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映画「SUPER8」を観る [映画(さ行)]

久しぶりにハリウッド大作でも観ようかな、と思い立ち、深く考えずに見られそうな作品、、、
と「SUPER8」を観ました。

super8.jpg J.J.エイブラムズ監督 S・スピルバーグ製作
映画のサイト→ http://www.super8-movie.jp/




あらすじは公式サイトから手抜き転載にて。(^_^.)

1979年夏。
保安官の父と暮らす14歳の少年ジョーは、突然の事故で母親を亡くし、
心に深い悲しみを抱えていた。
ある夜、親友チャールズの8ミリ映画を手伝うために、夜中にこっそり家を抜け出して
仲間たちの所へ向かうジョー。仲間の中には密かに想いを寄せるアリスの姿もあった。
アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み、駅に到着した6人の少年たち。
列車の通過に合わせて撮影を始めると、突然、車が突っ込み大事故が発生してしまう。
あたり一面が炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、取り残された8ミリカメラが写したものは
貨物コンテナの中から強大な力で外へと出ようとする“何か”だった。
ほどなくして事故現場に到着した軍の回収部隊は、落ちていた8ミリフィルムの空箱を発見し、
極秘情報が何者かに目撃されたと知り、大捜索を開始する。
現場から逃げ帰った少年たちは、絶対誰にも言わないことを約束するが、
彼らの周りでは不可解な事件が起きはじめる。突然の停電、町中の犬が姿を消し、
車のエンジンだけが消え、9人が行方不明。平穏な町の姿が変わり始めた。
一体何が起こっているのか?
事故現場から持ち帰った白い謎のキューブが不思議な動きを始め、
全てを目撃した少年たちは、真実を探しに行くことを決断。
そこには永遠に忘れられない未知との出逢いが待っていた。

 




「スタンド・バイ・ミー」+「E.T.」のような作品で今世紀最高傑作、という前評判なのですが、
実のところ、私うつぼ、

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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これは見たことあるんですが(結構好きな作品)

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これは見たことなくて(チッチャイ頃のドリュー・バリモアを知らないという事実(-_-;))
足すといったいどんな感じ?とか思ったのですが、


10代半ばの少年たちが出てくる(←スタンド・バイ・ミー)、SF(←E.T.)作品ってことみたい。


ま、子供たちが夜中に家を抜け出してせっせと映画製作しているところはなかなか微笑ましく
それが原因で、見てはいけないものを見てしまい大変な思いをする訳ですが、
上に書いたあらすじの“何か”っていうのがイマイチピンときませんでした。

普段SF作品とか見ないからなのかどうか、よくわからないのですが、
昔昔の学生時代、友人に誘われていったコワイ映画で、

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地下室に潜むコワイ物体がナンなのか??とドキドキして見ていたら、
最後の最後に出てきた物体が「え、これ狼じゃん!」みたいなガッカリ感満載の生き物で
それまでドキドキしてた分を返してくれよ、と言いたくなったのを思い出しました。


今作でも“何か”が時折部分的に登場するのがドキドキしたのですが、
いざ全貌が分かると「ふぅーーーん、こんな感じなんだ」と思ってしまったのは、
私にファンタジー要素が足りないからなのかナンなのか、ですが、
ワタクシ的にはイマイチ感というか消化不良な感じの物体でございました。。。

おまけに、人間(というかアメリカ空軍)が原因で、人間に敵対心を持つようになった“何か”が、
主人公ジョーの言葉で我に返るというか改心するというか、人間に敵対心を持っちゃいかんと
思い直すというか、、、という場面がちょっと軽すぎるような気も。(意外とあっさりな感じで)
更に、改心した“何か”が、その直後、怒涛の勢いで宇宙船を組み立ててそれに乗り込み
シャーッと(多分)故郷の星に帰っていってしまう、、、ちょっと無理矢理な感じもしたというか。


ま、“何か”がジョーの言葉を聴いても心打たれることなく敵対心むき出しのまま
町中を破壊しまくる、というよりは救いのある終わり方だからこれはこれでよいと思いますが。




でも、最近ハリウッド大作というかこういう作品を見ないからなんでしょうか、


CGスゲー!CGスゲー!



そんな感じは全編通して感じました。 あぁ、今のCG技術って本当に凄いのね、、って。



と、「E.T.」の要素が漂う部分には物足りなさを感じたのですが、
「スタンド・バイ・ミー」といわれる部分は結構面白く鑑賞できました。

登場する少年少女たちは、不慮の事故で母親を亡くした主人公とか、
ダンナがだらしなくて母親が出ていってしまった女の子とか、
いくじなしでここぞという時にダメなヤツ、ちょっとしたパニック状態ですぐ吐く男子、
火薬マニアな男子などなど、色々設定があったりして、
それぞれの人物が物語の展開でうまく作用していくので、
このあたりは飽きずにわくわくしながら見ることが出来ました。


特に気に入ったのは脇役で火薬マニアの男子なのですが、
可愛くないし(笑)、落ち着きないし、歯の矯正してるし(アメリカにありがちな設定)で、
非常にインパクトのある役柄でした。火薬好きが後半で奏功するのも面白く。。

 

あとは、1979年の設定だからか、少年たちがノリノリに歌っていたのが、


 

ベスト・オブ・ザ・ナック

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  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1996/12/04
  • メディア: CD

マ・マ・マ・マイー・シャローナー♪でした。 思わず笑ってしまった私。



あとは、

ベリー・ベスト・オブ・ELO

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/07/20
  • メディア: CD


以前も言ったことがございますが
エロぢゃなくてELO(Electric Light Orchestra)の♪Don't Bring Me Down♪も流れて
世代的にはツボにはまる選曲でございましたね。

 




人それぞれ好みもあるので私の感想を一般的なものとしてとられちゃうとどーかなー、ですが、
私には今世紀最高傑作?と疑問符のつく作品でございました。

ただ、少年たちの生き生きとした姿、“何か”と対峙する勇気、などは見ていて
清清しい気分になれましたので、これだけでも見る価値はあるかな。

ちなみに、少年たちが撮影した映画はエンドロールで流れます。
劇中でも撮影シーンが出てくるので、それがどうやって作品になるのか楽しみでしたが、
これがなかなか面白く、場内爆笑爆笑でございました。

見に行かれる方は、エンドロールも座って鑑賞してくださいね。(^_^)



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