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映画「人生は、時々晴れ」を観る [映画(さ行)]

ティモシー・スポール出演作品で検索して見つけた映画です。

 

人生は、時々晴れ [DVD]

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あらすじはYahoo!映画さんより。


タクシー運転手のフィルは、
スーパーで働く妻ペニー、老人ホームに勤める娘レイチェル、

そして無職の息子ローリーの一家4人で、ロンドンの集合住宅に住み、
質素な生活を送っている。

娘は決して心を開こうとはせず、息子は反抗的な態度を崩さない。
結婚生活の長い妻とも深い溝を感じてしまう今日この頃。
すっかり、家族らしい会話もなくなっていた。
それはフィルの家族だけではない。

同じ集合住宅に住むフィルの同僚やペニーの同僚もやはり家庭内に問題を抱えていた。
そんなある日、予想もしない悲劇がフィルの一家を襲う…。




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イギリスというと、階級社会というか、格差が厳然としてあるイメージですが、
今作は労働者階級をリアルに描いているのかと思いました。
(実際自分がイギリスで生活したことはないので言い切れない部分もありますが)

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以前見たこのイギリス映画も、社会的弱者と言われる人たちを描いていて、
イギリスの一端を観たような気持ちなりましたが、
今作も余裕のない家族が3組登場し、それぞれがそれぞれの事情を抱えながら、
日々何とか暮らしている様子が描かれます。

ティモシー・スポール演じるフィルの家族は、収入の少ないフィルのために、
奥さんがスーパーでバイト、息子は二―トで親に反発してばかり、
(息子を演じていたのが大好きなジェームズ・コーデンでビックリ(@_@))
娘は働いているものの他人には心を開こうとしない一家。

同じ団地に住むもう一組は、母子家庭、母はしっかりしている一方で、
娘は男と遊びまわってばかり、ダメ恋人と予想もしていない妊娠。

もう一組は、事故ばかり起こすタクシー運転手の父、アル中の母、
仕事もせずぶらついてばかりの娘。

この3組が日常生活の中で接点を持ちながら話が展開していき、
それぞれの家族に色々な問題が起きて、それが良い方向に向かうこともなく、
まあまあのところで落ち着くかなという家族もあり、
あの家族、その後どうなっちゃうんだろうという展開もあり。。。

どの家族も身勝手な人ばかりに見えるのですが、
心を開こうとしない娘が家族を立て直そうとする姿を観ていたら、
その人物にもどこか共感できるというか(嫌悪感を感じる人物が少ない)
予定調和的な展開にもならないので、逆に見ていてジンとくる場面もありました。

何もかも恵まれて幸せなんてことは自分も含めてないものの、
辛いこと苦しいことからは逃れたいと思うのは誰しもそうではないかと思います。

原題は“All or Nothing”。
それより、この邦題の方が見ていてしっくりきました。

全か無か、というよりは、人生はいつも晴れということはないけれど、
曇りばかり、雨ばかり、ということもない、時々晴れるから幸せを感じるのかな、
そんなことを考えながら観られた「人生は、時々晴れ」でありました。






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