ミュージカル「シスターアクト~天使にラブ・ソングを」を観る [舞台・ミュージカル]
四国旅を書き終えたのですが、NY旅行記に戻る前に(もうみんな覚えてないでしょ(笑))
違う記事を。。。
メガネヒヨコさんにお誘いいただき、帝劇までミュージカルを観に行きました。
って、観たのは6月初旬。 相変わらず後手後手の記事でございます。
アップした今頃は東京から他の都市へ移動して公演しているはず。。。。。
で、この作品、
この作品のミュージカル化で、私もブロードウェイで二回鑑賞しております。
(そのときの記事)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2012-05-14-7
日本語版、動画を探したのですが、よいものがなく、、、こんな感じで。
日本でミュージカルというと主役や準主役がダブル、トリプルキャストで、
ファンの方はお目当ての方が出るときに劇場に足を運ぶ、、なんて感じのようですが、
今回は森公美子さんが主役のデロリスを演じている回に行ってまいりました。
一番印象深かったのは。
鳳蘭。
私の中では、
ベルサイユのばら 全5巻セット (集英社文庫(コミック版))
- 作者: 池田 理代子
- 出版社/メーカー: 集英社
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- メディア: 文庫
フェルゼン。
なのですが、小学生の頃、毎週日曜早朝に30分放送されていた「OH!宝塚」って番組を
観ていて、フェルゼンを演じる鳳蘭さんにわくわくした記憶が未だに濃厚に残っております。
とはいえ、舞台を観るのは初めて。
B席で2階後方席だったので、表情を細かく観ることはできませんでしたが、
歌い方とかもう私の中では宝塚の世界で、鳳蘭さんが出てくる度、萌えてました。
って書くと他は観てないのか、となりますが、観ております。(笑)
日本語版のミュージカルは過去にも片手で足りるくらいしか観ていないのですが、
どうしても歌詞の和訳で意味がずれてしまったり、旋律に言葉が乗りきれてない感もあったり、
そんな違和感みたいなものはありましたが、これはある程度は致し方ないのかもしれませんね。
森公美子さんは、あの体型を逆手にとるような演出も入っていてなかなか楽しく見られました。
元々オペラ歌手ということで歌は当然ウマカッタし。
見習い修道女を演じていたのが宮沢喜一元首相のお孫さんということでしたが、
これまた非常に歌がうまくてビックリ。(^_^)
ちょっと残念だったのは、マフィアのボス、カーティスの手下3人がちょっとイケメン過ぎたことかな。
ブロードウェイ版
アメリカらしく、アフリカ系、ラテン系、白人(デブ)というバラエティに富んだ感じでしたが、
今回はとりあえず訛っていたりで色分けしていたもののちょっと中途半端な感じもあり。。。
特に白人(デブ)の役の人がスリムで長身でキレイ過ぎて残念。
もう少し汚い感じがよかったのですが(笑)このあたりは役者さんの層の厚さの違いもあるのかな。
この白人デブ、とか書くと失礼なのですが、John Treacy Eganという方です。
このミュージカルで主役も演じていた人なので実力派なのですが、
このイメージがあったので、今回のキレイ過ぎる役者さんには物足りなさも。。
(キレイで物足りないってのも贅沢ですけどね(笑))
ブロードウェイだと色々な人種、年齢、体型、、どんな条件でも該当する役者さんがたくさんいて
よくこれだけ集められるなあ、って思うくらいなのですが、
日本ではそこまではムリなので、ある程度は仕方ないのかもしれませんが。。。。
メガネヒヨコさんと話したのですが、日本は期間限定なので、
どうしても有名どころを主役、準主役に据える傾向にあるのが残念ですよね。
今回の森公美子さんは満足なので、有名どころ云々がいけないとは言えないのですが、
これまで群舞のスウィングで踊って歌っていた人達が上にのしあがれるような、
そういう下剋上的なことが起きるともっと日本のミュージカルも活気が出るような、、、気がします。
と色々書きましたが、個人的には森公美子さんのデロリスには大満足。
それ以上に鳳蘭さんの凛とした歌と演技に「フェルゼン。。。。。。」と妄想も出来て
楽しめた「シスターアクト~天使にラブ・ソングを」でありました。