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京都旅行記2023Ⅱ~細辻伊兵衛美術館編②~ [日本の旅(京都)]

化け猫やガイコツ、意地悪獏などを観た後も妖怪が続きます。
IMG_7764.JPG今度はタコ
「玉取り伝説」(昭和8年 十世細辻伊兵衛作)
説明を読んだら主役はタコではなく、真ん中にいた海女でした。(^^;

腰にまとう赤い布は浮世絵では海女の特徴です。
本絵は香川県に伝わる「玉取伝説」を描いたもの。
1400年ほど前の天智天皇の時代、志度浦に住まう海女が夫・藤原不比等のために
龍神に奪われた面向不背の玉を取り戻しに海に出ました。
龍神や大蛸などと戦い、玉を不比等の元へ届けたところで息絶えてしまう悲しい物語。
歌川国芳がこの「玉取り伝説」をテーマにした浮世絵を数点描いていますが、
いずれもやはり龍と蛸と、鯛のような魚が登場しています。
本絵はそこからインスピレーションを得たものと思われます。

国芳の絵ってどんな感じかなあとネット検索してみたのですが、
(こんな感じ)https://www.yamada-shoten.com/onlinestore/detail.php?item_id=49577
展示してあった絵はちょっと優しい感じがしますね。
IMG_7766.JPGIMG_7768.JPG大津絵?
私自身は数年前にその存在を知った大津絵ですが、
東海道五十三次の大津宿でお土産として製作された絵でどこか愛らしい感じがします。
上左は「鬼の念仏」。
胸に鉦を持ち、左に奉加(賀)帳、右手に撞木を持ち、背中には唐傘を、
角が片方折れた姿で
描かれることが多い。奉加帳は寄進者の名前などを記す帳面。
つまりこの鬼は僧侶のフリを
して寺社修繕のための寄付を募っているわけですが、
実は人々を騙して集めたお金を自分の
ものにしようとしている悪い人間。
慈悲がないのに形だけ良いことをしている「偽善者」で
あるとの風刺画です。
この絵を壁に貼っておくと、子供の夜泣きがなおるとも言われています。


そんなセールストークで大津宿で販売されていた絵なのかあ。
今回の説明を見てクスっとわらってしまったのですが、今の時代にもこういう詐欺、いるなあ、
と思いながら観ました。

上右は「雷公の太鼓釣」。(昭和4年 十世細辻伊兵衛作)
大津絵で描かれるテーマのひとつ。
雷の轟音を出す大切な太鼓を水面に落としてしまった雷神が、懸命にそれを釣りあげようと
しています。「その道に優れた達人にも過ちはある」という風刺画であり、雷除けの護符と
しても用いられています。

太鼓を拾おうとする雷様の必死な表情に思わず笑ってしまう作品です。

IMG_7770.JPGIMG_7772.JPGIMG_7777.JPG
上左「地獄の閻魔大王」
上中「閻魔の鏡」
上右「払子達磨」

閻魔様シリーズは大津絵からアイデアを得た作品のようですが、
右の絵は、煩悩を払うための払子が9年間(達磨大師が坐禅を組んだ年月)
使用された後、妖怪(付喪神)払子守なったという言い伝えから、
その様子を描いたと言われているそうです。
IMG_7779.JPGIMG_7781.JPG
上左「彩る人魚」 上右「大入道」
大入道はろくろ首の妖怪、という説明に、
小学生の頃に流行った首ちょんぱをふと思い出しました。
密林で売っていてびっくりしましたが、今の時代にこんなネーミング、NGでしょうね。

水木しげる先生と違う妖怪ワールドを楽しんだ後2階に上がると、
IMG_7785.JPGIMG_7783.JPGショップ
IMG_7786.JPG2階にも展示がありました
IMG_7787.JPGIMG_7790.JPG
IMG_7794.JPG2階にも妖怪がいろいろいました
IMG_7784.JPGショップに飾られていた手ぬぐい
左から2番と同じデザインのものがチケットとしてもらえるのですが、
IMG_7797.JPGこれで細辻伊兵衛
家でも使っていますがなんだかオシャレな手ぬぐいをいただいた上に
妖怪ワールドまで観られて英世1人というのは、京都の伝統文化を垣間見る、
というには気軽に訪れられる場所だと思います。(^-^)
IMG_7799.JPG楽しめました!
美術館を出た後、美術館の向かいにあった
IMG_7804.JPGファイブラン
というパン屋さんで朝ごはん用のパンを調達したら、今回の宿に向かいます。


(つづく)



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京都旅行記2023Ⅱ~細辻伊兵衛美術館編①~ [日本の旅(京都)]

京セラ美術館でのルーヴル展は写真撮影禁止だったため実に淡泊な記事になりましたが
次の美術館は写真が撮れたので沢山ご紹介できます。(^-^)

地下鉄で烏丸御池駅で下車して歩いて
IMG_7736.JPGオシャレ餃子の王将の前を通って進むと、
駅から5分弱くらいのところにあるのが、
IMG_7737.JPGこのビル
IMG_7738.JPG細辻伊兵衛美術館
(ホームページ)https://hosotsuji-ihee-museum.com/

創業400年の綿布商・永楽屋の当主、細辻伊兵衛の名前を冠した美術館、
昨年オープンしたそうです。
記事を書く段になって細辻伊兵衛で調べてみたら、
(wiki)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E5%9B%9B%E4%B8%96_%E7%B4%B0%E8%BE%BB%E4%BC%8A%E5%85%B5%E8%A1%9B
現在の当主は14代、12代の娘婿で当時債務超過だった会社を立て直した方で
長らくの商売で気づいたノウハウや商品をうまくいかしたビジネス展開を
行っているとのことでこの美術館もその一環としてオープンされたのかなと思います。IMG_7739.JPG訪問時は妖怪展開催中
入館料は1000円ですが、チケットは手ぬぐい。
細辻伊兵衛の名前を立花文穂さんによるタイポグラフィーでデザインされたもので、
こんなところにもこだわりを感じました。
目力強めのお姉さんが手ぬぐいの説明をしてくれたのですが、
「お客様はどちらでこの美術館をお知りになったんでしょうか」と聞かれて
京都滞在日程で博物館、美術館のスケジュールを検索してみつけて、妖怪が好きなので
寄らせてもらった旨を伝えると、「まーそうですか!ありがとうございます!」と
テンション高めに言われていまいました。(^-^;
昨年オープンしばかりと今この記事を書く段になって知ったのですが、開館2年目で
認知度を上げていくのも大変なのかな、と思いながらその時のやりとりを思い出しました。

本社ビルの1階と2階が美術館になっていて、妖怪展は1階で開催されていました。
IMG_7741.JPG最初は和紙の作品
「ちびしるべぇ」という名前の作品ですが後ろからライトを当ててあって
妖怪が鮮やかに見えます。
IMG_7744.JPGIMG_7745.JPG

左が「猫又は時々永い旅に出る」 右が「猫又は頻繁に短い散歩をする」
岩絵の具、水干絵の具、墨、金泥、膠(にかわ)、和紙、古戸を使ったと
説明書きにあったのですが、古戸?どこから持ってきて使うの??そんなところが
気になってしまいました。
IMG_7749.JPG
「百鬼夜行~意地悪獏の散歩」
悪夢を食べてくれる獏は中国では白沢と並んで縁起物としているところも多いのですが
この意地悪な獏は悪夢を食べないでその横を素通りしてしまいます。
持てるチカラは使った方が良い気がします。
IMG_7751.JPG意地悪獏
上記の説明書があったのですが、私も持てる力は使った方がいいと思います。(笑)

と、展示コーナー最初のところで手ぬぐいではないものの妖怪の世界に入った後は、
奥の方に進んで昔の手ぬぐいから妖怪の世界を楽しませてもらいます。
IMG_7753.JPG「走馬灯」(昭和8年 十世細辻伊兵衛)
薄紙を張った木枠の中に切り絵を貼った円筒を入れ、さらにその中に蝋燭を立てることで
切り絵が影絵となって浮かび上がる二重の灯籠「回り灯籠」。
円筒は風車のような仕組みになっており、蝋燭の上昇気流で空気が流れることで
影絵がくるくる回ります。 妖怪に出会ってしまった一人の男性。
灯籠の絵が消えない限り回り続け、この恐怖から逃れることが出来ません。
回り灯篭の別称は「走馬灯」。男性は今まさに走馬灯を観ているところかもしれません。

上のような説明がなければくるくる影絵が回って楽しそう、で観終わりますが、
(灯籠の中に妖怪の絵がかいてあっても私なら楽しんでしまいそうな(笑))
この説明を読むと逃れれない恐怖のようなものんを感じてゾワっとします。IMG_7757.JPG「猫と提灯」
猫は古くから妖怪としてモチーフとされてきました。
人に化けて騙す猫、手ぬぐいを被って踊る猫。
人に憑き、祟り、呪う猫など、各地で多くの猫伝説が存在します。
また、化け猫は行灯の脂を舐める、という俗信が江戸時代に世間に広まり、
猫と行灯の組合せは人々のイメージとして残るものとなりました。
本絵は、明治時代の浮世絵師・小林清親の木版画「猫と行灯」を写したもの。
清親による本絵は行灯の中に逃げ込んだ鼠を捕まえようとする猫の様子ですが、
その機敏な動作の瞬間は闇と光の間の猫が変化する様子をとらえているようです。

鼠のしっぽを追いかける猫、というだけではないのですね。
本物の猫をみれば化け猫とかなんでそんな言葉があるんだろうと思ってしまいますが、
(歌川国芳が描く猫が私の好きな猫ワールドだったりしますので(^-^))
昔は何かに悪を押し付けがちなところがあったのだろうと思いました。
IMG_7760.JPGIMG_7761.JPGガイコツさんたち
左が「ガイコツダンス」、右が「ガイコツ舞妓」。そのまんまのタイトルです。
IMG_7762.JPGIMG_7763.JPGコミカル
左が「ガイコツ宴会」、真ん中と右はタイトル失念ですが、
実際見たら震えそうですが、こうやって描かれているものを見るとクスッと
笑ってしまいます。
小さいころに観たこの曲をふと思い出してしまいました。
歌っていたの、子門正人さんだったんですねぇ。。。

と、昔々の小学生時代を思い出しながら展示の見学は続きます。


(つづく)





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京都旅行記2023Ⅱ~吟醸酒房油長で昼酒編~ [日本の旅(京都)]

京都についたらまず向かうのは桃山御陵前駅から歩いて数分、
大手筋商店街の中にある「吟醸酒房油長」さんです。

20年ぶりに訪れた京都、その最初に行ったのが油長さんですが、
それ以来、角打ちで伏見のお酒をいただくのを楽しませてもらっています。

四条烏丸のホテルから四条駅に戻り、地下鉄に乗って移動すると、
京都駅でもそうでしたがとにかく外国人観光客だらけ。
大陸からの団体がまだ来ていないころでしたが、それ以外の国から観光客が押し寄せ
オーバーツーリズム、このままだと紅葉の季節なんてどうなるんだろう、、
政府は海外からの観光客を増やせばいい、みたいに思っているようですが、
観光地に住む方々の日々のご苦労(特に観光関連の商いをしていない方々)を
考えると安易にそういうことを言うもんじゃないだろうという気がしています。
江の島あたりも外国人観光客で溢れて地元の方が大変な様子をニュースで観ましたが、
外貨獲得を目指すならそれなりに環境を整備するとか、外貨獲得以外で国をよくする
ような方策を増税メガネさんにも実施してほしいものです。

と、外国人の多さに驚きながら移動して、桃山御陵前駅に到着。
IMG_7664.JPGIMG_7665.JPG商店街の中を進みます。
IMG_7666.JPG定点観測ポイント 中塚家具さん
こういう家具屋がまだ続いていることにどこかホッとしつつ、
でも、いずれ消えていくのかもしれないなあという寂しさも感じます。 
IMG_7667.JPG無事到着しました~
口開け客だったらしく、誰もいないカウンターに着席し、
IMG_7668.JPGやっぱりひやおろしよね~ 
IMG_7671.JPG夏越えのお酒
英勲さんは「秋上がり」と呼びますが、ひやおろしを見かけると、
秋ももうすぐかなあという気持になります。 
IMG_7669.JPGこの日のおすすめは2種
英勲と富翁のひやおろし、ともう1種、招徳を注文しました。 
IMG_7673.JPGテンション上がります♪
IMG_7674.JPGお通しは冷奴とごぼうの味噌漬け 
IMG_7677.JPGIMG_7678.JPG英勲のひやおろしは無圧搾り 
機械でギューッと搾らないので、すっきりきれいな味、ずっと呑めそうです。(笑)
IMG_7680.JPGIMG_7675.JPG富翁と招徳のひやおろし
しっかりとした味わいでどちらも美味。
招徳が一番自分の好みに合っていました。(^-^)
IMG_7684.JPGお代わり♪ 
IMG_7692.JPG流石にお猪口にしました。(^-^;
IMG_7689.JPGワイン酵母を使った黄桜のペルル
アルコール度数が8度サッパリとした味わいのお酒。
IMG_7685.JPG玉乃光のまねきつね ぴりっと辛口 
IMG_7687.JPG富翁の土瓶取り 大吟醸原酒でアルコール度数が17度
飲み口は綺麗なお酒なのですが度数は高めとちょっと危険。

今回行ったら店主のおじさん、マスクなしだったのですが、口ひげがあってびっくり。
あれ、ひげありましたっけ?と聞くと、マスクで隠してあったからと笑っていました。
(コロナ前にはひげがなかったので更にびっくり)

途中、欧米ぽい外国人観光客の中年カップルが通訳の方と一緒にお店に入ってきて、
通訳さんが「いつものでお願いします」というと、柚子のリキュールを一杯だけ
出していました。さくっとのんですぐ帰っていったので???と思っていたら、
伏見の酒蔵見学の外国人向けツアーのお客さんで普通のお酒は酒蔵で試飲するから
ここではこういうリキュールを呑んでもらってるんですよ、とのことでした。

日本人がワイナリー見学するように外国人観光客も日本酒の蔵に興味があるのかも
しれませんね。

お店に1時間くらい滞在してゆったりと美味しい伏見の酒を飲んで、
前回スタンプが全部貯まったカードを見せて「新しいカードをお願いします!」と
見せると、ニコニコしながら新しいカードを作ってくれました。

新たに作ったカードもコンプリートを目指します。(^O^)/

油長さんで美味しく呑んで、京都にやってきた!という実感が湧いてきたら、
次の場所に向かいます。

(つづく)


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京都旅行記2023Ⅱ~出発編②~ [日本の旅(京都)]

まだ地上におりますが、今日の記事でちゃんと伊丹空港に到着します。(笑)

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国内線でも早く空港につかないと落ち着かない性分で出発1時間半くらい前に
着いていたので(笑)すっかりくつろいだ状態でラウンジから近くのゲートに行き、
スタッフのお手伝いが必要な事前改札がなかったのでかなり早めに優先搭乗が始まり
私も恩恵に預かり早めに機内に入ることができました。
IMG_7632.JPG機材はB767-300 
昔の国際線機材ぽい感じでかなり古め。
幹線でもこういう古い機材を飛ばすんだなあと驚いたのですが、
古いとはいえ通路は2本あるのでそれなりに大きな飛行機です。 
IMG_7633.JPG非常口に座ったので注意書きを渡されました
内容は分かっているのですが渡されたし本当に非常事態になった時は
CAさんを手伝わないといけない席なので真面目に読みます。

今回非常口の窓側席に座りましたが、隣はガタイのいいお兄さん、
座ると足が私の座っているエリアにまではみだしてきています。( 一一)
(お相撲さんよりは窮屈じゃないからまいっか、という感じですね。)
IMG_7634.JPGIMG_7637.JPG海老フライ? IMG_7638.JPGFRY to FLY Project
廃食用油を航空燃料に、という取り組み、実現も間近のようですね。
最近、大きな企業が環境問題にも対応しないといけない時代になっているので
(CSRに取り組まない企業は機関投資家の対象から外されてしまいますし)
低燃費の航空機を採用するだけでなく、こういう取り組みも行っていると知り、
企業負担が大きいとはいえ前向きな姿勢は素晴らしいと思えました。
IMG_7640.JPGIMG_7641.JPG
機内誌で目を引いたのはヘラルボニーさん。
障碍者をサポートする企業ですが、障碍者というだけで正当な労働の対価を得難い環境を
変えようと、敢えて社会福祉法人ではなく株式会社として活動しながら、
障碍者のアートを様々な分野に展開しながらアーティストが報酬を受け取れるような
そんな企業活動を行っている会社です。
私自身は今の勤め先で存在を知ってから興味を持つようになって、
成田空港でのアート展示を見に行ったり拠点である盛岡のギャラリーにいったり
アーティストとのコラボ商品を購入したりとささやかに応援しているのですが、
JALとも機内食のパッケージのスリーブにアーティストの作品を採用するという、
こういうとこからヘラルボニーさんの活動範囲がどんどん広がっていくのを知って
嬉しく思いました。
IMG_7642.JPG世界陸上で金メダルをとった北口さんも載っていました
IMG_7643.JPGこの細い収納って何に使うのか、毎度気になります。
(こういうのがついているのは古い旧国際線機材が多いような気がする)
飛行機は定刻よりちょっと早くドアが閉まり、
IMG_7644.JPG安全ビデオが流れたのでガン見です
隣のお兄さんは、履いていたサンダルを脱いで裸足でリラックス。
非常口でまあまあ広いのですが、足をポーンと前に出しているので
洗手間に行くのは難しそうだな、と思いながら安全ビデオを観終わり、

IMG_7645.JPG隣の飛行機は給油中
ほどなくしてプッシュバックが始まり、プッシュバック完了後、 
IMG_7648.JPGIMG_7650.JPG
プッシュバックに使われるトーイングカーが飛行機から離れたところで停車すると
出発のGOサインが出ます。
IMG_7653.JPGお手振り!
いつもは左側の窓側席で観るお手振り、今回は運よく右側だったので、
窓まで乗り出して大きく手を振りました。
一番左の男性が途中から両手で手を振ってくれたので私に気づいてくれたのかも、
と思うことにします。(^-^)
滑走路まで移動して離陸後は非常にスムーズ、飛行時間は45分なのであっと言う間です。 IMG_7654.JPGIMG_7655.JPG離陸後10分くらいで
IMG_7656.JPGIMG_7658.JPG富士山
真上を飛ぶときもありますが、この日はちょっと遠くを通過していたので、
あまりよく見えませんでした。(;_:)
IMG_7657.PNG旅のお伴は久しぶりにSADE ムーディです
IMG_7659.JPGIMG_7661.JPG雲を見ながらコーヒーをいただきました
機長様のアナウンスは周辺のゴゴゴゴーッという音でほとんど聞こえず、
離陸後30分弱でシートベルトサイン点灯し、配られて5分でドリンクのコップも回収、
IMG_7663.JPG乗ってしまえば本当にあっというまです
気流の関係で予定より早く着いたので、ドリンクサービスも途中で中断、
飲みものをサービスできなかったかったお詫びと、機体後方に飲みものを置いて
ありますのでよろしければどうぞ、というアナウンスがあったのですが、
みんな早く降機したいでしょうし、後方まで移動して飲みものをもらう人が
どれだけいるんだろう(JALもちゃんとやってますという姿勢が大切なのかも)、
と思いながらクラスJに続いてまあまあ早く降機出来た上に、預けた 荷物が思いのほか
早く出てきて驚きましたが、お陰で一本早い京都駅行のバスに乗れました。

渋滞もなく40分ちょっとで京都駅に到着し、宿泊予定のホテルに荷物を置いたら
いつもの場所に向かいます!

(つづく)




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京都旅行記2023Ⅱ~出発編①~ [日本の旅(京都)]

10月下旬から書き始めようと思っていた京都旅行記、
大量の写真整理が終わらない上に他にも書きたい記事があったりしたので、
11月に入ってしまいましたが、本日からスタートします。
最近毎年訪れている夏休み旅行(9月下旬ですが)で、6泊7日と長いため
1か月くらいは書き続けると思われますが、じっくり読まないで結構ですので(^-^;
どうぞ気長にお付き合いください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

何度か書いていますが今の勤め先は暦通り(年末年始だけちょっとお休みあり)、
(昔勤めていた会社は会社のカレンダー設定でGW,お盆などに休みが組み込まれていた)
季節休暇という名のお休みを7日間もらえて業務に支障のない範囲で取得できるので
旅行代金が高くない時期(夏休みと紅葉の季節の間)に長めの旅をするようになりました。

昔のように海外にも行きたいのですが、

超円安&日本よりインフレ物価高の海外&高騰する航空券代

トリプルパンチの中、プライベートで海外に行ける人が羨ましいのですが、
JALのサイトで海外航空券を検索するものの高い代金に巨額の燃料サーチャージが
かかるのを見て今のところすっかり諦めモードです。(笑)

1米ドル=80円の頃にNYを旅行したのも遠い昔の話。(四半世紀くらい前)
もうそんな好条件は訪れないと思うと、日本をあちこち回ってみたい、ということで
今回も京都に泊まりながら京都の他に近県(近府?)を訪れることにしました。

遠足前の子供と同じなので(笑)早く寝てもなかなか寝付けないまま朝3時半。
二度寝厳禁と支度して朝一の高速バスに乗って羽田空港へ向かいます。
コロナ明けで羽田空港から飛行機に乗る人が増えているので、この日も30人弱くらい、
と多めの乗客でした。
と、バス停に並んでいたおじいさん2人が「2年前はバス貸切だったのに混んでる!」と
不満そうに大きな声で話していたのですが、2年前はコロナ禍で旅を自粛する人が多くて
バスが空いていただけで、バスを運行する会社だって経営が大変だったでしょうに、
随分自分勝手なこと言ってるなあ、文句あるならタクシーで行けばいいのに、
なんて思ってしまいました。
コロナ明けで混んでいるのは私もゆったりできないので自己中に残念と思う一方、
世の中が通常モードに戻ってきている、ということだと思っています。
と、乗客が多かったせいか、以前は運転手さんが乗客の荷物もバスの下部に収納して
くれたのが、今回は乗客案内と荷物収納対応のスタッフがいて対応していました。

京都なので新幹線でも行けるのですが、大きなスーツケースを持って東京駅、
というよりはバスで羽田空港に行って荷物を預けて飛行機、という方が
自分には楽に思えて長期間の旅の時は飛行機利用にしていますが、
飛行時間は短いものの、トータルの時間で考えればやっぱり新幹線かな、
という気もしています。
但し、空席が多い時期に購入すると飛行機代は安いので、今回は早めの手配で
新幹線往復よりかなり安い費用で飛行機を手配することができました。(^-^)

松戸駅からの朝5時台の高速バスは渋滞もなく今回もスイスイ高速を走り、
50分もかからずに空港第二ターミナルに到着しました。
IMG_7617.JPG南ウィング
以前も書きましたが南ウィングは沖縄行の保安検査場があるので大混雑。
昨年私も何十年ぶりかで那覇を訪れましたがその時とは違う空港の混雑ぶり、
沖縄好きの方の多さに驚きながら、伊丹空港行のゲートが近い北ウィングに移動しました。

JALのルールが変わって当日空港に行かずとも出発時刻の3時間前からスマホやPCで
アップグレードができるようになったのでスマホアプリで開けてみたのですが、
ファーストクラスは満席(6席しかないし)、クラスJも窓側席は空いておらず、
予定通り普通席で行くことにしました。庶民は庶民らしくします。(笑)

JGC(JALグローバルクラブ)のカウンターで荷物を預けると、
「搭乗券は紙でご用意しますか?」と毎回聞かれるのですが、
アナログな年配客(⇐私)にはそうやって声をかけるのかもしれませんね。(笑)
実際、スマホでQRコードが出てこない時やうまく読み取れないときがあるので
やはり紙は安心、と思ってしまう昭和世代です。(^-^;

南ウィングと違って空いている北ウィングのJGC専用の保安検査をさくさく通過し、
ラウンジに行く前に朝ご飯を調達しようとlovin姐さんが大好きな崎陽軒を探してみたら、
IMG_7618.JPG店に来るのが早すぎました。(笑)
シウマイで頭の中がいっぱいになっていたのですが、違う時間帯に飛行機に乗る際に
買って食べたいと思います。。。(でも残念)
IMG_7621.JPGIMG_7623.JPG結局ヨシカミで乾杯IMG_7619.JPGカウンター席から飛行機を眺め
IMG_7624.JPGプッシュバックした後のIMG_7625.JPGお手振り風景を楽しみます
駐機していた飛行機がゲートを離れて出発していくと、
あっと言う間に次の飛行機がゲートにやってきます。
IMG_7626.JPGIMG_7627.JPG
IMG_7629.JPGIMG_7630.JPG
羽田空港のような巨大空港は離発着数がものすごく多いので、こういうゲートも
殆ど空くことがなく運用されているんだなあと実感します。
飛行機が到着してボーディングブリッジが機体のドアに接続されると、
乗客は降機し(見ている時間は国内線の到着はまだないので降機なし)
羽根部分から給油したり、お掃除隊の方がボーディングブリッジの階段を上って
機内に入ってお掃除したり、荷物やケータリングの車がやってきて積み下ろし、
一機の飛行機の運航に本当に多くの方々が携わっているのを飽きずに眺めました。
IMG_7628.JPG富士山もくっきり
ラウンジでは個別包装のハッピーターン(亀田製菓)が姿を消し、
大きな器に入った亀田の減塩柿の種(ピーナツなし)が提供されていました。
スプーンですくって小皿に盛る方式に変更されていたので、個別包装を鷲づかみで
持っていく(食べずにカバンに入れちゃう)不届き者をよく見かけていただけに
「残念でしたね!」と言いたくなるような変更に思わず笑ってしまいました。

と、ラウンジでのんびりした後はゲートに向かいますが、
幹線の伊丹空港便なのでゲートはラウンジ出てすぐ。(沖どめじゃない(笑))

この後は飛行機に乗って伊丹空港に向かいます♪


(長くなったので、つづく)



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京都旅行記2023~帰ってからも珍事編~ [日本の旅(京都)]

マナーの悪い人達に遭遇してちょっと気分が悪くなったのですが、
彼らが下車した後は穏やかな車内。
京都2023 (685).jpeg浜名湖あたりを通過中
もうちょっとしたら富士山が見えてくるはず、、、と窓の外を眺めていたのですが、京都2023 (687).jpeg京都2023 (689).jpeg
今回は往復とも富士山を拝むことができませんでした。。(´;ω;`)
東京駅で新幹線を下りた後は上野東京ラインで無事帰宅の途につきました。。
京都2023 (690).jpegお土産いろいろ
佐々木酒造さんで買った日本酒や、錦市場でかったちりめん、
通りすがりに見つけて買ったコーヒー粉、大仙院の閑栖のご著書、
と割烹中山さんで持ち帰りしたちりめん山椒にお寿司。
京都2023 (692).jpeg鯖の押し寿司でした
(てっきり穴子寿司だと思っていたので開けてびっくり)
一度に全部は食べられず2日で分けていただきましたが、
脂ののった鯖が強めに酢〆してあって美味しいお寿司でした。
京都2023 (691).jpegスーパーエムジーで購入したおむすび
(と、美味しそうだったのでチキンカツサンドも買ってしまいました(^-^;)
八代目儀兵衛が選んだお米と書いてあったので思わず買いましたが(200円弱)
冷めても美味しいお米でした。(八代目、、と聞くと美味しく思えるのかもー)

と、荷ほどきして寛いだところでレシート整理をしていたら、
京都駅の売店で買ったお土産の数より多い金額を支払っていたことに気づきました。
確かにぼざっくり暗算していたより金額が高かったので己の暗算能力が落ちたと
残念に思っていたのですがそうではなかったと安堵しつつ、
余分に支払っていた己のうっかりに呆れてしまいました。

過払い金額は1500円くらいだからどうしようか迷ったのですが、
諦めるか、いや、1500円を諦めるものは1500円に泣くに違いない、という気持で
レシートに書いてあった番号に電話して、「こちらで承ります」と言われたものの
「恐らくそちらの手違いについての要件なので折返し電話ください」と伝えて
折返し電話してもらい、斯く斯く云々説明したところ。

うつぼ様~、大変申し訳ありませんでしたぁ!

担当してくれた京都弁?のおばちゃんに大声で謝られてしまいました。
相手が怒りを沈下させるようなカスタマーサポートの極意なんでしょうか、
別に今回は怒っていませんでしたが、この元気で大きな声のおばちゃんとの
やりとり、早いところ終わらせたいな、という気持になりました。
(この大声に自分のエネルギーを吸い取られるような気持ちになってしまい(笑))

レシート番号を伝えて一旦電話を切ると、再び電話があって、

うつぼ様~、度々申し訳ありません!

と元気にご挨拶いただいた後、
レシート番号が確認できたこと、余分にお支払いいただいて申し訳ないことを
伝えた後、

現金書留で返金させていただきます!

と言われたので、郵便局にいって手続きしていただくお手間をかけるのも
なんだか申し訳ないし、今回クレジットカードで支払ったので、

・全額キャンセルいただいた後に修正後の金額を請求して頂く

または、

・余分に支払った分のみクレジットカード会社に返金手続きしていただく

いずれかで対応していただければありがたいのですが、と伝えると、

早速確認します!

と元気に返答した後、電話を切って確認してくれました。
その後1時間くらい経って、なんとか行けそうです、というお返事、
色々お手数をおかけしますがよろしくお願いしますと私が答えると、

この度は大変申し訳ありませんでしたぁ!

最後まで元気なお声のおばちゃんとのやり取りが終了しました。
クレジットカード会社の手続きが済んだのはこの1週間後くらいでしたが、
とにかく対応してくれたおばちゃんの対応は非常に慣れた感じで、
このお店で買い物する人は多いでしょうし(新幹線の改札近くだし)、
今回のような会計ミスも多いのかもしれないな、と思いました。

大したお土産を買ったわけではないのですが、
帰宅後に気づいた会計ミスで京都弁の方と何度もやりとりするという経験、
次回京都に行くとき、またここで買い物しようという気持になりました。

というわけで、帰宅後の珍事もありましたが、今回の京都旅行も有意義、
序盤飛ばし過ぎて中盤から息切れしましたが全体的には楽しい旅となりました。

(これにて京都旅行記2023 おわり)






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京都旅行記2023~ランチを食べたら帰る編~ [日本の旅(京都)]

大徳寺の特別拝観が一か所だけしか見られなかったものの、
代わりに大仙院でゆったりと見学できて満足してから戻ってきた四条烏丸。
ホテルで荷物を受け取って京都駅に行ってランチするか、このあたりで食べるか、
迷いながらSUINA室町(京都経済センターが入っている大きなビル)の地下に移動し、
「魚とお野菜のイタリアン アルバータ KARASUMA」というお店に入りました。
(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26031918/

どうしてこのお店に入ったかというと、前日のしょっぱすぎたパスタが残念過ぎて
ちゃんとしたパスタが食べたかったから、理由はそれだけです。
(京都のモヤモヤは京都でスッキリさせたい!)
京都2023 (676).jpegパスタリベンジです。
週替わりランチのパスタ(桜えびとアスパラのペペロンチーノ)を注文しました。
京都2023 (677).jpeg白ワインも迷わず注文
サラダ、生ハム、かぼちゃ、キッシュ?にパンが最初に運ばれてきましたが、
ほっとする優しい味でした。
京都2023 (679).jpegパスタもほどなくしてきました
京都2023 (680).jpegほどよい塩気が美味しい。。。。
昨日の尋常でないショッパサとは全く違う塩気に、
「私の味覚が異常だったわけではなかった」という安堵の気持ちも入りまじり
穏やかな気持ちでパスタを食べることができました。
醍醐寺のあのオシャレなお店でその後パスタを注文した人はご無事なのか、、
記事を書きながら未だに心配している己がおります。(^^;

美味しいパスタをいただいて上機嫌のままホテルに行って荷物を受け取り、
京都2023 (681).jpeg京都駅に到着
かなり混んでいた新幹線の車内、自分の指定席に座ると、
前列には30代くらいの夫婦と小学校低学年くらいの女の子が座っていたのですが、
私の席の前にはお父さん、通路を挟んでお母さんと娘が座る配置、
お父さんはMAXで座席を倒し、お母さんと娘とお菓子をやりとりしながら大声で
話していました。他にも乗客がいるのに我が家にいるかのようなくつろぎ方に
イヤーな感じがしたのですが、名古屋駅で彼らは降りていき、座席は倒したまま、
3人の座席前のテーブルも倒したまま、しかもお菓子の空箱や雑誌、ペットボトルが
置きっぱなしになっていました。

うわぁぁぁぁぁ。。酷い。( 一一)

乗降扉のところにゴミ箱あるのに捨てないんだ、、シートも倒れたままだし、
(指定席代払ってるから片付けろってことなのかもしれませんね)
唖然とその光景を見ていたら、名古屋から乗って来た若いカップルが、
お父さんの座っていた席の指定をとっていたらしく、荒れた座席を観た途端に、
「えー、何この席!なんでこんなに汚れているの??」
あからさまに不快感を表していました。

私だってカップルと同じ立場ならそういう気持になるよなあ、、
気の毒な思いでカップルを観ていたのですが、
後ろの席に座っている私も何だか申し訳ない気持ちになってしまい、
かといって私が片付けるのも変だし、と思っていたら車掌さんが通りかけ、
カップル、思いきり不満をぶちまけていました。

車掌さんも「あ、これはひどいですね、申し訳ございません」とごみを片付け、
シートとテーブルを戻した後、カップルは座っていましたが、
貸切でもないし、自分の後に乗ってくる人がいるという頭がないのでしょうね、
そんな親に育てられるあの娘さんの行く末が心配。( 一一)
お金持ちっぽい感じでしたが、お金があっても一般常識に欠けた人間になったらダメ、
そんな気持ちになりました。
京都2023 (682).jpegという私はおとなしく地ビール1本だけ
大徳寺の大仙院で閑栖の尾関宗園老師の本を買ったので読みながら乾杯。
京都2023 (683).jpeg老師のサインです
前列のカップルは乗車時荒れた席に驚き怒り、お気の毒な状態でしたが、
その後、片づけられたシートを倒してまったり過ごしていたので
私も心穏やかになりました。

名古屋駅の次は新横浜駅。
途中で通過する富士山を見逃さないように気を付けます。


(つづく)

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京都旅行記2023~大徳寺で特別拝観編~ [日本の旅(京都)]

(+o+)オハヨウゴザイマス

前半の飛ばし過ぎでこの日も二度寝してしまい、清水寺&八坂の塔の朝練はパス。
荷造り、支度後、朝ごはんをいただきました。
京都2023 (657).jpeg湯豆腐&なっとぅで燃料補給
日本への入国規制が緩和されつつある頃だったので外国人客がぽつぽついたのですが、
この日は、台湾?中国?のファミリー(お父さん、お母さん、お嬢ちゃん)が近くにいて
小さいお嬢ちゃんがスマホで大音量でアニメかなにかを観ている上に、両親たちは
大声で話している(食べ終わっている)というなんともいえない環境でしたが、
一人客はさっさと食べてさっさと帰るものなので、私も食べ終わったらさっさと部屋に
戻り、暫し部屋でまったりした後はチェックアウト、荷物を預けて外に出ました。

帰りの新幹線まで4時間ちょっとあったので、この日は大徳寺に向かいました。
バスで特別公開が始まる10時ちょっと前に大徳寺に到着すると、
京都2023 (659).jpeg駐車場にツアーバス5台。
全国旅行支援もあってバスツアーも盛り上がりつつあった頃、
この人たちも特別公開にきているのだと思ったら、多少並ぶくらいならいいけれど、
予約しなかったことを後悔しました。
京都2023 (660).jpeg京都2023 (662).jpeg急いで中へ
今回の訪問時は総見院(前回拝観)以外の芳春院、三玄院を見学します。
京都2023 (663).jpeg赤い山門を右手に見ながら進んでいくと、
京都2023 (664).jpeg聚光院
昨年秋にこの塔頭は訪れたので今回は訪問しませんでしたが、
「国宝障壁画里帰り特別公開」本当に素晴らしい展示でした。
次回は京都国立博物館で鑑賞したいと思います。(^-^)
京都2023 (665).jpeg芳春院に到着すると
京都2023 (666).jpeg目の前にはバスツアーの方が数十人
もうちょっと早くくればよかった、、と思いながら拝観料を支払うと、
撮影はダメですから!と窓口のおばちゃんに何度も言われました。
(ルール無視して写メするような人間に見られちゃったのかな(笑))
この芳春院について、特別公開のサイトから転記いたしますと、

加賀藩主・前田利家の正室まつ(芳春院)が創建した前田家の 菩提寺。
「呑湖閣」(内部は非公開)は、「金閣」「銀閣」「飛雲 閣」と並んで
「京の四閣」の一つに数えられる優美な二重楼閣。
小堀遠州が建てたといわれ、「飽雲池」とそこに架かる「打 月橋」とともに
楼閣山水庭園を作り上げている。
芳春院の 木像を祀る本堂の前庭「花岸庭」は、造園家・中根金作が 復元した
端正な枯山水庭園である。
今冬は、日本画家・竹内浩一氏が手がけた本堂襖絵も公開。

それほど大きな塔頭ではないので入ってすぐの庭を観るのにバスツアーと一般客で
廊下には人が溢れていました。

(こういうお庭です)https://tabi-mag.jp/ky0403/

写真ダメとあれだけ入口で言われてもスマホで撮りまくっている人がいて、
それをスタッフの方も注意するわけではなく、だからといって撮っていい訳でもないので
なんだかモヤモヤした気持ちで&立ち止まっていられないくらい人がいたので、
建物を一周したら、あっという間に見学終了してしまいましたので早々に靴を履いて
外に出てみたら。
京都2023 (668).jpeg近くにこの看板

京都2023 (669).jpeg京都2023 (670).jpeg大仙院に入ってみました
ここも撮影禁止ですが、パンフレットを紹介していらっしゃるサイトを発見したので
URLを貼っておきます。https://garden-guide.jp/spot.php?i=daisenin

大仙院は(京都NAVIさんより

1509年(永正6)六角近江守政頼が、その子古岳宗亘和尚を開祖として創建。
本堂は創建当初の建物。
禅宗の方丈建築としては最も古い遺構の一つで国宝。書院は重文。
庭園は枯山水を代表する石庭といわれ、狭い地に沢山な巨石を配置して誰が見ても
良く分かる山や渓流であるが、これが見事に人生の流れを説いてくれるから愉しい。
史跡・特別名勝に指定されている。

という場所で、建物が当初から変わらないというのが凄いですね。

こちらも撮影禁止と言われて中に入ると、おじいちゃんが座っていました。
え、誰?と思ったのですが、閑栖(前住職)の尾関宗園老師でした。
大仙院ははじめて?と聞かれたので、はい、はじめてです、と答えると、
入口でいただいたリーフレットに「特別なサインをしましょうね」と言って
閑栖の花押(というのかな)をマジックで書いてくれて、
「もうちょっと待ってくれたら中の案内をしてもらえるよ」と仰るので、
5分くらいまって大仙院のスタッフの女性に中を案内していただきました。

応仁の乱の頃にできた建物で焼失することもなかったのでオリジナルであること、
枯山水についての説明(上流から下流、大海へ水が流れる様子を描いていること)
太閤秀吉が利休のお茶をいただいた部屋、熊本の高級畳表名札が印象的な床間など、
30分近くかけて丁寧に説明していただきました。
説明が終った後、楽しかった勢いもあって閑栖の著書を購入し、
そこにも花押を書いていただきました。(^-^)
案内してくださった方は長くここでお勤めされている方のようで(女性)
何かのご縁でお立ち寄りいただいたのでご案内を、という感じの温かさ、
特別拝観で立ち寄った芳春院とは来訪者の数が違うとはいえ随分と対応が違うな、
と思いながら大仙院を後にして、三玄院に向かうと。
京都2023 (672).jpeg超長蛇の列
時間指定で予約すればよかった。。。。
八方睨みの虎(原在中)が観られず残念ですが時間もあまりないので
諦めてホテル経由で京都駅に向かうことにしました。。
(旅は計画性が大事だとしみじみ思いました(^^;)

京都2023 (675).jpegバス停の前にあったスーパーエムジー
正伝寺に行くときに通る定点観測ポイントと同じスーパーがありました。
京都2023 (673).jpegカール 売ってるんですよねぇ 関西は
伊丹空港でもお土産にカール、みたいな感じで販売されているのですが、
スマホを触る指が汚れるならポテトチップスもダメだろうって思います。
(因みに私が好きなのはチーズ味)
京都2023 (674).jpeg八代目儀兵衛が選んだお米って!
現在、セブンイレブンでも八代目儀兵衛を全面に出したおむすびが販売されていますが
お店に行ったことがなにのに、おむすび!と思ってスーパーの中に入り、購入しました。
自分の生活圏ではないスーパー、なんだかテンション上がります。(^-^)

スーパーを出てちょっとしたところでバスがきたので乗車してまず四条に向かいます。


(つづく)





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京都旅行記2023~割烹中山さんで夜の部編~ [日本の旅(京都)]

京都についてから飛ばし過ぎたせいか、京都滞在3日目はちょっとゆったり、
充分昼寝した後は、夜の部会場、祇園の割烹中山さんに歩いて向かいます。京都2023 (618).jpeg鴨川を越えて
八坂神社の近くまで行って左折してまたすぐ左折、細い道に入ると、 
京都2023 (619).jpeg京都2023 (620).jpegOMO5
星野リゾートが運営するホテル(部屋の作りが面白いからOMO?)ですが、
こんなところにもできていたとは、、びっくり。
元々何かのビルを居抜きで買って宿泊用に改修したのだと思いますが、
OMO5京都祇園 by 星野リゾート

OMO5京都祇園 by 星野リゾート

  • 場所: 京都府京都市東山区祇園町北側288
  • 特色: 【2021年11月5日開業】八坂神社目の前で“祇園ぐらし”を堪能できるホテルです。
4人で泊まれば一人1万円くらいですが、一人一室で泊まると3万円~5万円くらい、
自分のお財布的にはちょっと無理だなあというホテルです。(笑)
京都2023 (621).jpegホテルのちょっと先が中山さん
(お店ホームぺージ ぐるなびから予約できるみたいです)https://kappounakayama.gorp.jp/
京都2023 (625).jpegこの日はカウンター貸切
離れと個室に1組ずつ、女将さんは所用でご不在でしたが、
代わりにアルバイトの女性2人が大将をサポートされていました。
京都2023 (622).jpeg京都2023 (623).jpeg

メニュー、一応見ましたが、前日に既に食べたいものを大将に伝えていたので、
お料理が出てくるのをじっと待つのみ。
京都2023 (624).jpegはい、かんぱい♪
京都2023 (626).jpeg大将、個室のお客さんのコース料理準備中
京都2023 (627).jpeg先付
京都2023 (628).jpeg蟹入り玉子焼きと菜の花
京都2023 (629).jpeg鯛の昆布巻きと穴子寿司
大将の丁寧なお仕事ぶりが見た目も味も楽しめてテンション上がります。(^-^)
京都2023 (631).jpegなまこ酢
居酒屋でもあれば注文することの多いなまこ酢ですが、
コリっ、クニュっとした食感が何とも言えず好きだったりします。
京都2023 (634).jpeg鯖の生寿し
酢〆してあるので〆鯖なのですが、西日本では「生寿司(きずし)」というのを
中山さんで知りました。
浅く〆てあるので軽い酸味と鯖の脂身が本当に美味しくて感激。

と、個室のお客さんがあんこう鍋だったみたいで
「うつぼさん、あんこうの身が少しあるけど鍋たべる?」って大将が聞いてくれました。
京都2023 (637).jpegもちろんです!とお願いしました
京都2023 (638).jpegコンロスタンバイ
京都2023 (639).jpegそして、英勲をいただきます♪
京都2023 (641).jpeg京都2023 (643).jpeg石沢鍋
京都2023 (645).jpeg京都2023 (646).jpegかぶら蒸し
前日大将に注文した2品。
鴨の柳川風(石沢さんという常連さんのリクエストで作ったのでこの名前です)も
かぶら蒸しもどちらも優しい味で本当に美味しいです。
京都2023 (644).jpegありがとう、大将♪
京都2023 (649).jpeg春菊(苦手)抜きのあんこう鍋
京都2023 (651).jpeg雑炊も美味しゅうございました。
京都2023 (653).jpegいちごまでいただいてしまった
今回大将をサポートしていたアルバイトのお姉さん2人、
1人は何度かお会いしたことがあったのですが、大学卒業直前のタイミングだったので
就職先は決まってるんですよね?と聞くと、きちんと将来のことも考えて行先を
決めているのを聞いて自分の時代と違うなあと頼もしい気持ちになりました。
とはいえ、今回でお会いするのは最後かな、と思うとちょっと寂しい気持ちに。(:_;)
もう一人のお姉さんもやりたいことが見つかって大学から専門学校に入りなおして
勉強しているという話を聞いて、爪の垢をのませてください、という気持ちになりました。
(四捨五入して60のおばちゃんがそんな気持ちになるほど)
このお姉さんとはその他の話題でもちょっとお話が盛り上がったのですが、
世代の違う方とこうやってお話する機会がもてて違う意味で有意義な時間でした。

やはり大将のお料理、美味しいし本当に食べてホッとするというか、
京都に来てよかったと毎回思えるお店です。

今回は一人では注文できないと思っていたお鍋(具材が余っていたという好運)も
いただけて、自分が事前に注文していたお料理も食べたので超満腹太郎でした。
京都2023 (655).jpeg真っ暗な中、鴨川越え
腹ごなしに帰りもホテルまで30分近く歩きました。
京都2023 (656).jpegちりめん山椒と押しずし(お持ち帰り)
この日はもう食べられないので冷蔵庫に入れようかと思ったのですが、
酢飯が固くなるから常温で大丈夫、と言われてそのまま常温保存、
翌日帰るので荷造りした(コロコロスーツケース)中に入れて就寝。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜

今回は3泊の滞在ですがあっと言う間。
翌日はちょっとだけ観光したら帰りまーす。


(つづく)

タグ:英勲 京都
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京都旅行記2023~醍醐寺でランチ編~ [日本の旅(京都)]

豊臣秀吉によって復興した醍醐寺、来てから知った訳ですが、
「醍醐寺 秀吉」で検索したら、桜が満開の時の素晴らしさを写真でも感じました。京都2023 (588).jpeg訪れたときはつぼみもまだ小さめ
人が少ない時を狙ってきているので桜や紅葉の時期は写真で想像するしかないのですが、
こういうネット記事を見ると一度くらいは混雑覚悟で見たいかも、、という気持になります。京都2023 (589).jpeg京都2023 (608).jpeg霊宝館で仏像を眺め京都2023 (591).jpeg手前の庭にはカルティエ寄贈の桜
京都2023 (592).jpegこの後はランチをいただきます
( ル・クロ スゥ ル スリジェ)  https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260602/26033480/
混んで入れないとなあ、と思って事前に予約したのですんなり入れましたが、
テーブル席ではなく、窓側のカウンター席に案内されました。(一人だから仕方なし)
スツールぽい椅子で背もたれなく、長時間座っているのが厳しそうな感じ。(^^;
(まあ、一人で来ているので食べたらさっさと帰るのでいいのですが)
京都2023 (596).jpegランチメニュー
パスタ、薬膳カレー、バケットサンド、他にシチューなどもありました。
京都2023 (597).jpeg京都2023 (598).jpeg京都2023 (599).jpegスイーツメニューが豊富
とはいえ、メニューを眺めただけで注文しませんでした。(^^;
京都2023 (601).jpegテーブルから見える景色
座りづらい椅子ですが、桜の季節なら絶好の位置だと思います。
京都2023 (602).jpegはい、かんぱい♪
京都2023 (603).jpeg薬膳スープ
京都2023 (604).jpegパスタ
京都2023 (605).jpegヌイユという平打ちパスタ
きのこのジャポネソースと書いてありました。
運ばれてきたときにきのこの香りがふわっと香ってワー美味しそう、と思ったのですが、

しょっぱい(;´Д`)

普段から塩気の強いものが好きな私でも驚くほどのしょっぱさ。
シェフが味見をしていないのか、していてこれなのか、どちらだとしても問題ですが、
この時フロアスタッフの方に言えばよかったものを、忙しそうに料理を運んでいる姿に
言うことができず、半分くらい食べたところでもう無理、とフォークを置き、
食後のコーヒーをお願いするためにスタッフの方に声掛けし、塩気が凄くて食べきれ
なかったこと、他にパスタの注文をしている方がいるかもしれないのでシェフに
その旨伝えてほしいというと、「はぁ」という反応でした。
多分、厨房に伝わらないだろうな、と思いながら
京都2023 (607).jpegコーヒーも通常の2杯分以上あったので飲み切れずお会計。
これならシチューかカレーにしておけばよかったなあと思いながらお支払い。
それなりのお値段だったので残念感が半端ないままお店を出て、
京都2023 (610).jpegバスで帰ります
帰りは三条京阪行に乗り、四条河原町で下車した後、
錦市場の津乃弥さんでちりめんを買って錦市場を通り抜け。
外国人観光客にであふれる錦市場、歩き食べしている人たちが多いので、
洋服につけられませんように、と気を付けながら急いで通り抜けて、
京都2023 (612).jpegのむら、というお店
何度か朝ごはんを食べた前田珈琲さんの斜め向かいにあるので知っていましたが、
酒友がここで朝から呑みたいと言っていたのを思い出しお店を見てみると、
京都2023 (613).jpeg確かに楽しそう
ただ、ネットやYouTubeでも多く紹介されていて混雑する時間帯もあるみたいで、
お店の前には整列用のロープがはってあったのでゆっくり朝から呑むのは難しそうですね。
(というのは酒友に報告しておきました)

このあたりからホテルまではあと5分くらいなのですが、
京都2023 (614).jpeg京都2023 (615).jpegコーヒー?
焙煎したコーヒー豆をその場で挽いてくれるお店(というか出張店舗)でした。
前にいたお客さんが注文した豆を挽いている香りに吸い寄せられましたが、
私も思わずグアテマラ(gあたり300円)を200g挽いてもらいました。
大阪の会社で時折京都の四条にもきているとのことでしたが、
旅先で思わずコーヒーを買ってしまう、これもなんだか思い出です。
ちなみにグアテマラ、ほどよい苦みと酸味、カラメルぽい香りが美味しくて、
買った分は在宅勤務もあってあっと言う間に呑み切りました。(^-^)

この後、ホテルに戻ってしばし昼寝休憩した後は、
今回の京都滞在最後の夜の部に向かいます。


(つづく)




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