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映画「ブルーに生まれついて」を観る [映画(は行)]

イーサン・ホーク主演作品という理由だけで借りました。

ブルーに生まれついて [DVD]

ブルーに生まれついて [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

1950年代、黒人のアーティストたちが中心だったモダンジャズ界へと飛び込んだ、
白人のトランペッターでボーカリストのチェット・ベイカー(イーサン・ホーク)。
優しい歌声と甘いマスクで人気を博した彼は、
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などの名曲を放つ。
しかし、ドラッグに溺れて破滅的な生活を送るようになる。
そんな中、自身の人生を追い掛けた映画への出演を機にある女性と遭遇。
彼女を支えにして、再起を図ろうとする彼だったが……。





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実在の人物を描いているので良し悪しをいうのもなんですが、
アーティストは繊細で、それ故にドラッグに溺れてしまうことがあるにしても、
あまりにも破綻した人生を送った人なんだなあ、と思ったのが正直な感想です。

チェット・ベイカーは名前は知っていたものの、
どんな顔をしてどういう演奏をしていたのか、全然知らずに見ましたが、
wikiを読むとまあ大変だったんだろうな、って思いました。

(ねんのためwiki)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%BC


実在のミュージシャンなどを描いた映画で、酒、ドラッグい溺れていくのは
チェット・ベイカーだけではないんだなというのは知っていますが、
実際にこうもなると、周りにいる人は大変だろうなと同情します。

今作でも、恋人が主人公をどん底から立ち上がらせようとするのですが、
うまくいきそうなところでやっぱりドラッグを断ち切れない、
そんなところで映画は終わり、彼がその後ヨーロッパに移り住み、、
みたいなその後について字幕で説明があるのですが、
他人の人生ながらなんだか切ない気持ちで見終わりました。

実在の人物を描く映画だと似ている似ていない、みたいな批評もよく聞きますが、
今作は本人の写真と比べると似ていないものの、
彼の人生を描く作品を演じたのがイーサン・ホークだったからこそ、
映画として厚みが出たような印象でした。

白人だからと、マイルス・デイビスなどから嫌われて、というのも、
そういう時代だったのかもしれませんが、ドラッグが原因で、
顎を砕かれるほどの大けがを負いながら再起をかけながら、
挫折していく姿は観ていて残念でしたが、
久しぶりにイーサン・ホークの好演を観られて満足の
「ブルーに生まれついて」でありました。


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