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2回目の入院~診察編~ [いろいろ②]

今年に入ってから「はじめての入院」という記事を書いたのですが、
婆1号、人生(そして今年に入って)2回目の入院を経験しました。

(婆1号、はじめての入院)⇒ https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2020-02-19


3月から在宅勤務が続いている私ですが、
以前は週1くらいだったのが殆ど毎日婆1号に電話するようになりました。

私自身も会話が少なくなってついつい話したくなるみたいです。(笑)

でも、毎日電話したところで話題が豊富なわけでもなく(自宅引きこもりだし)
電話しても「はい、特になんにもありませーん」と答えるのが常というか
お互い元気な証拠、みたいな感じだったのですが。

7月下旬のある日の夕方。
いつものように仕事が終わった後、婆1号に電話して「はい、特にありません!」と
いつものように生存確認的にお決まりのフレーズを言うと。

こっちは色々あったのよ。

(?_?)


え、なになにー、何があったの?と聞いてみると、
その日のお昼前に自宅で物干し竿に洗濯物を干そうとして、
バランスを崩して転んで腕を折ったという婆1号。

干そうとしていたのは私の使っているタオルケット。
兄が泊まった時、私のタオルケットを使ってしまったので、
加齢臭(私もあるけど兄の方が濃い)がついてイヤー、と言ったら、
久しぶりの晴れ間に、うつぼのタオルケットを洗わないと、
そう思って洗って干そうと思ったという婆1号。

私が原因みたいなもんです。( 一一)
半分冗談で言ったつもりだったのですが、真に受けて洗おうとしてくれて、
それで怪我したのですから、私が悪かったのかもしれないな、
そんな気持ちになりました。

と思ったのですが(;_;)
婆1号は骨折した割に話しぶりはいつもと変わらず、
大丈夫?病院に行ったんだよね?と聞いてみると、
痛いので明らかに骨が折れたと判断し、タクシーを呼んで
いつも膝のリハビリに行っている整形外科をたずねたら、
予約がないので合間に診察しますねと言われて待つこと3時間。

腕を吊ったお婆さんが一人で待合室で待ち続けるというのも
その光景を想像するとなんだ可哀想なのですが、
こういう時、予約していないから待つのは仕方ない、
そういうマインドで待ち続けられる性格なのは偉いなと思います。

で、やっと先生の時間が出来たので診察室に呼ばれた後、
レントゲンを撮って、あ、骨折していますね、ここでは手術出来ないから、
大きな病院(大学病院or市立病院)に明日行ってください、と言われ、
はじめての入院でお世話になった大学病院を希望して、
紹介状を書いてもらって帰ってきたと淡々と説明してくれました。

父が心筋梗塞で倒れたときも、脳疾患でおかしくなったときも、
慌てているはずなのに落ち着いて見える母こと婆1号が
自分が骨折してもなんだか落ち着いているので感心しました。

本人が言うには、泣いても折れた腕が治るわけじゃないからね、
だそうです。マインド強いです、婆1号。

私だったら無理だろうな、って思います。(^-^;

翌日大学病院の整形外科をおとずれるというので一緒に行く?と聞いたら
一人で行けるから、お前は入院するときについてきてくれればいいから、
と私が会社を休むことを気にしてなのか大丈夫大丈夫と繰り返すので、
翌日は自宅で在宅勤務しながら婆1号の診察結果(午後)が気になっていたら
(それならついていけばよかったんですけどね)
夕方にやっと電話。

前日のレントゲンを持参したものの、
それで診察や手術の判断ができない(責任とれない)理由で再度レントゲン、
そして時節柄PCR検査も受けてから診察を受けたら、
自然治癒できないわけではないけれど、その場合、右手(折ったのは利き腕)で
箸がもてなくなるかもしれませんよ、って言われたらしく、

箸が持てなくなるのはイヤ。(;_;)

事の重大さにここでやっと気づいてさすがに心配になったそうです。
おまけに、診察してくれた先生が、
「今日、ご家族はどなたか来ていないんですか?」と
骨折したお婆さんに誰もついてこないことを訝ったのを見て、
更に不安になったらしく、帰宅後電話。

偉いのは、兄と私、両方に電話して同じことを2度説明するんですよね。
まあ、そうやって自分で事情をさらに理解しようとするのかもしれませんが、
兄か私どちらかに連絡して伝えておいて、でも済むのに、片方だけに連絡するのは
不公平だからという気持ちもあるみたいです。

明日も病院に行って入院日などを決めるから、
お前か兄ちゃん、どっちか来てくれると嬉しいんだけど。

というので、有休使って病院に行くからというと、心配した兄も来ると言ったらしく、
2人も要らないのよ、どっちか一人でいいんだけれど、といわれたのですが、
兄もお医者さんを目の前にパニックになって話が呑み込めない可能性があるので
私も同席する事にしました。

で、翌日。

午前中、1回目の入院でお世話になった先生の診察を受けて、
(全身麻酔で手術できるかどうかの診断)
午後に整形外科の先生の診察、と、入院日の相談。

予約時間が午後なので午前中の患者さんの診察が延びると
当然ながら後ろ倒しになるのと緊急患者がくると優先されるので、
予約した時間の2時間後、もう他に患者さんがいない待合室で
婆1号、兄、私と3人で待ち続けてやっと呼ばれました。

担当の先生、まだ30そこそこって感じで若いです。
パット見、顔立ちくっきりしていてチャラさも漂って。(ごめんなさい)
前日、その先生の上司(中年の偉い雰囲気を漂わせている先生)に
箸が持てなくなるかも、と言われて不安になった婆1号ですが、
若い先生の説明は落ち着いて聞いていました。

手術が必要で、術後は運動機能回復のため、リハビリも行っていくこと、
入院日は早い方がいいが、この病院だと3週間先にならないと手術が出来ない状況で
そうなると固定している腕の運動機能がどんどん落ちていって術後のリハビリも
きつくなるので、早く入院できる他の病院を探して3日後に入院できるところが
あるのでそこに入院して手術を受けてください。

なんとなく、たらいまわし的な。( 一一)

大学病院は混んでいるんでしょうね。
紹介してくれたのが最初訪れた整形外科でも提案された市立病院なので、
そこなら父も通院していた病院で知っているので不安はなく、
紹介状を書いてもらい、3日後に市立病院へ入院することになりました。

とはいえ、先生も口頭で日時を言うだけだったので、本当にその日で
よいのかと不安になった私たちですが、不安はあるものの、
本人(婆1号)が見ていると非常に前向きなので応援するしかありませんね。

というわけで、3日後の入院まで、実家で母に付き添うことになりました。


(つづく)



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