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お江戸日本橋亭で「トンデモ落語の会」② [落語・お笑い]

うだうだ書いておりますが、つづき。
(シリーズものなので、落語記事が2つ続いてしまいますが我慢して読んでね!)




白鳥さんの「さだまさし」、ブラックさんの「ファンタジードール」、
鯉朝さんの「××××(自主規制)」に驚きながらの前半が終了し、仲入り、、
になったかと思ったら、私服姿の談之助さんが登場し、
「談志が亡くなっても物販はやります!」と言って、本やらCDやらの販売。
同人誌(談之助さんが作っている談志さんの写真などが掲載されている小冊子)が300円で、
これが常連のお客さんの間では大人気らしく大行列。。。早々に売り切れていました。

へぇぇ、、仲入りで物販。。確かに他の落語会では見たことがないのでびっくり。

馬るこ.jpg で、仲入り後は、鈴々舎馬るこさん。

(馬るこさんのサイト)→ http://reireisyamaruko.blog.players.tv/

鈴々舎馬風さんの御弟子さんで、最近存在を知って今回の落語会で初めて聞いたのですが、

「初めて見るのは、普通の落語会にしておけばよかったかな」

この落語会の序盤の様子に、そんな気持ちになっておりました。(^_^.)


で、馬るこさんの師匠の馬風さんにも思い出があって。


私が初めて生で観た落語家、といえば、小学生の頃。
当時近所(といっても電車で4つ乗ったところ)では一番大きなスーパーにやってきたのが
鈴々舎馬風さんでした。

(一応、馬風さんもwikipediaで)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E3%80%85%E8%88%8E%E9%A6%AC%E9%A2%A8

落語をやったのか何をしゃべったのかは全然記憶がなく、
(一緒に来ていた紙切り芸のオジサンの素晴らしいハサミさばきは覚えてるんだけど)
あの独特の風貌(ガマが◎るみたいな感じ)だけが脳裏に残ったまま、
寄席で落語を聞くこともなく40年近くが過ぎ。。。

ツイッタで落語家さんを手当たり次第に検索して
楽しそうな方をフォローさせてもらった中の一人が馬るこさん。
私がフォローしたらすぐフォロー返ししてくださったので、「この人はいい人だ」と決めつけ(笑)
落語会スケジュールやら動画をチェックして今回の落語会に申し込みました。

と、前置きが長くなりましたが、もう一つ。
馬るこさんが東日本大震災の仮設住宅を中心に落語会を行うというのを知り、
この落語会に行く前に私も参加したのですが、

(こちら)→ https://readyfor.jp/projects/demaerakugo

こういう姿勢にも好感が持てました。


肝心のネタですが、師匠にOKをもらって「ネタおろし」となるそうなのですが、
まだ師匠のOKをもらってないので「もどき」とか「改」としてください、と言いながら
話したネタが「鮑のし・改」。

(あらすじ)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AE%91%E3%81%AE%E3%81%97

大家の倅の婚礼祝いに尾頭付の鯛を持っていこうとするものの高くて買えず、
鮑を持って行くと「鮑の片思い」で縁起が悪い」と突き返される噺です。

どこか「・改」となるかというと、
かつてト◎コ風呂と呼ばれた泡の国とか、
チャン・グンソク、パク・ヨンハなどの韓国スターをオカズに・・・とか、
ますおさん、とあなごさんが、・・・とか、まあ、下ネタが出てきた後に、
大家さんが、アワビのカルトクイズを鮑を持ってきた甚兵衛さんに出すのですが、
だんだんエロくなっていったり、、、なんて感じで。 もう、、、爆笑。(笑)

師匠が許可したらこのまま寄席にかける、、のかしら。
でも、すんごい面白いネタでした。(^_^)


で、最後に登場したのが、仲入りで物販をしていた談之助さん。
蛍光色(ピンク)の羽織で登場したので、寿輔師匠以外にもこんな人がいるのか!と驚いたら
普段は、談之助.jpgこういうキャラクターつきが多いらしいです。(笑)


ネタは昨年の震災と原発ネタ、、でしたが、ちょっと合わなかったかなあ。。。

客席に同意を求めるように、右手を前に出して床を何度もたたく仕草が気になって。。。
ま、こういうネタで笑う人もいるので何とも言いづらいのですが、
鯉朝さん同様、、、どうしてもどこか引っかかってしまいがちなネタなので
トンデモ落語といっても、ちょっと笑えなかった私でした。。。


とはいえ、ブラックさんの超下ネタに、馬るこさんのエロネタと
白鳥さんが超ノーマルに思えるくらいの衝撃もあったりして、
できたらまた参戦してみたいな、と思った、トンデモ落語の会、でありました。(^_^)


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