Netflix「浅草キッド」を観る [映画(あ行)]
NetflixがYouTubeの広告でやたらおススメしてくれたので素直に鑑賞しました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
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一気見。
自宅での映画鑑賞って集中できなくて途中で休憩を挟んでしまうことが多いのですが、
今作は気が散ることなく集中したまま最後まで見られました。
映画館上映がなくNetflixのみで公開されたというのが若干勿体ない気もしたのですが、
(時々Netflixと映画館で同時公開なんてこともありますが)
大箱の映画館よりは自宅で観るのがちょうどいい感じの作品かもしれません。
なんといってもビートたけしを演じた柳楽優弥さんのノリウツッタような演技、
これに尽きると思いますが、バウバウ松村さんのご指導あっての演技と知り納得です。
原作は読んでいませんが、浅草という土地には何かしら親しみがあって
(婆1号が社会人の頃、浅草の伯母の家に居候していたことや、
新卒で働いていた会社が隅田川対岸(墨田区)にあって浅草の寄席や映画館に
業後出かけていたことなど)
特に、六区のあたりも、私が就職した当時はまだフランス座も営業していた頃、
独特の雰囲気漂う昭和の繁華街、といった雰囲気が残っていて、
ボーリング場に会社の人たちと遊びにいったり、映画館で映画を見たり。
招待券で観た別所哲也ハリウッド映画デビュー作品を映画館の2階バルコニーから
見たものの(平成初めには新作上映する映画館がまだ存在していました)
別所哲也の英語の発音がきれいだったという記憶しか残っていない、
どちらかというと浅草の古い映画館の記憶の方が強い、そんな浅草。
30代になってから通うようになった浅草演芸ホールも夜の部は酔客だらけ、
場外馬券に近い方にあった名画座もタバコとお酒の臭いが漂う、
そんな浅草の思い出が未だに強いのですが(古い人間ですみません(笑))、
つくばエキスプレス開通後、駅が六区近くに出来たこともあって
六区も含めて周辺がどんどんきれいに整備され、おまけに東京スカイツリーも出来ると
観光客が激増して、現在はホテルもたくさん建ってドン・キホーテも出来て、
すっかり綺麗な観光地になったと思います。
個人的には、傾きかけて息を吹き返した老舗として、浅草ビューホテルと松屋、
売れない演歌歌手が着るようなキラキラスーツを販売していた伝法通りあたり、
交通網や観光スポットの充実で変化するんだなあと思ったトップ3です。(^-^;
(コロナ禍でインバウンド含めて観光客が激減して現在は大変そうですが)
と、映画に関係ない話で横に逸れましたが、
私自身は、映画で観る浅草の風景(当然ですがCGの合成)に懐かしさを感じながら
観ることが出来た一方、細かいところでの残念ポイントもありました。
ビートたけしの師匠、深見千三郎、演じていたのが大泉洋でしたが、
映画やテレビに出過ぎというか(本人が悪いわけではないと思っています)
柳楽さんの演技を引き立てるというには目立っていた感じで少々違和感がありました。
タップダンスのシーンもあるのである程度若めの年齢の俳優さんがよいのかも、
と思いつつ、もうちょっと地味目な顔立ちで渋く存在感を醸し出すような俳優さん、
具体的に思い浮かばないのですがそういう方がよかったかな、と思いました。
(生きていたら植木等に演じてほしかったけれど無理ですもんね)
フランス座の屋上で踊り子の千春(演じていたのは門脇麦)と語り合う場面で、
千春がビートたけしに缶に入った飲み物を投げて一緒に呑むのですが、
その缶が350ml?330ml?当時にはなかったサイズで、というか、
おそらく1970年代前半頃は、缶って珍しかったような(あっても250ml)、
瓶に入っている方が一般的かな(真っ先に思い浮かぶのがプラッシー(笑))、
と当時既に生まれて記憶のある私には違和感のある場面でした。
(若い方は違和感ないでしょうしこだわる必要もなく批判するつもりもなく、
単に自分が残念に思ったという話です)
また、ビートたけしが漫才を始めてから寄席に出てくる漫才師が登場する場面が
描かれているのですが、大好きなWモアモアが全く別物で、缶のサイズ問題と違って
これは実名を出すからにはもうちょっとどんな漫才コンビか調べてから俳優さんに
演じてもらうべきだったのではないかな、とここは残念というよりイラついて
しまった場面でした。
似ていなくてもナイツ(土屋)が演じていたビートきよしはイラつかなかったのに
Wモアモアはいらつく、多分、寄席で何度も見て好きな漫才コンビだったから、
軽く扱われているような気がしてイラついたのかな、と思います。
ビートたけしが主役とはいえ、小道具や脇役にももうちょっと目配り気配りがあると
細かいところでイラつかずにもっと没入感のある視聴が出来たかもしれません。
あと、残念というか、私はそんなに共感できなかったのが、エンドロールに流れた歌、
桑田佳祐の明るくてポップな歌だったのですが(書き下ろしのようです)
エンドロールには、それこそ映画のタイトルでもあるビートたけしの「浅草キッド」を
流してほしかったなあ、という気持ちでした。
と、残念ポイントばかり書いても、そんなことばかり書いてしまう自分が残念に
なってしまうのでよかったところも書きますと、上述したように柳楽優弥の
ノリウツッタような演技、CGでうまく再現された当時の浅草六区の様子、
フランス座の受付のおばちゃんの雰囲気、漫才ブーム(中学生くらいだった私)に
のってフジテレビを中心として人気が爆発するビートたけしの姿(コマネチ)、
当時見た「俺たちひょうきん族」で毎週笑っていたことを思い出しながら、
久しぶりに東洋館や浅草演芸ホールで芸を見て大笑いしたくなった
「浅草キッド」でありました。
一気見した割に映画記事を書く段になって残念ポイントだらけになってしまい反省。( 一一)
あらすじはYahoo!映画さんより。
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一気見。
自宅での映画鑑賞って集中できなくて途中で休憩を挟んでしまうことが多いのですが、
今作は気が散ることなく集中したまま最後まで見られました。
映画館上映がなくNetflixのみで公開されたというのが若干勿体ない気もしたのですが、
(時々Netflixと映画館で同時公開なんてこともありますが)
大箱の映画館よりは自宅で観るのがちょうどいい感じの作品かもしれません。
なんといってもビートたけしを演じた柳楽優弥さんのノリウツッタような演技、
これに尽きると思いますが、バウバウ松村さんのご指導あっての演技と知り納得です。
原作は読んでいませんが、浅草という土地には何かしら親しみがあって
(婆1号が社会人の頃、浅草の伯母の家に居候していたことや、
新卒で働いていた会社が隅田川対岸(墨田区)にあって浅草の寄席や映画館に
業後出かけていたことなど)
特に、六区のあたりも、私が就職した当時はまだフランス座も営業していた頃、
独特の雰囲気漂う昭和の繁華街、といった雰囲気が残っていて、
ボーリング場に会社の人たちと遊びにいったり、映画館で映画を見たり。
招待券で観た別所哲也ハリウッド映画デビュー作品を映画館の2階バルコニーから
見たものの(平成初めには新作上映する映画館がまだ存在していました)
別所哲也の英語の発音がきれいだったという記憶しか残っていない、
どちらかというと浅草の古い映画館の記憶の方が強い、そんな浅草。
30代になってから通うようになった浅草演芸ホールも夜の部は酔客だらけ、
場外馬券に近い方にあった名画座もタバコとお酒の臭いが漂う、
そんな浅草の思い出が未だに強いのですが(古い人間ですみません(笑))、
つくばエキスプレス開通後、駅が六区近くに出来たこともあって
六区も含めて周辺がどんどんきれいに整備され、おまけに東京スカイツリーも出来ると
観光客が激増して、現在はホテルもたくさん建ってドン・キホーテも出来て、
すっかり綺麗な観光地になったと思います。
個人的には、傾きかけて息を吹き返した老舗として、浅草ビューホテルと松屋、
売れない演歌歌手が着るようなキラキラスーツを販売していた伝法通りあたり、
交通網や観光スポットの充実で変化するんだなあと思ったトップ3です。(^-^;
(コロナ禍でインバウンド含めて観光客が激減して現在は大変そうですが)
と、映画に関係ない話で横に逸れましたが、
私自身は、映画で観る浅草の風景(当然ですがCGの合成)に懐かしさを感じながら
観ることが出来た一方、細かいところでの残念ポイントもありました。
ビートたけしの師匠、深見千三郎、演じていたのが大泉洋でしたが、
映画やテレビに出過ぎというか(本人が悪いわけではないと思っています)
柳楽さんの演技を引き立てるというには目立っていた感じで少々違和感がありました。
タップダンスのシーンもあるのである程度若めの年齢の俳優さんがよいのかも、
と思いつつ、もうちょっと地味目な顔立ちで渋く存在感を醸し出すような俳優さん、
具体的に思い浮かばないのですがそういう方がよかったかな、と思いました。
(生きていたら植木等に演じてほしかったけれど無理ですもんね)
フランス座の屋上で踊り子の千春(演じていたのは門脇麦)と語り合う場面で、
千春がビートたけしに缶に入った飲み物を投げて一緒に呑むのですが、
その缶が350ml?330ml?当時にはなかったサイズで、というか、
おそらく1970年代前半頃は、缶って珍しかったような(あっても250ml)、
瓶に入っている方が一般的かな(真っ先に思い浮かぶのがプラッシー(笑))、
と当時既に生まれて記憶のある私には違和感のある場面でした。
(若い方は違和感ないでしょうしこだわる必要もなく批判するつもりもなく、
単に自分が残念に思ったという話です)
また、ビートたけしが漫才を始めてから寄席に出てくる漫才師が登場する場面が
描かれているのですが、大好きなWモアモアが全く別物で、缶のサイズ問題と違って
これは実名を出すからにはもうちょっとどんな漫才コンビか調べてから俳優さんに
演じてもらうべきだったのではないかな、とここは残念というよりイラついて
しまった場面でした。
似ていなくてもナイツ(土屋)が演じていたビートきよしはイラつかなかったのに
Wモアモアはいらつく、多分、寄席で何度も見て好きな漫才コンビだったから、
軽く扱われているような気がしてイラついたのかな、と思います。
ビートたけしが主役とはいえ、小道具や脇役にももうちょっと目配り気配りがあると
細かいところでイラつかずにもっと没入感のある視聴が出来たかもしれません。
あと、残念というか、私はそんなに共感できなかったのが、エンドロールに流れた歌、
桑田佳祐の明るくてポップな歌だったのですが(書き下ろしのようです)
エンドロールには、それこそ映画のタイトルでもあるビートたけしの「浅草キッド」を
流してほしかったなあ、という気持ちでした。
と、残念ポイントばかり書いても、そんなことばかり書いてしまう自分が残念に
なってしまうのでよかったところも書きますと、上述したように柳楽優弥の
ノリウツッタような演技、CGでうまく再現された当時の浅草六区の様子、
フランス座の受付のおばちゃんの雰囲気、漫才ブーム(中学生くらいだった私)に
のってフジテレビを中心として人気が爆発するビートたけしの姿(コマネチ)、
当時見た「俺たちひょうきん族」で毎週笑っていたことを思い出しながら、
久しぶりに東洋館や浅草演芸ホールで芸を見て大笑いしたくなった
「浅草キッド」でありました。
一気見した割に映画記事を書く段になって残念ポイントだらけになってしまい反省。( 一一)