映画「掘る女 縄文人の落とし物」を観る [映画(は行)]
予告編で気になっていた作品、田端のチュプキさんで鑑賞しました。
内容は映画.comさんより。
縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを記録したドキュメンタリー。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が2021年7月に世界文化遺産に登録され、
再評価が進む縄文文化。
約1万6000年~3000年前に作られた奇妙なデザインの土器や、
どこかかわいげのある土偶たちの謎は、現代に生きる多くの人々をひきつける。
その発掘に魅せられた女性たちにスポットを当て、
「≒草間彌生 わたし大好き」「氷の花火 山口小夜子」などの
ドキュメンタリー映画監督・松本貴子が3年間にわたって取材を敢行。
男性優位の考古学会において、発掘現場で汗だくになりながら夢中で地面を掘る
女性たちの生き生きとした姿を追う。
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縄文時代って楽しい
縄文土器について最初に知ったのは、小学校低学年の頃。
婆1号が実家エリア(千葉県佐倉市)で縄文土器の発掘バイトをしていたのですが、
夏場の暑い時期にもかかわらず毎日楽しそうに出かけ(色白なのに日焼けで真っ赤)
土器の破片を発掘した日にはそれこそテンション上げ上げだったのを覚えています。
その後、今度は発掘した土器の破片などを修復する作業に移行して、当然ですが
指導を受けながらの作業でしたが、それがまた楽しくて楽しくて仕方なく、
半年くらいでそのバイトが終了した時の落胆ぶりは相当なものでした。
おそらく、そんなバイトがなければ縄文土器には全く興味がなかった婆1号が
それほど惹かれてしまう魅力があるのだなと思いましたが、その後、社会の授業で
縄文時代について学んだ時、その後の弥生時代やそれ以降の時代よりも
どこか縄文時代が好きな自分がおりました。
過去のブログ記事を紐解いても、
(三内丸山遺跡とか)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2012-09-16-2
(青森県立郷土館とか)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2012-09-17-5
(国立歴史民俗博物館とか)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2014-01-19
縄文時代の土器とか見るとなんだか楽しくなる自分がおります。
特に、遮光器土偶が好き。(笑)
フレンドリーな雰囲気が好き
(イラストはフリー素材を使ってます)
マニアではありませんが、そんな感じで縄文時代というと楽しさが増し、
今回登場した3人の女性を見てもそのマニアックさが理解できるような、
自分はそこまで突き詰めるほどの根性と気力体力はありませんが、
彼女たちの姿を観ていてワクワクしている自分がおりました。
映画に登場する6人の女性、登場する順番で書きますと、
長野県星糞峠の遺跡発掘現場(黒曜石がたくさん)で働く調査員の大竹幸恵さん。
30年間同じ現場に通い続けてきて調査を続け、定年を迎えたころに調査終了、
その後も発掘現場だったところに作られた博物館で働いています。
(時折博物館の送迎バスの運転も行っているそうです)
2人目が岩手県北玉川遺跡で道路工事前に発掘調査を行う調査員の八木勝枝さん。
作業員(漁師の奥さん多め)と楽しく発掘調査している様子が見ていて楽しく、
自分が発掘した土偶の中でもお気に入りを紹介してくれる姿が可愛らしいアラサー。
3人目は、神奈川県の稲荷木遺跡で作業員として働く池田由美子さん。
求人チラシで応募して始めた発掘作業、ビギナーズラックで発掘してからはまり、
その後20年以上発掘作業を行っているベテランですが、興味のなかった世界にはまる、
その気持ち、縄文土器がきっかけなら尚更だろうな、と思いました。
4人目、5人目は発掘した合掌土偶がその後国宝になった、山内良子さんと林崎恵子さん。
6人目は栃木県の中根八幡遺跡で発掘を行う大学院生の伊沢加奈子さん。
亡くなった子供を埋葬するための甕を見つけてキラキラした目で丁寧に掘り進める姿、
婆1号もこんな感じで楽しそうに掘っていたのかな、なんて想像しました。
終演後に、監督の松本貴子さんによるトークショーが開催され、
何も知らずに見に来た私もラッキー!という気分で参加しました。
私よりちょっとお姉さんの松本監督
監督自身は考古学が好きということもなく、もともと渦巻き模様が好きで、
縄文土器にも描かれている渦巻き模様に興味を持って数少ない調査員の女性を
探して撮影させてほしいと依頼したそうです。
その依頼もアポなしだったりかなり体当たり的な感じだったりしたようですが
20代から60代までの女性が発掘にかかわる姿を描いているのは観ている私も
なんだか楽しく(実際の調査現場はきついだろうと思いますが)、
発掘されたものから推測される縄文人たちの生活ぶり(アニメ)も興味深く
作業員として働く機会があったらやってみたい気持ちになった、
「掘る女 縄文人の落とし物」でありました。
内容は映画.comさんより。
縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを記録したドキュメンタリー。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が2021年7月に世界文化遺産に登録され、
再評価が進む縄文文化。
約1万6000年~3000年前に作られた奇妙なデザインの土器や、
どこかかわいげのある土偶たちの謎は、現代に生きる多くの人々をひきつける。
その発掘に魅せられた女性たちにスポットを当て、
「≒草間彌生 わたし大好き」「氷の花火 山口小夜子」などの
ドキュメンタリー映画監督・松本貴子が3年間にわたって取材を敢行。
男性優位の考古学会において、発掘現場で汗だくになりながら夢中で地面を掘る
女性たちの生き生きとした姿を追う。
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縄文時代って楽しい
縄文土器について最初に知ったのは、小学校低学年の頃。
婆1号が実家エリア(千葉県佐倉市)で縄文土器の発掘バイトをしていたのですが、
夏場の暑い時期にもかかわらず毎日楽しそうに出かけ(色白なのに日焼けで真っ赤)
土器の破片を発掘した日にはそれこそテンション上げ上げだったのを覚えています。
その後、今度は発掘した土器の破片などを修復する作業に移行して、当然ですが
指導を受けながらの作業でしたが、それがまた楽しくて楽しくて仕方なく、
半年くらいでそのバイトが終了した時の落胆ぶりは相当なものでした。
おそらく、そんなバイトがなければ縄文土器には全く興味がなかった婆1号が
それほど惹かれてしまう魅力があるのだなと思いましたが、その後、社会の授業で
縄文時代について学んだ時、その後の弥生時代やそれ以降の時代よりも
どこか縄文時代が好きな自分がおりました。
過去のブログ記事を紐解いても、
(三内丸山遺跡とか)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2012-09-16-2
(青森県立郷土館とか)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2012-09-17-5
(国立歴史民俗博物館とか)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2014-01-19
縄文時代の土器とか見るとなんだか楽しくなる自分がおります。
特に、遮光器土偶が好き。(笑)
フレンドリーな雰囲気が好き
(イラストはフリー素材を使ってます)
マニアではありませんが、そんな感じで縄文時代というと楽しさが増し、
今回登場した3人の女性を見てもそのマニアックさが理解できるような、
自分はそこまで突き詰めるほどの根性と気力体力はありませんが、
彼女たちの姿を観ていてワクワクしている自分がおりました。
映画に登場する6人の女性、登場する順番で書きますと、
長野県星糞峠の遺跡発掘現場(黒曜石がたくさん)で働く調査員の大竹幸恵さん。
30年間同じ現場に通い続けてきて調査を続け、定年を迎えたころに調査終了、
その後も発掘現場だったところに作られた博物館で働いています。
(時折博物館の送迎バスの運転も行っているそうです)
2人目が岩手県北玉川遺跡で道路工事前に発掘調査を行う調査員の八木勝枝さん。
作業員(漁師の奥さん多め)と楽しく発掘調査している様子が見ていて楽しく、
自分が発掘した土偶の中でもお気に入りを紹介してくれる姿が可愛らしいアラサー。
3人目は、神奈川県の稲荷木遺跡で作業員として働く池田由美子さん。
求人チラシで応募して始めた発掘作業、ビギナーズラックで発掘してからはまり、
その後20年以上発掘作業を行っているベテランですが、興味のなかった世界にはまる、
その気持ち、縄文土器がきっかけなら尚更だろうな、と思いました。
4人目、5人目は発掘した合掌土偶がその後国宝になった、山内良子さんと林崎恵子さん。
6人目は栃木県の中根八幡遺跡で発掘を行う大学院生の伊沢加奈子さん。
亡くなった子供を埋葬するための甕を見つけてキラキラした目で丁寧に掘り進める姿、
婆1号もこんな感じで楽しそうに掘っていたのかな、なんて想像しました。
終演後に、監督の松本貴子さんによるトークショーが開催され、
何も知らずに見に来た私もラッキー!という気分で参加しました。
私よりちょっとお姉さんの松本監督
監督自身は考古学が好きということもなく、もともと渦巻き模様が好きで、
縄文土器にも描かれている渦巻き模様に興味を持って数少ない調査員の女性を
探して撮影させてほしいと依頼したそうです。
その依頼もアポなしだったりかなり体当たり的な感じだったりしたようですが
20代から60代までの女性が発掘にかかわる姿を描いているのは観ている私も
なんだか楽しく(実際の調査現場はきついだろうと思いますが)、
発掘されたものから推測される縄文人たちの生活ぶり(アニメ)も興味深く
作業員として働く機会があったらやってみたい気持ちになった、
「掘る女 縄文人の落とし物」でありました。