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映画「リトル・ショップ・オフ・ホラーズ」を観る [映画(や・ら・わ行)]

好きなミュージカル(舞台も映画も)の「リトル・ショップ・ホラーズ」、
オリジナル作品について調べたら、まさかのロジャー・コーマン作品、と知り、
今まで知らなかったなんてダメだな自分、、、と反省して今回鑑賞しました。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ «IVC BEST SELECTION》 [DVD]

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ «IVC BEST SELECTION》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • 発売日: 2014/03/28
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

何をやってもダメな男シーモアは、路地裏の片隅にひっそり佇む花屋の店員。
だが彼には恐るべき秘密があった。
なんとオードリーと名付けられた人喰い植物を店で大事に育てているのだ。
オードリーに命じられるまま、シーモアがエサとなるべき人間を招き入れていた……。
わずか二日間の撮影で完成させたというR・コーマンの伝説的ブラック・コメディ。


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ジャック・ニコルソンの怪演!

ロジャー・コーマン作品と分かってみると、
マザコンの花屋スタッフにサドの歯医者にマゾの患者などカルト臭漂う作品で、
ああ確かにロジャー・コーマン作品だなというのが分かります。(笑)

(私のブログ内で”ロジャー・コーマン”で検索するとわらわら作品が出てきます)
https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/search/?keyword=%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3

元々、1982年版のミュージカル映画を観て気持ち悪いけれど楽しい、という感想で
その後の舞台版も見たりしたのですが、オリジナル作品に歌はついていないので、
カルトが過ぎる感じが観ていて笑えるというか眉をひそめるというか、
結末含めて(私が知っている映画と結末が違うのも時代の流れ?)なんともいえない感が
漂いまくっている作品でした。

とはいえ、「ロジャー・コーマン作品」だからと枕詞を付けてしまえばOK的な、
そんな感覚がしみついてしまっているので(良い子は真似しない方がいいです)
白黒だけど、食人植物のオードリージュニアもまあまあ良いできじゃないかな、と
とても2日間、低予算で獲ったと思えないくらい(60年前だし)の造作です。
(ロジャー・コーマン作品にリッチな出来映えは求めていません)

で、低予算映画なので私の知らない俳優さんたちしか出ないだろう、と思って
観ていたら、サドの歯医者さんのところにやってくるマゾの患者の男性、
あれ、これってデカプリオに似たもしや若い頃のジャック・ニコルソン??
もう画面にくぎ付け状態で見ておりましたが(1960年作品です)
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その後、演技が洗練されてこの域まで達したのかなと思いました。
私が知っている1986年版ではビル・マーレイがマゾ患者を演じていて、
(サド歯医者を演じていたのはスティーブ・マーティン)
マゾなのに随分演技が違うなあと比較して思ったのですが、
落ち着いて見ていられるのはビル・マーレイの演技で、
ジャック・ニコルソンの演技はなんだか観ていてハラハラしました。(笑)

このオリジナルがなければリバイバル版もなく、ミュージカルもなかったので
ロジャー・コーマン先生には感謝の一言に尽きますが、
やっぱりミュージカルの方が(結末含めて)楽しいかな、と思ってしまった
「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(オリジナル版)」でありました。


(大好きなミュージカル版です)

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