SSブログ

新春談笑ショー’12で「時そば」 [落語・お笑い]

もうちょっと頑張って続けます、呑み記事と落語記事の交互アップ。


 

昨年に続き、今年も談笑さんの「新春談笑ショー」に参戦いたしました。
(今頃新春の話なんて書くなよ、って突っ込みは一切聞こえません!!)

新春談笑ショー.jpeg こちらね。

(ご参考まで、昨年の記事)→  http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2011-01-13




昨年が13時だか14時からだったのでそのつもりでチケットを買って
そのまま手帳に挟んでおいて開演時刻などすっかり忘れてチケットを確認した公演前日。

あれー、開演19:30って書いてある。。

なんでそんなに遅いのー? 中野って遠いんですけどー。。。

土曜日、遠方でそんな遅くから落語かあ、と思いながら中野zeroホールへ。
(時間がたっぷりあったので、西武線というか中井をぶらぶらした次第です)

今回は前から5列目のちょっと左寄り。
早めに気づいて購入したのでなかなか良い席です。(^_^)




19:30開演。(落語会は時間きっちり始まるのがいいですね)

開口一番で登場したのは、談笑さんのお弟子さんの吉笑さん。

(吉笑さんのブログ)→ http://tatekawakisshou.seesaa.net/

噺は「狸の恩返しすぎ」。

しすぎ、って一体??と思ったら、「狸の札」の改作、みたいです。
命を助けられた狸が礼にやって来たので、札に化けさせて借金を払う噺なのですが、
もういい、と言われても何度も何度も恩返しにやってくる、、という噺への改作。
恩返し、、いつまで続くのかしら、ちょっとしつこいかも、なんて思いましたが
なかなか聞いていて嫌味のない、さらっとした感じの喋り口は好感持てました。

で、続いて登場したのが、
だるま食堂.jpg だるま食堂さん
(彼女たちのサイト)→  http://darumashokudou.com/

もう見た目のインパクトが凄くて(初めて観ました)ひたすら吃驚。(@_@)
胸とお尻にかなり詰め物をしてデフォルメしているのですが、
女による女装」という表現に思わず爆笑してしまいました。
短いコントを次々と繰り広げるのですが、クスッと笑ったり爆笑したり。

ワタクシ的にはマンボ№5のリズムで歌う

 「あ・か・さ・た・な!

    は・ま・や・ら・わ! 

                んっ!」

ってのが一番ツボにはまりました。

(Youtubeで発見)


実際見るともっとおかしくて笑えます。やっぱりライブで観るのが一番ですね。
これからもちょくちょく見にいきたい。。。



と、物凄いインパクトのだるま食堂さんの余韻が残る中、登場したのが談笑さん。


昨年亡くなった師匠(談志)の話をした後のネタは「堀の内」。
そそっかしい男が堀の内の御祖師様に御参りに行こうとする話。

(念の為、簡単なあらすじ)→ http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-148.html


この男、家を出る段階から、本当にそそっかしいのですが、
風呂敷だと思って首に巻いたのが女房の腰巻、
風呂敷で包んだと思っていたお弁当は良く観ると枕、
賽銭を入れようと財布を出したら、賽銭が手元に残って財布ごと賽銭箱へ。。
おまけに聞いた端から忘れていくので、道を聞いても進めなかったり、
着いたと思ったら相撲部屋だったり立正◎成会だったり。。で、東京中をぐるぐる。。

なんて感じで非常にテンポよく、ずっと笑いながら聞いておりました。
今までなんどか聞いたことのある噺ですが、談笑さんが一番面白かったかな。



ここで仲入り。。。。。



仲入り後は、スタンダップ・コメディの松元ヒロさん。

(松元ヒロさんのサイト)→ http://www.winterdesign.net/hiropon/

原発や民主党についてかなり過激にマシンガントーク。
内容は、、とてもブログには書けません。。(ーー;)
原発がそんなに安全っていうなら都内の某所に作ればいい、って話なんて、
聞いていてヒヤヒヤしましたし。。
(某所がどこか、、皆様のご想像にお任せします)


こういう落語会の一部で聴く分には問題ないのですが、
トークショーでずっと聞くとなると私にはきついかな、、って感じです。ゴメンナサイ。



で、再び談笑さんが登場して鉄分たっぷりの息子さんの話をひとしきり。
(子供なんで「子鉄」と呼んでました)

ネタは「時そば」。これは私も寄席などでよく聞く噺です。

(一応wikipeia)→  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E3%81%9D%E3%81%B0

夜鳴き蕎麦の屋台で、褒めまくりながら一文ごまかして勘定した男を見て
自分も同じように振舞って一文ごまかそうとするんだけど、、、って噺ですが、
談笑さんらしく笑いのツボが満載でした。

中野駅北口ロータリーに実在する立ち食い蕎麦屋を引き合いに出したり
(まずい店として実名を挙げていて、CD化もされているそうです。。。(^_^.))
ちくわ、、、が出てくる場面で、某小三治師匠の演出はどう思う??なんて言ったり。

昨年の「イラサリマケー(「居酒屋」の改作)」に比べるとマイルドですが、
古典の中に談笑さんらしさが詰まっていて、大爆笑でございました。

同じ噺でも演じ手と聞き手の相性があると思うのですが、
(バリバリきちんとした古典が好きって人もいらっしゃるでしょうし)
私の場合、古典を古典らしく、でも演じ手らしさをふんだんに盛り込んで、
というタイプが好きなので、談笑さんの落語は改作も古典そのままでも楽しいです。

という訳で、中野まで遠出した甲斐あり、の新春談笑ショー'12でありました。


nice!(6)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い