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「おまけつき新婚生活」を観る [映画(あ行)]

DVDで「おまけつき新婚生活」を観る。

2004年作品(原題:DUPLEX)

ダニー・デビート監督作品。

小説家のアレックス(ベン・スティラー)と出版社勤務のナンシー(ドリュー・バリモア)は、                                                                                                                                  新居にブルックリン地区のメゾネットタイプ・二世帯住宅(duplex)のアパートを見つける。                                                                                                                                      少々古い物件ながら広さも値段も2人の希望に合致し、                                                                                                                                                              2階に住む店子の老婆(アイリーン・カッセル)も高齢で先が短そうだから、                                                                                                                      今後自分達の子供が生まれたらその頃には使えるようになっているだろうと                                                        不動産屋と契約を交わして、引越ししてみると、                                                            

 老婆コネリー夫人がとんだ曲者で。

新居で子作りに励もうとする2人に嫌がらせをするかのように、                                                                                                    真夜中から朝までテレビを大音響でつけ続け、                                                                                                                               原稿〆切が迫って執筆活動に勤しむアレックスを呼び出しては、                                                                                     風呂の配管がおかしいからみてちょうだい、                                                                                                  買い物に一人で行くのは心細いから一緒に来てちょうだい、                                                    ゴミが沢山あるから捨ててちょうだい、などと細々と用事を頼み、                                                                 毎日振り回されっぱなしのアレックスは原稿執筆が進まない。                                                                                                  折角の休日も、ブラスバンドの発表会があるからと、大勢の仲間を呼んで                                                                                                      部屋を練習場に一日中楽器演奏の大きな音を立て続ける。

ナンシーは、勤務先にまで電話をかけてくる老婆のせいで仕事をチョンボし                                                                                                                                     会社をクビになってしまい、                                                                                                                                                                                                                                                                                                      家にいると原稿が書けないアレックスはスターバックスで原稿を書き上げ                                                                                                                           ほっとしたのも束の間、原稿データの入ったPCを老婆のせいでお釈迦にしてしまう。。。

散々な新居生活の2人

楽しい新婚生活を過ごす為に買ったはずの家が、老婆のせいで台無し、と、                                                     2人は老婆を追い出すべく、色々な策を講じるが。。。

                                                                                                                                                                       ベン・スティラーとドリュー・バリモアという組合せだったので借りたのですが、                                                                          2人の演技を食ってしまうくらいの勢いだったのが、

アイリーン・エッセル。

映画版「プロデューサーズ」では、                                                                                                                     マックス(ネイサン・レイン)の事務所に現れる老婆「ホールドミー・タッチミー」役で登場し、                                                                                                                                                                                                                                                                                       マックスに「言われた通りに小切手に書いたけど、今度上演するミュージカルの                                                                  作品名が“CASH(現金)”っていうのは変ね」と言いながら小切手を渡したり、                                                劇中の“Along Came Bialy”でも歌ったりと良い味を出しながら活躍しています。          

今作のコネリー夫人役では、散々ひどい嫌がらせをしているのに、                                                                                  無邪気な表情で煙に巻きながら2人の生活を壊していく様が面白い。                      

また、 老婆付のヒドイ物件を売りつけた悪徳不動産屋↓ を演じる

ハーヴェイ・ファイヤスティーンは、

バードケージ

バードケージ

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2001/10/26
  • メディア: DVD

この映画の元となったブロードウェイミュージカル

“La cage Aux Folles”でトニー賞脚本賞を受賞し、

 「Hairspray」で2003年トニー賞主演男優賞を受賞

女装ですが「男優賞」を受賞

他にもいくつかトニー賞を受賞しているブロードウェイでも有名な人ですが、

このような演技っぷりは、

映画版の伝説のお釜女優「ディヴァイン」に引けをとらず。

今回の「おまけつき新婚生活」では、少々地味目の外見でしたが、                                                         裏に何か隠しているような存在は、アイリーン・エッセル同様、重要な存在であり、                                                                                                                                                                                                 そのせいで主役2人の目立ち方が控え目になってしまった感もあるものの、                                                ブラックユーモアの利いた展開と、思わず笑ってしまう最後のオチも合わせて                                    非常に楽しく観られる映画でありました。 


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ikkoy

ベン・スティラーは、顔を見るだけで笑ってしまいます。きっといい役者さんなのでしょう。そういえばジム・ケリーも、昔はそうでしたが、パワーが無くなってきたような。
by ikkoy (2006-06-03 13:55) 

うつぼ

ikkoyさん、nice!&コメントありがとうございます。
ベン・スティラーはここ数年で注目した俳優さんでこれからも注目しようと思っているのですが、ジム・キャリーは顔のつくりから(ちょっと濃い目の顔ですよね)実は何も出演作品を観たことがありません。ikkoyさんのお勧め作品などありますでしょうか??
by うつぼ (2006-06-04 23:57) 

ikkoy

 私は、初期の「エース・ベンチュラ」や爆発的にヒットしだした頃の「ダム&ダマー」や「マスク」までがお勧めです。キャラが濃いので、演出が難しい俳優のような気がします。
by ikkoy (2006-06-05 23:51) 

うつぼ

ikkoyさん、情報ありがとうございます。
「マスク」の緑顔を予告編で観て以来、避けていたというか敬遠していたというか(同じ意味ですね)なので、食わず嫌いせず観てみようかな、という気がしてまいりました。
by うつぼ (2006-06-06 20:39) 

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