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映画「ソローキンの見た桜」を観る [映画(さ行)]

久しぶりに角川シネマに行って観た作品です。

ソローキン.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

日露戦争時代、
ゆい(阿部純子)は負傷した捕虜のロシア人将校ソローキン(ロデオン・ガリュチェンコ)の
看護をすることになる。愛媛県松山市に建てられた捕虜収容所では条約に従って、
ロシア兵捕虜たちには比較的自由が与えられていた。
ゆいの弟は戦争で命を落としたため彼女はソローキンを憎んでいたが、
やがて心惹(ひ)かれるようになる。




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(:_;)(:_;)(:_;)


おばさん(うつぼ、50代)、涙腺決壊。


映画サイトのレビューを見ると演出がダメとか、音楽が大仰とか、
俳優さんの演技がダメとか、低評価のものと高評価が混在しているのですが、
観る年代で受け止め方が違うのかもしれませんね。

おそらく、低予算の中で作られたのかなと思ったのは画質の荒さ。
でも、映画が進んでいくにつれ気にならなくなりました。

日露戦争の時代、ロシア人の捕虜が松山に収容されていたこと、
一流の大国として世界に認められたい日本がハーグ条約を守って
ロシア人捕虜の人権を守っていたことなど、初めて知った次第です。

ロシア軍に弟を殺されたゆいが複雑な気持ちを持ちながら
看護師に志願してロシア兵の看病をする姿、
商売が立ち行かなくなってゆいを銀行家と結婚させて
引き換えに資金援助してもらおうとする父(六平さん好演)に
反抗できず、結婚を断れないままソローキンが好きになるゆい。。

冒頭の現代から、ゆいの時代(100年位前)に戻って、
ゆいとソローキンが知り合って一緒にロシアに戻る、、、
でも、一緒に戻ったら孫が松山にいるわけないし、
いったいなぜ、と思ったらまさかの展開に涙腺決壊いたしました。

スクリーンに映し出される桜[桜]が本当に美しいです。

これでもかと空撮される松山城と桜、若干多すぎかな(笑)と思いましたが、
桜を見て日本人で、日本に住んでいて桜を美しいと思える自分でよかった、、
最後は話以上に桜満開の風景に感激しておりました。

ゆいを演じていた阿部純子さんが現代の場面だとあまりピンとこなかったのですが、
時をさかのぼってからの姿はぴったりはまっていて映画に引きこまれました。

ま、斎藤工はなぜここにいるんだろうって感じだったけれど。(-_-;)

特に事前予習せず見た映画ですが、敵兵の捕虜に複雑な思いながらも
丁寧に接するゆいや松山の人たち、そして一面の桜を見て
久しぶりに愛媛に行きたくなった「ソローキンの見た桜」でありました。









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