日本橋駅から東京駅に向かって徒歩7~8分(東京駅からは徒歩3分程度)の                                      飲食店が並ぶ細い通りの一角にある「遊菜懐石 はなや」へ。

周りの店が居酒屋や雀荘の中、店に入ると突然静かな空間に。                                                                         4人なのに10名くらいは入れそうな広々した個室に案内してもらう。

 ←ぐるなびより

まずはビールでカンパイ。                                                                                                                                         とはいえ、主催者の2人はあまり飲めないので梅酒お湯割り。相すみませぬ。         

本日は「はなコース」。

旬菜 わらび春浸し、煮たこ、京菜の花

蕨と独活のお浸しと菜の花とでんぶ(懐かしい)の和え物、そして柔らかい煮たこ、                                                                                                                                                                まだ寒いというのに春らしい。見た目も綺麗で味もあっさりと美味。

続いて、                                                                                                                                                                         お椀は蛤と海老の土瓶蒸し。                                                      あっさりしていて出汁の味がしっかりしてます。

ビールを飲み終わり、日本酒の特別純米「男山」へスイッチ。                                                                                               重たすぎず美味。これから出てくる食事に合わせて飲むのが楽しみです。                      

 遊菜                                                                            たらば蟹黄金焼、帆立貝セロリ辛子酢味噌、笹身の梅しそ挟み、                                                                                    新そら豆塩茹で、土佐ごごめ、紅梅白魚、花びら百合根                      

色合いが綺麗。蟹の身はふっくら、全体の味も色合いも良い加減。                                                                   そっと添えられた桜の花も和やかに、お酒が進みます。                             

 造りの里                                                             石鰈と鯛の昆布〆、色合いが淡白なせいか、赤いバラが添えられていました。             石鰈は淡白でコリコリとしてさっぱり。鯛の昆布〆も日本酒にぴったり。                  

 焼肴は、鰆の菜種焼、蕗辛煮ぞえ                                             ふっくらとした玉子と鰆。更に日本酒が進みます。

 口代わりは、ずわい蟹のカクテル                                                 ずわい蟹とミニアスパラ、プチトマト、パプリカ、赤かぶでヒンヤリ。

 揚げ鉢は金目鯛京芋の揚出し。                        脂の乗った金目とたらの芽、しめじ、揚げてあるのに薄味でさっぱり。                      

 新わかめの雑炊と香の物                                         土鍋で炊いた雑炊、わかめのしゃきっとした歯応えが美味。

デザートは、                                           はちみつ花梨ゼリー                                                                       甘さ控えめでさっぱり。

干し苺白玉餡子                                                                         軽く揚げた白玉の食感と干し苺の酸味と餡子の甘みが合わさって美味。

春先取りという感じの見た目鮮やか、味爽やかな懐石コース。

お店の人の対応も非常に丁寧で、懐石の彩りと味に満腹大満足。

最近、皆さんの資産運用の差益還元でご馳走してもらってばかりの私も                                                    差益が早く出て皆にご馳走できますように、と思う懐石でありました。


タグ:日本橋
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